長野市 I様邸 | 株式会社Reborn(リボーン)

夢の薪ストーブライフ

これまでずっとアパート暮らしだったIさんの家づくりで、絶対にはずせないアイテムは薪ストーブでした。



 

延床面積26.6坪という数字を聞くと、{なんか狭くない?}という声も聞こえてきますが、リビングは吹抜け&天窓で明るく、決して狭くないと感じることができます。

 

 

 



 

1千万台中程、という予算を感じさせない仕様です。

床にはサクラの無垢フローリングが。

内壁は左官塗り壁です。(ダイヤトーマス)

構造材は信州カラマツで長野県のふるさと信州環の住まい助成金を活用。低炭素認定住宅仕様として80万円の補助金の恩恵を授かります。

 

 



 

薪ストーブは松本市のエイトノット製。

1台1台を手づくりしていています。

下段に薪をくべ、上段で調理を♪

もちろん天板でも保温や煮物ができます♫

 

 

 

 



 

外壁も左官仕上げ。

煙突にも難燃性の米杉板(ウィルウォール)を張っています。

広い玄関ポーチは自転車など置いておくにはもってこいです。

 

 



 

段差3cmの玄関上がり部。

一見木のフローリングに見えますが、塩ビタイルです(Gロックフローリング)。

土足OK,水にも強く、表面は木目のようなざらざら模様で、すべりにくくなっています。

 

 



 

工事中を振り返ると、たくさんの職人さんが関わっています。

左官屋さんの荻原ブラザーズ。

Iさんからのリクエストであるこだわりの仕上げ色と、コテムラを付けた仕上げ。

 

 

 

 



 

家の中ではIさんご夫婦が文字通り泥にまみれて内壁を仕上げています。当然ながら会社勤めで、隙間時間や休日を使っての作業でしたので、ホント大変だったと思いますが、約250㎡を2週間ほどで全部塗り切りました!

立派!パチパチパチ

 



 

住宅の断熱性能はQ値=1.727

全館20℃暖房で予想される灯油消費量は740㍑。

乾燥したナラ薪換算で約190束になります。

灯油が100円/㍑とすると¥74.000

乾燥ナラ薪が¥390/束で以下で手に入れば薪の方がランニングコストは勝ちです。

 

 



 

ランニングコストのことは断熱材の厚みやら家のつくりで変わってきちゃうんだけども、結局は

「この子らのために何ができるんだろ?」

ってところが一番大事なんじゃないかな~、と感じる入魂の一棟となりました。

 

■設計・施工 しおはら住宅デザイン設計 一級建築士事務所

■延床面積 87.78㎡(1F 53.00㎡ /2F 34.78㎡)

■熱損失係数Q値 1.727 W/㎡K(QPEX計算書による)

■年間暖房用灯油消費量 744㍑(20℃設定・第3種換気)

■主な仕様

屋根:洋瓦

外壁:軽量モルタル下地+ホワイトモルタル左官仕上げ

基礎:べた基礎

躯体:土台=木曽ひのき 柱・梁=信州カラマツ

※ふるさと信州環の住まい助成金利用(CASBEE Sランク(最上等級))

※低炭素認定住宅仕様

サッシ:シャノンウインドーⅡ 樹脂サッシ LOW-E ペアガラス アルゴンガス入り

断熱材:床 高性能グラスウール16K 140mm厚

外壁 高性能グラスウール16K 100mm厚

屋根 高性能グラスウール16K 190mm厚

天井 高性能グラスウール16K 200mm厚

換気:第3種セントラルダクト方式 日本住環境ルフロ400

暖房:薪ストーブ エイトノットBQ

床:1F サクラ無垢フローリング /2F カラーフロア(合板基材)

内壁:石膏ボード+ダイヤトーマス左官仕上げ(主成分 ケルザイム)

天井:1階 ダイヤトーマス左官仕上げ /2階 構造用合板24mmあらわし

■関連業者

基礎:マルワ信濃土建(長野市)

足場:高井工業(高山村)

屋根:綿内瓦工業(長野市)

躯体:北信地域材加工事業協同組合(WEC)(長野市)

大工:青木建築(長野市)

断熱:信越ビーアイビー(長野市)

暖房:翔武(松本市)

左官:荻原プラスター(長野市)

水道:上野設備(飯山市)

電気:山崎電機設備(中野市)

ガス:岡谷酸素(長野市)

■総工費

¥1000万円台中盤 (設計費・監理費・設備工事費などコミコミ)

 

ご協力いただいたみなさん、暑い中での作業誠にありがとうございました。

おかげさまで予定通り無事完了し、Iさんもすでに引越しを終え新たな生活がスタートしています。今後もお互い切磋琢磨して、一棟でも多くの方に「自慢の我が家」をお届けしましょうヽ(^o^)丿

 

熱中症を救うのは断熱材かもしれない

異常気象と呼ぶにはあまりに長い灼熱の夏。涼しい信州といえど、これほど気温が高ければ、子供たちも外で遊べません。

夏休みも後半を迎えていますが、向かう先は映画館やカラオケボックス、デパートで買い物や屋内のテーマパークなどで、我が家の娘たちも日々を過ごしています。

「僕たちがつくろうとしている世の中はこんなんじゃない!」そんなことを心の中で叫んでみても、耐えられないものは耐えられない。エアコンを効かせた事務所でひとり、深夜にこのブログを書いています。

だいぶ工事が進んだ長野市Iさま邸新築工事。連日の猛暑日にもかかわらず、各職人さんらは本当に粘り強く手を動かしてくれています。



洋風の瓦屋根工事。本当に屋根の上は暑いです。

朝早い時間帯でどれだけ作業効率を上げられるかが勝負です。

屋根職人さんには逃げる日陰も皆無です。

 

 

 

数日後には無事屋根が葺きあがりました。

6寸勾配の単純な切妻です。

白いシートでくるまれたそれは、薪ストーブ用の煙突です。今回は難燃処理された板(米杉でウィルウォールという商品)を貼ります。

瓦の温度は約60℃。この蓄熱された温度は、陽が落ちた夜間も熱を放出し続けます。

屋根や天井できちんと断熱されていなければ、地獄の熱帯夜を毎晩迎えることになります。

 

 



早々に屋根断熱工事を。

室内での作業は、これでずいぶん楽になります。

それと、室内の大型扇風機。¥5000程度でホームセンターなどで売ってますが、もうこれは現場の必需品かもしれません。

 

 



これが本日8/18の様子。外壁が黒いのですが、これはノダ社のラスカットMという商品です。

外壁の最終仕上げはこれからですが、左官屋さんによる塗り壁になります。

ラスカットは左官の下地用ボードであり、耐力壁という地震時に踏ん張る力がある壁になっています。

 

今日は日曜日でしたが、お施主さんの奥様に塗装をお手伝いいただきました。

今回も積極的にお施主さんに工事に関わってもらっています。

単純にコストを抑える意味もありますが、いえづくりを担う職人さんらが、どういう状況で普段作業を行っているか、体感してもらえる貴重な機会だと思っています。

 

 


お家の中も、石膏ボードが貼られ、だいぶイメージが出来上がってきました。

大きな吹き抜けを持つリビングです。

玄関とを区切るドアがありません。

このお宅は、全部で4本のドア(または引き戸)しかありません。

 

断熱性能のいい家で、薪ストーブを主暖房にコンパクトに住まう。

「広い面積で部屋数がたくさんの間取りが素晴らしい」の時代は終焉を迎えなくてはなりません。



ぼくたち大人は、現状をどうこうすることはできませんが、20年後、30年後、

どういう世の中であってほしいか、理念のようなものを共有すべきなのではないでしょうか。

原発再稼働の件でも世論が真っ二つに割れてしまっている現状も、共有できていない証拠ですね。

 

低炭素住宅認定・環の住まい 上棟

久しぶりの記事アップです。灼熱地獄の倉庫で薪用保管庫=グリーンラックを黙々と出荷していました(笑)また、安曇野市穂高で先週行われた構造見学会&手作りクラフト体験会の準備や、来週から工事が始まる富山県の新築住宅の準備で、すっかり怠けてしまいました。

ちょくちょく覗いていただいている方には、ご期待にそえず誠に済みませんでした<(_ _)>

長野市徳間のIさま邸新築工事は、無事6/末に上棟させていただきました。

 



こちらのお宅、実はとても注目です。

そう、長野県産材をふんだんに使って、環境性能にも配慮した、「ふるさと信州環の住まい」に適合し、50万円の助成金を取得予定。さらに、今話題の「低炭素住宅」の認定も取得しています。これでさらに30万円の助成金上積みです!

 

 

 



大工棟梁は青木さんです。この時期まだ梅雨で、基礎内の水をかき出す作業からの建て方スタートです。

朝一番に構造材が運ばれてきました。柱は杉材、梁はカラマツ材、土台は木曽ひのきです。躯体加工は長野市のWEC。いずれも長野県の北端、木島平村産です(瑞穂木材)

 

 



棟上げ(上棟)は6/27で、晴天に恵まれました。

 

 

 

 

 



木造の家はやっぱりいいですね。

これからもどんどん長野県産の材木を利用していこうと思います。

今回は合板も長野県産材です。

 

 

 



基礎だけの状態から、こうして柱が立ち、家が立体的になると、なぜに室内が広く感じるんでしょう。

 

 

 

 



昨今では、集成材やドライビームと呼ばれる北米産の米松材が主流です。

やっぱり値段なんでしょうか。

集成材やドライビームは工務店出しで¥7万円/㎥台です。

長野県産材カラマツはまだ¥8万円台に。

 



大工さんたちは、このくらい高いところで作業をしています。

地上で見るのと大違い。一般の方はこの高さまで上がれる人、あまりいません。こぇ~

 

 

 



地上からはこんな風に見えるのですが・・・。

 

 

 

 

 



翌日、朝一番でお施主様と身内だけの上棟式を略式で行いました。

無事完成と工事の安全を祈願し、改めてお施主様も実感がわいたようです。

 

 

 



この時期は、職人さんの求める場所は日陰です。

消費増税が叫ばれる中、やっぱり駆け込み特需なのでしょうか?職人さんがあちこちで不足しています。だからと言ってやみくもに職人さんを集めてみても、品質が確保できません。

今年~来年春までの工事を予定しているみなさん、工期については慎重に検討しましょう!

 

 

 

基礎工事終了~いよいよ建て方

低炭素認定住宅の許可申請が長野県で第2号だったらしく、先日建築業界紙の新建新聞の取材を受けました。審査機関の日本ERI松本支店の担当者の方も初めての審査だったそうで、お互いにあれやこれやと模索しながら、どうにかなりました。



昨年の12月以降、さっぱり普及が進まない低炭素認定住宅ですが、いったい何が原因なのでしょうか?

世間に認知があまり進んでいないことが大きな原因かと思いますが、工務店や設計事務所側が必要以上に面倒だと思い込んでいることが大きいと思います。

省エネ性能的にはそれほど大掛かりな仕様変更を必要としませんし、私の場合、標準仕様でお釣りがくるほどで、さほど高いレベルを求められているわけではありません。

市街化区域で、3千万以上の住宅ローンを利用する方は絶対に取っておくべき申請だと思います。

長野県では「ふるさと信州環の住まい」という新築住宅に対する50万円の助成金制度があるのですが、低炭素認定住宅の許可と併用すれば、さらに+30万円もらえます。

長期優良住宅と比較してもずいぶんコストアップは押さえられ、はっきり言って「取らなきゃ損!」と感じてしまいます。

また、申請に要する書類作成費については各設計事務所が代行することになろうかと思いますが、10万円程度が目安になろうかと思います。もちろん規模や難易度でかわってくると思いますが。そこに申請手数料が別途かかります。トータル20万あれば普通の木造住宅であればお釣りがくるはずです。

やっぱり今後は大手ハウスメーカーも原則クリアしてくるレベルだと思いますので、小さな工務店はちゃんとついていかなくてはますます営業力に差が出てきてしまうとも感じます。

 



配筋検査の一コマです。

 

 

 

 

 



約2週間ほどで基礎工事がきれいにあがりました。

いよいよ来週建て方です。今回は餅まきはやりません(笑)

 

 

 



建築主のIさんも仕事の合間を縫って、見に来てくれています。

まだピンときていないご様子。

秋からはアパート暮らしから一転、ここに住むことになるんですからね~。

 

私自身もそうでしたが、「あ~ここが我が家だぁ~」と実感するのは、実際引っ越して1年後くらいでしたからねぇ。

 

低炭素認定住宅 着工!

だいぶ手こずった低炭素認定住宅の「適合に係わる技術的審査」。

1週間ほど担当の方とキャッチボールしていましたが、ようやく合格しました。

これで着工OKです。



雲一つない晴天のなか、地鎮祭が執り行われました。神主様は永らくお付き合いいただいている武井神社の齋藤様。大工棟梁青木さんも出席。

I様ご家族のご発展ご健勝と、工事の安全祈願。

 

 



いや~しんどかった。

ちょうど地鎮祭のころ低炭素認定住宅の申請をしましたが、これが許可されるまでは着工ができません。

着工予定日5/23の前日まで、許可下りるかどうかのせめぎ合いでした。

 

 



基礎工事は、お馴染みのマルワ信濃土建さんです。

社長が和田さんなので〇和でマルワだと思うのですが、ハッキリしたことは知りません。

 

 

 



和田さんの車のルーフボックスは、レベルやトランシットと呼ばれる測量機械の三脚が格納されてます(笑)

 

 

 

 



着工後4日目で、ここまで進んでいます。いや~手が早いねマルワさん!

鉄筋屋さんが来ました。

 

 

 

 



そして本日、瑕疵担保保険の基礎配筋検査でした。無事一発合格。さすがマルワさん・・・。

工事前に、和田社長と建築主のIさんを引き合わせました。職人さんは、お施主さんの顔がみえる状態で仕事をしてもらいたいのです。

 

 



建築主のIさんも仕事の合間を縫って現場へ。

いよいよ実感が湧いてきたようです。

先日Iさんから、うれしいメールをいただきましたので、ご紹介します。

 

✉✉✉✉✉✉

塩原様

お世話様です。
昨日は打合せありがとうございました。

お陰様で、予算内に収まりました。ありがとうございます。
引き続き気を引き締めてすすめます。

昨日の打合せで、各担当者様の想いや技術が
すごくよく分かりました。

世に出回る広告宣伝や謳い文句、そして情報量も
多く、正直何が本当で、何がテクニックなのかよく分かりません。

買い物はインターネットでのやりとりも多い世の中です。

しかし、出来た物だけでは分からないことや、商品開発への努力、
想い、プロセス、実際の商品は、人から人へ伝えられるべきと
改めて思いました。
その方が信頼もありますし、購入した商品に愛着も湧き、大事にする。

出会いを大事にし、想いを直接相手に伝える。

インターネット社会だからこそ、この人と人の結びつきや絆が
更に良いもの、大切なものと感じることができる世の中になっていくのでは、
ないのかなぁと思っています。

なんでも、心のある人間がつくっているから、商品にそれが伝わる。

昨日はそんな、打合せで、既に、塩原さん設計の自邸に愛着が湧いています。

今後とも宜しくお願い致します。

次回打合せのお願いは、改めてご連絡をさせていただきます。

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ほんと、その通りだと私も思います。作り手の顔が見える家づくりをしましょう!

 

薪ストーブは絶対ほしい!



もう1年以上も前でしょうか、Iさんに初めてお目に掛かったのは。

「ログハウスって看板に書いてあったから・・・。ちょっとお話しできますか?」と奥さまがご来社くださいました。普段あまり事務所にいない日中でしたが、ご縁があったのかもしれません。

Iさんは、ログハウスが夢で某社展示場に行ったようでしたが、予算的に折り合いがつかず。

希望するエリアの土地探しからのスタートでした。

家を土地から購入して建てる場合、一般的にはまず土地を買い、残った予算を建物に充てます。でもこれって実はあんまり上手な方法ではありません。そりぁあ、お金がたくさんある、借りられる方は別ですが、たいていの人は月々返済できるお金の上限があります。

生活スタイルや暮らし方の夢から、建物の規模が決まります。そこにどれだけの性能や機能を持たせるかで、建物の総予算が決まります。

そしてどこに住みたいか?

当然そこに一生涯、さらには代々住みつがれてゆくことを希望するのですからこれは重大です。お隣りさんとは一生付き合わなくてはなりませんし、困ったことにお隣さんは選べません。

建物のイメージや予算を先に押さえておき、希望するエリアから、相隣の様子を見ながら候補土地を眺める、予算を見る。

つまり土地と建物同時検討、これが基本だと思います。

しかしそのエリアは長野市内でも人気があり、なかなか販売物件として出てくることはありません。検討している総予算からすると、建物は28坪くらい、土地は50坪前後の物件が対象となってきます。ほんとうにたくさんの候補地を探しました。

そしてついに今年の年始に出てきました。良さそうな土地です。

総予算的にもなんとかなりそうです。というか何とかしなくてはなりません。かねてからの希望である、薪ストーブも絶対にはずせません!塩原、またしてもねじり鉢巻きです。1000円単位で予算を積み上げていきます。

これまでの現場監督としての仕入れ術や業者折衝の交渉術をいかんなく発揮します。

 

そんなIさんの家づくりがようやく始まります。お目にかかってから約1年半。ついに、というべきでしょう。



土地探しのころ、候補地がみつかり自ら模型を作ってご来社いただいたIさん。

しかし、この土地も結局は断念しました。

 

 

 

 

 



この土地も、他の希望者もいて断念しました。

 

 

 

 

 



ようやく手に入れたこの土地。

宅延(たくえん)付ですが悪くありません。駐車スペースも広くとれそうです。

 

 

 

 



つい先日、出来上がった設計図。

ちょと、うるっときちゃいました。

 

 

 

 



Iさんの夢に大きく近づく渾身の1棟。ついに今週地鎮祭を迎えます。