リフォーム日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

玄関ポーチ屋根でき

DSCF2034築17年の別荘がオーナーチェンジとなり、

新しいオーナー様から、

「玄関ポーチデッキに屋根がほしい」

というリクエストをいただきました。

前オーナーは、冬利用を想定しておらず、ご覧のような玄関ポーチデッキに。

落雪は避けられますが、デッキの上に雪がこんもり積もれば、

進入もしくは脱出は困難になります( ;∀;)

ここに屋根をかけることができますか?

はいできます^^

 

DSC_0196

たった1か月でこんなになるものなのでしょうか?

あ、いや、そっちではなく、緑が。

前出、下見時の写真が5/5。

つまりゴールデンウィーク真っ只中。

建物の周囲にはワラビが芽をだしていました。

そして6/9。工事途中ですが、葉がぐいんと増え、林が森になっています( ゚Д゚)

 

DSC_0218工事は1週間ほどで無事終了。

多少暗くはなりますが、やっぱり必要「ゲンカンポーチヤネ」

 

 

DSC_0195南側のデッキには、取り外し可能なデッキ階段も増設しました。

 

ここ数年、別荘のオーナーチェンジがあちこちで起こっています。

使用頻度が少なくなり、生活スタイルも変わってゆきますので必然的なことだと思います。

この別荘も、いい人の手に渡ったようで、大変嬉しく思います。

Sさん、今後ともよろしくお願いいたします。

2017.6.22 Reborn塩原(パワーゲージ7.9)

 

 

 

10年経って初めて見た。

私の自宅の南側にあった家が解体されました。

初めて我が家の全ぼうを南側から見ることが、いまならできます^^

Exif_JPEG_PICTURE今年でちょうど10年経ちました。

新築当時からアンティーク調を狙っていましたので、

実際はあまり変わってない、印象です。

煙突があると、なんだかホンワカした印象になるのだな、と改めて確認。

植栽もずいぶん伸びました。

建物にグリーンは必要ですね。

見栄えもだいぶ違います。

 

Exif_JPEG_PICTUREアプローチに芝生を張っています。

白と焦げ茶とグリーンが個人的には好きです。

木が焼けてダークブラウンに変色した感じが好きです。

庭の手入れは妻と義父にまかせっきり。

すみません。ありがとうございます。

木製フェンスはレッドシーダーの無塗装ですが、まだまだいけそうです。

花壇に使ったレンガは凍害でぼろぼろしだしてきています。

 

Exif_JPEG_PICTURE表札をどこに出すか?

我が家の場合はこんな感じで、アプローチにあるアクセントウォールに掲げています。

ほとんどの人は気づいていないかも。

ガラス製で、夜間、私が帰宅するまで照明で照らされています。

ガラスなので劣化はありません。

ブロック基材のウォールは、上面にたまったほこりで左官壁が汚れていますが、

そういうものだ、という認識です。

 

Exif_JPEG_PICTURE

薪ストーブユーザーらしく、薪ラックも2棚あります。

丸太を割らずにオブジェ的に。

縦目地の木製フェンスはお隣の方のもの。

実は我が家の裏手の方は大工さんなのです。

そしてこの度めでたく解体⇒新築するお隣さんはかつて某クレーン会社のクレーンオペ(レーター)さんです。

もうリタイヤしてしまいましたが、その腕前はすばらしく、

建て前の現場では作業効率を飛躍的に高めるクレーン職人でした。

土地を買って最初に挨拶に伺ったとき、

「あれ?なんで?」とたじろぎました。

世の中とても狭い!せますぎるぅーーー。

このブログの読者の皆さんも、そう感じません?

なんかもう、長野の盆地では悪いことは決してできません的覚悟をその時持ったような記憶があります(オオゲサダナオイ)。

塩原邸の写真 01110年前の竣工当時の写真です。

このアングルが精一杯でした。

表札脇に植えられた柊(ひいらぎ)の木は最初こんなに小さかったのだなぁ。

 

この10年間、ずいぶんいろんなことがありました。

子供たちはずいぶん大きくなりました。私も妻も10歳を重ねました。

10年後は世の中どうなっているのでしょうか?

もしかするともうおじいちゃんになっているのかも!?

そう考えると、

人生とはなんと短いものかと、

急がねばならないなぁと、

ちょっと気持が焦ります。

2017.6.15 Reborn塩原(焦度6.8)

富山市ログハウス 上棟おめ

上棟祝い、ロシア語では
Завершение рамочного праздника

であるらしい。

富山市のログハウスがついに上棟しましたぁぁぁぁ!

Exif_JPEG_PICTURE現場には荷下ろしされたばかりの加工済みログがごろりごろり。

大型車3台分を無事運び終えました。

これ、全部ひのきです(*‘∀‘)

あの森の香りが漂い、異様な空気(笑)

さあさあ、積んでゆきましょう(^^♪

 

Exif_JPEG_PICTUREでかい!

とにかくでかいログハウスだ。

建築主のRさんに最初に会ったとき、

「ほんとうは全部自分でつくりたいのだけれど、ノウハウも時間もない。どうしたらログハウスのマイホームを実現できるか。これまでもいろんなメーカーに行って話をしたけど、どの会社からもいい答えが得られなかった」とおっしゃいました。

あの時から約1年。ようやくここまで形になりました。我々は屋根の下地までつくったら、後は原則Rさんが造作します。

勝負はこれからだとも思いますが、怪我のないよう、じっくり、こつこつ進めていっていただきたいと思います。

 

Exif_JPEG_PICTURE今回のログ工事の主役はこの人、まるたんぼうの上原さん。

この仕事につく前は、某出版社の営業マンだったそうですから驚きです。

いったい何が彼を動かしたのか?

かれこれもう20年以上も前からのお付き合いですが、

年々規模を大きくしているようで頼もしく感じています。

そのたくましいお腹もね(笑)

2017.6.8  Reborn塩原(毒度2.3)

DSCF2322 DSCF2324 DSCF2325 DSCF2328 DSCF2329 DSCF2330 DSCF2332 DSCF2334 DSCF2346 DSCF2347 DSCF2349 DSCF2352 DSCF2372 DSCF2374 IMG_6115 IMG_6129 IMG_6134 IMG_6138

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE

ログビルダー・マッキー

眞子さまご婚約おめでとうございます。

核ミサイルだとか、東芝どうなる?とか、○○殺人とか、

なんとなく殺伐として、暗いニュースばかりが目立つ世の中ですので、久しぶりにポッと明るいニュースが舞い込んできました。

お相手は大学生の後輩だとか。

年齢25歳と同じのようですからイチロウしてたんでしょうか?

あ、いや、余計なことを言ってしまいましたね。

 

わたしの25歳といえば、もうそれはそれはログハウスづくりに首ったけでした。

寝ても覚めてもログハウス。

全国展開していましたので、車中泊は当たり前。

独身でしたから、なんといっても洗濯が問題になります。

下着や靴下は連日コンビニで買い求め、当時おそらく100パンツくらいはあったのではないでしょうか(笑)

 

お客さんとの打ち合わせ→木拾い(図面から材料を全て拾い出す)→工程表の作成→業者選定、見積もり依頼→材料や工事の発注→工事中も幾度となく施主打ち合わせ

 

躯体であるログ以外の材木のほとんんどを2tトラックで現場に納入し、残ったものはすべて自ら引き揚げる

そんな繰り返しの日々でした。毎月2棟ずつくらいは新たに建てていましたから、首ったけもいいところです。

 

夢の中で、材料を運んでいて、どこに降ろしていいか分からず困って、、、

目を覚ますと布団の上で材木を抱えた格好で直立している、

そんな25歳のほほえましい独身男性でした^^

 

Exif_JPEG_PICTURE昨年の大みそかに書いた、このログハウスの設計図。

年明けとともに皮むき加工をスタートしましたが、半年近くかかってようやくここまできました。

来週いよいよ富山県に嫁いでゆきます。

入梅前には屋根をかけてしまいたい考えです。

屋根の下地工事まで当方で行い、そのあとの作業全ては、原則お施主さん自らが行います。

入居できるようになるまでは数年かかることでしょう。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE木の迫力がハンパない!

それを「圧迫感」と呼ぶ人もいますが、これこそがログハウスの醍醐味。

目がくらくらしてくるほどのひのきの芳香。

なんという贅沢。

なんという悦び。

効率や経済性ばかりを追い求める現代の生産社会に対する断固たる反抗(笑)

 

 

Exif_JPEG_PICTURE木というものは四角いものではなく、

かといって丸いものでもなく、

螺旋を描きながら大地から太陽に延びてゆく、生命が持つ向上心が物質化したもの。

物体でも材料でもなく、生命そのものなのです。

 

むむむ、なんか今日はおかしいぞ、塩原が(笑)

 

 

Exif_JPEG_PICTURE加工は最終段にさしかかりました。

連日おがくずにまみれ、真剣なまなざしでチェーンソーを振るうログビルダーの姿をうらやましく眺めてきました。

いつか、もしも生まれ変わることができるのであれば、次はぜひやってみたい職業の一つが、「ログビルダー」です。

ログハウスの神と称される一人に「アラン・マッキー」がいます。

私も中学まではあだ名がマッキーでした^^

そういうことも、もしかすると潜在意識をくすぐっているのかもしれません。

木も遺伝子もらせん状にできていますから。

2017.5.18 Reborn塩原

板壁普及促進企業

IMG_5900戸隠(とがくし)に行ってきました。

冬の間にガレージの計画をすすめ、

春になったらはじめよう(^^♪!

ということになっておりました。

そろそろ・・・、

ということで行ってみましたが、

雪、まだけっこうありますね汗

 

聞けば、前日にも約10cm程降ったそうで、あやうくノーマルタイヤで行くところでした(´;ω;`)ウゥゥ

今年はなかなかタイヤが履き替えられませんね。

 

さて、昨年末より工事を行って参りました上田市のガレージ&断熱改修工事&外構工事が最終コーナーを回り、

ゴールテープが見える最後の直線に差し掛かりました。

DSC_0413無彩色の住宅街に突然ログハウス風の木の家が!

白い窓とレッドシーダーのざらざら板壁。

永遠のカップルともいえそうです(笑)

本当は戸隠の山中のようなところが似つかわしいんでしょうが、

まあ、これはこれでいいのはないでしょうか。

隣地に存在するブロック塀とのコントラストが、ザ・無機材とザ・有機材の組み合わせの妙で、

一般の方はふつう、ブロックの方が長持ちするものだという固定観念がありますが、

これがなかなかどうして、意外といい勝負だと感じています。

DSC_0282-1板壁の下には、サーモンピンクのもこもこ断熱材(高性能グラスウール16K 90mmが隠されています。

そう、これぞまさに、ザ・付加断熱。

ツーバイフォー材で壁を膨らませております。

こののち、タイベック防水透湿シート張り、横胴縁と続きまして、

樹脂サッシを付け足して、

ようやく板を張っているのです。

今年流行しているという、ぼろぼろ穴あきジーンズの下にウルトラライトダウンを着ているような!?

いやまて、板壁=穴あきジーンズ、というところは誤解することなかれ。

味がある素材、という意でとらえておくんなまし。

 

2017.4.13 Reborn塩原

基礎断熱工法について所感

最近は床下エアコン暖房など床下空間を利用しようとするメーカー・工務店が増えてきました。

それに伴い、基礎断熱を実践する、あるいはせざるを得ないケースも増えています。

もともと凍結深度が深い地域で、床下が半地下になるのでもったいない、

ここもボイラー室や物置で利用できないか、

そんな発想から、日本では基礎断熱工法は北海道発で広まっていったと認識しています。

実用はまだ30年ほどの技術で、断熱材を外側に張るべきか、リスクを考えて内側に張るべきか、

各社迷いながら施工している、というのが本当のところではないでしょうか。

 

今年初頭にドイツに行きましたが、ほとんどの建物で地下室があり、機械室や物置として利用しているそうです。

ドイツも北海道も、シロアリが生息しておらず(最近では北海道でも被害が確認されています)、基礎の外側に発泡系断熱材を張ることが多いです。

本州では、各メーカーから防蟻材が練り込まれた防蟻処理済みの発泡系断熱材が発売されていますので、大多数の作り手はそれらを採用しているのが実情です。

しかし、それらのボード状断熱材は畳ほどの大きさであり、その継ぎ目や、給排水の貫通部は少なからず隙間がありますし、材料そのものも紫外線で劣化しますから、モルタルなどで化粧することが多く、

その間からシロアリが這ってゆくという可能性も否定できません。

人間の仕事にパーフェクトはないというのもだれもが知るところ。

リスクをできるだけなくすよう、細かい部分まで目を光らせての基礎断熱工事となります。

リスク以上のメリットが何かないと、

たとえば気密性を抜群にとるんだとか、

床下にエアコンを設置して、暖房工事費を抑えつつ、床の表面温度を上げるとか、

基礎コンクリートに蓄熱させて、室内温度の安定につなげるとか・・・。

 

私は10年程前に自宅を建てました。

計画段階で基礎断熱を検討し、結論的にはグラウウール100mmを基礎の外側に張り付け、モルタルで化粧しています。

グラスウールを用いたのには当然ワケがありますが、地面が粘土質だったため、排水工事にけっこうおカネがかかりました。

当時は床断熱工法しか施工したことがなく、ある意味実験的に試みたのです。

暖房は温水パネルヒーターです。床下放熱や土間蓄熱は行っていません。

 

個人的な評価として、

・1階床の表面温度は床断熱の場合と比べて1~2℃高くなるので、あたたかいと感じる(床下の温水パイプから放熱する熱を室内にとりこめるので、ロスがない)

・期待していた、「夏のオーバーヒート緩和に効果がある」は、実感をほとんど感じない

・工事費は、雨水の排水工事費が思いのほかかかり、20万円程度は余計にかかった

・床下コンクリートが持つ水分が膨大で、初年度は床下で結露しやすいので、工事中はずっと除湿器を運転。面倒だと感じた

・床下点検はとてもしやすく(徹底して掃除を行ったので)、初年度のコンクリート臭も懸念されたが、ほとんど感じることはなかった

・冬でも床下が暖かいので、ユニットバスの洗い場床裏や浴槽裏に断熱をしなかったが、浴槽の湯は冷めやすく、やっぱりそこは断熱したほうがいいのだと感じた

・1階床になにか物を落とすと、床下で反響音があり、最初は違和感があった(もう慣れましたが)

・逸れた話ですが、床にネダレス合板を張ったので、床が堅いと感じた。膝があまりよくないので、床は柔らかいほうが好み(木が”しなる”性質を利用)

 

総合的には、コスト高の割りにそれほどメリットがないのでは、と感じた。

以降、床断熱工法を基準に考えてきた。

床断熱工法の最大の弱点は、柱や間仕切り、それに電線や配管の床貫通部の気密処理が面倒だということ。

ここさえちゃんとやれば、C値は1.0は必ず切れる。

0.5以下を目指すのであれば、やはり基礎断熱の方が手っ取り早い。

 

これまでも、多くの方から計画段階でよく質問を受けるポイントなので、参考にそのやり取りを掲載させていただきます。

 

Q.
>床断熱でプランニングされていますが基礎断熱については我が家では推奨できますか?
>冬場の室内の乾燥が気になっています。基礎断熱にして床下暖房でガラリをつけると
>湿度が安定すると聞いていますがどうなんでしょうか?

A.

基礎断熱の一番の懸念はシロアリです。

発泡系断熱材を基礎の外側に張る場合は、かなりの高確率で喰われます。シロアリ専門業者がそういいますから、ある意味彼らのえじきになっているともいえます(笑)

グラスウールを外張りする、あるいは基礎の内側に発泡系断熱材を張る、という方法もございますが、コスト的に高くなります。気密性能は出やすいので、最近は採用しているメーカーや工務店も増えていますが、基礎業者、設備業者など関連する業者たちも基礎断熱を正しく理解していないとだめです。

近くに川がある状況をみても、地下水位が高い可能性が残ります。(地盤調査で地下水位はどこかわかります)

シロアリは非常にやっかいです。基礎断熱は日本では北海道から始まりました。北海道はシロアリがいません。(最近になって札幌で少し被害が出始めています・ドイツには生息していません)
現実的にシロアリ対策として考えられる手法もあります。
ベイト工法と言いますが、疑似餌(たしかシロアリが非常に好む柳の木だった記憶があります)を建物の外周に数mおきに設置し、定期的にシロアリの有無を観察。シロアリがもしいれば毒に置き換えて巣ごと駆除するという手法です。防蟻材を練り込んだ発泡系ものも発売されていますが、全国的に見ても相当の被害が確認されており、関東のようにシロアリの活性度が高い地域では腰が引けます。
製品の歴史も浅く、まだ採用は時期尚早だと考えています。

かといって床断熱だから安心というわけではありません。配管貫通部や基礎の打ち継ぎ目から侵入するケースもあります。ただ、点検しやすいという利点はあります。基礎断熱で発泡系のシロアリ被害は、たいてい発見が遅れ、相当被害が拡大してから発見されるので、保険に加入するとはいえ修繕費が膨大です。生活者への負担を考えると保証があるから、というのはどうかと思います。

一方、室内湿度の安定ということで検討すると、第1種換気にゆきあたると思います。
熱だけでなく、湿度も移動させているものもありますが、メンテナンス(フィルター清掃)を怠ると衛生的ににやばい状況になります。ここにも相当深い話があるのですが、今の私が持っている持論でお話しをすると、換気は第3種がいいだろうと思います。(お客さんの負担が少ない・汚れた空気を室内に給気する可能性が低い)ただし、気密性を高くもたせ、風量を簡単に変えられるシステムのもので、電気料金があまりかからないもの。室内の過乾燥はやはり加湿器にたよるべきだとも考えています。そちらでしたら、長野よりも内外の温度差が少ないので、加湿器は1台、もしくは寝室にもう一台、程度だと思います。

*****************************************************

長文ご閲覧ありがとうございます。

このブログについてこれた一般の方は相当なマニアだと自負してください。建築関係者でもあんまりピンとこないかもしれません。

 

基礎断熱工法はメリットも当然ありますので、今後も研究してゆきたいと思います。

なんせチキンなんで(笑)

※基礎断熱+床下暖房を実践する場合はUa値=0.3以下にしないとアカンです^^

 

2017.3.28 Reborn塩原(毒度7)

 

木の壁が美しい

愛読者の方はお気づきでしょうが、先週の土曜日、ブログの更新を怠りました|д゚)

”春だからね~”、ということでご勘弁くださいませ<(_ _)>

 

さて、気を取り直して、今日も木の家のことを書いてゆきたいと思います。

 

私は以前ログハウスをつくっていた、というのは知る人ぞ知る事実であります。

しかしチェーンソーを振りかざすログビルダーでは残念ながらありません。

主として現場カントク。時として設計士。時として大工のようなトラックの運転手のような・・・。

わがままなお客さんの夢と理想を叶えたい一心で、コダワリのログハウスを一棟一棟つくってきました。

 

ログハウスは当然のように内外に板を張ります。少しライトなイメージにしたければ珪藻土とかしっくいなどといった左官仕上げ。

いずれにせよ自然素材で身を固めます。

リボーンの施工事例でもその血脈を垣間見ることができますが、

いまでも多分に設計や材料選定に、そのログハウススピリットが反映されています。

Exif_JPEG_PICTURE上田市の断熱改修現場では、サイディング既存壁に対して付加断熱。

仕上げ材として米杉T&Gパネル・ざらざら仕上げを。

「T&G」というのは、「オスメス」という意です。

うとぅくしいではあ~りませんか。

しかも無塗装。

ちょっとさみしいのは国産材ではないということ。

 

DSCF0057こちらが改修前の外観。

窓はシャノンウィンドウ樹脂サッシ・白い窓枠。

印象ががらりと変わって、一番喜んでいるのは、住人のHさんではないでしょうか。

「じつはぼくね~」と、

外壁のリフォームの話をいただいたとき、いの一番に木の外壁を提案しました。

「ほんとうはろぐはうすにすみたかったんだよなあ~」とHさんもご賛同。

はりましょう、はっちゃいましょう。いいねいいね木の外壁だぁ。

 

Exif_JPEG_PICTURE外壁に木を張りませんか、と持ち掛けると、ほぼすべての方が

「メンテナンスがね~」とおっしゃいます。

汚くなる、

腐る、

みずぼらしくなる、

などという風に思われていると思いますが、

20年以上この世界に身を置いていますが、ほとんど木の外壁が腐っている場面を目にしていません。

 

DSCF7495二十数年前、私がログハウス1年生の時に建った米杉ざらざら板の、最近の様子です。

新築当時にナチュラル色のオイルステイン(シッケンズ社・セトールHLS・ナチュラル色)が2回塗られましたが、その後一度も再塗装されていません。

1階と2階で色の焼け具合は異なりますが、この風合いがなんともいえず良いではありませんか!

 

IMG_4870丸太があらわしだった土台は危険な状態に陥り板金でカバーをしたわけですが、

外壁はなんら傷んでおりません。

これをみずぼらしい、と果たして呼ぶのか?

あ、確かにそういうふうに見える人もいるかもしれませんね。

じゃあ、くみちゃんに質問です(ブルゾンちえみ風(笑))。

あなたは歳を重ねることが、味がしなくなるとか(笑)、汚くなるとか、ミズぼらしくなると、

い・い・ま・す・か?

 

Exif_JPEG_PICTURE答えは読者に委ねるとします(ヒキョウナブログダナ)。

この米イタ君も、

あの欧マツちゃんも、

きっとこれからこの地で第2の人生を歩んでいってくれることでしょう(オマエズイブンオオゲサダナコノヤロ)^^

 

Exif_JPEG_PICTURE窓もお米さんからはるばる船に乗ってきてくれました。

しるひとぞしるアンダーセン。

室内側木製(パイン)、外側はプラスチックで被覆されています。

実はこの窓も私が1年生から愛用しているんです。

え?

おまえは外国のものに、かぶれすぎだって?

まあ、そういわないで聞いてください。

こと住宅建材や材木は、いまなお日本は欧米に遅れているんです(オーベーカッ!フルッ!)。

デザインしかり、機能(性能)しかり。

 

Exif_JPEG_PICTURE本来は日本にあるもの、日本でつくられるもの、

で身を固めたいのだけれど、悪いものを高くお引渡しするわけにはいきません。

これじゃいけんと感じながらも、まだまだかなわないなぁ、とへこたれ、、、。

内開きの玄関ドア(この場合、テラスドア的ですが)なんて国内にはなかなか売ってません。

特注で製作するしかないのです。

アンダーセンには普通にありました。ただ長旅にはなりますが。

20年以上も前からガス入りのLOW-Eペアガラスです。

今でこそ日本でもガス入りLOW-Eペアガラスを使う工務店が増えてきましたが、

幸せなことに、20年前初めて入った会社がすでにえらく性能の高い窓を普通に使っていたのです。

 

Exif_JPEG_PICTUREでっかい羽目殺しの窓が2つ。

いったい何をするところなのでしょうか?

(賢明な読者の方はすでにお察しのことでしょう^^)

そう、本当の主は、はるばる長旅をいましているところだとの情報を得ています。

いやまて、すでにスタンバっているのか!?

そう、もう80歳にもなるおじちゃん(ジツハオバアチャンナノデハナイダロウカ)。

満を持して、終の棲家として、どうぞ、こちらにゆったりとお住まいください。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE隣接して、やっぱりログハウス的な部屋を。

断熱もけっこうちゃんとやってます^^

床材は仏の国から。

カウンター天板は、おそらく大と小の間、つまり中の

国から(マワリクドクテイヤダナオイ)。

むふふの空間になっています。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE建物はほぼ完成していますので、あとは客人を待つばかりです。

 

ドイツでもずいぶん木の外壁がありました。

西方さんは秋田杉を全国にばんばん貼りまくっています。

長野県だと杉かカラマツか。

長さの問題、節の問題、ねじれの問題。

そういうことをあまり気にしていては、ますます使われることなく、木は、文字通り日の目を見なくなるでしょう。

 

どうすればもっと木を内外に仕上げ材として使えるのか?

社長と相談してみたいと思います。(ウチノシャチョサンザイモクヤサンケンム)

 

2017.3.14 Reborn塩原(毒度8.6)

この6年間で思ったこと

3月になりました^^

6年前の今頃、皆さんは何をしていましたか?

そして今、何を思っていますか?

 

私の六年前、2011年3月は失業していました。

3月2日はハローワークに行ったと記憶しています。

 

2月末日に当時勤務していた社長から、解雇通知を渡されました。倒産です。

工事途中や未着工の現場は十数棟。

「建築主の皆さんには私から連絡しておきますので、みなさんは再就職に向けてすぐにハローワークへ行って手続きをしてください。再就職先を見つけてあげられなくて申し訳ないが」

というような最後でした。

 

給料が3月分支払われていなかったので、私を含め、社員たちはみなお金に相当困ったと思います。

一刻も早く失業保険をもらいたい、もらわなければ生活できない。

(結果的には半年以上も経ったのち、ハチガケで手元にきたわけですが)

住宅ローンも当然あるが、今後もこの家に住み続けることができるのか。

キャッシングしてなんとか食いつないできたカードローンの返済をどうするか?

噂を聞きつけて、鳴りやまない携帯電話。

当然出られない。

自宅に来る顔見知りの取引先、職人など関係者。

 

それでも工事途中のお客さんたちには連絡が必ず社長からいくはずだ、

と思っていたのですが。(結果的にはなかった)

 

そんな、もう何が何だか訳が分からない、

どうすることもできない、

やる気も何も起こらない、

 

そんな真っ暗なトンネルにいるようなときに、巨大地震と、あの事故が起こってしまいました。

 

今だから客観視できるわけですが、その時までの約10日間、私はぐうたらな生活をしており、

朝は起きた時が朝で、

だれとも話さずに、だれとも会わずに、

眠たくなったら寝る。

無職であることをいいことに、

会社がトンだということをいいことに、

家族のことも、

施主のことも、

自分のことも、

まあどうだっていいや、と隅っこに膝を丸めてすねていたのです。

 

あれからずっ~~~と走ってきたという感じです。

自分では意識していないけれども、がむしゃらに働くことで、あの時味わった、なんとも言いようのない虚無感を忘れようとしてきたのかもしれません。

根っこにあるのは日本のエネルギー事情や省エネのこと。

より具体的にいえば、原子力発電の必要性を感じない社会と、地球温暖化がこれ以上に進行しないようにするには、

どういうことをすればいいのか、と思っています。

6年前の以前からも高断熱化に取り組んでいました。

あの時以降、世はモア断熱から、さらに省エネ機器の利用や再生可能エネルギーの活用(「創エネ」、と呼ぶことには若干抵抗があります)、一次エネルギーの消費にも着目せよ、

ゼロエネルギー、パッシブハウス・・・と、なんとなく進化しているように見えますが、実はあまりエネルギーの消費量は減っていないのではないだろうか。

 

全機廃炉が決まれば、電力も相当高くなるはず。それはそれで家計的には大打撃だろうけど、そもそも下水処理施設の建設費・維持費も含めて水や下水の単価も決まっているはずでしょう。

電気だけそうなっていない現状は、結局税金投入か、飲み屋にツケを残して子供や孫に支払いさせるようなものじゃないか。

今だにどのくらいの被害状況なのか分からず、調査もできずにいるわけですが、もうあのような事故は絶対に起こしてはならないと思うのです。

 

よく、「どれくらい断熱性能をあげればいいのか?」という質問を受けます。

実際にはその方の経済状況や考え方によってその答えは変わってしまうのですが、

できればキューワン(Q値1.0前後、Ua値0.32前後)=HEAT20での新G2レベル、が望ましいと考えています。

それらをいかに建築主が手が届くように、無理がないよう仕様に盛り込んでゆくか、

性能検討の実務レベルだとそんなことを思って設計しています。

 

小学1年生が中学に入るんだから、6年間っていえばいろんなことができるはず、できたはず。

自分の生活向上も大切ですが、社会全体が良くなる方向で考えるひと、として今後も思いを伝えるひと、でありたいと思います。

 

2017.3.2 Reborn塩原(毒度7)

カナダ杉ラフソーンが好き。

IMG_5811レジの人に、「これ、食べたことありますか?」

って尋ねたら、

「まだなんですう~^^何だか売り切れてる店もあるんですってぇ~」

あの手この手で我々の心をくすぐってきますねぇ~( ^)o(^ )

ルマンド、子供のころから大好きです。

袋入りのやつ、一人で全部食べつくしてしまいます。

1本食べたら止まりません。次男なので、遠慮していては成長できません(笑)

 

Exif_JPEG_PICTURE今日明日と、上田市で坂田木材さん主催の完成見学会が開催されています。

ご縁があってか、リボーンも今上田市で工事を行っています。

既存住宅の断熱改修と、ガレージの改築です。

奥の2階建ての建物は、窯業系サイディング仕上げでしたが、

高性能グラスウールを100mm付加断熱し、樹脂サッシ(シャノンウィンドー)を既存のサッシに重ねて取付。

防火の指定もない地域なので、ウェスタンレッドシーダーざらざら仕上げ板を縦張りします。

付加断熱は終了し、タイベックを張って一安心。サッシも取りつきました。

 

Exif_JPEG_PICTUREガレージは一部を作業部屋として、生まれ変わりました。

男の秘密基地(作業部屋)は、だれもが憧れますが、こうして具現化できる人がどれだけいるでしょう。

人生80年。私も折り返し地点はもう過ぎましたが、健康寿命はあと20年程度か。なんせ添加物バンバンのお菓子を子供のころ食べつくしてきましたから。

光陰矢の如し。

夢の丸太組に暮らすことは果たしてできるのでしょうか?

そういえば、この間、NHKのプロフェッショナルに、北の国からの脚本家、倉本聡さんが出ていましたね。

ドラマに出てくるキャラクターの全員に、生まれてから死ぬまでの履歴書を半年かけて設定するんだとか。

そうかそうか、そういう根っこが大事なのだな、と染み入りました。

 

Exif_JPEG_PICTUREだれがどう見ても「こっちが裏でしょ~」

という面を仕上げに用います。

業界では、”ラフソーン”=粗仕上げ、という風に呼んでいますが、厄介なのは裏側はそれなりにつるつるに仕上がっているのです。

だから大抵の大工さんはちゃんと言っとかないと貼り間違えてしまいます。

ラフソーンはその仕上がりの質感がなんとも言えず、よい。

まるでルマンド(笑)

塗装をする場合は、通常つるつる面に塗装するよりも、塗料の量が2倍近く多くなります。それだけ表面積が大きく、塗装が剥げにくいともいえます。

塗装をまったくせずに、無塗装仕上げとしてもいいと思います。色はシルバーグレー、さらに濃いねずみ色に変色してゆき、雨が当たるところと当たらないところでムラができますが、

腐るということはありません。ムラを気にする方は最初から黒に近い茶色で塗装をするといいでしょう。

 

Exif_JPEG_PICTURE米杉特有のこのままの色が個人的には大好きです。

白いサッシもけっこう好きです。

今回は外側が樹脂被覆されているアンダーセンという木製サッシを採用しました。

アメリカ製で、日本ではもうずいぶん永く実績があります。

もうかれこれ15年以上も前になりますが、アンダーセンは、日本のアルミサッシメーカー・トステムが代理店として販売していました。

トステムはその後販売をしなくなり、LIXILとして生まれ変わりました。

トステム、新日軽、INAX、サンウェーブ、東洋エクステリアが合併してLIXIL(リクシル)が誕生したわけですが、今後も建築資材メーカーは生き残りをかけて合併が盛んにおこなわれてゆくものだろうと考えています。ミサワホームとトヨタホームも合併しました。今後も商売敵と思われていた企業同士の合併は加速してゆくことでしょう。

 

果たしてルマンドの製造元ブルボンは生き残れるでしょうか。「ガリガリ君ルマンド味」なんて食べたくもありません。

2017.2.18 Reborn塩原(毒度1.2)

追伸~ねほりんぱほりんの番組セット(もぐらの背面)に存在する将棋の歩(2個ある)の置物の意味分かった人いる?

 

 

外壁サイディング、再塗装する位なら

本格的に大雪になりそうです泣

スキー場関係者はきっとホッとしていることでしょう。

問題は来週火曜日の天気。

ついに塩原、ドイツ初上陸に向け、日本を発ちます。

1週間ほど滞在し、断熱のこと、窓のこと、バイオマスのこと、エネルギーのこと、環境のこと、地球のこと、、、

個人的に、Rebornにとっても、何かのきっかけになればいいな、いやきっとなるはずだ、

という期待に胸をふくらませています。

 

ところで前回のブログ~ラーチフローリングササクレ

のつづきですが、工事が無事終了いたしましたヽ(*´∀`)ノ

1いや~、すごいもんですね。

これは下地研磨が終わった様子。

表面はつるつるになってます。

色目は多少むらがありますが、塗装をすればひくだろうとの判断。

 

 

2この上に水性ウレタン(つや消し)の塗料をぬってゆきます。

色がグッと濃くなったのがお分かりいただけますか?

ラーチ(からまつ)はクリアで塗装をするとキツネ色に変わるんでしたね。

木目がくっきり浮き出てきます。

 

 

3リビング、研磨後。

これはこれで美しいのですが、

 

 

 

4塗装後。

無垢のフローリングの再生というポテンシャルを感じるフローリング再生工事。

数回にわたり、ウレタン→ポリッシャー研磨→ウレタン→ポリッシャー研磨→ウレタン塗装を繰り返します。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREうって変わって、

こちらは上田市のリフォーム現場。

既存ツーバイフォー工法の住宅ですが、暖房効果を高めるため、付加断熱&樹脂サッシ取付工事を行っています。

築後16年が経過。外壁のサイディングを再塗装してほしい、というのがきっかけでした。

 

Exif_JPEG_PICTURE下地調整(シーラー)、コーキングの打ち変え、再塗装、という工程を通常踏むのですが、それでもけっこうなお金がかかります。

当時は高性能だったとも言えるアルミ樹脂複合型の窓。ペアガラスではありますが、LOW-Eではなく、ついでに、といてはなんですが、

外壁にもう一枚のダウンジャケットを着せてあげて、サッシも2重窓になりますが、樹脂サッシを加えてみてはどうか、という提案にのっていただきました(^O^)

大工には見える、サイディング外壁の向こう側にある柱に向かって木下地を止めつけます。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE窓の周りには必ずぐるりと下地を回します。

ここにサッシが取り付くようになるので、しっかりと。

え?サイディングははがさなくてもいいのか、って?

もちろん剥がす場合もございます。

が、はがさなければ、そのぶん費用もかかりませんし、耐震上も有効な面材料として残ります。

基材がボロボロしていたり、シロアリや腐れがあるとき、また柱の位置がわからない場合は、原則はがします。

 

 


この外壁に高性能グラスウール16Kを105mm厚で付加します。

外壁は外皮(断熱すべき建物の表面)のなかで最も面積割合が大きく、付加断熱の効果は、手間は掛かりますが、効果は大きいわけです。

 

そしてなんといっても熱ロスが多いのは窓。誰がなんと言おうと、やっぱり窓の性能がその家の性能といっていいほどなのであります。

この10年間で窓は大きく性能が上がりました。しかもそれほど高価でない。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE樹脂サッシのLOW-Eペアガラスは、完全に手の届くところにあります。

トリプルガラスはちょっとまだ高嶺の花。

今後10年で窓はますます進化を遂げ、平野に花をさかせるでしょうか?

ドイツでは木製のトリプルガラスがすでに主流だと聞いてきます。

新築でも、リフォームでも・・・。ウウッ

その真偽を確かめてまいります。いざ!

(ドイツからもブログ記事をアップしようと思っています。乞うご期待)

2017.1.14 Reborn塩原(毒度3)