リフォーム日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

かわるもの・かわらないもの

DSC_1254-2東御市Q1.0住宅完成見学会の初日が終了—

お越しいただきました9組の皆様、ありがとうございました^^

明日の5組のご来場予定の方々、どうぞお気をつけてお越しくださいませ。

さて先のシルバーウィーク、塩原は遠く滋賀県大津市に行って参りました。

8月にブログで紹介した、20年前に前職工務店でお世話になりましたK様邸

お盆明けよりリフォーム工事を行っておりましたが、1か月の工事が終了しお引渡し。

 

IMG_9339百年以上もこの地に存在していた納屋兼車庫を解体し、今どきのカーポートに。

木製のデッキテラスと、デッキバルコニーを総更新。

南側の窓にひさしを増設し、外壁と屋根をフルメンテナンス(再塗装)。

まるで新築のように生まれまわりました(Re-Born)(^^♪

我が家がこんなに大きかったとは思わなかった—

Kさんは、目を細めて眺めていました。

 

IMG_9406-1 DSC_1289今でこそACQ防腐剤の加圧注入技術がありますが、当時はそういった加工処理はまだなく、20年を経て木材はご覧の如くに。

今日も見学会で、「こんなに広いデッキつくっても、10年もすればつくりかえなんでしょ?」という質問がありました。

今回のKさま邸リフォームでももちろん採用されましたが、30年は長持ちするだろう木材防腐剤の加圧注入材は、ここ20年の間での建築業界にとっての、かなり大きな技術革新ではなかったか。

「木は腐るもの」という常識を打ち破ることにより、日本には最終的に木材しかないのだから、もっと利活用が促進されてしかるべきです。

まだまだその認知がなされず、樹脂製デッキやコンクリートやタイルでつくられるテラスが多いようなので、我々地域工務店は情報発信が足りていないようである。

 

IMG_9403ここ大津市は比叡山のふもとで、京都の影響を多分に受けています。

屋根の軒裏には「ベンガラ」とよばれる朱色の塗料が塗られていました。

鉄鉱石=赤い岩の粉を混ぜたものだと思われます。

インターネット販売なんてまだなかった20年前に、「ベンガラ塗料」をどうにか探し出し、現場で塗装をしたのを思い出しました。

風雨にさらされないためか、軒天のベンガラは退色もせず、この土地らしらの建物を見事に演出していました。

こういう日本古来からあるモノ、これからも活用してゆきたいですね。

 

IMG_940520年間、浴室に用いられていたペアガラス。

当時まだ、アルミスペーサーの性能が悪かったのか、20年で空気層にこんなに水が溜まりました!

このあたりもガラスをしっかり交換・メンテナンスさせてもらいましたよー(‘◇’)ゞ

 

この20年間での住宅建築業界の技術革新ベスト3~塩原の独断

1位 窓サッシの断熱気密性能向上

2位 加圧式防腐処理加工による材木の長寿命化

3位 照明器具LED化

補足で、インターネット(スマートフォン)の普及により、全国のさまざまな建材資材が検索・入手できるようになったことも相当大きな変化でした。

果たしてこの先20年で、どれほどの技術的革新が起こるのでしょうか。

住宅はもはや100年寿命のときを迎えました。

基礎や躯体は更新できないとしても、数十年単位でこうした技術革新を取り入れることがスムースに行える住宅設計思考をしてゆきたいと思います。

2020.9.26 Reborn塩原

 

 

高社山へー

本日のブログはお休みします。

理由:塩原は登山中です

2020.9.17 Reborn塩原

IMG_9220-1IMG_9211-1IMG_9213-1IMG_9232-1IMG_9233

飯山市・耐震省エネリノベーション

DCP PHOTO飯山市・長期優良住宅化リフォームAさま邸。

耐震性をアップ、断熱をしっかりして冬暖かく!劣化してるところをきちんと修繕!

すぎ板ACQ加圧注入した外壁が仕上がり、ついに足場が撤去されました。

オトコマエな感じです( ゚Д゚)

飯山市は言わずと知れた豪雪地。

現代では金属サイディングの外壁が主流のようですが、ここ数年、無垢板を貼る手法も見直されつつあると感じています。

 

DCP PHOTOこちらビフォー。

窓の数が減りました。道路付は西。西側の窓はかなり絞られました。

草もだいぶ伸びました(笑)

一度はこの白い外壁も剥がされ落ち着かない表情を見せていましたが、

構造用合板9㎜+防湿シート+高性能グラスウール105㎜+通気胴縁+すぎ板18㎜

という構成により、あたかもダウンジャケットを着たような。

 

断熱工事_200806_9-1 断熱工事_200806_5-1こうして1枚重ね着すると、間違いなく熱は逃げにくくなるでしょう。

サッシはシングルガラスのアルミサッシから、ペアガラスの樹脂サッシにすべて取り換えられました。(シャノン)

構造用合板+防湿シートは気密性にかなり効いてくるはず。

壁の中に空気の流入出をなくし、室内側から壁の中に湿気が入らないようにするこの手法は作業としてはけっこう大変ですが、耐震性もかなり向上しています。

外張り断熱は、一般的にボード状の断熱材が用いられることがほとんどですが、Rebornでは不燃性の断熱材を用いることに徹しています。

それはなぜなのか?

よくご質問をいただくのですが、一番大きな要因は”燃えない素材”であること。

漏電や雷など、万が一の火災やスパークでも有毒ガスが発生することがありません。もちろん延焼は最小限に抑えられます。

グラスウールは安価ですし、きちんとした施工を行えば、世でささやかれているズレ落ちや湿気によるカビ発生などは起こりません。

 

DCP PHOTO DCP PHOTOサビサビだったトタン屋根も、ご覧のように塗装によって復活。

あと3年遅かったらトタン屋根に穴があき、葺き替えせざるを得なかったはずです。

今年の冬はさぞかし勢いよく雪が落ちることでしょう。

落雪事故にお気をつけあれ(‘ω’)ノ

 

今月下旬の9/26,27、東御市でキューワン住宅(新築)の完成見学会を開催いたします。

本日よりご予約受付を開始しました。詳しくはお知らせコーナーにてご確認ください。

(気づきました? 新しい担当者の名前が登場しましたね☆)

2020.9.3 Reborn塩原

 

ヘリンボーン玄関ドア2号

IMG_7952広い空、いいづな町。

長野市内より2、3℃低い風が吹いていました。

とはいえ30℃前後か。

今年は季節が半月ほどズレているように感じます。はやくこいこい涼しい日々。

11月上旬に完成予定です。約二か月後。

そのころはすでに暖房シーズン。

この間に秋から冬へと移ろうのが常ですが、日本の四季はあまりにも劇的です。

台風などの被害が今年こそは起こらないでいただいきたい!

 

IMG_7995外壁がすべて仕上がりました。

大工泣かせ、建築主泣かせのオールすぎ板張りです( ;∀;)&(*^-^*)

このロング玄関ポーチを涼しい風が吹抜けます。

こういう場所こそが「吹抜け」と呼ぶべきではないでしょうか。

マイトレックACQ(防腐処理剤)が加圧注入された最近の定番材。

 

IMG_8003玄関ドア、ヘリンボーンです(^^♪

今回はアカシアの木で製作しました。なかなか見ごたえがありますな。

Rebornでは玄関ドアをオリジナルで製作しています。

とはいえ、一枚一枚すべてをゼロから作っているのではなく、ガデリウス社の面材が張られていない”ヌードタイプ”と呼ばれているスウェーデンドア既製品を仕入れ、自社で施主の好みで仕上げています。

いくつかのデザインパターンは持っているのですが、ヘリンボーンは今回で2回目。

IMG_7969室内は最終段階です。

手すりや家具などを製作しています。

いよいよ来週あたり、足場撤去か。

順調にいけば10/31~11/1の二日間、完成見学会を開催する予定です。

2020.8.25 Reborn塩原

 

 

 

オーブン付きがそそる

IMG_6888-1安曇野市穂高、キューワン住宅の新築が始まりました。

造成地の最後の区画。

敷地全体に有明砂(ありあけずな)が敷きこまれていたせいか、草が生えません!

ありがとう造成主!!

この時期の空き地は草ぼうぼうになっちゃいますからねー

 

おアース5間×3間の15坪。

外壁はまたしても板張りです(‘ω’)ノ

煙突がありますねー

久しぶりに薪ストーブが設置されます。

 

IMG_4476

夏のさなかに薪ストーブの写真で恐縮です!

今回のご採用機種はこちら。

縦長の円柱状でございます。

NORNソープストーン、

オーブン付きでございます♪

天板はじめ側面にも石が使われていて、蓄熱効果が相当ありそう。

たのしみたのしみ。

完成は12月末。間に合うのか!?

 

2020.8.8 Reborn塩原

 

飯山市長期優良住宅化リフォーム

IMG_6355飯山市・A様邸、長期優良住宅化リフォーム工事が進行中。

開始から約1か月。いまだ青いベールに包まれております。

既存住宅を「長期優良住宅」に化けさせる。

果たしてそんなことができるのでしょうか?

・一定水準以上の耐震性をもたせる

・一定水準以上の断熱性能(省エネ性能)をもたせる

・インスペクションにより指摘された劣化部分を修繕

・今後数十年にわたり、点検と修繕を計画的におこなう

以上がその要点です。

目標あと50年!

その間、1度来るか来ないかの巨大地震に備え、冬の毎日を暖かく暮らすことができ、向こう30年くらいは大きな修繕工事を必要とすることなくお過ごしいただきたい、

そう願いつつ、築30年、平成元年の家に、令和の技術を注ぎます。

IMG_6326このお宅の場合、スタート地点は水廻りのリフォームでした。

浴室をユニットバスに、キッチンがもう製品寿命なので交換したい。

トイレも汲み取り式だったので水洗化を―

育児・教育に追われた仕事を無事終え、子供達がこの家を巣立った現在、ご夫婦二人だけが暮らしています。

水廻りリフォームは当然やるとして、その次は屋根の再塗装あるいは外壁を張り替えるか、最初はそんな程度にしか考えていなかったそうです。

「断熱も絶対にやるべきだ」

そうアドバイスしてくれたのは水道屋さん(Uさん)。その後私を引き合わせてくれました。

(写真は外壁を撤去した場面)

 

DCP PHOTOこれから耐震・断熱リフォームを行おうと考えている人は、まず一歩目に外壁を剥がすことを検討してみてください。

簡単に外壁がはがせる家は、内壁を剥がすよりもずっと有利に耐震補強、断熱リフォームができます。

外壁を撤去すると、家全体の60%以上の柱を金物補強できます。

金物はむやみやたらに付けては当然ダメです。

あらかじめ計画された耐震改修計画により、算出される金物の種類はまちまちです。

コストダウンの最も有効な策は、「間取りの変更をできるだけ減らすこと」です。

 

IMG_6333浴室を解体すると、土台が腐ってしまっているところが発覚。

土台だけならよいのですが、木造の場合、土台の上には柱が乗っています。

この状態で地震がくると柱が下がり屋根が下がりかねません。

タイル張りの浴室の場合、多かれ少なかれ、土台の腐朽は必ずと言ってよいほど存在します。

絶対に見て見ぬふりをしてはいけませんし、設計者はかならず解体後に現場検分を行いましょう。

現場に行くと、図面通りにできそうにない箇所を大工に指摘されることもしばしばです。

 

IMG_7003外壁に耐力壁となる構造用合板を張り耐震性を高めました。

内壁は解体していないため、高性能グラスウール16K105㎜による外張り断熱工法を採用。

万全を期すため、防湿シートを構造用合板に重ねました。

(構造用合板を防湿シートの代わりにしてしまう方法もある)

あらたに下地を付加して樹脂サッシを取付。

イメージは既存の建物をまずは硬くし、登山用のダウンジャケットを着させてあげる。

 

IMG_7004室内側にまわると、サッシは取付箇所はこんな感じに。

一回り小さいサッシにした方が解体手間を減らせます。

なぜ既存のサッシの大きさと同じ大きさにしないの?

という質問が天から聞こえました。

実はサッシ規格寸法は最近まで各社で統一されておらず、すべて特注製作になってしまうのです。

(私の記憶では20年ほど前か)

特注品とすると、納期が約1か月以上、価格も3割増しになります。

冬の熱損失を減らす意味でも、サッシは小さくしたいところ。

あえてサイズダウンの規格寸法品をこういったケースでは採用しています。

 

DCP PHOTO1階の床下は地面があらわしとなっていて湿気っぽかったので、防湿シートを敷きました。

ここも費用が捻出できればコンクリートを流し込む方法もアリです。

この家は床下高さがかなりあり、中腰で立って歩けるほどです。

通常、床の断熱工事はある程度広い範囲の床を剥がして行うため、その費用がかかってしまいますが、こうして床下が広いと、設備配管の更新や断熱工事も容易に行えるのでラッキーでした。

 

IMG_6340グラスウールの悪口を言われる理由がコレです。

(外壁撤去時、小屋裏の様子)

袋入りのグラスウール100㎜品が敷きならべられていたハズですが、

室内からの湿気が入り込み、グラスウールは圧縮されたような状態に。

加えてネズミの仕業でしょうか、かなり荒らされているご様子。

こういうのを見て「だからグラスウールはダメ」という風になるんですね。

 

IMG_7009壁に入っているグラスウールもご覧の如く。

北村棟梁大工いわく「鼠が多数、卵焼きのようになっていた」と・・・汗&唾液

素材が悪いんでしょうか?

シェフの腕が悪いんでしょうか?

鼠が悪いんでしょうか?

 

2020.7.28 Reborn塩原

 

Go To! 屋根裏へ!

IMG_6451先週末、2棟の簡易インスペクションを行いました。

最近は、本格的なインスペクションをする前にワンクッション置いています。

建物をざっと拝見し、五感をつかって全体像をつかみます。

オーナさんあるいは依頼主の方といっしょに見て回り、

私が感じたこと、オーナーさんが感じていることをお互い意見交換するような感じ。

「あれ?ココ、こんな風になっちゃってんだぁ」

意外と自分の家のことってじっくり見たこと、ないもんです。

 

IMG_6480我が家の小屋裏点検口の位置を知らない、

ということも少なくありません。

2階の押入れの上、天袋収納の上にありましたありました。

依頼主の方にも、せっかくだからと覗いてもらいました。

怖いもの見たさもあろうかと思いますが、小屋裏は怖いですよ~。

身近なホラー劇場です(笑)。

 

IMG_6470てな具合に脅かしながら閲覧を誘導します(笑)

築41年ですが、断熱材(紙袋入りグラスウール50㎜)がきれいに並べられ、

小屋組み構造材も割としっかり組まれており。屋根野地板には合板が貼られていました。

筋交いの上端が見えて、その取付けられ強度を予測できたり、雨漏り跡がないか、柱の太さは何寸角かなど、情報の宝庫といえるのです。

 

IMG_647141年前の新築当時、まったくノーマークだった、

断熱が効かない原因の一つ=「間仕切り上部の気流止め」

ご覧のように、壁の上部が小屋裏で開放されています。この隙間にお財布落としちゃったらサヨナラです。

暖房をすればここから暖かい空気がぐんぐん昇ってきて、小屋裏が無意味に温まります。

築15年よりも前の家は、ほとんどがこうなっているハズです。頑張れる人は、ぜひ自分の家の小屋裏に入って、この壁上部の口の空いた部分に何かしらかの詰め物をすると、暖房の効きがグンと良くなるはずです。

 

IMG_6612ところ変わって古民家―。

築年数不明、だいぶ前に板金屋根で覆われた萱葺きの大きな屋根。

口伝では明治元年築というから、約150年!?

たびたびリフォームし、増築され、代々の生活を支えてきました。

「定年になったらここに移り住みたい」

ついては耐震のこと、断熱のこと、またそれに関わる費用のことなど意見交換をさせていただきました。

 

IMG_6595家のあちらこちらで雨漏りが生じており、床の傾きもそれなりに。

ここ数年の集中豪雨や、たびたび発生する巨大台風のことを思うと、

やはり雨仕舞いは重要な修繕ポイントとなります。

これらを放置していくらリフォーム・リノベーションをしても、文字通り水の泡となる可能性があるだけに、

雨漏り箇所の特定とその修繕工事は必須であるとお伝えしました。

耐震性については、最終的に地盤の強さによりますが、柱が乗っている礎石の状態にまずは着目します。

 

IMG_6573そして、最も重要チェックポイント小屋組みへ—。

合掌造りでは萱(カヤ)の状態、結わえている縄の状態、

構造体がズレていないか、雨漏りがないか・・・、Go To!

上へあがるのも、ちょっこらちょいではありません。

さあ、塩原。どんな判断をしたのか?

 

2020.7.14 Reborn塩原

 

飯山市・リ・ボーン

DCP PHOTO北信・飯山市某所。7月に入り満を持して、リ・ボーン工事が始まりました。

耐震

断熱

冷暖房

換気

水廻り機器

全てを同時に行うというすさまじい工事です。

外観2ごたぶんに漏れず、今回も図面起こしから始めました。(4月上旬)

インスペクション

リフォーム計画の提案、

見積り合わせと続き、長期優良住宅化リフォーム・高度省エネ型(補助金)へと駒を進めてゆきます。

御年60歳のAさん(家主)は、各部屋の片付けに追われた3か月になりました。

 

外観3建物の形は変えず、既存の外壁を一度全部はがし、

筋交い金物などで補強し、

全面に構造用合板を貼って耐震補強を行い、

その上から防湿シート+外張り断熱を行います。

当然既存アルミサッシは撤去。樹脂サッシをあらたに取り付けます。

外壁はすぎ板ACQ加圧注入材にて。

今回も補助金250万ゲットを目指します。(耐震・断熱・省エネ、劣化対策、維持管理の容易性、バリアフリーなどに適合すれば、その工事費の1/3が補助されるというもの。最高限度額250万!さらに子育て世代なら300万が上限に。しかも現金!)

 

DCP PHOTO DCP PHOTO冬は極寒の浴室を解体中。しかもなぜか経年で天井がじわじわと下がってきているという不気味な浴室です(恐)

しろありは発見されず。よかったよかった^^

弊社リフォームの実績では、お風呂の解体でシロアリ発見率は80%を超えています。

ド、ドドどどどどどドッ!

現場に響き渡る解体音。

なぜか心躍ってしまうリボーンの塩原です。

 

 

DCP PHOTO台所の解体前。

ネズミに天井をかじられ、

床下からもネズミアタックを受け、

床もたわみ、

30年の間この家の食生活を支えてきたこの台所も今日でオサラバ。

3か月後には「あれまー」のキッチンに生まれ変わります(笑)

 

DCP PHOTO床を解体すると、地下室のような空間があらわに。

この家、傾斜地に建っているので、基礎が高く、床下ではありますが立って歩けるほどの高さがあります。

この場合、床板を剥がさずとも床断熱工事が可能で、費用も時間も短縮できるというメリットがあります。

今回のリフォームにあたり、暖房と給湯のボイラ―を格納させボイラー室として活用します。

平成元年新築の築31年の飯山市・リボーン工事。

弊社Rebornが本来なすべき主体事業です。

最近はQ1.0(キューワン)住宅の新築ばかりになってしまっていますが、

このブログで、できるだけ詳細にレポートしてゆきたいと思います。

2020.7.4 Reborn塩原

QPEX Ua=0.36 Ua=1.97

床断熱工法における気密処理

IMG_6103-1信州の梅雨は来週から本格化か。

あちらこちらで、ツバメやスズメが忙しく飛び交っていますね。

軒下や窓上など、思わぬ場所にあっという間に巣をつくってしまいますが、

日本人ならではなのでしょうか、すずめの巣は即座に撤去する方向へ。

だけどツバメの巣は無下にできない・・・。そのままヒナが巣立つまで我慢して見守る、というのが常のようです。

なんなのでしょうかこの違いは??

日本人とツバメにはただならぬ歴史があるように思えてなりません。

 

IMG_1350住宅設計系YouTubeチャンネルを見て?

最近、「床断熱工法と基礎断熱工法のメリット・デメリット」についてお客さんからよく質問されます。

プロの世界でも意見が割れているのは確かです。

先進的な(勉強熱心な?)ハウスメーカーや工務店において、基礎断熱工法を採用している例がHP記事・ブログで目立っているため、

すっかり基礎断熱工法の方が採用が多いのかと思いきや、今も新築の7~8割程度は床断熱工法だと聞きます。

基礎断熱工法の最大のメリットは家全体の「気密が出しやすい」と私は考えていますが、

シロアリ被害のリスクが高く、床下空間も室内の一部になるため、室内空間が大きくなり、冷暖房エネルギー消費量が増えます。

 

IMG_6050ゆえに基礎断熱とするのは浴室と玄関だけにとどめ、他は床断熱工法を標準としています。

床断熱工法の場合、1階の床の下は文字通り「床下」となり、温熱環境的には”外”となります。

完全な「外」というには語弊があるのかもしれません。

子供のころよくアリジゴクを収穫した神社の境内のような床下ではなく、

現代の床下はコンクリート基礎の壁に囲まれた、なんとも謎めいた空間となっています。

虫、ヘビ、ネズミなどが生息していることも少なくないので、人々は絶対にその空間に入りたがりません。

それゆえシロアリ被害も発見できず、給排水管が不調で水漏れしていてもずいぶん長い間気づかれずにいることもしばしば起こっています。

このあたりのネガティブな印象が、基礎断熱の方が優位だと勘違いされる要因の一つなのかもしれません。

 

DSCF7891基礎断熱工法は北海道から始まったと記憶しています。

冬期地面が地中深くまで凍ってしまうので、基礎コンクリートが半地下室のようになっている状態。

大人が中腰で立てる空間を利用して、ボイラー機械をそこに入れてしまおう、そんな発想からだったようです。

床下を1階の室内環境と一体化すれば、水道管の凍結も防げるし、点検もしやすい。

変な虫なんかも一切入れない空間になる、とそんな感じだったかと思います。

 

IMG_8004私も加盟していますが、新住協という工務店の集まりで基礎断熱工法は急速に普及し、

「基礎断熱をやってない? アンタそりゃーふるいわ」

そうささやかれていたのが15年ほど前。

「いやー基礎断熱にして気密とるのラクんなったわ」

そのうちに床下にFF式のファンヒーターを設置したらそこそこいいぞ、

ストーブの代わりにエアコンはどうだ、となったのは10年ほど前。

私はそれでも振り向かずに床断熱工法を続けてきた。

そう、自宅以外では・・・(自宅ではグラスウールによる基礎断熱工法をやってみて、作業性やイニシャルコストを検証。床下温湿度のデーターを収集(15年前))

 

DCP PHOTO問題になる気密は地味な作業ではあるが、柱・筋交いの根元や配管貫通部に気密テープやコーキングを施工。

1階の粗床合板を気密・防湿層としているので、これを怠ると床下から冷気が壁の中にたやすく入り、気密性があがりません。

35坪程の標準的な住宅で、作業時間約1時間。

これをやるかやらないかで1階床の気密性が全く違ってしまうのです。

 

IMG_0717施工管理上のポイントとして、給排水の床立ち上げは、必ず前もってやっておくこと。

だから、工事途中で住宅設備機器の変更はできません。

よくフローリングが仕上がった状態で、水道屋さんが配管の穴をあけちゃってる現場を目にしますが、

それだと水道屋さん、絶対に隙間を埋めてくれません。

だから冬になるとそこからスース―隙間風。

キャビネットで囲われちゃってるんで、直接的にその隙間がどこにあるのか、住人はよくわからない。

 

DCP PHOTO柱の付け根もけっこう地味なんだけど、こんな風にテープで目張りをしておきます。

床は体重で少なからずたわんでいますので、伸縮性のあるテープかコーキングで。

「乾燥と共に、柱に割れが入ったら床下からの隙間ができるんじゃない?」

おお、するどい突っ込みですね。

たしかに。定量化できませんが、可能性は十分にあります。

 

スライド16ちなみに発泡ウレタンは気密性はありませんのであしからず。

隙間は埋まったかのように見えますが、少なからず通気してしまいます。

さらに1階合板の継ぎ目にもテープを張ります。

ここまで見てきて「あー面倒だなー」と感じた諸兄は、基礎断熱も検討してみてほしい。

床断熱工法で気密性を確保するのは、このあたりの下ごしらえ的作業が不可欠なのです。

2020.6.25 Reborn塩原

※過去ブログで張り付けた記憶がありますが、再度メリデメまとめをくっつけておきます。ご参考になれば幸いです。

スライド19 スライド18 スライド17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Reborn断熱職人の家・第20号棟・完成見学会

IMG_5685本日、長野市上松で開催したキューワン住宅、完成見学会が終了。

2014年、6年前、耐震や断熱のリフォーム業者として立ち上げたわが社は、なぜか近頃新築ばかり。

「新築ならばQ1.0(キューワン)住宅のみ」とわがままを貫き、おかげ様でこの家が20棟目の完成となります。

「え?まだそれだけだったんですか?」

という声が聴かれますが、

実はRebornとしてのポジションでは、そうなのです(^^)/

 

今日はわたくしワンオペでしたが、たくさんの方にお越しいただき、じっくりお話させていただきました。

素人が仕上げたとは思えない、内装しっくいの仕上がり、

キッチン家電・食器棚などのオリジナル造作家具の具合、

のべ床面積:31坪なのに、あらゆるキーアイテムが盛り込まれている洗練された間取り、

強化ガラス屋根葺きのリビングからアクセスする大きなデッキテラス、

きっと参考にしていただけたのではないでしょうか。

 

IMG_5683ちょとした小物にも、見学者の方数名に反応していただきました^^

新築するとあらたに購入する雑貨のひとつに「ごみ箱」があります。

厚さ5.5㎜のシナベニアのみを使用してつくったごみ箱もそのひとつ。

これ、けっこうつくるの大変なんですよ!(笑)

ペットボトルや空き缶などの資源ごみを入れておく、リビングなんかに置いておいてもダイジョウブなものにしたかった。

はたしてどうか?(笑) 実験です。

 

IMG_5680百聞は一見に如かず。

紙面・画面では伝えられない住宅の質は、やはり現物をみて確認してほしいです。

日本はついにウイズコロナの時代に突入したようです。

見学会は今後も定期的に開催してゆきたいと思います。

次回は6/27、28に再び長野市内で。

長野市三輪6・キューワン山小屋

特に軽井沢や安曇野、松本に移住を考えている方にご覧いただきたい家です。

だんだん枠が埋まってきました。ご予約お待ちしています( ^)o(^ )

2020.6.13 Reborn塩原