リフォーム日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

床断熱工法における気密処理

IMG_6103-1信州の梅雨は来週から本格化か。

あちらこちらで、ツバメやスズメが忙しく飛び交っていますね。

軒下や窓上など、思わぬ場所にあっという間に巣をつくってしまいますが、

日本人ならではなのでしょうか、すずめの巣は即座に撤去する方向へ。

だけどツバメの巣は無下にできない・・・。そのままヒナが巣立つまで我慢して見守る、というのが常のようです。

なんなのでしょうかこの違いは??

日本人とツバメにはただならぬ歴史があるように思えてなりません。

 

IMG_1350住宅設計系YouTubeチャンネルを見て?

最近、「床断熱工法と基礎断熱工法のメリット・デメリット」についてお客さんからよく質問されます。

プロの世界でも意見が割れているのは確かです。

先進的な(勉強熱心な?)ハウスメーカーや工務店において、基礎断熱工法を採用している例がHP記事・ブログで目立っているため、

すっかり基礎断熱工法の方が採用が多いのかと思いきや、今も新築の7~8割程度は床断熱工法だと聞きます。

基礎断熱工法の最大のメリットは家全体の「気密が出しやすい」と私は考えていますが、

シロアリ被害のリスクが高く、床下空間も室内の一部になるため、室内空間が大きくなり、冷暖房エネルギー消費量が増えます。

 

IMG_6050ゆえに基礎断熱とするのは浴室と玄関だけにとどめ、他は床断熱工法を標準としています。

床断熱工法の場合、1階の床の下は文字通り「床下」となり、温熱環境的には”外”となります。

完全な「外」というには語弊があるのかもしれません。

子供のころよくアリジゴクを収穫した神社の境内のような床下ではなく、

現代の床下はコンクリート基礎の壁に囲まれた、なんとも謎めいた空間となっています。

虫、ヘビ、ネズミなどが生息していることも少なくないので、人々は絶対にその空間に入りたがりません。

それゆえシロアリ被害も発見できず、給排水管が不調で水漏れしていてもずいぶん長い間気づかれずにいることもしばしば起こっています。

このあたりのネガティブな印象が、基礎断熱の方が優位だと勘違いされる要因の一つなのかもしれません。

 

DSCF7891基礎断熱工法は北海道から始まったと記憶しています。

冬期地面が地中深くまで凍ってしまうので、基礎コンクリートが半地下室のようになっている状態。

大人が中腰で立てる空間を利用して、ボイラー機械をそこに入れてしまおう、そんな発想からだったようです。

床下を1階の室内環境と一体化すれば、水道管の凍結も防げるし、点検もしやすい。

変な虫なんかも一切入れない空間になる、とそんな感じだったかと思います。

 

IMG_8004私も加盟していますが、新住協という工務店の集まりで基礎断熱工法は急速に普及し、

「基礎断熱をやってない? アンタそりゃーふるいわ」

そうささやかれていたのが15年ほど前。

「いやー基礎断熱にして気密とるのラクんなったわ」

そのうちに床下にFF式のファンヒーターを設置したらそこそこいいぞ、

ストーブの代わりにエアコンはどうだ、となったのは10年ほど前。

私はそれでも振り向かずに床断熱工法を続けてきた。

そう、自宅以外では・・・(自宅ではグラスウールによる基礎断熱工法をやってみて、作業性やイニシャルコストを検証。床下温湿度のデーターを収集(15年前))

 

DCP PHOTO問題になる気密は地味な作業ではあるが、柱・筋交いの根元や配管貫通部に気密テープやコーキングを施工。

1階の粗床合板を気密・防湿層としているので、これを怠ると床下から冷気が壁の中にたやすく入り、気密性があがりません。

35坪程の標準的な住宅で、作業時間約1時間。

これをやるかやらないかで1階床の気密性が全く違ってしまうのです。

 

IMG_0717施工管理上のポイントとして、給排水の床立ち上げは、必ず前もってやっておくこと。

だから、工事途中で住宅設備機器の変更はできません。

よくフローリングが仕上がった状態で、水道屋さんが配管の穴をあけちゃってる現場を目にしますが、

それだと水道屋さん、絶対に隙間を埋めてくれません。

だから冬になるとそこからスース―隙間風。

キャビネットで囲われちゃってるんで、直接的にその隙間がどこにあるのか、住人はよくわからない。

 

DCP PHOTO柱の付け根もけっこう地味なんだけど、こんな風にテープで目張りをしておきます。

床は体重で少なからずたわんでいますので、伸縮性のあるテープかコーキングで。

「乾燥と共に、柱に割れが入ったら床下からの隙間ができるんじゃない?」

おお、するどい突っ込みですね。

たしかに。定量化できませんが、可能性は十分にあります。

 

スライド16ちなみに発泡ウレタンは気密性はありませんのであしからず。

隙間は埋まったかのように見えますが、少なからず通気してしまいます。

さらに1階合板の継ぎ目にもテープを張ります。

ここまで見てきて「あー面倒だなー」と感じた諸兄は、基礎断熱も検討してみてほしい。

床断熱工法で気密性を確保するのは、このあたりの下ごしらえ的作業が不可欠なのです。

2020.6.25 Reborn塩原

※過去ブログで張り付けた記憶がありますが、再度メリデメまとめをくっつけておきます。ご参考になれば幸いです。

スライド19 スライド18 スライド17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Reborn断熱職人の家・第20号棟・完成見学会

IMG_5685本日、長野市上松で開催したキューワン住宅、完成見学会が終了。

2014年、6年前、耐震や断熱のリフォーム業者として立ち上げたわが社は、なぜか近頃新築ばかり。

「新築ならばQ1.0(キューワン)住宅のみ」とわがままを貫き、おかげ様でこの家が20棟目の完成となります。

「え?まだそれだけだったんですか?」

という声が聴かれますが、

実はRebornとしてのポジションでは、そうなのです(^^)/

 

今日はわたくしワンオペでしたが、たくさんの方にお越しいただき、じっくりお話させていただきました。

素人が仕上げたとは思えない、内装しっくいの仕上がり、

キッチン家電・食器棚などのオリジナル造作家具の具合、

のべ床面積:31坪なのに、あらゆるキーアイテムが盛り込まれている洗練された間取り、

強化ガラス屋根葺きのリビングからアクセスする大きなデッキテラス、

きっと参考にしていただけたのではないでしょうか。

 

IMG_5683ちょとした小物にも、見学者の方数名に反応していただきました^^

新築するとあらたに購入する雑貨のひとつに「ごみ箱」があります。

厚さ5.5㎜のシナベニアのみを使用してつくったごみ箱もそのひとつ。

これ、けっこうつくるの大変なんですよ!(笑)

ペットボトルや空き缶などの資源ごみを入れておく、リビングなんかに置いておいてもダイジョウブなものにしたかった。

はたしてどうか?(笑) 実験です。

 

IMG_5680百聞は一見に如かず。

紙面・画面では伝えられない住宅の質は、やはり現物をみて確認してほしいです。

日本はついにウイズコロナの時代に突入したようです。

見学会は今後も定期的に開催してゆきたいと思います。

次回は6/27、28に再び長野市内で。

長野市三輪6・キューワン山小屋

特に軽井沢や安曇野、松本に移住を考えている方にご覧いただきたい家です。

だんだん枠が埋まってきました。ご予約お待ちしています( ^)o(^ )

2020.6.13 Reborn塩原

 

長野市上松・Q1.0住宅完成!

ブログ再開します(塩原)

1か月ぶりの投稿です(‘ω’)ノ

建築業界で大問題となっていた設備機器の納期遅れもほとんど解消し、お客様、お取引先様とも少しずつ対面での面談、打合せを増やしています。

建築業界全体の売上高は、軒並み15~20%程度減少傾向のようですが、本当に悪化するのは今秋以降だろうと睨んでいます。

このまま収束に向かえばよいのですが、これだけ全世界に蔓延してしまうと、当然今まで通りというわけにはいかないでしょう。

私自身も、Rebornも、世の中の変化に併せて仕事のやり方・考え方をかえてゆかねばならないと考えています。

 

約8年間、週三回のブログ更新を欠かさず行ってきました。

これまで木造建築の技術者的立場から、さまざまな情報発信をしてきました。

 

Q1.0住宅の新築や耐震・断熱リフォームで達成される、暮らしやすさ。

建物の耐久性や安全性につながる設計のありかた・手法。

インスペクションを通しての、既存住宅の問題点や対処方法。

OB宅のメンテナンスや点検作業を通して見えてくる、住まい方やアドバイス。

etc.

アフターコロナの時代は、これまで以上に「住宅」というものが重要になってくるだろうと思います。

断熱や耐震といった基本性能はもとより、耐火性、防犯性、災害対策、抗ウイルス性・・・

起こりうる懸念材料に対して、ありとあらゆる対応策が求められる時代になってきました。

我々技術者は、日々勉強・仮説・実験実証・検証を行ってゆくべきですし、多くの方々に発信し情報共有をしてゆくべきだと考えます。

堅い言葉を連ねてしまいましたが、どうぞこれからもRebornのブログをチェックしてくださいね!(*´з`)

2020.5.28 Reborn塩原

 

6/13()限定的ながら、完成見学会を開催します

□Q1.0仕様の新築住宅 @長野市上松2丁目

□開催時間 10:00~17:00

完全予約制でご案内させていただきます。

ご見学希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

お名前お電話番号ご希望の時間帯をお知らせ下さい(最長2時間程度でお願いいたします)

詳細情報は追ってお伝えいたします。

※先着順とさせていただきます。時間調整をお願いする場合がございます。

※マスクの着用をお願いいたします。発熱等の症状がある方はお断りさせていただきます。

★ご予約いただきありがとうございました(6/7募集終了)

 

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築4年で断熱リフォーム

IMG_2958-12月から緑のベールに包まれていたリフォーム工事現場が完成いたしました(‘ω’)ノ

築浅=新築してからまだ5年にも満たない住宅の、長期優良住宅化リフォームです。

工事内容は、

①.断熱リフォーム(Ua値0.61→0.34)結果的に外壁の更新

②.暖房設備の見直し(エアコン→輻射熱による温水パネルヒーター)

③.換気設備の見直し(パイプファンによる局所3種換気→セントラルダクト式第3種換気)

 

Exif_JPEG_PICTURE工事前、インスペクションを行った際の外観。

窯業系サイディング+アルミ樹脂複合サッシ・ペアガラスで、片流れ屋根を持つ総2階建て。全然カッコいいです(*^。^*)

築後間もない、まだ「新築」とも呼べなくもない家をいったいなぜ?

という声が聞こえてきそうですが、初めて会った際、家主のMさんは、こうおっしゃっていました。

「冬、想像以上に寒い家で新生活が始まり、この先何十年もこの家に暮らし続けてゆくことがどうしても嫌だった」

※弊社で施工(設計)した建物ではありません

 

DSC_0003-2DSC_0009-1まずは外壁を剥がします。

むろん”超もったいない”作業です。

軒の出が短いので、窯業系サイディングの表面塗装寿命はせいぜい15年~20年。サイディングの継ぎ目や窓廻りのコーキングは10年ほどで劣化し亀裂が発生します。

基本的には10年ごとにメンテナンスが必要なつくり。

初期投資は抑えられますが、20年で2度も足場をかけてコーキングの打ち直しと再塗装すれば100万×2回=200万!

30年目ではサイディングの張替えもやむなし。

このとき200万ほどがお財布から出てゆくことになります。

合計400万・・・汗・・・涙・・・ため息。

30年後は定年退職のころか。その時には水廻りもリフォームしなきゃいけないだろうし・・・。

住宅ローンで新築って、もしかして、一生お金たまらんのではないか!?

 

DSC_0075-3外壁を剥ぐとタイベックシートと呼ばれる防水シートが存在します。

タイベックの向こう側(室内側)には元々備わっている袋入りのグラスウールがあります。

筋交いなどがあり、パーフェクトとはいえないまでも、ある程度の充填率でしたので、この袋入りグラスウールはそのままとし、タイベックの上に、防湿シートを全面に張ります。

継ぎ目は気密テープで連続させます。

窓まわりは断熱材の厚み分だけ木枠をつくり、樹脂サッシを取付けます。

3月6日

 

DSC_0082-3サッシはこれまで使っていたものを残す場合と撤去してしまう場合がありますが、

残す場合は窓を開け閉めする際に面倒ですが、窓から逃げる熱は抑制できます。

また、室内側の窓廻りをあらためて化粧処理する必要がないのでコスト的に優位です。

サッシを撤去せざるを得ない場所も当然あります。勝手口のドアや、装飾窓と呼ばれる、引き違い窓以外のもの。たてすべり出し窓はその代表です。

この写真の箇所は、2重窓になっています。ガラスが合計4枚。2重窓は防音性に優れます。

いずれにせよ既存住宅の断熱改修工事では、サッシをどうするかがとても重要なポイントとなります。

 

DSC_0111-4次はいよいよ付加断熱です。

高性能グラスウール100㎜厚品を用いました。

一般的にはネオマフォームやフェノバボードといった石油由来系の断熱材を用いることが多く、

信州のような寒冷地でしたら50㎜~60㎜厚で覆うことが多いようです。

今回は断熱材の受け材としてKMブラケットを使用しました。

弊社の新築住宅では標準的に用いている工法です。

 

DSC_0187-5断熱したら、すぐにタイベックを張ります。

グラスウールによる外張り断熱(付加断熱)は雨の日は施工できません。

短期決戦!多少のコストアップは相殺できる、というような場合は発泡系断熱ボードでもよいかもしれません。ただし火災延焼性はグラスウールあるいはロックウールに分があります。

次に外壁仕上げ材の下地ともなる通気胴縁(どうぶち)を取付けます。

今回の外壁仕上げは、ゼオン化成の樹脂サイディングとしますので、窓廻りは巾の広い材を用いています。

 

DSC_0300-6樹脂サイディングはコーキングを使用せず、素材自体の耐久性も50年以上は見込まれますので、大幅にメンテナンススパンを延ばすことができます。

現代における建築外壁資材で、理想的な外壁材の一つだと感じています。

住宅を長持ちさせよう、次の代に引き継ごうと考える人にとっては選択肢の一つになると考えています。

DSC_0331-Z工事を開始してから約2か月。

カジュアルテイストの長持ちしそうな外観があらわになりました。

本ブログ2枚目の写真と見比べてみてください。ぱっと見変わりません(笑)

サッシの色がかわったね、ってくらいしか近所の人は気づかないかも。

しかししかし、

暮らす人にしか分からないのですが、住み心地はまったく違うものになっています。

 

 

工事中の温湿度推移工事期間中、室内で温湿度を計測記録していました。

寒い時期に、住みながら工事をすることはめったにありません。

断熱職人にとってはまたとないチャンスでした。

樹脂サッシ取付と外壁付加断熱を行うと、やはり室内気温が上昇傾向に転じているのが分かります。

暖房を入れたり切ったりしているので温度(赤軸)の上下がありますが、あきらかに温熱環境が改善しています。

そして最後に温水パネルヒーターによる全館暖房をオン!

温度が上がりかつ安定。替わりに湿度ががつんと下がっています。

 

本ブログの途中で、「住宅ローンで新築って、もしかして、一生お金たまらんのではないか!?」という投げかけがありました。

初期投資でそれなりにコストをかけないと、建物を構成している素材の劣化やメンテナンスに振り回され、

冷暖房費を主とするランニングコストの影響で「なぜだかお金が貯まらない」ということになりかねません。

「要はバランス」

という一言になってしまう訳ではありますが、建築主のみなさんが賢くならないと、

営利を目的とする住宅メーカーの「いつまでも商売させてもらいます」の術中にはまってしまうのではないかと思われます。

 

2020.4.18 Reborn塩原

 

花瓶に10円玉

IMG_3315長野市三輪・N様邸新築現場。

山小屋づくりのキューワン住宅です。

工事中はこのようにシートで覆われていますので分かりませんが、外壁はすべて板張りです。

足場が外れたらならば、一風変わった外観に皆さん驚くことでしょう。

このあたりは準防火(じゅんぼうか)と呼ばれる防火地域で、外壁に限定的に板を貼った家はありますが、全面はちょっと見当たりません。

 

IMG_3316-1玄関ポーチ。

なにやら怪しい色の板です。

そう、本ブログ読者の方にとってはすでにおなじみの、ACQ加圧注入処理を施してあります。

緑色は銅(Cu)成分が含有されているからで、殺菌効果が非常に高いのです。

10円玉が銅でできていますね。

最初はあのピカピカの色ですが、緑青(ろくしょう)と呼ばれる緑色の錆びが生じ、そのあとは茶色に。

銅が水に溶けた液体を見たことがあるでしょうか。

IMG_3074まるでカリフォルニアの快晴の空のようなブルーです。行ったことありませんが(笑)

ちなみにこの板は杉(すぎ)です。

杉は数ある樹種の中で、最も加圧注入処理が木材内部まで含侵します。

ホームセンターなどでデッキ材用にこのような色がついたものが売っていますが、

ほとんどは松材で、表面だけに塗布したもので、中にまで沁み込んでいません。

ゆえに、カットした切断面やネジ止めした際の穴から木材が腐朽してゆきます。

メンテナンスはどのくらいの頻度が必要かって?

基本的に塗装や再注入のようなメンテナンスはしません。板素材そのものの”張替え”となります。

外壁木材は表面が風雨で風化してゆきます。あるいはステンレスの釘が抜けてきたりもします。

30年ほどはへっちゃらですが、部分的に割れたりねじれたりして文字通り脱落者もでてくるかもしれません(*^。^*)

 

IMG_3369家の中ではついに階段がかかりました^^

これまでNさんと数度現場にて打合せをして参りましたが、これでようやく2階も行きやすくなりました。

緩い勾配で上り下りしやすい、良い階段です。

手すりも山小屋風で計画されており、仕上がりが楽しみです。

新型コロナウィルスの影響が収まれば、6/下旬に完成見学会を開催させてもらおうと企んでおりますが、

ウッドワンのキッチンがそれまでに間に合うか?

調理台はガスコンロで、ミーレの食器洗い乾燥機だから、納期遅れが懸念されるのはレンジフードくらいか。

IMG_32742階は斜め天井を持つ変則的な空間。

高性能グラスウールのマット品による屋根断熱です。

天井高さは低いところで約1m40cm。

高いところで2m30cm程と、低めに設定されています。

 

昨年からRebornでは外壁に無垢板を張る家が急増しています。

いったい何が起きたのでしょうか?

 

IMG_3081そういえば今日ラジオを聴いていたら、

花瓶の中に10円玉を1枚入れておくと、花が元気に長持ちするそうです。

これもおそらく銅の殺菌効果によるものだと思われます。

今のこのご時世、銅がなにかの役に立つのかもしれません。

家の中は今回もしっくいです。

しっくいも殺菌・抗菌作用が期待できます。

 

2020.4.7 Reborn塩原

 

住まいを花やグリーンで。

IMG_2383-1OB宅点検で埼玉県へ(with笠井)

春です!あったかい!!

沈な雰囲気の世の中ではありますが、こんな時こそ花ですね^^



この二人、なかなか長く続きそうな感じですね♪

「しお・かさコンビは必ず雨が降る」

という定説を覆す一日となりました。

長野にはまだ彩がありませんが、ここは木々が芽吹き、桜も明日開花か、という感じです。

IMG_2371-1築15年経過。

前職の長野ログハウスで建てたPOST&BEAM工法の2世帯住宅です。

1階が親世帯、2階が若夫婦+子供2人。

新築当時この世に誕生した長男クンは高校生になっていました。

恐ろしいことです(*_*;

この日は通算2度目とのことですが、マキ割りをしていました。

学校が休み&外出できない、となればマキ割りするしかないでしょう(笑)

そう、このログハウスにも薪ストーブがあるのです。

1階親世帯はパネルヒーター、2階は薪ストーブで暖房しています。

 

IMG_23932階へのマキの搬入は楽ではありません。

北側に、勝手口へと続く外階段があります。

ついでにエコキュートを隠してます。

15年前ですが、外壁はしっくい&米杉の腰壁、窓はシャノン樹脂サッシをすでに。

薪ストーブの煙によるものだと思われますが、しっくいの外壁がススで多少なりとも汚れています。

 

IMG_0303昨年、このマキ搬入用外階段の地上付近が腐ってしまうという現象が起こりました。おが屑がボソっと出ていたために、家主のIさんはシロアリなのではないかと肝を冷やしたそうです。

単に雨水が木の断面(木口)から入り、腐っているのですよ。

今日は15年点検ですが、笠井君を呼んだのはここの修繕工事を。

 

IMG_2507-1とってつけたようではありますが、腐っている部分約10cm程を切除し、

ACQ加圧注入材を差し込みました。

土間コンクリートとの接点に黒いパッキンを挟んでいるのがミソです。これでもう大丈夫でしょう。

こういうところの階段は一般的に鉄骨でつくりますが、鉄は当然錆びますので、やはり定期的に塗装が必要です。

屋外階段はできるだけ屋根をかけましょう。

いざという時には避難経路にもなりますので。

 

IMG_2382-1深い軒の切り妻屋根ですが、屋根に異常がありました。

 

IMG_2481-1コロニアル(薄型スレート)屋根が強風でめくれています。

今日は2連はしごをつかって屋根全体を観察しましたが、

15年間ノーメンテナンスでは、コロニアルはモチません。

タカが破損ですが、台風の時にはとても危険なシロモノとなりますので、要注意です。

 

IMG_2512-124時間換気扇の本体ファンも、過去清掃したことがないとのことでしたがご覧の通り。

けっこうみっちり埃がたまってました。

不要となった歯ブラシや綿棒などで清掃します。

 

IMG_2514-1丸太の梁が露出した室内空間がポスト&ビーム工法の特徴です。

ハンモック、ブランコなど、やりたい放題です。

木の家には花や観葉植物が良く似合います。

次の冬で使うマキは、今春に必ず割っておきましょう^^

2020.3.17 Reborn塩原

WEB見学会・松本市Q1.0住宅



2020.3.5 Rebron塩原

床が冷たくない—これが245㎜だ。

IMG_0975-1Q1.0住宅新築工事@長野市三輪N様邸

上棟から約3週間経過しました。

赤い屋根。

木の外壁。

大きな木製バルコニー。

足場撤去が待ち遠しいです(*^。^*)

ここは長野市中心部。準防火地域です。

こんなところで壁に木を貼っていいんでしょうか!?

イィーんデス!!

「木の家」って、外壁にちょこっと張っただけでうたってるメーカーもあるけれど。

 

外観9完成予想図―。

これぞホンモノの木の家です(*´з`)

南面すっぱり切妻屋根!

外壁にすぎ無垢板+ACQ加圧注入材(そのまま塗装しない)

やっぱり屋根はシンプルがかっこいいですね^^

いさぎよい!

 

IMG_0998もう10日以上前の出来事ですが、床断熱材のようす。

高性能グラスウールというモコモコ断熱材を床にうずめています。

四角い穴は床下点検口がつくところ。いずれ幾度となくくぐることになるでしょう。

床断熱はRebornの標準的な工法で、世の中でも70%近くが床断熱工法みたいですね。

基礎断熱工法をとるメーカーが近年拡大してきてはいますが、まだ3割なんだそう。

この状態だと猫が迷い込んでノタウチ回った跡を翌日見ることがあります(笑)

ごくまれですが、職人さんですら・・・(笑)

ここは早く閉じてもらいたい場面ではあります!

IMG_1001Rebornの床断熱材は厚さ重視です。

他社ではスタイロフォーム(押出法ポリスチレンボード)50㎜程度が標準的か。

ここは245㎜入っています。

床下空間は設備配管がうねうねしています。

長期優良住宅の場合は床下空間の高さが33cm以上とるというルールがあります。

33cmあれば寝返りがうてます。では30cmだったらどうか?

私の実感としてこの3cmはけっこう大事だな~と感じています。

床下に33cm以上確保したうえで(弊社の場合は35cm取っています)床の断熱材(グラスウール)を厚くしたい場合はこうなるんじゃないだろうか。つまりはツーバイフォー工法。

 

IMG_1008話かわって、床合板を止めるビスについて。

最近シネジックというネジメーカーさんと仲良くしています。

普通のビスよりもかなり太く、このビスを使うとあら不思議、家が強くなるのです!

床は四面体の底とフタになる部分。特に2階の床にこのネジを使うと箱が強固に。

過去ずっと釘で止めてきました。しかも75㎜の太い釘です。

それをこのビスに代替えすると・・・、

なんと2倍以上の強度が出るというのです。

 

IMG_1020この日、シネジックの営業担当者が、こんな機械を背負って現場を訪問。

大工さんからの意見収集をしたいとのことでした。

なんでもホンダ車(軽トラ?)の荷台の板をネジ止めする工具だそう。

車の世界から住宅建築現場の世界へ—

工具慣れしているナカソネリョウタ大工。

使用感は悪くなさそう。

金額的には当然コストアップとなりますが、構造設計をしている人ならだれでもブチ当たる水平構面強度。

耐震等級3の難関は、ほとんどこのシネジックのビスで解決できるのではないかとわたしは感じました。

(とんでもない間取りでなければの話ですが)

 

IMG_0961ん?

なんだあのスピーカーは?

いや照明?

聞けば電気屋さんが自主製作した現場用の照明だそうで、

なんと電気屋さん(たかちゃん)からナカソネ大工にプレゼント!?

あんたたち、もしかして・・・汗

ちなみにほかの現場にはありませんでした( ゚Д゚)

2020.2.27 Reborn塩原

 

床下でごきげん斜め。

DSCF8268NETFLIXで一日一本の映画鑑賞を目標とする塩原ですが、

1週間に1本が現実。しかし大河ドラマ麒麟が—は継続中。

1週間に1冊読書の目標を年始に立てました。これは今のところ達成しています。

今月25日は久しぶりに登山の予定。いい感じで2020年を滑り出しています。

 

築36年の住宅をインスペクション!

床下で繰り広げられる葛藤といらだち。

果たして今回は・・・

DSCF8266深海魚か!

「床下あるある」なんですが、たまには植物が存在しています。

これは美しく残されていますな。ドライフラワーというんでしょうな。

空は漆黒の闇。

パネル工法というんでしょうか。大判の床パネルを敷きならべてこの家の床はできています。

その上に壁を組んでいっているので、なんと36年前の建物なのに気流止めが知らず知らずのうちに出来ているんです!(‘ω’)ノ

さすがは天下の〇〇〇ホーム!

DSCF8297深海10m付近で発見された奇妙な基礎面の割れ。

まるで地球温暖化により氷河が溶けて崩れかかっているようにも見えます。

地盤のせいなのか?

たはまた先ほどの植物の根っこ?

建物の荷重によって圧縮され基礎がつぶれてる?

いずれにせよよろしくない状況です。

 

DSCF8285このお宅では床下で4か所、家の外で2か所同じような基礎のクラック(もうおこうなると破壊と呼んだほうがいいかも)が確認できました。

 

原因はいったい何なのか—?

 

「内部爆裂」

そんな表現が適格なのかもしれません。

 

答えは、「中の鉄筋が錆び、膨張し、結果的にコンクリートを破壊している」状況なのです。

 

DSCF8284黒く見えるのが鉄筋。鉄の棒です。

鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄の棒が入っているんですが、

コンクリートは手のひらで押しつぶすことができないとイメージできますが、圧縮強度がめちゃめちゃ大きい。

しかし長い棒状のコンクリートのポッキーを想像してほしいのですが、ポキッと折れやすい。これは引張強度が小さいということです。

 

IMG_0803ならばポッキー(コンクリート)の中に鉄筋(=鉄の棒)を入れるとどうか。

そう、食べられません(笑)=簡単には折れず。

つまりコンクリート(セメントと水、砂と砂利の混合物)の弱点を鉄の棒がアシストしているんですね。

この画像は家の外で確認できた基礎の爆裂です。

でも普通はこうした状況を目にすることはありません。

この家ではいったい何が起きているのか?

かぶり厚さ不足」が原因です。

コンクリートの表面に近いところに鉄筋があると、建てた当初は問題が発覚することはありませんが、本来たやすく届くはずのない水分が鉄筋まで染みていってしまい、鉄筋が錆びてしまいます。錆びた鉄はかなり膨張するんです。錆びた鉄はかさぶたのようなイメージ。

その結果コンクリートが内部から壊されるというわけです。

まあ、ちょうど内部告発によってその会社がダメになちゃうのと似ています(笑)

DSCF8311”かぶり”は4cm以上とルールが決まっています。(土中では6cm以上)

これを守らないとどうなるか。

その答えがこのザマです。

基礎を壊して配管を貫通させた形跡もあり、ここも鉄筋が露出。

そのほか床下換気口や、人が通る人通口(じんつうこう)と呼ばれる基礎の欠きこみ部分でも鉄筋の露出を数か所確認しました。

この家、日本人ならほぼ100%の人が知っている、超有名メーカーが建てた家です。

当然ISOも取得し、品質の均一化・生産性向上のためいち早くプレハブ化を進めてきた最大手です。

 

DSCF8302【閲覧注意】

どこから入ったのか謎でしたが、深海探訪の最終段階でここだろうという入り口を見つけました。

合掌。

とにかくすでにここに暮らしている家族がいらっしゃるのですから、見過ごすわけにはいきません。

建築・建設に携わるみなさん、どうか”かぶり厚”を適当に考えず、基礎屋さんにまかせっきりにせず配筋検査を責任を持って実施してください!

「建物の寿命は、基礎の寿命で決まります」

私の持っているバイブル本にはそう書いてあります。

なるほどなー(´・ω・)

2020.2.18 Reborn塩原