リフォーム日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

こんどは黒

恐ろしいほど暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本当に暑いとされる時期はまだこれからだというのに・・・。

これまでエアコンなしでずっとやってきた方々から、

「今更ですがエアコンつけたいです連絡」が数件ありました。

長野県は一般家庭におけるエアコン普及率は60%だと聞いていますが、今後はどんどん上がってゆくことでしょう。

『夜になってもなかなかすずしくならないなあ』

そう感じている人も多いはず。

「夏は暑いもの。汗をかくことも必要なこと。」

そういうトークも、もうできなくなってきております汗

DSC_0054さて、デッキの改修工事@飯綱。

20年という間、風雪に耐えたウエスタンレッドシーダーのデッキですが限界を迎えました。

お役目お疲れさまでした。

これまで補修でなんとかだましだまし使ってきてもらいましたが、床板に穴が開くくらいになってきており危ない状態です。

 

DSC_0036同じ材種ですが、傷んでいるのと何ともないものが存在。

床板は大丈夫でも、その下の骨組み材が腐っていることもあるから厄介です。

当時はまだ発売されていなかったACQ加圧注入材をおすすめし、

多少部材費用は上がりますが、今後メンテナンスが必要でないことをご理解いただき採用されました。

 

IMG_0390根太(ねだ)と呼ばれる骨組み材に棲みついた黒あり。

山にはけっこうあちこちで見かけるのですが、

腐った木の柔らかいところを巣にしていることもよくアリます。

先週から白アリばかりみていたので、若干新鮮さを感じています(笑)

この方たちもある程度は木を食べてしまうそうですから、あまり喜ばしいことではありません。

せっかく築いた城ですが、さようなら。

 

IMG_0430土台、根太、床板すべてをACQ加圧注入材(長野県産すぎ)を使って更新しました。

奥様のためにと陶芸小屋をD.I.Y.で建てたSさんは数年前にガンで他界しました。

私はまだ20代だったということでしょうか。

Sさんの構想をお聞きし、私がある程度の詳細図面を書いて、木拾いをし、見積もりをし、材料を納品し、

取っ掛かりだけSさんと一緒に作ったことを、今でもはっきり憶えています。

大工工事はあまりやったことがない、と言っていましたが、工具の使い方はのみ込みが早く、

あっという間につくっちゃった、という印象でした。

 

わたしってもうその頃からD.I.Y.推進してたんですね( ゚Д゚)

 

IMG_0444「もうこんな広くなくていいから」

と、だいぶ規模は縮小しての住宅棟デッキ改修となりました。

雨が落ちるところはデッキはすぐに腐る。

デッキ床で跳ねた雨水が土台を腐らせる。

屋根の谷から雪が落ちてデッキが壊れる。

 

いろんなことを学び、最後はこうなりましたよ。

天国にいるSさんは、どんな風にこの最終形を見ているだろうか。

 

2018.7.20 Reborn塩原

 

スケルトンリフォームという響きが好きではない。

IMG_8170久しぶりにYKKAP長野ショールームへ行きました。

ありましたありました、外観木目調のAPW330。

聞けば樹脂製のフレームに木目が印刷されたシートを張り付けているんだそうで、

本物の木製サッシに見えなくもない!

でも果たしてどうなのか?

長いあいだ屋外で太陽光線にさらされ、色褪せ・剥がれなどほんとうにないのか?

傷が付いた場合の補修はできるの?

 

IMG_817245°カット圧着部分もかなり精巧です。

「う~む・・・」とうなされるものがあります。

通常この圧着部分は樹脂がはみ出るのですが、はみ出たバリはカッターやサンダーで削り取るようです。

シートを張ってから削るのか、削ったあとでシートを張るのか?

いずれにせよあんまり目立たないな、これは・・・。

 

IMG_8171いまのところブラックウォールナットとチークの2色。

まだ出荷は少ないとのことですが、みなさん私のようにまだ物見見物状態なのか。

ちなみにここ長野ではシルバー(プラチナステン)色が最も多いんだそうです。

時代ですかね。

私がこの業界に入ったころは、とにかく「ゴールド」。

金色こそがかっこいい!そんな時代でした。

室内ドアも含め最近はメッキりゴールドは採用が減りました。

あれはあれで私は好きなんですがね、実は。

DSC_0038ところで長野市で進行中の、耐震・断熱・水回りリフォームの現場。

1階の解体工事がほぼ終わり、なんとも言えない表情を見せておりますのでみなさんにも。

いわゆる”土壁(つちかべ)”です^^

味わいがありますね~、深いっすね~。

30年以上もこの家は土で囲われてきました。

建てた当時はすでにグラスウール断熱材はかなり出回っていたはずですが、この時分でもまだまだ泥壁も残っていたんですね。

土壁の中に埋め込まれた筋交い。

今回はまずこの筋交いに金物をつけるところからスタートです。

この画像をよく見ると壁の四隅が凹ってますね。ここに金物をつけたんです。

 

DSC_0027窓だらけだった南側にもあらたに柱を立てて、構造用合板を基本通りに張りました。

既存筋交いに金物取付、柱の上下に金物取付、あらたに壁を増やして面状のボードを釘止め。

これでだいぶ建物が揺れにくくなるのです。

考えてみれば”耐震”って、何十年にいっぺんあるかどうかの大きな地震の時のためにやること。

筋交いだって金物だって、その時のためだけに付属させるもの。

この作業を無駄だと思わないこと。

だって命を守るためのものだから。

DSC_0023ある意味シートベルトと同じことか。

シートベルト着用はいまや道交法で義務化されていますが、古い家の耐震はまだ義務化されてるわけじゃない。

古い車でシートベルトがない車だってこの世の中にはあるはず。

でもきっと車検とおらないよな。

ところで耐震は備えるものだけど、即効性があるのはなんといっても断熱。

断熱改修された家に暮らした人は必ず感じる、その暮らしやすさ、省エネ。

だから耐震改修をやるときは、断熱改修もセットでぜひ行っていただきたいと思うのです。

 

DSC_0046解体は最小限に抑えて、既存の外壁の上から断熱しようとしています。

壁の中の土壁はそのまま残しています。

巷ではスケルトンリフォームという呼び名で、柱だけ残して内装も外装も全部撤去するやり方もあるようですが、

そこまでするとかなりの費用になってしまうのではないでしょうか。

解体費もかなり膨れ上がってしまうのではないでしょうか。

「どこまで戻るか」、それが大規模リフォームの重要なテーマだろうと考えています。

 

DSC_0049こうしたスケルトンに近いリフォームは、新築と同じくらい費用がかかると思われているフシがあります。

私は目安として、同規模同性能の新築住宅を建て替える場合の、約半分の費用で済ませたいと常々考えています。

ゼロから発想できるフリープランの新築は、それはそれでもちろん面白いのですが、

いままでそこにあったものが劇的に変わってしまう様は、ある意味爽快です。

このような耐震断熱改修工事をはじめてから15年になります。

私には師匠と呼べるような人が社内にいないのですが、

先人達が手間暇かけてつくったこうした建物を、一部とはいえ解体し、覗き見し、

その仕事の続きをさせてもらえるのは、現場そのものが師匠に匹敵するよな、ありがたいなあ、

そんなふうに思っています。

2018.7.12 Reborn塩原

 

 

 

長野県の耐震改修が一気にすすむ。

DSC_0003長野市で耐震・断熱・水廻り一新リフォームが始まりました。

今回も国土交通省による、「長期優良住宅化リフォーム・高度省エネ型」の交付申請を行い、補助金250万円をゲットする作戦です!

亡き父の残してくれた築36年の木造軸組み・土壁仕様。ラッキーなことに、新築当時の建築士さんがたまたま知り合いで、当時の図面などをお借りできました^^

外壁に断熱材はまったくありません。

一般診断法による耐震性能評価は0.33。Ua値がこれくらいなら言うことありませんが、

耐震評点0.3は、震度5強で大破あるいは全壊する恐れありで、命の危険もあるのです。

 

DSC_0001土壁に埋め込まれた筋交いは、当然金物が付いておらず、大きな地震の際には壁からブワンと跳ねだして効かない、ということがしばしば報告されています。

土壁も、多少地震の揺れに対抗する要素にはなりますが、厚みが均一でなかったり、年月とともに相当割れていますから、安直に耐震要素に加えないほうがいいと思っています。

 

DSCF5128逆に、外壁に塗られたモルタルや、サイディングボードなどは定められた数値以上に耐震に役立っているのではないか、と個人的には感じています。

そうはいっても決められた強度でしか計算はできません。安全側で、過少評価するしかないのです。

 

 

DSC_0046この家は、地面も不同沈下があり基礎が大きく割れています。

加えてシロアリ被害も過去にあったので、思い切って床下に全面コンクリートを打設します。

その際鉄筋を入れ、現状の布基礎の立上り部分に差し筋アンカーを打ち、いわゆる”べた基礎”にしてゆきます。

これ以上地盤が沈下しないようにしつつ、床下からの湿気防止、シロアリ予防に有効です。

 

taisin-2ところで長野県による耐震改修のプロ向けセミナーで、先日大変なことが発表されました!

今年の9月より、大幅に耐震補強の手法が緩和され、これまで認められなかった工法を採用しうるようになりました。

左の画像は、一般の方が見てもまったく理解できないと思うのですが、

つまり床や天井をはがさずに、耐震補強をすることが想定されています。

実に耐震リフォーム費用の半分くらいが、解体とその復旧費用であることはご存じでしょうか。これでは耐震改修工事が進むはずがありません。

以前からこうした工法は、別の自治体(県・市町村)では東海から関西にかけて多く採用されてきており、

心配の種を一刻も早く改善したいと願う市民の救いとなっていたのです。

残念ながら長野県はこれまで認められていませんでした。

したがって、耐震診断の後、耐震改修費用の見積もりを取るところまでは進んでも、「どうせ生きている間に来るか来ないかわからない地震なんて」とか、

「どうせいつかは死ぬんだし」と自己防衛思想で自身の気持ちをごまかして先延ばししてきたのではないでしょうか。

 

taisin-1「できるだけ解体せずに、低コストで耐震補強をする方法」にようやく長野県も賛同し、

予定だと今年の9月より認定工法を大幅に増やす方針だそうです。

新しく追加される工法には、さまざまなバリエーションがあります。

これらをうまく使いこなすことができれば、ほんとうにこれまでの半分程の費用で耐震改修工事が実施できるかもしれません。

一気に耐震補強工事の需要が高まる可能性があります。

耐震診断を受けたが、まだ補強工事を行っていない方、私が担当したお客様にも何人かいます。

ぜひ早めに再度耐震改修工事の実施検討をお願いいたします。

長野市の昭和56年以前に建てた木造住宅の耐震改修工事はぜひ、リボーンにご用命ください!

 

2018.7.3 Reborn-Studio一級建築士事務所 一級建築士 塩原真貴

 

 

 

モスグリーン、なぜなのか?

IMG_7999マイデスクには地球儀があります^^

「コロンビアってどこだ?」

赤道直下で暑そうなところです。

いや~、予想がまったく外れてしまいました!汗

ハンドで一発退場とは厳しいスポーツなのね、、、サッカーって。。。

野球やテニスに続き今大会からビデオによって主審を助けるシステムになっているようで、

「だったらモニタールームで審判やったら?」って、思ってしまうのは私だけでしょうか?

そりゃ~間違いのない判定は大事だけど、果たしてこれっていい事なのでしょうか?

 

IMG_8001第二戦の相手、セネガルはアフリカ大陸の西端にありました。

首都ダカールは、パリ・ダカールラリーでお馴染みとはいえ、

モーリタニア?

オートボルタ?

知らない国がたくさんあるなあ・・・汗

こうしてくるくる眺めていると、なんと日本のちっぱけなことか。

がんばれニッポン!予想は相変わらずネガティブで1-2で敗退と予想しておきます!

 

DSCF7998さてさて、屋根の再塗装(リフォーム)のお話を。

コロニアルと呼ばれる平板スレート板の屋根をみどり色に再塗装をして1年後。

たて筋状に黄色く変色してしまいました泣

塗料メーカー、塗装屋さんも首をかしげています。

いったいなぜ?

どなたかわかる方がいればぜひ教えてください。

 

IMG_7909手直し工事のため、足場をかけました。

高圧洗浄の直後です。

なんとなく亀の甲羅のような・・・(笑)

地上で見るよりも色ムラが顕著です。

う~む、、、。

色々しらべてゆくと、どうもやはり緑色がうまくないのか?

結局確たる原因がわからずじまいになってしまっています。

 

IMG_7913こちら天体望遠鏡ドームです。アルミのドームはニッシンドームという愛知県のメーカー製で、15年前わたくし、工場に施工前打合せに行きました。(あ~、なつかしいなあ)

手が真っ黒で、くたびれた作業服を着た社長が、ぱぱぱっとその場でCADで図面を書いてくれました。

それがものすごくカッコイイ!

これだ!って思いましたね~。設計ってこういうことだ、ってね。

 

ぱかっとこのドームが開き、そこに天体望遠鏡を据え付けて星を眺めるのです。

ひゃひゃ~、なかなかロマンチックですね(*´з`)

平たい屋根の部分はFRP防水です。

こうしてみるとやっぱアルミってすごい素材なんですね。

15年経ってもなんともないようです。

無機材のすごさはこれですな。

 

DSC_0030今回は焦げ茶色でリカバリーさせていただきました。

どうなるんでしょうか?

しばらく経過を観察してゆきたいと思います。

 

2018.6.23 Reborn塩原

 

 

 

長もちする暮らしやすい木の家

DSC_0014信州も梅雨入りしました。

でも山にはまだ雪が残っています( ;∀;)

御嶽山のふもと、三岳村OB宅、デッキテラスのリボーン工事が無事終了いたしました。

旅館・黒澤館の部屋からの眺め、最高です^^

撮影したのは新入社員の中曾祢クン。

初めての一人出張でしたね。

 

DSC_0019デッキのつくりかえはほぼ私が行ったのですが、

「あとは頼んだ」と、塗装を任せて一足先に山を下りました。

初日、二日目と雨で塗装がほとんどできませんでしたから、

丸々塗装を彼一人で行うことになったのです。

「クマにおそわれないように」

と言っておいたので、ラジオを聞いていたようです、スマホ&ブルートゥーススピーカーで。

このあたりは現代っ子ですね。あ、ゲンダイッコはすでに使われていない用語でしたっけ?

IMG_7892宿泊した黒澤館のことを書いておきます。

個人的に”かなり”おすすめの宿です。

初めての出張で、こんなところに泊めさせていいものなのだろうか、

そう感じてしまう程でした。

一般的に職人宿は、一泊¥6,000~¥7,000が相場なのだと思っています。

黒澤館はそれに比べると少しだけ高いんですが、

食事の品数、味、バランス、品質、そしてなによりお米がおいしい(^^)/

ビールも”生”がある!キンキンに冷えている!!

部屋も清潔できちんと整っており、大浴場は10人くらいは同時に入れるのではないでしょうか。

 

 

DSC_0005いえいえ、宣伝を頼まれたわけでは決してありません。

ただ声を大にして言いたい。

これからの時代は、こういう旅館こそが生き残るべきだ、と。

ナカソネ君は漬物が食べられません。

この地方には「スンキ」という名産の漬物があるのですが、残念です。

なんとか克服してほしいと思います。

 

DSC_0031さて、

月末完成見学会を開催する松本市蟻ケ崎のY様邸の足場が撤去されました。

サンロードと呼ばれる大通りに面しているので、けっこう目立っています。

今日は30度を超える、とても梅雨入りしたとは感じられない快晴でしたが、

ガリガリクンを食べてなんとか乗り切りました^^

とってもいい家に仕上がってきていますy

 

DSC_0005すでに暮らしているかのように外構が整っている感じですね^^

南側に開口部(窓)をバシバシととっています。

「なんだか想像以上に、かわいいデザインですね。」

という建築主からの感想メールが届きました(‘ω’)ノ

そう、しょっちゅう言われるのですが、

「これって、塩原さんの設計? なんかすごいギャップですね」

 

DSC_0027個人的には、道路に面する東側のこの感じが気に入っています。

美ヶ原が遠くに見え、松本市街地の夜景もきれいに見えるんです(^_-)-☆

見学会のご予約もすでに入ってきているようです。

「長もちする、暮らしやすい木の家」

そんなキャッチコピーになるのかもしれません。

女性スタッフが、見学会の準備を進めてくれています。

ご来場、お待ちしております。

2018.6.7 Reborn塩原

 

デッキの再生工事(Deck was Re-born)

IMG_7757あんびりーばぼーっ!

雪が降りました!!

なんとゆ~ことでしょう。

展望地点より御嶽山をのぞむ。

山小屋からの情報ですからたしかです。

今日で5月も終わり。早春の木曽郡三岳村・築16年のOB宅へ。

DSC_0006下見に行ったのはゴールデンウィーク直前の1か月前。

先ほどの写真と比べると、なるほど、この1か月でなんと緑が増えたことか!

山奥にたたずむ、どこか懐かしい感じのポスト&ビームです。

屋根は赤。壁はしっくい真っ白。

柱・梁・腰壁はウォールナット色でまとめられています。

防腐剤を塗布して作られたデッキもそろそろ更新を、ということになります。

 

IMG_7750このころはまだACQ加圧注入材のデッキ材などなかった時代ですから、

まあせいぜい15年くらいの耐久性だといわれていました。

しかし場所によってはこんな風に穴が出来てしまい危ないのです。

落ち葉でデッキの表面にはコケが生え、滑りやすくなっています。

だからといってデッキを作らない、タイルで、人工樹脂で、というのは興ざめです。

ログハウスにはやはり100%ウッドデッキがあるものです。

 

IMG_7745今回はデッキの作り方を覚えてもらおうと、

新入社員ナカソネを連れて、なんと大工はこのわたくし!

やるときはやるのです!!ふふふ(‘ω’)ノ

しかし初日から雨・・・泣

真新しいカッパを着て、いざお泊り♡

 

IMG_7751実はデッキをつくりかえる際の、重要なポイントは、

「いかに早く解体するか」

です。

すべてビスで固定されているのですが、

ビス頭をなめてしまったり、途中で折れてしまうことが頻発します。

その一か所にこだわっていてはだめなのだよナカソネ君!

 

IMG_7749デッキの作り方を教える前に、

まず「デッキのどこが腐っているのかをみよ!」、と。

そう、デッキをつくりかえる、といってもすべての木が傷んでいるわけではありません。

この画像は手摺用の柱の根元。簡単にボキっと折れてしまいました。

水が抜けにくい仕組みになりやすく、地面からアリの攻撃にあいやすい。

 

IMG_7746床板の裏も、ねじの穴からじわっと水が差し込み、腐りやすいのです。

白いのはカビの一種。

ネジを打ってあるくぼみにはコケが生えておりまして、

ビスの頭を探すのに苦労するところもあるほどです。

床板は割と簡単に交換ができますが、その下の根太(ねだ)と呼ぶ骨組みが腐り始めると、デッキの全更新が必要となることしばしばです。

IMG_7748床板どうしが突きつけになっているところも腐りやすい。

ここは木口(こぐち)と呼ばれ、木の断面から水を吸ってしまいます。

まあ、このあたりの情報は、いつも本ブログをご覧いただいている方にはすでにご理解いただけているはずです。

それにしても緑色ですね・・・泣

 

20180531221655-0002ところで今回宿泊した、三岳村の「黒澤館」さん。

こちら、ぴか一です!

料理は最高においしいです。お風呂もすばらしい^^

私、こう見えても1年のうちけっこう民宿、旅館、ビジネスホテルにお世話になるのですが、こちら、過去20数年のうちで、ベスト3に入るほどです!!

IMG_7760少なくとも200年以上前の掛け軸が、床の間に飾られていました。

覚名行者(御嶽神社HPより)書。

旅館のあちこちが生け花で飾られ、イワナのまるごとから揚げは絶品!

一足先に私はデッキ再生工事を終え、ナカソネはああ、、、今日も泊っているのです。

食レポは後日あらためて本ブログでご紹介したい考えです。

木曽地方に出張する際にはぜひ!

ふたつとない良宿です^^

三岳村の黒澤館。御嶽山9合目の石室山荘も黒澤館の男衆がまかなっているとのこと。

う~む、こちらへもぜひ行ってみたいが、この時期に雪が降るとなると、、、腰引

 

2018.5.31 Reborn塩原

 

床断熱材245㎜。いいかも^^

DSC_0028奥志賀高原へ行ってきました!

もちろんお仕事です。

標高1500mの木々はまだ芽吹いたばかりで、下界の様子と異なります。

「さわかや信州」という表現がここではピタリ。

こんな私でもさわやか青年の気持ちになれるのです( ^)o(^ )

 

DSC_0010昨日は雨の飯田市M様邸。

日本ERI(第三者機関)による現場検査が行われました。

いよいよ来週は6月。

衣替えですね~

梅雨ですね~

という訳で外回りの防水工事がほぼ終了しています。

 

DSC_0043サッシが取りつき、骨組み状の室内ですが、

もう石膏ボードを搬入しました。

このタイミングでボードを入れてくれと大工さんにせがまれたことはありません。

クレーン付きのユニック車を所有しているとのことで、

窓を付ける直前におおよその石こうボードを室内に入れてしまいました。

聞くところによると、建て方時、つまり骨組みを組む段階でもう入れちゃうこともあるようですが、

雨がたくさん降った場合は恐ろしいですね、やっぱ・・・。

 

DSC_0084その足で千曲市のM様邸へ。

こちらは建て方から約10日が経過し、床の断熱工事の真っ最中。

ピンク色モコモコはご存知高性能グラスウール16K品。

「いきなりステーキ」というお店が最近流行っていると聞きますが、

「いきなりステーキ風、床断熱工事」を実施するのがリボーン流。

壁よりも床を先行して工事するやり方は、ツーバイフォー工法の利点を在来工法に持ち込んだ、いわばオリジナル工法なのです。

お腹が減っていると、これが霜降り肉に見えて唾液が出てきたリするからアラ不思議(笑)。

DSC_0079床には245㎜の厚さを入れています。

しかも根太(ねだ)間隔は45cm。

普通は30cm間隔ですが、熱橋縮小を優先しているのです。

「これで床がもつのか?」というご質問を玄人の方に言われることしばしですが、

15㎜厚のフローリングを張ればちょうどよい硬さに仕上がります。

木材の利点の一つ、

「しなること」。

これを少なからず感じることができる程度が、膝や足首にいいと信じています。

 

DSC_0054志賀高原での仕事が、想像以上に簡単に終わってしましました。

琵琶池に佇むしおはら。

たまには心を落ち着けることがこうしてあるのです、作業服ですが(笑)

 

2018.5.24 Reborn塩原

 

千曲市M様邸キューワン住宅

IMG_7614文字通りの五月晴れー^^

本日千曲市M様邸無事上棟いたしました!

午前中、白馬方面で割と大きな地震が発生し、現場も震度3だったか。

多少ビビりながら(ダイクサンソンナフウニハミエナカッタゾ)の組み上げ作業となりましたが、

建て方初参加の新入社員ナカソネのおかげか(笑)、

深い軒の出の、耐震等級4相当の頑丈な家が姿をあらわしました( ^)o(^ )

 

IMG_7617そういえば私もありましたね、初の建て方参加の時が。

かれこれ20数年前。

ゴールデンウィークのさなか、マシンカットログハウスの建て方でした。

メンバーは私を入れて実質3人。ログハウスは壁に積んだ丸太がそのまま壁になるわけですから、

1段1段積む際に電気配線をしなくてはいけません。

そのため、プラス電気屋さんが1名。

その電気屋さんとは今でも仕事をいっしょにやっていますが、もうおじいちゃんになってます、はい。

あの時はたくましかったな~柳澤さん。

実名を出してしまいましたが、たぶんこのブログを見ることはないでしょうから(笑)安心してください!

20年の時を超えて、柳澤電機さんにはこの千曲市の現場も担当していただきます(^^♪

 

IMG_76223寸勾配の切り妻屋根。

軒の出は全周3尺(約900㎜)。

この道路から見た面は東面なので、向かって左は南。

南の軒の出は4尺(約1200㎜)で設計しました。

バルコニーを覆いかぶさるような大きな軒の出です。

垂木(たるき)と呼ばれる屋根の下地になる骨組みは、

ツーバイシックス(2”×6”)という部材を用いています。

ログハウスでは定番ですが、木造在来工法ではほとんど用いません。

そう、枠組み壁工法(ツーバイ工法)の為の部材なんです。

最近ではホームセンターでも売ってますよね。

ツーバイシックスの断面は40㎜×140㎜です。

ツーバイザイはザンネンながら国産材ではありません。ヨーロッパや北米産です。

ツーバイ材を用いるとなにか良いことがあるのか?

DSC_0075そらぁーあるんですよ(^_^)/

まず長さの規格ラインナップが豊富です。

3m、3.6m、4.2m、4.8m、5.4m、6mと60cm刻みでごく普通に流通しています。

日本では普通3mと4mしかない。5mとか6mといったものは特殊なので、極端に単価が跳ね上がります。

加えて、やはりその価格が魅力的(*‘∀‘)

建築資材を生産管理するということで林業が集約化され、生産性も良い欧米に、

日本の林業や製材業界は完全に遅れをとっているともいえるかと思います。

材1本1本に一定の品質が保証されており、刻印までスタンプされています。

DSC_0064だがしかし!やっぱり私は日本人!

最終的には自分の家族が暮らす日本の為になるようにしてゆかなくてはなりません。

土台は長野県産のひのきを。

柱にはこの地域で伐採されたすぎを。

梁や桁には長野県の赤松にまじって、北米の米松も混ざってはいますが、

出来るだけ日本を木を使うようにしつつも工法の合理化や作業性、コストパフォーマンスも重視しています。

 

DSC_0068ご存知の方も多いと思いますが、

Rebornの社長は坂田木材の専務サンを兼任しています。

地元産の材木の調達は坂田木材で。

多少は安く仕入れられていると思うので(笑)、

その分断熱はぶ厚く、省エネ性能を高める一助になっています。

天井は高性能グラスウール300㎜、屋根は250㎜、外壁は205㎜、床は245㎜。

でも本当に神経を使っているのは実は耐震性。これが悪ければ元も子もありません。

実のところ、これほど欲張りな基本性能を持たせた家は相当コストもかかります。

坪単価80~90万が一般的だと思います。

これをいかに安く作るか。

そんな実験をこの家でも試みてゆきます。

表紙用外観暖房:PS製温水パネルヒーター+太陽集熱器熱交換&補助用灯油ボイラー

冷房:壁掛けルームエアコン

換気:ダクト式第三種全館常時換気

給湯:LATENTO太陽熱集熱システム&補助用灯油ボイラー

これだけ押し込んで、坪単価税別68万はなかなか優れモノではあるまいか。

2018.5.12 Reborn塩原

 

【告知】4/26に事務所を移転します。

3月の中旬から密かに行われていた、リボーンの新事務所の改装工事がほぼ終了いたしました。

ご協力いただいた関係者、職人のみなさん、誠にありがとうございました^^

長野市稲里町田牧にございます株式会社RebornならびにReborn-Studio一級建築士事務所は、

これまで建物の3階でしたが、2階に引っ越します!

住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスなど、なにもかも変わりません。

 

つ、つ、ついにこの日がやって参りました^^

2014年6月に開業し、苦節4年もの間、シングルガラスのアルミサッシ、鉄骨造で冬はとても寒い、夏はとても暑い・・・、

温熱環境的にはどこにでもある事務所ではありましたが、ひろ~いデッキテラスや、アットホームな間取りで、お客さんには

「これはこれで・・・」というご評価をいただいておりました。

しかし、わたしを含めスタッフ全員、やはり3階まで毎日何度も上り下りを行うというのは大変なものでした。

特に露天下の鉄骨階段は雪や雨が降ると恐怖の階段となりまして、深夜におよぶ設計作業の後、

息を殺して階段を降り、「あ、忘れ物!」といって再び昇っていく時などは、ひじょーに切ない気持ちにさせられました。

 

IMG_73794月2日に入社した新人ナカソネも、早速カーペット張り作業に駆り出され、

現場作業を通じて会社、社会に溶け込みつつあります。

以前3/22のブログで断熱改修の様子をレポートしました。

外部足場をかけることなく、室内側からの作業のみで改修する方針を取りましたが、

やはり最大の断熱効果が期待できる部位として、

はたまた作業的には最大の難関が、実は「窓まわり」でした。

 

IMG_7375幅約3.3mの横長、4枚引き違い戸(既存)

アルミサッシでガラスは3階同様シングルガラス。

ここからかなりの熱が出入りしていることは明白です。

しかもこれが3か所に存在。

延べ床面積24坪のオフィスには大型エアコンが3台も設置されていました( ノД`)

「この窓をどうするか?」

ここはやっぱり1枚全面トリプルガラスのFIX窓を採用したいところ。

しかしいかんせん重いはず。

IMG_7397さらに室内側に搬入経路がない…汗

そういった経緯があって、結局2枚に分けることにしました。

アルミサッシの既存枠はそのままで、可動障子を外して撤去。

問題は雨漏りをしないよう、防水をどうとるのか?

風が強い立地条件なので、3枚ガラスとはいえ、ガラスは風があたれば少なからず変形し、雨漏りのリスクはけっこう高め。

 

IMG_7389ヨーロッパ製の木製窓に似せて、

窓の内側に木の枠をまわしました。

この枠にまず30㎜×30㎜の角材(外押縁)を四方に設置。

接点にはうす~くコーキングしてあります。密着性が大事です。

この押縁の内側に防水材であるEPDMパッキンを張ります。

このEPDMはスポンジ状で粘着テープがついており、耐候性にすぐれ、耐薬品性もよし、止水機能ももちろん良し、

価格も良し!(笑)

 

IMG_7381次に既存サッシの下枠をカバーするよう、外側にドイツ製のアルミ水切りを取り付けます。

アルミ水切りは新築時に採用しているもので、いつもより出幅が小さいもの。

既存住宅の利用では初登場です^^

水切りの立上り部分にはこれまたゴム製のパッキンが付属しており、

枠との密着性に役立っています。

 

IMG_7394 1次にL型アルミバーで押縁と水切りの立上り部分をカバーします。

2枚ガラス同士のあわせ目には方立(ほうだて)と呼ばれる部材を立てました。

耐候性を考慮しここはアルミ製で。

雨がほとんどかからない軒下などであれば木製を使っても大丈夫かと思いますが、

ここは2階。

将来的にメンテナンスがほぼできないと想定しての判断です。

 

IMG_7405ここにトリプルガラス(ガラス3㎜-空気層11㎜-ガラス3㎜-空気層11㎜-ガラス3㎜。総厚31㎜のガラス!)を設置し、木の押縁で押さえます。

もちろん室内側にもEPDMパッキンを。

ガラスを内外両側からEPDM付き押縁で挟む、

ただそれだけです。

ガラスを入れ終えた瞬間、室内が急に静かになりました^^

木枠付きの木製トリプルサッシは購入すれば、このサイズで1窓50万はくだらないかと思います。

それが約半額くらいでできたように思います。

羽目殺し(FIX)でよければ、この手の窓は現場製作した方が安上がりです。

また輸入窓の場合は、納期が3か月なんていうのもザラですが、3層ガラスのみあれば実働三週間で入荷されます。

IMG_7403当然ながらガラス同士は接触させてはダメで、

1cm程度のクリアランスを設け、地震時などお互いが接触しないようにしています。

そしてその間の隙間は発泡ウレタンを充填。

ここミソですから真似する方は怠らないでください。

これ入れないと正真正銘のヒートブリッジ(熱橋)ですから熱ロス大ですからね。

 

このあと木製の方立を、やっぱりEPDMパッキン付きで、ガラス同志を挟み込むように固定。

これで最大の難関工事は無事終了。

昨日はけっこう横殴りの雨が降りましたが雨漏りはいまのところありません。

 

IMG_7408ミニキッチンはウッドワンを採用。

無垢オーク材扉で、カウンタートップはステンレスバイブレーション加工。

水栓金具はあまり真面目に検討しませんでしたので、ついたのを見てびっくりしたのですが、

黒い水栓金具です( ;∀;)

床はタモ無垢材、自然オイル仕上げ。

少し硬い、野球のバットで使われる樹種です。

窓にはYKKのプラマードUという内窓を付け、結果的に2重サッシとなっています。

 

IMG_7411洗面台もウッドワンで。

「無垢の木の洗面台」という呼び名で、

既製品の洗面ユニットと組合せ造作洗面台の中間どころを希望する方にとっては、”アリ”な手法。

ユニットはやだ、

でも造作は高くてだめ、

そういうニーズに応え得るものだと感じています。

 

IMG_7406最後の仕上げどころ、玄関土間。

一般的にはタイルを張ることが多い部位ですが、

今回は実験的に塩ビシート張りにしました。

格闘中の新人・ナカソネショウイチくん!

数枚失敗して数量不足が懸念されましたが無事貼り終えていい顔してました^^

背中が現場カントク風でなかなかよいです。

 

今後Rebornで建築予定の、建築主によるDIY作業の参考に、壁と天井の西洋しっくい(フェザーフィール)のローラー塗装風景をYouTubeで。いずれ本ブログで全ぼうを明らかにしますが、断熱改修を考えている人はぜひ冬にでも、3階と2階の差を感じにくてくださいね^^






2018.4.19 Reborn塩原

 

 

 

耐震・断熱リフォーム@中野市 完。

先週は甲府・春の陣をお伝えして参りましたが、

今回は長野県の北部、中野市の断熱改修工事が終わりましたのでレポートします^^

 

平成元年新築だそうなので、築後ちょうど30年。

最初にお目にかかってヒアリングしたのは昨年11月のこと。

 

施主、リフォームのポイント

 

Exif_JPEG_PICTURE・内壁の下の方に発生するカビをどうにかしてほしい

 

・室内がいるが臭い

 

・玄関ドアが閉まる時、すごいがする、結露ひどい

 

・キッチンのレンジフードが汚い

 

IMG_7149・現在2重サッシだが、開閉が面倒だ

 

・床は現在畳だが、無垢のフローリングにして、ソファーを置きたい

 

洗濯モノを干す専用のスペースがほしい。居間ではなくて

 

冷暖房器具の新調

 

・ユニットバスの交換

 

気分的にリフレッシュできるように内装をガラッと変えたい

 

 

リフォームの施工者側(コメント)

 

・内壁の下の方に発生するカビをどうにかしてほしい

→壁下部の気流止めが必要。居間と浴室・洗面脱衣室を軸に断熱改修を提案

 

・室内犬がいるが臭い

→居場所を決め(犬専用部屋)をつくって換気扇を

 

・玄関ドアが閉まる時、すごい音がする、結露ひどい

→ドアを構成しているアルミ部材が緩んで、ドアを閉めるとその反動で部材がガタついている

ドアクローザーがおかしい。断熱効果の高い玄関ドアに交換をおすすめ

 

・キッチンのレンジフードが汚い

→プロペラファンで外気との遮断性がなく、30年経過するのでモーターも寿命を超えてる。シロッコファンに交換

 

・現在2重サッシだが、開閉が面倒だ

→樹脂サッシに交換。大きな開口で耐震性が心配なので、耐力壁を一部つくりつつサッシ交換

 

・床は現在畳だが、無垢のフローリングにして、ソファーを置きたい

→部分的ではあるが、床・天井を中心に断熱・気密。壁には袋入りグラスウールが入ってはいるので、気流止めにより効果がでるようにする

 

・洗濯モノを干す専用のスペースがほしい。居間ではなくて

→現在ほとんど使われていない廊下を物干しスペースとし、洗面脱衣室と一体化する

 

・気分的にリフレッシュできるように内装をガラッと変えたい

→ログハウス(山小屋)風に内装はオール板張り(パイン)。癒しアイテム=シーリングファン設置

 

Exif_JPEG_PICTURE DSC_0001まずは玄関ドア。

洋風輸入住宅系のアルミドアは30年間お疲れ様でした^^

ドア本体はガデリウス社のスゥエーデンドアでウレタン断熱材60㎜が芯に入っておりU値=0.9。

Rebornオリジナルドア(eZ-DOOR)として面材にウエスタンレッドシーダー無節材を縦張りにして自然オイル塗装。

窓ガラスがないので、サイドライトは造作で製作しました。

これにあわせてこの面の外壁もレッドシーダーざらざら板を貼りました。

壁にあいた郵便受けは迷いましたがこのままで。

その代り室内側に一工夫しました。

DSC_0031 DSC_0032新聞・郵便物の風除室。

私もよく近隣挨拶でいろんな家を回りますが、

この手の郵便受け口金にチラシを差し込む際に、

「落下しないか?」

「挟んでおいた方がいいのか?」

手を挟まないように恐る恐るです(*_*;

これまで郵便やさんは突っ込みタイプの人だったそうで、たびたび下駄箱とのせま~いところに落下。

「これなら落っこちなくていいわぁ~、この上に何かキーホルダーとか置けるしね」

とは、この家の守衛室長=おばあさんのご感想(^^)/

 

Exif_JPEG_PICTURE DSC_0003南側の窓連発はやめにして、一部は耐力壁に。

アルミサッシ・シングルガラス+内窓樹脂・シングルガラスは、それなりに断熱・防音効果がありますが、

開閉はかなり煩わしい。

この2重窓は、塩原の実家でもそうだったんですが、母親は毎日ガラスについた水を拭いてましたね。

気密性が中途半端に良くなるので、外側も、内側も両方のガラスに結露していました。

たまたま家の近くを高速道路がきちゃったもので、きっと防音の為の対策費で2重窓にしたんでしょうね。

そうはいっても当時トリプルガラスなんてのはなかっただろうし、異厚のペアガラスなんてものの存在すら知る由もなかったのです。

とにかく一度で開閉ができる窓がいいですね。

断熱改修で内窓設置=2重窓にする場合は、締め切る(FIX)つもりでいたほうがいいかもしれません。

 

DSC_0041ちなみに、断熱改修ゾーンと、そうでないゾーンを仕切る建具は一工夫が必要です。

できれば明かり取りのない、つるんとした表情にはなってしまいますが、芯に断熱材が入った建具を製作しましょう。

いわゆる断熱戸と呼ばれるものです。発泡スチロール的な断熱材がたとえ2cmでも入っているのと入っていないのでは雲泥の差です。

廊下に面するところなど、採光を必要とするところは、「中空ポリカ」と呼ばれる、段ボールのような構造を持った樹脂製の大判の板が世の中には売っています。

最近では大型ホームセンターのDIY窓断熱リフォームコーナーなんかに置いてあるのも見かけます。

単にガラスをはめ込むよりもそれなりに断熱効果が期待できます。

ペアガラスをはめる、という手も当然ありますが、建具自体が重くなり、何かがぶつかったときに割れる可能性も高いのです。

チェッカーガラスのようで、洋風の部屋には中空ポリカがフィットします。

 

内観3計画時に作成した室内イメージパース。

「ログハウス風にして!」

「いずれマキストーブもつけたい!」

というリクエストにお応えして、床・壁・天井をパインで仕上げ。

Exif_JPEG_PICTURE

ビフォー

 

 

 

 

DSC_0043アフター

 

 

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE内観7DSC_0050ビフォー&イメージパース&実際。

お~、かなりCGパースが実際に近いですね^^

手前の柱は、坂田専務(わが社の社長)セレクトのひのき生き節材。

なんでも相当レアものらしい。

その向こう側にあるのは既存の柱を4面ヒバ材で囲ったもの。

最近個人的にかなりはまっているデザイン柱で、つるんとした普通のきれいな柱にするよりも、空間アクセントとなっている気がして、好みです。

黒いラインになっているところはあらかじめ溝を掘っておき、そこからビスで相手材を引っ張って固定。

その溝に何色でもいいんですが、今回もケヤキ材にダークブラウンをあらかじめ塗装しておき、ボンド固定。

「はしら~のきぃず~は、おととしの~♪」が聞こえてくるようです(ナゼダ?オマエヘンテコダゾ)

 

 

Exif_JPEG_PICTUREDSC_0028雑多なものが吹き溜まりとなっていた廊下を洗面脱衣室につなげてしまいました。

奥の方で居間とつながっており、突き当り左にはFFファンヒーター&エアコンが設置されています。

 

DSC_0047-1この暖気誘導がもしもうまくいけば、洗濯物がずらっと並んだ廊下に温風が吹抜け、洗濯物がいい具合に乾くのではないか。

さらにうまくいけば、浴室や洗面脱衣室、トイレが並んだ水廻ソーンに暖気が行き渡るのではないか、そう想定しています。

計画では、このFFファンヒーターとエアコンを隠すように折り戸を設置し、開度を調整してみてはどうかと企んだのですが、ひとまず折り戸は保留。

一冬このままで試してみようということになっています。

開度が容易で羽根の角度調整も容易なブラインドや、無双(むそう)と呼ばれる引戸あたりもいいのではないかと現場からはアイデアがでています。

 

IMG_7290IMG_7287

Exif_JPEG_PICTUREついでといっては何ですが、ユニットバスも入れ替えました^^

30年もするとやっぱり工業製品はくたびれてきます。

床下で排水の部品が割れており、旧ユニットバスの下は5cm程もヘドロ状の水が滞留しており、

この寒い時期でも異臭を現場に放っておりました。室内の湿度が高かった原因はこのあたりにあったと思います。

「やっぱりお湯が冷めにくいわ。まだ寒い日があるけど、お風呂に入って寒いと感じなくなった」

という感想を聞くことができました。

弊社のホームページやマイベストプロ信州のコラムを見て、私の元には寒い時期ちょくちょく「お風呂が寒くてどうしたらいいか」、「ハウスメーカーに改善を求めても「これが普通だから」と相手にされないので、自分でユニットバスの下に断熱しようと思うがどうしたらよいか」という相談が舞い込みます。

ほんとうのことを言えば、こんな風に設置前に断熱してあれば、それだけでずいぶんお風呂の冷えも抑えられますし、湯船のお湯も冷めにくくなるのですよ。

 

約2か月に渡る冬期間中のリフォームでしたが、幸いたいした雪にも見舞われず、

ほぼ工程表通りに工事を遂行できたこと、関係者のみなさんにこの場を借りて御礼申し上げます。

住みながらリフォームということで、お施主様のご家族のみなさん、ご協力ありがとうございました。

工事の最終段階での水廻りリフォーム(ユニットバス・洗面台・洗濯機の入れ替え、トイレ手洗い器の新設)を行いました。

ちょうど10日間入浴ができない状況でした。ご不便を乗り越え、こうして暖かく使いやすい、新しいお風呂に浸かることができ、気持もあらたに新年度を迎えることができたかと思います。

気分一新、新たな暮らしを愉しんでくださいね^^

禍福は糾える縄の如し

いつかマキストーブ、付けてくださいね!

2018.4.10 Reborn塩原