新築日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

現代版ムロ

Exif_JPEG_PICTURE新築住宅~松本市のM邸では断熱工事が始まりました。

外壁付加断熱(高性能グラスウール16K・100㎜厚)が終了しております。

サッシや玄関ドアも設置が完了し、戸締りができ安心です。

工事現場では時として大工さんたちの道具や材木・建材が盗まれたり、

あるいは最近では放火などという物騒なことが起こります。

ですから戸締りができるまではある意味無防備な状態なわけで、

監視カメラを取り付けるようなメーカーも出始める始末。

 

Exif_JPEG_PICTURERebornでも社用車にはドライブレコーダーを設置していますが、

これからは現場にもそのような録画機能を備えないといけない時代なのか?

建築主のみなさんには、設計打合せの段階で民間の防犯施設、

セコムさんとか綜合警備さんなど、有料の防犯サービスを受けるかどうかヒアリングしています。

長野県内で新築する場合、ご採用は少ない方ですが、それでも10年前に比べるとけっこう増えてきていると思います。

ところで室内では外壁の柱間、充填断熱工事が始まっています。

 

IMG_1948一言でグラスウールといっても実はいろいろな種類のものが存在しています。

Rebornの家ではほとんどの場合、高性能グラスウールと呼ばれるものが使われています。

あえて言葉を付け加えるとすれば、「ハダカの」高性能グラスウール。

防湿の役割をもつビニールの袋に入っている製品もありますが(それを袋入りグラスウールと呼んでいます)、

正式にはカット加工した袋は気密テープでいちいち修復しなくてはいけないので、かえって手間がかかります。

正式には、と言いました。

世の中ではかなり多くの場合、袋(ビニール)をカットしてもそのまま修復されずに壁はふさがれている様子は散見されるためです。

寒冷地における室内側の防湿は高断熱住宅の基本でありますし、メーカーがカタログなどに記載している施工要領にもちゃんと書いてあります。袋入りグラスウールのカット個所の修復はかなり面倒くさいし、だれもやりたがらない。

ですからハダカのグラスウールをカット加工してはめ込み、後で防湿シートを全面に張ることによって気密性のいい(隙間風が起きない)壁になるのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE窓の周りには「先張りシート」と呼んでいる防湿シートを、窓をはめ込む前に張っておきます。

この先張りシートを柱間にハダカのグラスウールを入れ、防湿シートを全面に貼り、気密テープで連続させます。

窓の周りは隙間風が発生しやすいのですが、こうしてシートを張っておくと万全になります。

高性能グラスウールと普通のグラスウールの違いは繊維の細さにあります。

繊維が細いほうが断熱性能が高く、またどのくらいの密度で製造されているのかにもよって、性能は微妙ではありますが分類されています。

 

Exif_JPEG_PICTURE密度は1㎥あたりの重さで表示され、私は密度16kg/㎥のものの採用がほとんどです。高性能ではない普通のグラスウール(=昔よく見かけた黄色い色のグラスウール)は10kg/㎡です。16kg先には24kgや32kgなどと連なりますが、金額も二次曲線で上がります。

性能に比例して金額が上がればそれはそれで理解できるのですが、厄介なことに密度が大きいものをチョイスしてもそれほど断熱性能が上がらなかったりする場合しばしばです。

今もなお、最もコスパがいいのは、高性能グラスウールの密度16kg/㎥だと感じています。

「なぜグラスウールを採用するのか?」

先週の完成見学会でも質問いただきました。

ズバリ、安いのと安全だからです。アンアンなのです(笑)

 

Exif_JPEG_PICTURE安全は、「燃えない」、「長期にわたって劣化しない」という無機材であるガラスの特性からきています。

あと付け加えるとするならば、「誰にでもどこでも手に入りやすく、誰でも工事ができるから」。

専門業者で責任施工もいいのですが、建築現場は新築現場だけではありません。

浴室だけのリフォームや、床の部分的な張替えなど、小規模な工事もたくさんあります。

むしろそうした工事のほうが全体としてみれば多いのではないでしょうか。

そんなちょっとした工事であっても、断熱は当然やるべきでしょう。

すぐに入手でき、(大工さんが担うことになると思うのですが)誰でも施工ができるのは大切なことです。

ところでこの床に穴が開いた状態なのですが、断熱材を用いての、ちょっと新しい試みを紹介します。

 

IMG_1922これがその工事中の様子なのですが、

床下のいわば外の空気を利用した現代版”ムロ”の製作風景です。

高性能グラスウールで囲われた箱をつくり、正面にはペアガラス入りの樹脂サッシを取り付ける予定です。

当然このムロの外側には防湿シートで覆うことになりますが、この中はいわば床下。

日頃床下に潜ることの多い私は肌で感じているのですが、床下気温は年間を通じて非常に温度変化が少ないのです。

真夏でも15℃程度ではないでしょうか。家の中央付近ならなおさらです。

真冬でも床下は零下にならず5℃前後だと思います。

つまり年間を通じて5~15℃と、外気温にあまり連動せず安定しています。

床下エアコンや温水暖房の配管がある場合は当然そうなりません。

このブログのヘビー読者の方はもうお分かりですね。

床下収納庫の凸型とでもいうんでしょうか、天然冷蔵庫とでも呼べばよいのでしょうか、

あ~でもやっぱり「ムロ」がいいな。

ムロはすぐ近所に鎮座することになるメイスンリヒーターの給気を行うためでもあるのです。

一石二鳥、いや一ムロ二丁(冷蔵庫、給気口)。

 

これから季節は梅雨を迎え、夏になります。

大工さんたち職人さんたちが、このムロに昼の弁当を入れておくことになるでしょう。

 

2019.5.16 Reborn塩原

 

 

見学会直前情報!

DSC_9108今週末完成見学会を開催いたします千曲市M様邸がとうとう完成いたしました^^

早速布団を干しています!

ではなく、太陽熱集熱器を遮熱シートで覆っているのです。

引っ越しはまだ数週間後なので、集熱してしまうと使う人がいないので、

貯湯タンク内の温度がどんどん上昇。果ては沸騰!?

機械の故障を恐れての布団干しです。

 

DSC_9114玄関ポーチは無垢の木、いわゆるデッキです。

レザックACQという防腐材が加圧注入された長野県のすぎ材です。

ここは一般的にタイルが張られることが多いのですが、ログハウスなんかはウッドデッキですよね。

多少の泥汚れも許容できそうな雰囲気^^

夏の輻射熱軽減も期待できます。

MさんはDIYでクリアの塗装をしたようですが、ACQ加圧注入材を使用すれば塗装は無用です。

そういえばいよいよシロアリが羽化するシーズンです。耳をすませば、新聞広告をめくれば、シロアリ駆除業者さんの声が聞こえてきます。

ゴールデンウィーク前後で雨が降った翌日、無風に近い晴れた日に羽化するとされています。

それが羽アリです。

一年に一度です。今日はぐずついた天気でもしかしたら明日?、なんて思っていましたが、長野市内は降りませんでしたので、持ち越しです。

 

DSC_9157玄関に入るとMさんワールドさく裂!!

30坪規格PLANによる間取りですが、収納の引き戸にダークブラウンの塗装を。

パネルヒーターはブラックをチョイス。

オプションで採り入れた玄関収納の扉にはウェスタンレッドシーダーをちゃかちゃか張り。

Mさんいわく、「若干ナマイキな雰囲気」をこの家では目指したとのことで、Rebornのいつもの仕様からかなりハネています。

 

DSC_9165玄関入った正面には収納かと思いきや、ここに太陽熱を蓄えています。

そろそろお馴染みになってきたかな?LATENTO(ラテント)君です。

相変わらずでっかいです。

冒頭の布団のような場所と直接つながっているタンクです。

熱を移動させるために不凍液を媒介役に立て、自動制御のポンプで循環させています。

日中太陽が出れば、この中のタンクの温度がじわりじわりと上昇します。

このタンクの中に水道管を通すと入口では10℃ほどの水道水が、熱移動し40℃のお湯となって出てきます。

エコキュートや電気温水器のような、使用するお湯をためておくポット式の貯湯タンクと異なり、

水道水自体は滞留しているわけではないので、きわめて衛生的なお湯なのです。

 

DSC_9205玄関ホールからリビングへ。

今日は市役所による完了検査がありましたが、「いやはや木がいっぱいだねぇ~」と。

キッチンの天井にはレッドシーダーを。キッチンコンロがIHだからこそできる技。

ダイニングテーブルのペンダントライトも真鍮製でナマイキスタイル。

見学会用で高く上げておきますが、ご来場の方々にはぜひ照明器具に着目していただきたいと思います。

 

DSC_9233キッチンパントリー付近からリビング方向を見る。

計画当初、30坪では狭いのではないのか?

35坪、あるいは33坪くらいにするかどうかで迷っていらっしゃいました。

インテリアに高級材であるレッドシーダーやマホガニーを使いたい、

アクセントタイルもやりたい、照明もある程度こだわりたい。

そうなってくると多少狭くても、自分たちのこだわりを反映した家にしたい、だから30坪でいく!

それがMさんの答えだったのです。

IMG_1833洗面化粧台の鏡上の照明器具は、扉付き収納ミラーをチョイスしたため、首長が不足。

真鍮製の首をググッと曲げる方策も検討されましたが、ここも木で(笑)

思い起こせば20年程前にも、真鍮製の照明器具が流行しました。

いまでもあるんでしょうか、ゴーリキアイランド、という会社だったかな?

その後はシルバーの時代がやって来たのですが、令和になってまた戻って来たか、

そんなふうにおじさんは感じました。

 

DSC_9256洗面台にもモザイクタイルを。

最近インスタでファンが多いと聞くコラベル(名古屋モザイク)です。

数色を混ぜてランダムに貼るのがトレンドだそうで、発注が難解でした。

名古屋モザイクさんで30cm角程度でシートに張ってくれるサービスがあり助かりました。

A色が10%、B色が15%、C色が40%・・・などと配合割合を指定すると、

ランダム混ぜ具合のパターンをいくつか示してくれるのです。

このパターンで、ってオーダーすると、そのまま現場にいくつかのシートに分けて送ってくれるという、涙が出るほどありがたいサービスです。

これは流行るわけだわ、おじさんはそう感じないわけはありません。

 

DSC_9279トイレの手洗い器が気に入ってます。

LIXILの狭小手洗い器シリーズは安価でかわいいとだいぶ前から採用してきましたが、

変な形のカウンターと組み合わせるとあら不思議。

ナマイキスタイルに変身してしまうのです。

この辺りも会場でぜひご覧いただきたいところです。

 

IMG_1827キッチンにはこれまた名古屋モザイクのマシアというグレーの光沢ありややボコボコタイルを。

加えてブラックアイアンを使った飾り棚。

よ~く見て下さい

コンセントもナマイキ調です^^

ブラックに見えますが、実際はもっと薄くてグレーです。

 

IMG_18612階もちょっと覗いておきます。

天井はネダレス合板にプラネットOPホワイト・つや消しを。

化粧梁はダークブラウン、ドアには水性塗料でアクセントを。

なかなか勇気の要る色使いですが、すばらしいと思います。

Rebornの規格プランもついにここまできたか、という心境です。

 

DSC_9330真鍮製のマリンランプもこういう状況では効いてきますね。

イタリアの国旗(逆順ですが)?

このあたりはRebornの女王アリ・佐々木のツボなのでは?(笑)

内壁はもちろん西洋しっくいローラー塗装DIYひたすら。

約1か月半ほどかかりましたが、見事な仕上がりです。

 

DSC_9227

5/11()、12()の2日間。

すでに二日間ともご予約で満員御礼ですが(ん?あと2枠だけ空きがあるな)

解説なしの見るだけならば受付中です(‘ω’)ノ

電話:026-274-5485

メール:info@reborn-nagano.co.jp

 

2019.5.9 Reborn塩原

 

リンゴ箱

IMG_1502令和一発目のブログです!

しばらく間が空きましたので、ブログネタがだいぶ溜まっています。

慌てずゆっくり小出ししてまいりたいと思いますのでご期待ください^^

今回は松本市蟻ケ崎のM邸を。

先月中旬に建て方を行いました。

生産性向上でも成長プロセスは省かない

という表題でリボーンの家づくりの姿勢を紹介したわけですが、

つまるところどんな仕事でもそうでしょうが、自己研鑽と社会奉仕、

これに尽きるのではないでしょうか。令和だけに。マジメスタイルでスタートです!

 

IMG_1421床の断熱材は相変わらずグラスウールです。

建て方が終わると最初に1階の床をつくる、これがウチのやり方です。

あえてそう述べたのは理由があります。

一般的な在来工法では、壁をつくった後で床をつくるのです。

壁で囲ってから床をつくる方が雨風をしのげますし、土台の上に間柱を直接載せられるので、1工程省けるからです。

床を先につくると、ご覧のようにブルーシートで囲わないと雨がコワいですし、段取りが悪いと床下の配管や断熱工事をする間、大工さんが手もちぶたさになり得ます。

メリットはなんといっても作業床ができることで、材料のカットや次々に搬入される材木置き場として活躍することです。つまり安全でもあるわけです。

そして同時に床下から壁の中に気流が走らないようにする=気流止め、を自然と行えるというメリットがついてきます。

 

IMG_1430大工さんが帰宅の途に就いた後、一人黙々と作業を続ける男がいました。

薪ストーブメンテナンスの小野沢さんであります。(伊那市より)

この家には主暖房としてメイスンリヒーターが搭載されます。

その基礎となる部分を早速つくってます。この数日前には煙突も屋根上に出してくれています。

どこかの現場からの帰り道だったようで、夕方遅くに立ち寄り、ヘッドライトで作業をする佇まいはちょっとプロフェッショナルの雰囲気が漂います。

Exif_JPEG_PICTUREあれから約1週間。現場は順調に進行し、サッシが搬入されました。

ちょっと凝っていまして、大開口サッシの上にステンドガラスを入れようということになっています。ステンドガラスはお施主さんの旧来からの知り合いで、ステンドガラス作家さんによるオーダーメイド。その方の紹介はいずれこのブログでもするとして、

まずはサッシを取り付ける。大人3人かかりです(笑)

こういうのを生産性向上の名のもとに、サッシ一体の壁パネルをプレハブ化して工場で製作。現場でクレーンで吊って組み立てるだけにしよう、というのが最近のトレンドになっているとかいないとか。

でもこうして大人がウンウン言いながら「はいこっちハイッター」、「あと2ミリこっちに押して!」とかって言いながら作業するの、キライじゃないな、わたくしは。

Exif_JPEG_PICTURE建築主によるDIY塗装がもう始まりました。

やれるところはジャンジャン進めましょう、そうしましょう、

ということで、化粧(最終的に見えてくる)の梁を塗装中。

ここで突然ですが重大発表があります!

リボーンではこれまで自然塗料にドイツのプラネットジャパンのウッドコートという商品を基本的に推奨してきました。

しかし創業6年目の今年度から、同じくドイツの「リボス」というメーカーの塗料に乗り換えることにします。

理由はいくつかあるのですが、一番のワケは香りですかね。プラネットの塗料はけっこう強い臭いがします。

決して嫌な臭いではありませんが、気持ちの悪くなる人もいたりして。

 

Exif_JPEG_PICTUREリボスはかれこれ15年程前に前職の工務店で数か月使用していたんですが、

当時色のラインナップが少なく、また仕入れルートも遠回りで高かったためプラネットに乗り換えたという経緯がありました。

その前は確かオスモでした。自然塗料といえばまだオスモしかなかったか。

ログハウスを建てる会社にいましたから、自然塗料の導入は早かったですね。20年前はオスモしかなかったような気がします。

奥様には搬入されたばかりの玄関ドアを塗ってもらっています。

無塗装の状態の木から、クリア(アルドボスという名前)を塗るとこんなにも色が変わります。

木目が浮かび上がり、重厚な感じになりますね。

木の玄関ドアは数年毎の塗装が必要で手がかかりますが、経年美とでもいいましょうか、

暮らす人と共に歩む感じが好きです。

 

Exif_JPEG_PICTURE外では工事中に発生する木くずを、メイスンリヒーターの焚き付けに使用すべく、

仮設の薪小屋を組んでいます。仮設といっても以前Rebornで製造販売していたグリーンラック、しかもACQ注入使用、ロング軒、という贅沢な仕様です。

捨てれば産廃、使えば燃料。

それが木の素晴らしいところです。

料理もそうですよね。出汁をとったり、肥料にしたり、捨てるところがないほど使い切れるのが自然素材の良さだと思うのです。

S__37543947廃材になりかけていた材木を使ってリンゴ箱的な木くず入れをつくり、

こんな風にラックとして現場に残してゆきます。リンゴ箱48ケ入ります。

リンゴバコ、って言っても最近の人は見たことも聞いたこともないかもしれません。

昔人々はこの箱に乗ってスピーチをしたり、歌を唄ったものでした。

私が幼少のころにはまだ家にいくつかありましたね。野球のバットとかボールを入れる道具箱になってました。

最終的にはこのリンゴ箱さえも分解すれば燃料になる、ぐふふですね。

2019.5.7 Reborn塩原

マニアックネタ

IMG_1283松本市で新築住宅の上棟から1週間。

建物はベールに覆われてしまいました。

このところずっと雨が降っていません。

青空に向かって桜は花弁を散らし、木々には新芽が芽吹き始めました。

あともうちょっと・・・

花粉症の人はきっとそう思っていることでしょう。

IMG_1380家の中は1階の床根太(ゆかねだ)の施工が行われました。

Rebornでは根太にツーバイシックスと呼ばれる38㎜×140㎜という断面寸法の材料を用いています。

敷きならべるピッチも455㎜ごと。

一般的に、床根太は45×60㎜でピッチは303㎜ごと、で作られることが他社では多いです。

いったいなぜRebornはそうしているのか?

①床の断熱材を厚くするため

②熱橋(ヒートブリッジ)を極力減らすため

③床下の点検を容易にするため

④作業時間を減らすため

 

IMG_1359床根太を並べた後は設備配管を行います。

俗にいう水道屋さんの担当です。

あらかじめ決定されている設備機器に合わせて、かなり正確に給排水配管を立ち上げます。

配管を固定するためにも床根太が必要です。

この工事を行った後で、基本的には設備機器の変更はできません。

床を先につくる工法は、大手ハウスメーカーでも採用されていますね。

ツーバイフォー工法の家もしかりです。⑤先に床をつくると職人さんたちの作業性があがり材料置き場としても機能します。

 

33082屋根の上では防水上最も重要な部分の加工がなされていました。

雨漏りしやすい箇所なので、いくつか画像を取り上げておきます。

まずは煙突部分。

”フラッシング”と呼ばれる煙突の根元にあたる部分のカバーと屋根材の取り合いです。

屋根材は必ず下から張りあがってゆきますので、屋根工事に先行してフラッシングを取り付けておきます。

 

33080もう一つ、屋根が切り替わる箇所。

このあたりも雨漏りしやすいところです。

ルーフィングと呼ばれる防水シートを挟んでいます。

ちょっと特殊な納まりですが、雨漏りのリスクはこれでかなり減ります。

大工さんと屋根屋さんのコラボにより、叶うのです。

 

IMG_1298かなり専門的な事例紹介となりますが、

緩い勾配の下屋(げや)が取り付くところ。

ここもややこしい納まりであいまいになりやすいところです。

この緩い屋根の下が室内なのか、ポーチやデッキテラスのような屋外なのかで納まり・手順が異なります。

しかも今回も外壁は付加断熱仕様。

捨てタイベックと呼んでいますが、気密性を保つために白い透湿性のあるシートを挟んでいるところがポイントです。

 

IMG_1375家の内側から見るとこんな感じ。

一般の方はどこの何のところなのかチンプンカンプンだと思いますが、

建築実務者にとっては重要かつあまりマニュアル化されていないので紹介させていただきます。

「外壁にグラスウールによる付加断熱を行う場合の下屋の取り合い納まり」

で検索すると一発でこの写真が出てくるといいですね。

通気スリットを設けることがポイントですが、この画像をかなり拡大しないとスリットは分かりにくいです。

 

IMG_1376下から見上げるとこんな感じに。

この隙間にグラスウール100㎜厚がいずれ差し込まれて付加断熱されます。

 

今回はかなりマニアックな記事となりまして、一般の方にウケない内容となってしまいましたことをお詫びいたします。

そうはいってもこのブログ、かなり同業者が閲覧しているというウワサも聞きましたので。

 

2019.4.23 Reborn塩原

 

生産性向上でも成長プロセスは省かない

IMG_1148春の真っ青な空の下、建て方を行いました^^

先週後半より腰が不調でしたが、今週に入りこれまで通り動けるようになっています。

見積り依頼、メール問い合わせ・ご相談、プランのご相談などが溜まっています。

なかなか返事が出来ずじまいです。今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

先週から今日のこの日のために水面下で準備を行ってきました松本市M様邸。

ここでぶっちゃけちゃいますが、昨年4月に入社した新人クンは、昨年末に退社してしまいました。

ですからReborn工事部としては実質わたくし一人。

建て方の工事前には様々な雑用を多分に含む準備作業が存在します。

 

IMG_1022足場の手配、クレーンの手配、資材搬入の受け入れと荷下ろし場所の指示、

金物や建材の発注と受け入れ、躯体や材木の発注と受け入れ、基礎のチェック、

基礎内に溜まった水の汲みだし、建て方当日の大工さんの手配、サッシ・玄関ドアの発注、

屋根工事の発注・手配、電気や水道・冷暖房など建て方直後の工事日程の連絡・調整、

建築主への連絡・相談、上棟式の準備などなど、

実は建て方直前の業務が、家一棟つくる全業務のうちの80%程だと感じています。

「段取り8分」

昔の人はよく言ったものです。

当然これらを社内で分担して事に当たるのが一般的な工務店のやり方で、

つまり現場監督の業務の大半が建て方直前~その前2、3週間に集中します。

 

IMG_1084社内に分担できる人材がいない以上、これらの業務をすべて私が行っているのが現状です。

かれこれ20年以上も前からこの現場管理業務はずっとこなしてきているので、

ある意味ルーチン化されており、特に重労働ではないのですが、こうも腰が重いとなかなか大変です。

それでも今日のこの日をいかにスムーズに安全に行うか、という点で、下準備や段取りが決まるともいえます。

なかなか手抜きはできないのです。

作業は気ごころ知れた職人さんたちにお任せするとして、その様子をこうして写真におさめたり、

現場で次々と発生するごみを片付けたり、「ここどうなってんの?」と聞かれればすかさず指示伝達を行い、

普段あまり運動することがないので、実はふくらはぎが痙攣していたり、握力が低下していて強く握れなかったり、

実際のところは結構キテるんです^^

 

IMG_1133それでも自分の思っていた通り事が運び、準備した資材がきっちり余すことなく使われ、

2次元だった設計図が3次元の物体として実際のものとなり、現場には活力がみなぎり、

建築主に悦びを分けてあげられる職業を誇りに思っています。

特にこのあたり、木造は感動的です。

建築業は今、大変な人手不足を抱えています。

大工をはじめ多くの職人、現場監督のいずれも若手が不足しています。

「若者を育てられるかどうかが会社が発展するかどうかなんですよ!シオハラさん!!」

って、毎年決算のたびに顧問会計士のUさんに言われてるんですが、今期もどにもなっていません!(笑)

IMG_1179建築業って、今の若者には本当に人気がないんでしょうか?

プレハブ化が進み、現場作業を減らし、一日でも工期を短縮する、

そうした方向性が本当に正しいのか?

現場で失敗し、叱られ、考え、悦びを得る。

より良いものを考え、提供し、さらによいものをまた考える。

そうした作業はなかなか短縮も省略もできない。

生産性を高めることに反対しているわけではないが、一連のプロセスを踏まないと、自信や誇りは持つことができないのではないだろうか。

とにかく、Mさん、ご上棟おめでとうございます。

目の前の人のために自分が持っている知識や技を提供して家をつくる

それこそが工務店のやるべき業務なんだと思います。

彼らもみな、失敗し、揉まれ、考え、工夫をし、誇りを持って生きています。

来たれ!若人!地元へ!

2019.4.16 Reborn塩原

 

 

 

 

塗り壁は糸で挟まれている

IMG_0928平成で最も売れた曲の第一位は「世界に一つだけの花」なんですね~(オリコンデータ)

さ、312万枚!

しかし、昭和を含めると「泳げ!たいやきくん」は457万枚で、過去ダントツのトップセールスを記録!

当時は人口約1億1千万人前後だったと統計にありますので、20人に一人は買っていたということ。

一家に一枚あったんだと思います。

ちなみに我が家にもありましたね、シングルレコードが^^

どうでもいい話から始まりましたが、ちゃんと関連があるんです(*^-^*)

 

Exif_JPEG_PICTURE千曲市のM邸では外壁の左官工事が始まっています。

軽量モルタルという、俗にいうセメントを壁にコテで塗っています。

モルタルはセメントと砂と水の混合物。

軽量モルタルというのは、上記モルタルを少なからず軽くするため(作業性を上げるため・建物を軽くするため)、

発泡スチロールのような軽い粉状の粉を混ぜているんですね。

この日は北風が強く吹いておりまして、影響を避けるために南面から塗り始めていました。

左官工事はいわゆる天気だけではなく、気温、風向き、湿度などあらゆる気象条件によってその仕上がりが変わってしまいます。

もうそれは経験に基づく勘や塩梅による領域となっており、現場監督者としても手出しが全くできません。

あたたかく見守るしかないのです。

 

IMG_0226左官の壁は割れるでな、と一般的には言われています。

割れるとそこから雨水が入り、冬は凍って剥がれ落ちる危険性もありますから、

クレームを恐れるハウスメーカーさんは採用するはずもありません。

頑張っても吹付塗装までか。その場合の塗料も少し伸びる樹脂が入っているもので、ダンセイ塗料と呼んでいます。

男性ではありません。弾性です。

モルタルはセメントと砂で構成されているので、いわゆる無機質材でできております。

これを面状に壁にコテでなで付けるわけですが、できるだけ割れないようにするにはどうすればいいのか。

まずは防水用のシートの上に、ラス網と呼ばれる鉄製のアミをタッカーでバシバシ止めつけます。タッカーはホチキスの刃の親玉みたいなものです。

 

IMG_0254-1ラス網の上に、2回にわけてモルタルを塗ります。

塗るというより押し付けながら網に引掛ける、という言い方のほうが適切か。

熟練の技により、みるみるうちに網が隠されてゆきます。

1回目は下ごすりと呼ばれています。厚さは6㎜~8㎜。

この画像

網に絡むようにゴシゴシとこすりつけるようにもみ込む感じです。

乾かないうちにほうきで表面をわざと荒らします。

「追っかけ」け「中塗り」

といいますが、翌日この上にさらに軽量モルタルを1センチ程重ねます。

 

Exif_JPEG_PICTURE先ほど同じ画像がありましたが、これが追っかけ中塗りの様子。

できるだけ平滑に仕上げていきます。

この中塗りの仕上げの程度が、ほぼそのまま仕上りの程度となります。

窓枠についた汚れも水で濡らした刷毛(はけ)で掃除しながら進んでいきます。

いやぁー、キモちいい!

欧米でも左官ヌリカベは存在していますが、どっちかっていうとボコボコラフ仕上げですね。

土蔵なんかは泥の壁下地にしっくいを真ッ平らに仕上げたものです。

 

Exif_JPEG_PICTUREで、ここからがRebornの割れないための塗り壁づくりポイント。

中塗りを塗り終えた真っ平なモルタル壁に、あらかじめ切って用意しておいたグラスファイバーメッシュシートを、

表面に張り付け、そっとコテでなで付けます。

一般的には、この網目の模様が仕上げ材に影響するので、左官屋さんは嫌がります。

下ごすりと中塗りの間にサンドイッチしてしまうようです。

ですが我々は長年の研究成果により、この中塗りの表面にファイバーメッシュシートを張り付けるのが、

割れ防止策として最善だと考えています。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE網目が5㎜角の格子になっている細目(ほそめ)と呼ばれるメッシュシート。

できるだけ重ねず、かつ斜めにならないように貼ってゆきます。

グラスファイバーメッシュはガラス繊維です。これまた無機質。

つまるところ鉄製の網とガラス製の網にサンドイッチされたモルタルを壁にくっつけているわけです。

平成の名曲の一つに、中島みゆきの「糸」があります。

縦と横の糸が夫婦(恋人?)にたとえられ、コツコツと編み込まれた布が、誰かをあたためるかもしれない、そんな内容の歌詞だったと記憶しているんですが、

まさにこの家の糸は、壁を割れないようにするばかりか、この家を風雨や火災から守り、この家に暮らす人たちの幸せを守ることになるのではないだろうか!

多少こじつけ感が否めませんが!(笑)

塩原、平成のマイ名曲集の第10位くらいに、「糸」がランクインしています(^^♪

 

2019.4.6 Reborn塩原

【新】31坪規格プラン

IMG_0790-1今朝の姨捨SA付近。

高速道路は荷物を積んだ引越し用トラックがたくさん走っています。

(この写真にはいませんが・・・汗)

雪のせいでしょうか?、寒さのせいでしょうか?

例年になく落ち着いた年度末のような気がします。

あと1週間もすると入社式、入学式、お花見だなんて信じられません。

新元号の発表も気になるところです。

 

Exif_JPEG_PICTURE松本市波田K様邸がついに完成いたしました。

明日ハウスクリーニング&網戸取付&気密測定&完了検査の予定。

同時に見学会の準備をしようという強行軍。

設計業務のほうがかなりおろそかになっていますので、プラン・見積などお待の方々、

申し訳ありません。どうか来週までお待ちください。

ところで、

K様邸は実のところ、31坪規格プランです。

ご存知の方もいるかもしれませんが、Rebornでは30坪と35坪の定型プランを用意しており、

Q1.0住宅がかなりお求めやすくなっております。

30坪プランは1階に個室(和室)がありませんが、替わりに3帖の学習コーナーがあります。

35坪プランは1階に6帖の和室、さらに2階寝室が8帖、ウォークインクローゼットは4畳半とゴージャス間取りです。

 

31坪ブランは学習コーナーはありませんが、1階に四畳半+床の間+押し入れがあります。

客人を泊めてもよし、乳児を寝かしておくもよし、リビングの続き間として居間利用でもよし。

+1坪でいったいなぜ和室を設けることができるのでしょうか?謎です(笑)

Exif_JPEG_PICTUREバルコニーの手すり壁にはウエスタンレッドシーダーざらざら板になりました。

ファサードラタンとシベリアンラーチ、3種の中からお選びいただけることとしています。

狭間(さま)と呼ばれるBOX抜きはアクセントに。

本日塩原にて物干し掛けを室内、室外に取り付けました。

夏はこのバルコニー下にすだれやタープを掛けるといい感じです。

直下には巨大掃き出し窓があり、バルコニーが夏の日除けの役割を果たします。

 

Exif_JPEG_PICTUREデッキテラスは6畳(3坪)分の広さがあります。

露天下なのでこの家で最も経年で傷みやすい部分です。

床板にはあえて椹(さわら)の無垢板ですのこ張りとしています。

10~15年でおそらく腐る部分がでてきます。その時は簡単に交換ができるよう、ステンレス製ビスて固定してあります。

容易に交換できないデッキの骨組みである土台根太はACQ加圧注入材で、将来的に安心できます。

椹は木の表情は桧に似ていますが、桧に比べて柔らかく、独特のいい香りがします。

日本では米のおひつや樽、風呂桶なんかにも用いられてきました。水には比較的強いようです。

 

IMG_0835-1キッチンからデッキテラスに出る勝手口のひさしも一工夫しています。

LIXILの既製品ひさし(キャピアという商品)に玄関ドア製作で余ったレッドシーダー材を軒裏に張り付けています。

ちょっとしたおまけなのですが、ぐっと可愛いくなりますね。

外壁はいつもの西洋しっくい左官。コテ跡ランダム仕上げ。

オークとグレーを1%ずつ混ぜています。

子供のころジュースに「1%果汁入り」と表記されているのを見て、

「けっ、そんなんでかわるのかよ」

って思っていましたが、1%は大きいですよ(‘ω’)ノ

1%の違いが分かるようになったらオトナですね(笑)

 

Exif_JPEG_PICTURE玄関入った正面にちょっとしゃれっ気を出しました。

中学生が初めて髪の毛にジェルをつけたようなものです^^

これもおまけ(笑)

お好きな絵なり写真なりを飾って、生活を彩りのあるものにしてほしいとおじさんは願っています。

1年点検の時、なにも飾ってなかったら罰金もらいますから!(笑)

ゆるいアーチに間接照明・・・。ふふふ、三〇ホーム調だわ♡

 

Exif_JPEG_PICTURE玄関収納は造作品。

1か所取っ手変な風になってますが(笑)

(上下左右反転で解決しています)

扉にミラーを付けましたよ。

姿見というやつですな。

このお宅は全体的にミディアムブラウンでまとめています。徹底しています。

MBはグリーンが映えることが知られています。

けっこう若い人に人気ですね。

もちろんD.I.Y塗装です。

 

Exif_JPEG_PICTUREサイドにスリッパラックを。

スリッパ要らないんですがね(笑)

お客さん用に、あるいは健康サンダルか。

フローリングってやっぱり硬いんですよね。

見学会の時も基本的にずっと立っているんですが、足が疲れるんですよね。

だから主婦のみなさんはキッチンで健康サンダル履いている人もいるわけで。

塩原の奥さんが実はそうなんです。

 

Exif_JPEG_PICTURE玄関からリビングにアクセス。廊下ありません。

いわゆるLDK一体型のワンルーム形式。

対面式キッチンでテーブル食事。

リビングはさほど広くありませんが、まあこのくらいで大丈夫なんですよね意外と。

床はオーク(なら)、テーブル脇のニッチ背板はタモ。構造材である梁は米松。天井はラーチ合板あらわし。

まあ、洋風ですね。壁はいつもの如くしっくいローラー塗装D.I.M.

パネルヒーターは同化色のPS-ホワイト。

 

Exif_JPEG_PICTUREキッチン内よりLD方向。

パナソニックでスゴピカ水栓って呼んでる白い蛇口、けっこう良いらしい。

汚れが付きにくく、掃除がしやすい。ちょっと流行るかもしれないな。

正面にテレビが置かれるので、包丁で指切らないようにお願いしますよー☆

 

Exif_JPEG_PICTURE対面式キッチンの場合、けっこうスイッチの位置って困るんですよね。

付けたいところは意外と柱があったり、手を回り込ませないといけなかったり。

ここならキッチン側、ダイニンング側のどっちからでもON-OFFしやすい上に、目立たなくてよい気がします。

電気屋さんちょっと大変ですがね、そこは何とかほじくってもらうとして。

この皿出し用カウンターの奥行ってけっこうみなさんバラバラ。

20~25cmの間にだいたい納まることが多いんですが、広ければいいというわけではないですね。

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家自慢の造作テレビボード。

空中に浮かせたかったんですが、断念して下駄を履かせていますがいい感じに仕上げてくれました^^

大人5人くらい乗っても平気なはずです。

やっぱりさ、なんか木って塗装するといいよね。

木の素地を活かしてクリアも悪いわけじゃないんだけどサ、

やっぱり重厚な感じ出したかったらちょっと濃い目に塗装するに限るね。

 

IMG_0809さあ、見学会を開催させていただきます!(^^)y

 

マニアの見どころ、いくつか挙げておきますね~

・軒の出寸法はいくつ?

・窓は何本?

・左官仕上げの壁って割れないの?

・トリプルガラスの引き違い窓ってどのくらい重いの?

・で、いったいいくらなの?

2019.3.28 Reborn塩原

IMG_0835-1

父、駆り出される(笑)

IMG_0773今週末3/30,31の見学会開催[松本市波田のKさま邸]に向けて、いよいよ完成します(*´з`)

すでにご予約が両日とも埋まっております。ありがとうございます!

説明不要であれば(内覧のみ)現在も受付しておりますので、ぜひご予約の上、ご来場ください。

 

現場はついに足場が撤去されました。

外壁がしっくい左官仕上げなので、3月に入って左官工事が始まりました。

幸い天候に恵まれ、なんとか追いつきました。

この画像では見えませんが、屋根には6.17kwの太陽光発電パネル(以下PV)が乗っています。

実のところ私は、積極的にPVをおすすめしておりません。

しかしK邸は平成30年度地域型住宅グリーン化事業・高度省エネ型・ゼロエネタイプに採択され、補助金140万をゲットでございます(^^)/

 

IMG_0777足場の解体と共にデッキ造作工事へ。北村ナポレオン棟梁の凱旋であります。

いよいよ春がやってきましたね。

子供達は春休みなので、この陽気に誘われ空地(あき分譲地)でサッカーしたりバトミントンをしたり。とても賑やかです。

子供達のキャッキャ声は自然と雰囲気を明るくしますね。

そんな時庭先にデッキがあるとグッド。お昼ごはんを食べたり寝そべったり。

よく「デッキってなんのためにつくるんですか~?私には理解できない」、なんて設計段階で懐疑的意見が出るんですが、

建築士的に述べると「外と内をつなぐためです」、あるいは「リビングが広く感じます」なんて言う風になっちゃうんですが、

「なんか楽しそうじゃん」というのが本当のところかもしれません。

IMG_0779ベランダや庇(ひさし)が落とす影に着目してください。

これから夏至にかけて、太陽高度はぐんぐん上がってゆきます。

3/26の時点でサッシガラスの1/3程が影になっていますね^^

2/3は直射日光が室内に差し込んでいますよ(^^)/

それにしてもでっかいガラスだこと。サッシ全体で巾が3mあります。

トリプルガラスですから一人では到底持てません。

IMG_07692階ホール南側のベランダに出る掃き出し窓です。

最近リボーンでは、ベランダに出るのに20cmほど”上がる”のが標準になっています。

なんかよく分かりませんが、そのほうが出やすいんですよねー

お向かいさんはこの垂れ幕がかかっていますが、こちらの家に何をアピールしたいんでしょうか(笑)

どうやら建売住宅らしく、週末になると内覧している方がポツポツ。

たまにこっちの家を見て、左官の外壁にうっとり♨

なんて表情が垣間見れるようなないような。

 

IMG_0754家の中ではD.I.Y.床塗装中。

この二人実は親子です^^

父ちゃんが駆り出されているんです!

分かります。

娘に頼まれると、父親は自己防衛装置がまったく機能しません(笑)

ちなみにお母さんは子守り。

DIYには親や兄弟の協力が欠かせません。

リボーンでの家づくりは、まず親兄弟や友達に「甘える」ことを推奨します。

「甘える」って一般的にはネガティブに用いることが多いように思いますが、

時として「甘えることは嬉しいこと」になるのではないでしょうか。

親としては子供に甘えられると、とてつもなく嬉しい( ^)o(^ )

夫としては妻に甘えられると、とんでもなく嬉しい(^_-)-☆

「今度の火曜に床塗装すっから、絶対来てよね!来てくんなくてもいいけど」

なんて娘から半強制招集がかかると、よっぽどのことが無い限り行ってしまうものなのだよ(笑)

この半強制、というのがミソなんですわ(笑)

 

IMG_07862階はあづみの赤松でしたが、1階はナラ無垢フローリング。

クリアオイルですがこの色の違いはなんたることか!

無塗装ではあまりはっきりしませんでしたが木目が浮き出て、濃淡がでて、

「わーかわいい!」って。

こういうのをインスタ映えっていうんでしょうか。

違いますね・・・(笑)

昨年の11月からずっと続いてきた建築主によるDIY作業も残すところわずかとなりました。

寒さに震えた日々を思い起こしながら、喜びをかみしめながら、床をゴシゴシしてください!

2019.3.26 Reborn塩原

 

目地ナシ左官塗り壁の下地

Exif_JPEG_PICTURE3月11日の朝、松本地方は久しぶりに白い世界になりました。

今月末完成見学会を開催予定の松本市波田・K様邸も10cmほどのベタ雪が。

気温は高めで、あっという間に溶けてゆきます^^

建築主Kさんによる室内しっくい塗装がついに完了!

親方(奥さん)の活躍により、2週間ちょっとですべての部屋を塗り切りました!!

この記録、明らかに日本新記録だと思うのです^^

 

IMG_0250外では外壁左官が始まっています。

毎度おなじみ、長野市・荻原ブラザーズの登場であります。

すでに防水シート→ラス網→コーナー出隅役物取付が行われ、ようやく暖かくなってきましたので、

「そろそろいいかな」と満を持しての下地づくり。

カメラ片手に激写してまいりましたので、今回のブログは動画付きで。



 

IMG_0239Rebornでは外壁に付加断熱が標準仕様で、壁厚は280㎜になります。

窓はその中間に取り付けているので、外壁面より引っ込んだ形で窓が仕上がります。

窓の周りはご覧のようにコーナー定規と呼ばれる、ツブツブ穴空きプラスチック棒をあらかじめ付けておき、

その先端めがけてモルタル+しっくい厚を目標としています。

窓の周りも左官仕上げ、はけっこう手間のかかる作業なんです。

問題は窓の下となります。ここには石や大理石調の樹脂(メラミン)や、ガルバリウム鋼板などいろいろ考えられるわけですが、

今のところはアルミ製の専用部材を取り付けるのがリボーンのスタイル。

 

IMG_0226最終仕上げ外壁面からの出巾は約3cmほど。

雨水が壁を濡らさないよう、汚さないよう、少し大きく出っ張らしています。

かといってあまり出っ張っても見苦しいので、このあたりがちょうどいいのかなと。

こういう商品が日本で作られていないのが残念です。

窓の大きさにもよりますが、部材のみで1窓あたり¥5,000~6,000かかります。

それでも、後でどうにもならない箇所でありますので、奮発しています。

 

IMG_0251外壁左官は非常に手間がかかります。

この分譲地では、どうも外壁左官は初めてのようです。

窯業系サイディング、樹脂サイディングが多く、一条工務店さんはタイルですが、あらかじめユニットパネルに張られた状態で運ばれてきています。みなさんあっという間に追い抜いてゆきました。リボーンの現場はなかなか足場が外れません。足場屋さんも貸し損です(笑)

なんとも古典的ではありますが、左官塗りの手づくり感、質感や表情、いってみればアナログ感がたまらなく私は好きなのです。

工期優先、生産性優先の現代にあって、この外壁仕上げ方法は完全に逆行しているとしか思えません。

しかし日本では平安時代のまだその先から、外壁にはしっくいが塗られてきています。

モルタルもしっくいも元々は石の粉。文字だけとれば化石の壁です。

 



 

いや~、プロの仕事ってのは見ていて気持ちがいいね!^^

見学会会場でその仕上がりをご覧ください(^^)/

2019.3.12 Reborn塩原

 

地鎮祭@松本市

Exif_JPEG_PICTURE雪ではありません!

自称アメオトコの設計者兼現場カントクの塩原ですが、なんとか降りませんでした( ^)o(^ )

本日めでたく、松本市・キューワン住宅M様邸・新築工事の地鎮祭を執り行いました^^

Mさんとは昨年の夏に初めてお目にかかりました。

新住協の理事でもある会澤さんの名著、

この「家」にしてよかった。

という本を手に取っていただき、その中で事例掲載のあるRebornへお問い合わせいただいたのがきっかけだったそうです。

「いやぁ~、一時はどうなることかと思ってたんですよ」

と笑顔で話してくれたのですが、土地はわりとスッと決まったのですが、業者選定でだいぶ迷走したご様子です。

 

Exif_JPEG_PICTURE「ここまでくるのに本当に長かった」

そう言い添えた奥様は、「土いじりがしたいので」という家づくりの動機を持ってらっしゃいます。

今日の地鎮祭、お二人にとっては本当に待ちわびた瞬間だったのではないでしょうか。

私の方は、おおむねいつものペースで設計のルートをたどってきました。

ヒアリングからファーストプラン&見積提出までは1か月を要しましたが、

多少の改良はあったものの、ほぼそのままこの地に立つことになりそうです。

大きく変わったのは暖房方式。最初はパネルヒーターでしたが、途中メイスンリヒーターへと変わりました。

 

外観D2階ベランダより、遠くに美ヶ原をのぞむことができる、への字型の大屋根スタイル。

南面に大胆に窓を配置しました。低いプロポーションで自分自身かなりお気に入りです^^

1階はしっくい左官、2階はカラマツ無垢板サイディングです。

この大屋根の形状は耐震等級3を出すのに非常に苦労をしました。

断熱性能の方はUa=0.31(Q=1.19)、QPEX計算書の燃費計算では、省エネ基準の約1/3を達成しています(灯油換算312㍑/年)。

 

R0013780-1マキを燃料とした暖房であるメイスンリヒーターだと、どのような温熱環境で、どのくらいのマキの消費量になるのか?

非常に興味深い住宅になりそうで、

もしこの家の暖房が、その心地よさ・燃費のよさ共に好成績を残すようであれば、私自身、今後の家づくりの設計方針が大きく変わることになるのではないかと考えています。

M様、本日は誠におめでとうございます。

お酒は飲めないとのことですが、毎日ご多忙のご様子。今日くらいはゆったりと、気分的に酔いしれていただきたいと思います。これから先、DIY作業がたくさん待っておりますので(笑)

この「家」にしてよかった。

そう言ってもらえるよう、職人一同協力して、全力を尽くします。

2019.3.7 Reborn塩原