新築日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

千曲市中・S様Q1.0住宅、上棟!

IMG_7573 IMG_7566千曲市中・S様上棟おめでとうございます。

加工場の水害によって作り直された躯体が現場に届いたのは先週の水曜日。

土台据付け→先行足場を経て最短日程でこの日を迎えました。

建て方の担当大工チームはナカソネ親子withその仲間たち。

棟梁はメンバーのなかで最年少のりょうた君。

休憩時の会話で、「オレ、ケッコウベンピナンデッスヨネ」と聞きました。

どきっ。

心の中で激しく同意しました。ここ最近私もベンピなのです。

思い起こせば水分補給が足りていないのかも。加えて不規則な生活リズム。

年に何回かこういうのがありますが、けっこうツライよねー。

それでも私はその気配がなくても便座に座って待ってるんですがね。

♪わたしまーつうーわ

いつまでもまーつうーわ♬

心の中で歌ってるんですが、今のところ待ちぼうけです(笑)

IMG_7585もとい。

10時のいっぷく中。

1階の梁が納まりました。強い風が吹き荒れる秋空。隠れるところがありません(笑)

足場も骨組みをぐらぐら揺れています。

このお宅もそうですが、千曲市は最近どんどん農地が宅地化していますね。

長野市内に適当な土地がなく、比較的ゆったりとした広さを求めるのであれば千曲市はかなりアリです。

全体的に地盤もそこそこ良いですし、雪も少ない。交通の便も大変よく、関東へも名古屋方面へもアクセス良好。

しいていうならばはやり千曲川による水害と新幹線が止まらないことか。

 

IMG_7595 IMG_7596それにしても日が落ちるのが早くなりました。

17時でもう照明が必要です。来月の冬至まで今後まだ早くなるのですから困ります。

大工さんチームのガンバりにより、屋根下地まで終えることができました。

翌日には屋根を葺き始めます。

「なんかあっという間にここまで来ちゃうんですね」

って建築主さんから言われます。

「ええまあ、フツーです(‘ω’)ノ」

なんて飄々と答えていますが、前もっての下ごしらえ、下準備があってこそのこと。

料理と同じで、作業のほとんどは下準備なのです。チャーハン炒めるの30秒でしょ!

 

IMG_7617のコピー”人間は自然にあらがうことができない”

そんな当たり前の事を台風19号から学んだ気がします。

そしていかなる時も前向きに考えることの大切さを実感。

日本中どこに行っても完全に安全な場所などはなく、

かといってあらゆる保険に加入するというのもおかしな話ですから、

その土地や地域のリスクを知りつつ、情報を得、早めに逃げる、「仕方ない」も心の内に

そんな風に生きてゆかねばと、考えた上棟式でした。

Sさん、おめでとう!

人生も現場もいろいろある!!

2019.11.19 Reborn塩原

 

千曲市キューワン住宅、ついに!

IMG_7414千曲市中、キューワン住宅新築=S様邸土台据えを行いました!

いや~、ここまでくるのはホント長かった。

建築主のSさんもよくぞ耐えてくださいました。

そうはいってもどうしようもなかったんです。

そう1か月前の台風19号で、一度土台・柱・梁・桁などが準備されていた加工場が被災。

そのすべてを加工しなおすのに1か月かかりました。

加工場は当然稼働できず、かろうじて残ったというCAD加工データを他のプレカット工場に移送。

かなり無理を言って最短で加工をしてもらいました。

 

IMG_3696-1工事に取り掛かったのは7月。夏真っ盛りの季節でした。

田んぼだった土地を分筆、農地転用、すき土、L型擁壁、盛土、柱状地盤改良を経て、ようやく基礎工事。

上下水道の道路からの取り出し工事なんかもあって、まさにフルコース。

そういえば最近フルコースのディナー、行ってないなあ(*´з`)

たまには家族サービスをせねばなりません。

もとい。

基礎工事は10/中旬に完了し、さあ建て方だ!というタイミングでまさかの・・・((+_+))

 

IMG_7408-1それにしてもどうして「待つ」時間は長いのか?

よく「歳をとるごとに月日が流れるのが早いよねー」と言いますが、確かに私自身そう感じています。

一説によると、「待つ」ことが時間の流れをゆっくりさせるのだと。

つまり我々大人は、常に時間に追われ、待つということ自体が子供のころに比べると圧倒的に少ないのではないのか。

「待ち遠しい」という行事やイベントが減ってしまっているのではないだろうか。

クリスマス前、おもちゃ屋さんの新聞折り込みチラシを毎晩眺め、親に申告し、クリスマスを待つ自分が思い出されます。

時代は令和。牛丼屋、ファーストフード、コンビニ、ちょっと待たされると嫌だな、と思ってしまう自分がいます。

「並んででも食べたい」、そう思えるおいしい料理店に行けばもっと時間がゆっくり流れるのかもしれません。

 

IMG_7417ふたたびもとい。

お風呂(ユニットバス)の周りには気密パッキンなるものを下に敷いて土台を据えます。

土台は基礎にあらかじめ埋め込んでおいたアンカーボルトで接続されます。

床断熱の場合、床下は換気をすべきですが、ユニットバスの下は換気すべきではないのでこうした対処が必要なのです。

ナカソネ大工は慎重に隙間のないよう、丁寧にこの気密キソパッキンを敷きならべてくれていました。

ところで基礎断熱工法を採用している家が床上浸水した場合どうなるのでしょうか?

床下には浸水しない? いや少なくとも床下も換気しているはずだから、床上浸水したら床下もプールになっているはずだぞ。

 

IMG_6409-1実は台風19号がやってきた当日、幸いにも天井兼用のネダレス合板をプレカット工場に引き取りに行き、リボーンに持ち帰ってきていました。

いつもの如く、建築主にてDIY塗装をしてもらうためにです。

Sさんにとっては、工期が1か月以上遅れてしまうというご迷惑をおかけしてしまいましたが、

幸い現場は浸水を免れ、関係する職人さん業者さんたちもスケジュール変更に応じてくれ、こうして待ち遠しい建て方を迎えることができました。

先日産まれたばかりの子供にいつか、

「あなたが産まれた年に家を建てたんだ。工事の途中で大洪水があったんだよ。東京オリンピックの前の年。2019年さ」

ってフルコースディナーを囲みながら微笑むときが来るてほしいですね(*^-^*)

今年もあと45日。いや、45日もある。

2019.11.14 Reborn塩原

小布施町-35坪規格プランDIYしっくいはじまる

IMG_7323さすがにもう台風来ないだろうと、足場のネットを復旧してきました。

小布施町T様邸。この写真を撮ったあと、再びグレー色のベールに包まれました。

はやいもので一か月が経つんですね・・・。

弊社Rebornは、直接的は被害はありませんでしたが、取引先や家族親類やOB宅に被害があり、ありとあらゆる業務の場面で影響が出ているのが実情です。

しかしここ1,2週間は、すでに予定されている工事をできるだけスムーズに進めるべく注力しています。

大きな壁はやはり人手不足。

建築・建設現場では昨年あたりからこのことが問題視されてきましたが、いよいよ職人さんが枯渇してきている実感があります。

 

IMG_7309 IMG_7307現場はすでに大工工事が終了し、内装工事へ。

パテ処理中の1階。

すでに2階は紙クロスをあらかた張り終え、DIYしっくい塗装がはじまらんとしています。

一枚、グレー色のところがありますが、ここはマグネットボード。

吉野石膏のFeボードです。気づけばここ数棟、連続してこのボードを発注している気がします(笑)

畳一枚の大きさで1万円を超える高額な建材ですが、マグネットボードのニーズは非常に高いものがあるんですね^^

鉄板がはいっているわけでもなく、大工さんでも加工が容易ですし、細かい造作も必要ないので、施工者側からするとありがたし。

ここから約1か月。建築主Tさんの奮闘に期待しましょう。

IMG_7282紙クロスを張った状態の2階。

「これで仕上げ」としても良いほどですが、ずっと暮らす自宅です。

しっくいによりあらたな機能がプラスされるので、愛する妻子のため、Tさん、とことん頑張ってください!

IMG_7280

IMG_7319 IMG_73182019.11.12 Reborn塩原

 

 

 

おおきな欅の下で♪

IMG_7243快晴でしたが風が強かった( ノД`)

松本市での新築は今年3棟目。

長野市より朝早起きの大工さん達(7名)、遠方ありがとうございました。

長野市在住のKさんは直接見ることが叶いませんでしたが、無事の上棟、ホントおめでとうございます!

リボーンにとっては久しぶりの4寸角ひのき柱。さすがに頑丈な感じがしますね^^

もともとご実家の畑だった敷地を農地転用し宅地化。道路よりだいぶ低かったのでL型擁壁&盛土の大造成を実行しました。

水路をまたぐ申請をしたり、土地を複数分筆したりと大変なコース取りでしたが、ようやくここまで来れてほっとしています。

 

IMG_7251隣地ですが、おおきなケヤキの樹が2本あり、紅くなりつつあります。

南面には大きな窓が並びますから、この樹を見ながら、あるいは畑を眺めながら生活できるという贅沢な立地です。

陽当たりのたいへん良い敷地条件を利用して、2階の屋根上にはラテント太陽集熱器を設置予定で、給湯エネルギーのほとんどと、さらにお湯エネルギーが余れば、冬季は温水暖房(パネルヒーター)に利用します。どのくらい暖房に回せるか。それがとても重要なのですが、私の試算では暖房エネルギーの30%程度は行くのではないかと考えております。

 

IMG_7271あっという間に工事は進み、午後3時頃にはご覧のように屋根が形成されました。

先週末D.I.Y.塗装していただいた破風材もご覧のように取り付いています^^

明日より屋根工事が始まりますが、ちょっとここで告知を。

Rebornでは定番の屋根材=ディプロマットですが、関東地方を中心に被害が出た台風15号の影響で、かなり品薄になっているようです。

強風や竜巻で屋根がかなり被害が出たということは報道されていましたが、リフォームで重ね葺きに対応するディプロマットがけっこう使われているとのこと。

今後建てる方々に影響しなければよいのですが、代替え材を検討しておかなくてはならないかもしれません。

IMG_7145場面変わって塩尻市では6帖の小屋を増築し、ついに完成の日を迎えました。

Rebornの創業時からレギュラーメンバーのひとりである内装業・平岩さんの自宅の増築です。

これまで彼は自宅を事務所兼倉庫としていましたが、1年程前から限界点を迎えていました(笑)

家の中至る所にクロスやクッションフロアの在庫材料、道具やカタログ、サンプルが・・・( ;∀;)

ようやくなんとか6帖の物置兼作業場をつくることができました。

 

IMG_7147ついでにといってはなんですが実験を試みました。

あらたなる外壁材の採用です。

いつものレッドシーダーざらざら仕上げではありますが、目地タイプがNEW!

「スマートライン」と呼ぶらしいのですが、5mm程の細いラインが入ります。

うむ。なかなかカッコヨイではないか。

 

2019.11.7 Reborn塩原

 

松本市Q1.0住宅、土台敷き

IMG_7137本日は長野県のまんなか、松本市へ。

いや~、今日はぴか一の天気でしたね。まさに小春日和。

日中は20℃をちょっと下回る感じで、動いているとちょうどいい。おかげで昼飯が旨いウマい(*´з`)。

天気予報では、「-」(氷点下)がちらほら。いよいよ冬かな。

上手に昼間の日射取得をして、夜間窓からの放熱を妨げると、キューワン住宅ではこの時期まだ暖房いらず。

それにしても雨が降らない・・・。ちょっと怖いくらいですが、今週はここ松本で建て方が予定されています(塩原の生まれ故郷は松本です)

今日は土台据付を。1年ぶりの4寸角ひのき土台。

 

IMG_E7120土台の継手(つぎて)はオスメスがあって、こちらは当然オス。

こちらひっくり返っていますが、確かにオスです(笑)

目が詰まった(年輪が混みあった)非常にいい材木です。

腰かけ鎌継ぎ(こしかけかまつぎ)

土台は基礎とアンカーボルトを通じて固定されるのですが、古来はコンクリートの基礎はなかったはず。

土台は石垣の上に置かれるような恰好でセットされていました。ですから土台同士が接続されるところは容易にズレないよう、抜けないように工夫されてきました。

その伝統的な継手がこの”腰かけ鎌”。オスメスがパズルのようにぴったり合わさり一体化します。

 

IMG_E7123こんな形状になっているところもありました。

大工さんはじめ建築関係者たちは見慣れていますが、一般の人は見ることはそうはないでしょう。

最終的に家の中に見えてくるものは皆無ですが、どの家にも必ずはず。

昔は大工さんがノコギリとノミを使ってこれらを加工していたもんですが、いまやほとんどが機械で自動制御され加工します。

だからこのようにカーブを描く形状になっているんですね。

機械加工がダメだといっているんじゃありません。むしろ精度はやはり機械の方が上。

近年ではだんだんこうした木のパズルではなく、ボルトや金物で固定する方法も増えてきました。

材木の端部は、ほかのどの国よりも日本の軸組工法は美しく強いと感じています。

 

IMG_7130連休中、破風(はふ)となる材木もあらかじめ建築主のKさんに塗装してもらいました。

現場に運び、天日干し。はふ君も気持ちよさそうです^^

長野県産すぎ材、キシラデコール・ウォールナット2回塗り。

この家も長野県の材木をふんだんに用いてつくってゆくことになります。

あまたある工務店、ハウスメーカーよりRebornを選んでいただいてありがとうございます!

5年前の創業時には、これほどまでに新築工事を請け負うことになろうとは思ってもみませんでした。

きっとQ1.0(キューワン)住宅は世の中にだいぶ認知され、広まりつつあるのではないでしょうか。

 

IMG_7183端材は薪ストーブ・薪風呂ユーザーへおすそわけしています。
Rebornに引き取りに来ていただければ、どなたでも無料でお分けしています。
木ってすごいですよね。燃やすと熱が出て暖をとったりお湯にしたしもできるんですね。

無駄が全くでない素材って世の中にないのではないでしょうか。

2019.11.5 Reborn塩原

 

Rebornの規格住宅がかなり進化している。

IMG_6648完成見学会を11/2~3に控えている、長野市鶴賀の現場が工事終了!

建築主DIYしっくい内装を開始して約1か月半。

ついに床の養生を撤収する運びとなりました。

関係業者のみなさん、そして建築主のMさん、おつかれさまでした(*´з`)

残るは床の塗装とハウスクリーニングを残すのみとなりました。

電気が入り、水道が使えるようになり、今日はエアコンの試運転を行いました。

すっかり住める状態です^^

 

IMG_6642夕方からは早速Mさんが床の塗装を開始しました。

リボス・アルドボス(自然オイル・クリア)ふき取り仕上げです。

コテ刷毛でわぁっと塗り、ウエスでふき取ってゆきます。

3時間で2階と階段を塗り切りました。早いです!

この作業、ご覧のようにかがむ姿勢になるので大変ですが、

工事としてはこれでフィニッシュとなるので、気分よく行うことができているはずです。

さながら陸上マラソンで、最後、独走状態で競技場のトラックを回っている感じでしょうか。

 

IMG_6669この家はRebornの35坪規格プランをアレンジしてできています。

アレンジ部分はおおまかに下記の如く。

・バルコニー(ベランダ)をやめて、1階のデッキテラスに屋根をかけた

・対面式キッチンをやめて、壁付けキッチン&作業台カウンター(この写真にはまだありませんが)

・ネダレス合板あらわし天井をランクアップして、天井にも全面的にしっくい塗装を施す

・オプションで内装にタイルを多用(トイレ、洗面、キッチン)

いつもより少しカフェっぽい雰囲気となっています。

 

IMG_6727いくつか冒険もしています。

塩原の長年の腹案で挑戦させていただいた、「光る梁」

化粧梁の一部に間接照明を設けています。これが意外にも明るい。

もう10年以上も前に発想。頭の中でイメージは出来ていましたが、ナカソネ大工のサポートにより今回実現しました。

ありがとうけーやん(‘ω’)ノ

 

IMG_6665玄関収納(下駄箱)に初めてローズマホガニー材を用いました。

玄関ドアとお揃いにしています。

圧迫感を避けLOWタイプとしています。

シンプルな造りではありますが、重厚な感じ。一生ものではないでしょうか。

玄関タイルも大判で馬踏み目地としています。

外のポーチも同じタイルなのですが、かなりタイル屋さんを悩ませたと思います。

ありがとうたかむらさん&くすのきさん(‘ω’)ノ

 

IMG_6722キッチンも通例のキッチンパネルをやめて、タイルを張っています。

グレーに白目地は昨今のトレンド? ここ最近リクエストがよく聞かれます。

実は消費税の駆け込み需要で、最近キッチンやユニットバスなど施工付の住宅設備機器が非常に混んでいます。

予定よりも半月余り施工が遅くなりました。

通常はキッチンをまず据え付けて、そのあとタイルを貼るのですが、完成引き渡しスケジュール的に間に合いそうになく、

タイルを先行して張ってしまいそのあとキッチンを据え付ける、という大技を繰り出したのですが、

バッチり、うまく納まりました!ありがとうタカムラJr.、そしてTOTOさん(‘ω’)ノ

 

IMG_6720 IMG_6652水廻りの床について、皆さん非常に迷うわけですが、

このお宅では大判のPタイルを貼っています。

巾木を塗りつぶしのホワイトに塗りなおす、という緊急塗装を奥様に実施していただき、なんとかギリギリセーフ。

しっくい壁にもうっすらグレー色が入っています。

トイレ便器はPanasonic、手洗い器はLIXIL、タオル掛けやペーパーホルダーは施主支給品です。

 

IMG_6651照明も施主支給品ですが、ちょっとここでコメントを。

最近インターネットで非常にかわいくて安い照明器具が売っていまして、

施主にて購入、電気屋さんにて取り付けるということが頻繁に行われていますが、

電気屋さんからの意見で、外国製のもので、「おいこの端子で大丈夫か」と感じてしまう照明器具もあるようで、ショートの可能性がそれなりに心配されるものが一部あるようです。

日本製のものはやはりそのあたりとても信頼性があるわけですが、

電気に関する器具は最悪は火事やボヤといったことも考えられなくないので、ちょっと心配しています。

う~んこれはちょっとなー、というものは率直に申し出るようにしてゆきたいと考えています。

IMG_6678いよいよ見学会まであと一週間。

おかげ様で両日ともに予約でほぼ埋まっています。

予約なしでお車でお越しの場合は、駐車スペースが限られているため、

あらかじめお電話いただけると良いと思います。(当日連絡先:090-1121-3993)

 

規格プランで設計費を抑え、おしゃれアイテムで自分流にアレンジ。

でも耐震性能や断熱性能は非常に高いレベルを達成したい。

そんな風に家づくりを考えている方にとっては、非常に参考になる住宅だと思います。

2019.10.26 Reborn塩原(設計と営業、現場管理を担当しました。)

木の香り、スゲー。

DSC_0002-1松本市、とんがり屋根のシーダーハウスが完成いたしました!

もはや経年30年の風格ですが新築です。

寂しいですが、これにてお引渡しです。

台風に堤防決壊、浸水にラグビーに資格試験などと、あまりにもめまぐるしい1週間でした。早く散髪していです、はい。

この度、被害に遭われた方々に、あらためてお見舞い申し上げます。

 

地震雷火事親父に加えて水害。

建築という仕事は、自然災害とは切っても切れない関係にあるのだと改めて感じました。

 

IMG_6565-1やや日差しに力がでてきた春、まずは既存建物の解体から始まり、

梅雨のさなかに人力による建て方。例年通りといえばそうですが、灼熱の夏。大工さんをはじめたくさんの職人さんらがこの家に携わりました。

9月、季節は秋を迎え施主によるDIY内装しっくいが始まりました。

思えばそのころが最もいい季節だったと思います。

10月に入り気温がぐんぐんさがってゆき、そして台風。

幸いにもこの家は被害を受けずに済みました。

 

DSC_9931-1重厚な外観に比べ、室内はしっくいの白を基調に明るいイメージで仕上がっています。

5寸勾配の屋根ナリに2階の天井は仕上がっています。

2階ホール。

手すり越しに1階のLDKとつながっています。

この家の大きさは5間×3間の15坪となっており、2階はその半分、7.5坪の床。

合計22.5坪の延床面積です。コンパクトでよいですね^^

二人で暮らすにはちょうどいい、老後はこんな家に暮らしたいな、

造り手もそう感じる家に仕上がったと思います。

 

IMG_6583-1設計のスタートは平屋でした。

敷地条件やコスト面で、この大きさや形が決定されてゆくことになりました。

川沿いに立地し、風通しがよく、2階からは眺望も期待できます。

北面の窓からは常念岳や北アルプス、城山公園がよくみえます。

注目してほしいのはこの壁の厚さ。窓廻りをシンプルにしっくいで塗りまわし、

もはやこれは出窓と呼んでいいのではないでしょうか。

基本設計を練っているとき、この窓の高さをどの位置にするかで、屋根勾配や柱の長さを決めた記憶がよみがえります。

 

DSC_9954-1コンパクトな家は、とかく水廻りが狭くなりがちですが、

この家の設計では、機能性を重視しているため、1坪大のユニットバス、

1坪広の洗面脱衣室にこだわりました。

木枠のミラーは前の家で使われていたかなり古いもの。

親類に薬関係のお仕事をされていた方がいたそうで、

薬の販促用だったのでしょうか「ブルトーゼ」っていうロゴがあります。

これがまことに良い!

この家の歴史をすべて写してきた、そしてこれからも見守り続ける、心強いアイテムとなって新居にて甦りました。

 

どうでしょうか、木の外壁の家もけっこう良くないですか?

近所の方や散歩で通りすがりの方々、あるいは小学生たちからは、

「うわ~、なんだ? 木の臭いがするぅ~。スゲー」

という声も聴かれます。

今回もいい家ができたぞ。

 

2019.10.22 Reborn塩原(試験は撃沈した模様です)

4つの肝

IMG_6208「最近ブログの文章が短い、どうした塩原?」 とお気づきの方、

するどいです。

実は資格試験を10/20に控えており、時間が圧倒的に不足しています。秋の夜長だというのに・・・。

しかしあちこちで進行中の現場にはちゃんと出向いておりますので、建築主のみなさん、ご安心ください。

長野市中越のK様邸は、現在オオイチバン。

これまでたくさんの住宅を造ってきましたが、工務店として設計と施工を行う上で、家づくりでの大きなポイントは全部で4つあると考えています。

「ココが肝」という場面は、どんな仕事でも存在するはずです。

 

IMG_6203最初の肝はファーストプラン作成時です。

我々設計者は、ここにとても大きなエネルギーを使います(使うはずです)。

まさに白紙の状態から、その土地に、そのお客さんにふさわしい建物を描くのです。

描くのも大事ですが、表現としてプレゼンすることも当然大切なわけで、

ご縁になるのかならないのか、まさにトーナメント戦の準決勝戦の如くです。

2つ目の肝は建て方、と言いたいところですが、現場管理ということでいうと、その(建て方の)準備段階だといえるでしょう。

材料や建材・金物の数量を拾い、発注し、職人の手配・発注、予定をたて、天気を読み、安全かつスムーズに建て方ができるようわゆるダンドリをするのです。その作業量たるや膨大。考えれば考えるほど底なし沼のように時間を費やします。

 

IMG_6179その家が予定通りに進行するか否か、これで決まる、そういっても過言ではないでしょう。

華やかに見える”建て方(建前)”はその準備の結果に過ぎず、その数週間前の段取り次第です。

あれが足りない、これはどうなってんだ、では現場はシラけるばかりです。

3つ目のキモがこの写真にある下地工事がほぼ終了し、断熱工事に入る直前です。

電気配線が行われ、水道や下水、換気の配管が行われ、

この建物の構造が設計図通りに出来ているか、施工ミスがないか?

ここから先はどんどん隠れてゆきますから、タイミングを逃すとチェックすらできなくなります。

 

IMG_6191すべては人のやることですから、失敗やミスも当然ありうるわけで、

しかし最終的に責任を背負うのは大工さんはじめ職人さんではないわけで・・・。

そういう気持ちで現場を客観的に、ビビりながら観察しているんです。

一方で2~3週間先に現場で起こるだろう・必要となるだろう材料資材などについて思いを巡らし、立ち止まることなく手配は進めてゆくわけです。

図面と整合しないところや、ある種のハプニングはだいたいこの3つ目のポイントあたりで起こります。

それらに対して長期的にみて最善の対応ができるか、かつ速やかに対応できるか、その対応力がゲンバカントクの命です。

良いとも悪いともいえるのですが、私は現場監督でありながら設計者でもあるので、

良く言えば「即座に判断。即時解決」

悪く言えば「独断的で、客観性がない」

どっちもどっちですが、仕事とは最終的には「責任」だと考えているので、すべてを背負う覚悟で図面を描き、監理もしています。

 

IMG_6207どうやらこの家も3つ目の肝を通り過ぎ、巡行運転モードに入った感じです。

台風が週末やってくるようです。

それまでに外部に防水シートを張ることができるか。

日が暮れるのがだいぶ早くなってきました。

一方で今月25日上棟予定の家の、重要な第2ポイントを段取りしています。

え? いつ寝てるのかって?

4つ目の肝は、って?

今日はこれにてご免!(笑)

2019.10.8 Reborn塩原

夕焼けの中、イナゴを追う。

IMG_5656「ま~ずこまったよおぅ」と、

カズ大工の今朝のひとこと。

聞けば昨日の台風で足場が少しずれたらしい。

外に置いてある、敷いてあるシートがブワブワと暴れ、

「まぁず、あんなにつよく吹くとはおもわなかったなあ。まぁずでかさわぎ」

ここはリビング。フローリングを貼りはじめています。

壁の充填断熱が終了。だいぶサマになってきました(^^)/

【小布施町の新築現場・T様邸の今朝の様子】

 

IMG_56591階はナラの無垢フローリング。もぞったい色合いですが、クリアで塗装をすると激変します。

「まあず、なかなかすすまんだわ」

フローリングを貼るのってけっこう個人的には好きですが腰がねー泣

9cm幅の無垢材のフローリングを貼るのは、現代の大判フローリング(30cm×1.82m)に比べおそらく3倍以上の手間がかかります。

おまけに1本1本微妙に製品寸法幅が異なりますし、木のクセも備わっている。

色あいのばらつきにも配慮しなきゃならないし、下地だってまっ平らなわけない。

冬になれば目地がすき間となり、再塗装などメンテナンスだってそれなりにかかる。

世の中で大勢を占めるシート張りフローリングに比べて、なんと非効率なことか。

おまけに金額もずいぶん高い。

ではいったいなぜ無垢のフローリングが今だ人気があるのか?

 

DSC_9637.-1jpg答えは生活してみればきっとわかるはず。

裸足の生活、足の裏の感触、凸凹の傷が味わいとなる。

フローリングは、1本1本色が異なるものを敷きならべ、

そのまま室内に現れることから、大工さんのセンスが最も発揮されるところといってよいだろうな。

継ぎ目を揃える大工、ランダムに配置する大工、色のばらつきを全体で行うのか、部屋ごとに行うのか、

後で比較ができないので何とも言えないが、かなり個人差(大工さんの)があるように感じています。

 

IMG_5606-1ところでそんな台風のさなか、私と社長は松本市で地鎮祭に参加していました。

ごらんくださいこの水平方向への吹き流しを!

祭壇のお供物などは1つの箱にまとめられ、時折吹く突風に体はぐらつき、竹は深々としなり、

祭事中はずっとヒヤヒヤ体制でしたが、なんとか事なきを得ました。

雨降って地固まる、とはよく言いますが、

風吹き荒れて邪悪を払う

なんていうのもあってもいいのではないかと思います。

 

IMG_5644秋分の日。

夕方には稲刈り後の夕焼けを見ることができました。

私が小学生のころ、

そうあれは小学2、3年生くらいだったか、

学校から家に帰るまでの3kmの間ずっとイナゴを捕え続け、

ビニール袋一杯にして誇らしげに家に帰った記憶がふとよみがえりました。

あれから40年も経つのか・・・汗

 

『自然の中で暮らしたい』

実は私たち人間全員が持っている”本能”とでもいうべき感覚が、

たとえ高価で非効率な無垢のフローリングを採用・おすすめすることにつながっているのかもしれません。

稲刈り直後はついつい下を見て歩いています。

40年経った今でも、イナゴを見るとやっぱりまだ捕まえたくなるのです。

 

2019.9.24 Reborn塩原

※26日は仙台出張のため、ブログお休みします

 

建て方D.I.Y.の予感。

IMG_5441長野市中越・新築住宅の建て方工事を!(9/18)

自称「超・雨おんな」という奥様でしたので、天候がかなり危ぶまれたのですが(笑)、

少しだけパラっときただけで、非常に過ごしやすい一日でした。

1階の柱を立て、梁を渡し、2階の床をつくる。

2階で使用する材木を、2階の床にクレーンを使って飛ばし、

2階の柱を立て、2階の梁を渡し、2階の天井と兼用の構造用合板24㎜を貼っている風景です。

朝8:00スタートで、この時点で午後1:30。

 

IMG_5445足場から駆け上がって観るとこんな感じ。

聞けば2階の天井部分にこの構造用合板を貼る会社は稀のようです。

確かに構造計算をすると、ここには合板を張らずに、火打ち梁と呼ばれる斜めの棒を梁に散りばめると、それでも耐震等級3は簡単に出せます。

Rebornではこの構造用合板をあらかじめ塗装しておき、天井仕上げ材兼作業用床とする場合が多いのです。

この合板はそのまま室内に見えるので、雨が降るとNGです。

加えて、合板の受けとなる梁をそのまま見せるので(「化粧梁」と呼ばれている)、割れや反りがなるべくない良材を用いないといけません。

「天井に梁を見せたくない」、という場合は火打ちで間に合わせることももちろん可能です。

 

IMG_54702階からはこんな風に見えます。

化粧梁はきれいな材料ですね。

天井の構造用合板には、ドイツの自然塗料=リボス・カルテッドのオーク色をセレクト。

先日のブログで紹介しましたが、あらかじめ建築主のKさん夫婦にて塗装済みです。

これによりDIY塗装の負担がかなり減ります。

この家は5間(9.1m)×3間(5.46m)の総二階建てで、切妻屋根のシンプル形状です。

非常に分かりやすい、つくりやすいために、お手伝いで来てくれた大工さんも直感的に作業ができたのではないでしょうか。

 

IMG_5451小屋組みと呼ばれる屋根の下地も非常にシンプルになっています。

母屋(もや)と呼ばれる部材を省略し、

彼が手で触れている部材=垂木(たるき)=ツーバイシックス(断面寸法38*140)を、45.5cm間隔で並べてゆくだけで△の屋根が構成されます。

とにかくこの家では作業の合理化を考えて設計しました。

材料に無駄が出ないように軒の出寸法もミリ単位で考慮されています。

それがある意味「働き方改革」に。

パパっとつくって、さっと帰ることができる、次の工程に移ることができる、

そんなイメージを持ちながらの設計でした。

IMG_5476夕方5時前には建て方工事は終了。

17:30から予定していた上棟式にも余裕で間に合いました。

作業の合理化によってコストダウンが叶えられ、床&外壁への付加断熱ができ、

外壁仕上げもしっくいコテ左官仕上げも達成できました。

無垢材のフローリング、造作家具など世の中的には「ちょっと高いハードル」を乗り越えることができました。

先日の松本での見学会でも、「シオハラさんは、設計も申請も現場監督もアフターメンテナンスも全部ひとりでやってるから安心できる」とおっしゃって下さった方がいました。

 

IMG_5483一気通貫。

見方によっては「代替えが効かない」、「ほかの眼のチェック機能がない」、「一代かぎり」、「独裁体制」、など批判的な意見もも聞かれます。

昔は(つい数十年前までは)「棟梁」と呼ばれる大工の親方がいました。

彼らは、営業、設計、大工、現場管理、建てた後の修繕や相談にも乗っていたハズです。

地域からも一目置かれ、大工としてだけではなく人格者として存していたことでしょう。

近年では分業化がかなり進みました。

役割分担をすることで一個人の負担は減るはずですが、引継ぎ連絡や情報共有が膨大です。

社会のIT化もそれを後押ししたことでしょう。

そっちのほうに進むのが正解なのか?

「おらんちは親戚やら近所の人らで、全部人力だけでタテマエやったわ。もう50年くらいまえだけんどな」

とお隣りのおじちゃんと、路上でこの建て方を眺めました。

 

”建て方D.I.Y.”

なんていうことが今後あってもいいのかもしれない。

ふとそんなことが頭をよぎりました。

たぶん、「餅は餅屋」になってしまうのかもしれませんが(笑)、あり得る話です。

 

2019.9.19 Reborn塩原(自称・雨おとこ)