メンテナンス日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

10年以降の天窓は・・・

14424祝日が実に多い秋ですが、みなさんお出かけしてますか?

実りの秋とは言いますが、我々建築に携わる者としては、なんといっても台風がオソロシイ・・・。

加えて継続的かつ絶対的に地震も恐ろしいわけで、なんとなくソワソワ感がある秋でございます。

先の台風21号によって天窓からの漏水報告が3件ありました。

天窓というのは誠に明るいわけですが、けっこう悲しい出来事もあるので要注意です。

 

14423ジャンジャンというわけではないのですが、このように室内側の枠にシミができます。

直下の床をコップ一杯の水をこぼしたかの如くといった被害状況で、

このような状況の場合、おそらくは外部水切りカバーのビスのゆるみが考えられます。

その場合のメンテナンス指針は以前このブログでも紹介しているので、同様の現象が発生した方はぜひ参考にしてください。

ブログ「VELUX天窓の漏水に関して

 

天窓VELUX私は以前からVELUX(べるっくす)というメーカーの天窓を採用しています。

本社はデンマークですが、日本にもしっかりとした拠点があり、天窓の専門メーカーというのがいい。

業界最長の10年保証をやっているので、安心でしたが、今回雨漏りした3件のお宅すべてが10年以上を経過しており、

「保証対象外」となってしまいました。

実は私の自宅にもVELUXの天窓が1本使われており、10年が経過。すでに補償対象外です泣

消費者としては、「これまで一度も雨漏りしたことがなかったのに、ここに来てか!」

という感情を抱くというもの。

ということは、どのお宅の天窓も時間の経過とともに雨漏りのリスクが高まる、ということか(‘Д’)

う~ん、、、どうする?

天窓VELUX-1 - コピーVELUXさんはメーカーとして保証期間が切れる10年目に、メーカーによる「安心点検工事」を受けていただく方針だそうです。

この工事を受けると、ガラスを抑えているパッキン材を交換し、向こう10年間保証を延長することができます。

気になるのはその費用ですが、屋根勾配や設置場所、室内から点検ができるかなどで一律ではないそうですが、¥40,000~、といった感じです。

お客さんから直接集金せず、あくまで工務店・ハウスメーカーに対して請求するスタイルをとっているようです。

法的には「瑕疵担保履行法」というもので、工務店・ハウスメーカーには、漏水に関して10年間の保証義務があります。

新築住宅の場合、「瑕疵担保責任保険」への加入が義務化されているので、メーカー保証と保険による保証と、ダブル保証となっているわけです。

しかしどちらも10年で切れる。10年の月日は案外早いものですが、連日直射日光にさらされる天窓はその分劣化スピードもそれなりに早いわけで、ある意味時限爆弾のような性質を併せ持っているのだということもできるでしょう。

天窓を採用する場合は、このあたり、「覚悟を決めて」踏み切るしかなさそうです。

 

天窓VELUX-2 - コピー参考にVELUXさんからもらった、10年点検工事の概要をアップしておきます。

(クリックすると拡大します)

おそらく水密パッキンはメーカー品で一般に売っていない物ではあるまいか。

6寸勾配以上の屋根についている場合は、原則足場を準備しないといけないようです。

この辺りも非常に費用負担が重いところ。

やはり天窓にはできるだけ頼らないほうが賢明かもしれませんね。

しかしそうはいっても、排熱用、どうしても真っ暗になっちゃう廊下など、頼らざるを得ない場面もあるんですよねー。

今後は10年以降をどうするかも含めて、設計時にご案内してゆきたいと思います。

※現在のVELUX天窓は外部水切りカバーにビス打ち箇所がありません。改良されています。

2018.9.18 Reborn塩原

 

 

いざ多治見市へ!~15年点検

DSC_1368「もう15年かぁー」

棟梁は○○大工さんだったなーとか、

工事中は梅雨時期で毎日雨でタイヘンダッタナーとか、

左官の外壁の色をお施主さんが喜んでくれたなーとか、

あるいは苦い思い出も(笑)

新築当時のことを思い出しながら、遠路はるばる点検に向かうの、嫌いじゃありません^^

 

DSC_1341「またいつものやつだ」、なんて言わないでください(笑)

こういう工法を何というんでしたっけ?

はいっ、ナカソネ君(新入社員・自称20歳)、答えなさい!

ウォールナット色で、生成り色の左官外壁。

レッドシーダーの腰壁で重心を落とし、6寸勾配のきっぱりとした切妻屋根。

15年経った今が、ある意味最も美しいと感じてしまいました。ウットリ

 

DSC_1344レンズを調整してもっと寄ってみましょう。

そうこのちょっとかすれた感じ( ^)o(^ )

膝のあたりがすり減ってきた履きなれたジーンズのような、

ツバの先がすこしほころんできた帽子のような、

目元に少ししわが増えたような増えてないような原田知世さんのような(笑)

あえて見せませんが、室内は全面パイン板張りで明るいカントリー調。このギャップもまたよろしいわけなのであります。

 

DSC_1343ウッドデッキ+芝生は、ラーメンにシナチクのような相性バッチ軍団です。

窓先に並べた薪や、プランターも絵になります。

1,2、3、4、5、6列分のデッキ床を、6年前にACQ加圧注入材で張り替えました。

築後10年目にして、やっぱり腐るウッドデッキ。

その時のブログがこちら。多治見市10年点検

材種はすぎ。ACQ防腐剤を加圧注入したもので無塗装です。

 

DSC_1345ACQは正式には「マイトレック エーシーキュー」というんですが、銅の成分が入っているそうで、

最初は緑がかっていて、オーナーさんからは「ちょっとこのまんまじゃなあ…汗」、

と気持ちを焦らせるという特性がありますが、

「ダイジョウブデス。コノママスコシホッタラカシテクダサイ」と、なかば強制的に塗装を実施させません。

6年後の今、どうですこの質感、色合い、ワビサビ(^^)/

いいでしょ♪

 

DSC_1376「木の玄関ドアって、まじメンテナンス大変なんでしょ~?」

って、まあ、それはそうなんです、正直。

でもこれを見てください。いいっしょ?

これはもう一生モンですよ、おとっつあん。まさにプライスレス。

これまで何度となくオイル(塗料)を塗り重ねられてきたはずで、なんとも言えない良さがにじみ出ています。

品のいいおじさんのような、おばさんのような・・・。

 

DSC_1377ついでに玄関ポーチの正面のビュー。

珍しいウッドデッキのポーチです。ログハウス界では至って当たり前なんですが。

現代ではタイル、洗い出し、土間コンと、ほぼ無機質材料によるポーチが一般的なんですが、ウッドデッキポーチも捨てたもんじゃないんじゃな~い?

え?名称が長い?じゃあ、今後は”W00d-Deck.Porch”、ってな風に書けばよいのかな。そしたら採用決まるかな?

屋根がかかってさえいれば数十年は余裕でもちますよ。

「この家に住んでる人はきっと木がすきなんだなー。きっとおおらかで優しい人なんだなー」って任意訪問者は感じちゃうから不思議です。

それってけっこう人生メリットじゃないでしょうか?

 

DSCF6399はいはい、わかった、わかった。

そろそろ行ってくるわい。

床下はこんな感じ。季節は食欲の秋ではありますが、まだまだ余裕をもって潜れます^^y

状態いいですね。いうことありません。

-

 

DSCF6401薪ストーブ直下の補強状態。

鉄のパイプは外気導入のための給気口。

この筒の先によく防虫網がついていて、床下ですから誰の目にも触れることなくみっちり目詰まりしていることも珍しくありません泣

ここは大丈夫でした^^

 

DSCF6415天井裏へも潜入。

雨漏りなし。ハチの巣なし。蝙蝠なし。

読めました?この漢字?

垂木は2”×8”材でがっちりとトラス状に組まれ、断熱材は高性能グラスウール16K品でヘタレ、結露など問題は一切ありません。

 

DSCF6412問題があるといえば、この屋根裏へ入るのに、3.5mも高さがあることか。

6尺の脚立では無理で、はしごを使わないといけません。

おまけに断熱フタがついている点検口ですが、パッキン材(EPDM)が密着よすぎて蓋が外れません。

点検口の枠自体を固定しているビスを外してなんとかしましたが、これを簡単に開ける技なんかありませんかね?

あ、室内の様子見せちゃった。

パインが日に焼けて、まことにいい感じなのであります。

2018.9.1 Reborn塩原 (訪問日8.28)

大津市築19年点検/古材どうよ?

DSC_1254-2ついに、遂に行って参りました、

滋賀県大津市のK様邸19年点検っ!

私が26歳の時に現場監督として担当させていただいた、ポスト&ビーム工法(丸太を柱や梁に使った木造軸組み工法で、ログハウスの一種とされている。通称P&B[ピービー])の2階建て。

いやあ~、この家は非常に難産でした。

築数十年という母屋がありまして、この写真の瓦屋根の建物(農業用物置で築100年以上のもの)との間に、縫うようにして建て、

かつ母屋は部分解体してP&Bを合体させるというもの。

DSC_1315ここがその連結部。

当時はエキスパンションジョイントなんて発想が持てなくて、古い建物と新しい建物を一体としてみなし、耐震性を確認しました(・・・と思う。設計した人が。)

この下屋の軒を伸ばしてくるなんてのが難易度がけっこう高くて、かつ軒裏は同じ意匠で復元したんだよな~(*´з`)

大工さん(なべさん)といっしょに垂木野地をつくった記憶がありますが、つい数年前のような気がします。

和風家屋と洋風家屋のコラボレーション。

そんなに違和感ないでしょ?

南側の日除け対策がなってません!まだまだ未熟であったということでしょう>_<

 

DSC_1239とにかくデッキがひどいことになっていました。

当時はACQの加圧注入なんてものは当然なくって(知らなかっただけ?)、防腐剤を塗布したデッキ材(ウエスタンレッドシーダー)です。

さすがに足を踏み外す恐れもあるので、Kさん自らコンパネを敷いてくれていた様子ですが、そのコンパネさえももうすでに・・・汗

当時私が勤めていた(=つまりこの家の元請け業者)会社は7年前に倒産。その数か月後に電話でKさんとは話したのですが、こうして再びお目にかかれるとは!

とにもかくにも、Kさんご主人には19年ぶりの再会だと思われ、お互いの変貌ぶりを讃えあったのです。

 

DSC_1258そしてこの家の苦労話といえば、、、

なんと現場の敷地内に仮設のキッチンと仮設のお風呂。もちろん仮設のトイレを設置し、

Kさん家族6人と、長野から派遣された大工さんたちが、共同で生活するというスタイル。

コンテナハウスで大工さんたちは寝袋持参で寝泊まりするというサバイバルぶり。

先ほど「築数十年の母屋の一部を解体した」と書きましたが、その解体部分には旧水廻りがすべて含まれていて、

一般的には仮住まいでアパートに移っていただき、大工さんらは民宿なんかに泊まって現場へと通う、というのが普通ですが、

どういうわけか、この敷地内で総勢10名以上が共同生活を数か月に渡っておこなっていたのです。

このボロ小屋は、当時仮設ユニットバス(というのをレンタル屋さんで借りた)の前室としてつくった仮設脱衣室。塩原施工です(笑)

工事が終わって分解していると、おばあさんが近寄ってきて、「それ捨てちゃうんかい?」っていう雰囲気になって、「そんじゃあ、漬物小屋にしようじゃないか」ってことになって、その場にある材料で間に合わせでつくった小屋なんです。それがこうしてまだ生きているとは!

DSC_1286デッキの腐朽以外には外部もさほど問題天がなく、家のなかはまるで新築当時のままのようにも感じられるほどきれいに整理整頓され、

とてもいい感じに木があめ色に変色し、風格を増していました。

愛ですな、愛。

これを「自邸愛」と呼ぶことに今決めました。

当時5歳、2歳のお子さん達は、思わず「瞬間かっ!」って叫びたくなるほどに大きくなっており、19年という年月が確かに流れたのだと実感させてくれるのでした。

あ~、おそろしやおそろしや。

 

DSC_1319-2Kさんは来年、もう定年なんですって!

マジっすか?

このタイミングで、敷地全体に大小あわせて6棟もの建物があるんですが、整備といいますか、次世代に向けて更新するものは更新し、取り壊すものはなくす!という決断をしようとしてらっしゃいます。ちょっと傾きかけているブロック塀もありますしね・・・。

こちら築100年以上の物置兼ガレージもこわしてしまう決断!

最近建てた某邸とクリソツです。あわわ。

もし古民家再生とか古材利用を考えている方がいるようでしたらお譲りします、とのことであります!

 

DSC_1246天井はなんと竹を敷きならべ縄で編んであります。

壁は土壁の真壁で、これは手壊しで落とさないとだめそうですが、柱や梁はそのまま再利用可能です。

木造在来工法って結局、移築や木材の再利用がたやすくできる、ということが最大の特徴なのではないかと思うのです。

昔の家をリフォームすると、もう2、3回は再利用されたであろう古材に出会うことがあります。

使えるものは再利用してゆく文化が、つい数十年前まで、日本では脈々と受け継がれてきたはずなんです。

現代では考えられないことなのかもしれませんが、それほど建築用材は実のところ貴重なものなのですね。

 

DSC_1248この深い軒なんてサイコーだよね。

早くしないとただの産業廃棄物になっちゃう泣

どなたか貰ってもらえませんかあー?

ちなみに4t車は横づけできません。

2tロングトラックはつけられます。

下見などご相談は、いったん私塩原が窓口になります。

興味のある方はご一報ください。

2018.8.28 Reborn塩原

shiohara@reborn-nagano.co.jp

築後20年点検@軽井沢

DSC_0799私がこの業界に入って2、3年のころでしょうか。軽井沢で建てたお宅の、築後20年点検に訪れました。

ところは旧軽井沢。いや~、涼しかったな(*´з`)

森の中に佇むポスト&ビーム工法の30坪ほどの、こじんまりした別荘です。

道路から7,8m程でしょうか、かなり見上げた場所にその別荘は建っています。

当時我々工事人は、たいへん苦労をした現場です。

私はまだ現場監督見習いの時期で、こうした難工事の現場は担当させてもらえず、上司のKさんのお手伝いで材料を運んだり、写真を撮りにきたり・・・、地鎮祭にも出席した記憶があります。

軽井沢には工事をしてはいけない期間というものがありまして、毎年7/20~8/31だったかな、建設の工事一切が禁止されています。

 

DSC_0782そんなこともあって、工事着工は春になってよーいドン!

雪解けを待ってすぐに基礎工事を開始しなければ、この工事禁止期間をまたぐことになってしまうのです。

それにしてもスゲー独立基礎ですな!

1階がコンクリート造のようなつくりなので基礎工事はとても大変です汗

良くないことに、この年は大雪でした。4月になっても残雪が多く、着工を急ぐ会社側の都合もあって、

1週間おきに現場に様子を見に来た記憶があります。車を1kmほど手前で乗り捨て、カンジキを履いて(笑)

 

DSC_0766デッキは7、8年前でしょうか、ACQ加圧注入材で全面的に改修されていました。

屋根の谷にずいぶん落ち葉がたまっています。

屋根の谷のところは勾配がゆるやかになるので、こうして雪や落ち葉が残りやすい部分です。

落ち葉には油成分が当然に残っているので、屋根材であるトタンを錆びさせしまいます。

屋根はシンプルな形状がよいとされる理由がここにあります。

 

DSCF6258床下に潜入。シロアリはいません。

ですが、断熱材がかなりの枚数落下しています。当時はサニーライトと呼ばれるポリスチレンボード40㎜が根太間にはめられており、落下防止対策もされていないので、この落下は必然ではあります。

工務店の未熟さともいえるでしょう。

後日あらためて、落下した断熱材の復旧と、全面的に落下防止を行うことをお約束しました。

 

DSCF6264押し入れ内の点検口より、屋根裏に潜入しようとする塩原。

できるだけOB宅の点検やメンテナンスには新人・ナカソネを連れてゆくようにしています。

将来的にはナカソネ単独で点検やメンテナンスに行ってもらわなくてはなりません。

塩原も45歳を過ぎ、かなりお腹が出てきました。床下や小屋裏に潜るのが、だんだんしんどくなってきているのは否めません。

点検やメンテナンスはとても大事な業務ですが、土日にご希望の方も多く、なかなかスケジュールが難しい現実があります。

DSCF6265小屋裏は袋入りグラスウール・100㎜厚品が敷きならべられていました。

今となっては不十分な施工ですが、当時はこれがスタンダードな仕様でした。

2階の天井を先に張ってから間仕切り壁をつくっていましたので、今でいうところの「気流止め」が必然的になされている工法です。

ですからたとえ100㎜のグラスウールでもそれなりに断熱は効いていると思います。

天気が良く、太陽が照り付ける外気温が35℃もあるような日だと、この屋根裏は気温が70℃近くになっていることもあります。

しかしここは軽井沢。そして奇跡的にも曇天日で、非常に点検はしやすかったんです。

さすがはアメオトコ・ナカソネ(笑)

 

DSCF628520年も前の当時から、木製サッシ=アンダーセンが採用されていました。

いまでもたまに採用しています。

アルゴンガス入りのLOW-Eペアガラスです。

内壁はほとんどがパイン板張り。これもまことに味わいが増しており、やっぱ山小屋はこうでなきゃ、って感じです^^

 

DSC_0768外壁のウエスタンレッドシーダーとベイマツの丸太柱。

「再塗装をしたら黒くなっちゃってびっくりした」、そうおっしゃっていたNさんの奥さん。

木はどんどん黒くなてゆくのです・・・。

しかし腐ったりしているわけではございませんのでご安心を。

深い軒の出&LOW-プロポーションのためか、外部はとてもいい状態が維持できております。

息子さんやお孫さんたちも利用があるということで、久しぶりに避暑地・軽井沢を感じる一日となりました。

2018.8.7 Reborn塩原

定型PLAN+αでQ1.0住宅をお求めやすく

IMG_0558千曲市・M様邸、左官工事が始まりました^^

30坪定型PLANで設計監理費をかなり圧縮。

とてもリーズナブルに、キューワン住宅をお求めやすい価格設定にしております(‘ω’)ノ

耐震性能や断熱性能に特化し、工法的にも無駄がなく、

私が言うのもなんですが、「とってもお買い得!」な住宅となっています。

構造や断熱に直接関係ないドアのデザインや外部、内部の仕上げ材(フローリングや内装)はある程度自由にご選定をいただけます。

そして塗装は原則D.I.Y.で好きな塗料で、好きなカラーに。

M様邸は玄関先にレッドシーダーの外壁を張り、加えて玄関ドアもレッドシーダーのラフソーン(粗い仕上げ)を張って外観のアクセントとしています。

 

IMG_0542外部と内部は、ある程度色をあわせましょう。

ミディアムブラウン調で空間を引き締めています。

内壁はしっくいのローラー塗装で、いよいよ明日施工指導を行い、お盆休みは集中的に現場で過ごしていただきます(笑)

当面はマスカーによる床・巾木養生やマスキングテープ貼り、といった地味な作業となります。

しっくいの仕上げ=ローラー塗りはあっという間に終わりますが、この地道な下準備が非常に大切だということは本ブログでも度々述べています。

IMG_05281階はパテ処理が行われ、このあとドイツ製のKOBAU(コバウ)という紙のクロスをいつものように張ってゆきます。

Rebornでは、石膏ボードに対するパテ処理とKOBAU紙クロスまでを私の手配によるクロス職人にて行い、そのあとのマスキング&養生、そして仕上げのしっくい塗装または左官をお施主さんにて作業してもらっています。

道具や脚立は貸出し、手順や作業方法を教えたあとは、”あとはどうぞご自由に”

という感じで、原則ほったらかし(笑)

作業中はいろんな現場関係者から冷やかしを受けたり、ちょっかいを出されたりしながら少しずつ仕上げていってもらいます。

 

IMG_0553実のところクロス職人は、かつてのOB施主の息子さんにクロス職人さんがいて、当時は内装会社に勤めていたんですが、わけあってその後独立。

リボーンの設立以来、新築物件はすべてこの平岩さん(エムズ内装)に来てもらっています。

自宅は塩尻ですが、長野市はもちろん、甲府も鬼無里もここ千曲市も原則どこへでも行ってもらってます。

千曲市の後は飯田市へ行ってもらわねばなりません!

個人事業主である彼は、この時期いろんな現場をかけもっているようで、ちょくちょく抜けてしまいますが、ここはもう任せたのだから、細い目をして現場監督は待つのみです。

一般的にはパテ処理ののち、柄指定をしたビニールクロスを貼って仕上げとなるので、いうなれば、

「あとはお施主さん次第で工期がきまります」ということになります。

さぼらないか、へばらないか、なげやりになっていないか、

さらに目を細めて見守るしかありません(笑)

 

IMG_05362階のホールからベランダの手すり壁の内側がみえます。

そう、こんなところにもレッドシーダー(^^)/

手すり壁の内側って、室内側からけっこう目立って見えますからね。

家の外ではありますが、ガラス越しに見えるので、いずれ生活してみると、ここが意外とアクセント木質壁になるはずです。

2階は構造材である梁をあらわしに、さらに水平構面である厚物合板(ネダレス合板)をそのまま天井材としてあらわして使用しています。

Mさんには塗装をしていただく手間が増えますが、大工さんはこれで天井を張る作業が減るので大助かり。

このあたりもコストダウンにつながっているわけです。

 

IMG_0544普通はベランダの床はFRP防水などで床を仕上げますが、

ここはあえてウッドデッキにしています。

FRPは樹脂で、10~15年毎に塗り替えを必要とします。

スノコ状に木で床を仕上げると、雨が吹きこんだ場合は階下に落ちることには当然なりますが、

深い軒の出と組み合わせることによって、将来的にメンテナンスがかからないようにという思いでそうしています。

このMさま邸ではこのベランダの手すりの外側に、太陽集熱パネル=LATENTOを3基、専用架台を用いて壁付けすることになっています。

 

IMG_0559集熱器を壁付けしてしまうと、その裏側は再塗装などのメンテナンスができないと言っていいでしょうから、

ACQ加圧注入材であるファサードラタンによってベランダ手摺の外部は仕上げてあります。

 

外壁はRebornの標準的外装材である西洋しっくい(プラネット社・クイック&イージー)左官仕上げです。

現在防水シート&ラス網を左官屋さん(本職)が進めている最中です。

このあと軽量モルタルにて下塗り、中塗りを左官コテで塗り付け、乾燥後、仕上げ材を塗るのですが、

我ながら非常に手間のかかることばっかりやっているなあ、と感心します。(笑)

 

1392話は変わりますが、松本市で行っている、しろあり対策工事の様子を。シロアリ被害の最たる原因であったバルコニーを撤去しました。片方でベランダをつくり、もう片方では撤去するという逆同時進行。なんだか切ない感じではありますが、シート防水+モルタル床仕上げのベランダは、築後30年の間、じわりじわりと木を腐らせ、シロアリの巣窟となり、最終的に撤去せざるを得ない状況になってしまったわけです。

 

1322ベランダの付け根である外壁部分の画です。

しろありは水分があると生息域を拡大してゆきます。

おそらくはベランダから漏水した雨水がその生息域を2階にまで達しせしめ、

木造の最重要構造体である柱や梁、筋交いまでをも食べてしまうのです。

部分的とはいえ、大きな地震が来た場合、こういった構造躯体の弱点部分から変形が始まり、最悪は倒壊してしまうという3Dシミュレーションは、新築時の構造設計や耐震診断の際にさんざん見ています。

 

1330土台の交換も木造軸組み工法であれば、割と簡単に行うことができます。

簡単といっては大工さんに失礼ですね。

実際には大変な作業だと思います^^

いまこの写真、壁が完全に空中に浮いちゃってるの、分かりますか?

一番手前の柱は通し柱です。壁には窓がついています。

ジャッキアップしていなくてもこの状態ができてしまう・・・。

スゴ技ですね( ゚Д゚)

でもちょっと思い返してみると、この部分は全部しろあり君に食べられていたんです。

ですから、構造的にはこれまでずっとこの状態にあった、ということになります。

 

1333土台を横から差し込んで柱を継ぎ足し、これで着地!

今後はせっかくですから床下からの気流止めを確実に行い、断熱材を充填し、

ダイライトという構造面材をここにべたっと張ると、建物全体として足元が固められた、いい状態になります。

この写真、クリックしてぜひ拡大してご覧いただきたいと思います。

基礎断熱材の上の方10cmくらいをカットしてありますが、たくさんの蟻道(ぎどう)、シロアリの侵入口を見ることができます。

このお宅の場合、東西南北、建物の全方位にこうした基礎断熱材を通じた蟻道が無数と言っていいくらいに確認できました。

基礎断熱工法がどんどん普及している世の中ですが、一番喜んでいるのはシロアリ駆除業者さんなのではないだろうか。

 

2018.7.28 Reborn塩原

 

女王様がすぐそこに!?

早くも ”夏っ!真っ盛りっ(*´з`)”

という有様ですが、お盆休みまではまだ1か月もありますね・・・泣

からだ、「もつ」、のでしょうか??

今回はそんな夏にぴったり、ちょっとキャーなお話を。



IMG_0187先日レポートした松本市のシロアリ被害の続報です。

全体の被害状況がだんだん明らかになってきました。

東西南北、どこからでもシロアリ被害が発見されました。

すべてといってよいでしょう、基礎断熱材からの侵入です。

不思議なのは、柱よりも筋交いに被害があることです。

外張り断熱材が密着していないからなのでしょうか?

原因はいまだはっきりしていません。

 

IMG_0275今回のシロアリ対策工事は外側からの切開としました。

基礎断熱でシロアリ被害が疑われる場合、これは基本です。

内側のほうが復旧する工事費が安くすむことから(一般的な石膏ボード+ビニールクロス仕上げの場合)、

思わず内側解体工法を採用しがちですが、場合によってはその被害状況を見落とすことになるでしょう。

外壁のクラック、あるいは軒の出がほとんどないことから、壁の中に漏水があったようで、

腐れとシロアリを併発すると、もう柱や土台はボロボロです。

大きな地震がきたらここは踏ん張ることができずに、「ガクッ」となる可能性が高く危険です。

 

IMG_0293ウレタン断熱材の中に巣を作っている様子です。

巣の断面のように見えます。

拡大してよお~く見ると卵も見えます。

この中に女王様がいるのかもしれません。

これまでの乾いた状態から一変、このあたりはじとじと濡れています。

水分があるとシロアリはとても活動がしやすいそうで、

この上は出窓。

外壁との取り合い部分からの漏水か、

あるいはそのまた上のベランダからの漏水か。

いずれにせよ壁の中が濡れた状態です。

 

IMG_0307今回、漏水が疑われ、シロアリの活動を助長していると予測しているベランダは完全に撤去します。

今週はここに手を付けてゆきます。

あらためてシロアリは怖いと感じます。

足場を組みにきた青年も、

新入社員のナカソネも、

シロアリを見るのは初めてだそうで、

建築に関わる人間だからこそ、この状況はぜひ目に焼き付けておいてもらいたい。

シロアリ被害はある意味自然災害ですが、今回のように、ほぼ人災と言っていいケースがほとんどで、

呼び込むものが存在し、防げるはずのものが防げない、発見できない、発見が遅れる、復旧にとても時間・費用がかかる

という風になってしまいます泣

IMG_0305予測通り、ベランダの床から、漏水がかなりの量あるようです。

漏水により木が腐り、そこにシロアリが棲みついたのか、シロアリが棲みついて漏水を発生させ木を腐らせたのか、、、

いずれにせよ、ものすごい大勢のシロアリが生息している様子です。

ベランダは撤去するにせよ、ここからどれほど建物本体にまで被害が進行しているのか?

対策工事の規模を決定づけることになります。

 

またしても次回に続きます。

2018.7.17 Reborn塩原

 

 

 

 

基礎断熱はシロアリ発生のリスク大。

IMG_76542階窓の室内側から羽アリが出たのは2か月ほど前。

例年ゴールデンウィーク前後になると羽の生えたシロアリが外界にでてきます。

その動きはまるで初めて公道を走るペーパードライバーのよう。

なかなか飛び立てない者、床でくるくる回っちゃってる者、

シロアリが護衛についている者、柔らかくゆったりと浮遊している者、

いずれにせよ勢力拡大を狙って、1年に一度の大航海なのです。

「シロアリは、4月下旬~5月上旬のころ、雨の降った翌日、しかも快晴で風のない昼前後に、

羽アリ部隊が普段身を隠していたにも関わらず、一斉に巣を離れて旅に向かうのです^^」

4月に打合せをしていたKさんから「羽アリってシロアリですよね?」と聞かれた際にお話ししました。

 

IMG_8141GW期間中にKさんから連絡が入りました。

「実家に羽ありが出ました!しかも2階にです!!」

数日後、現場調査に向かったシロアリ駆除・予防専門業者の話によると、

被害は相当広い範囲で、私たちだけでは到底駆除できないとの報告が・・・。

土台や柱なども相当被害を受けており、耐震性の低下も懸念されます。

シロアリは日本全国どこにでも生息する生物ですが、普段私たちの目で見ることができないので恐ろしい。

いったん建物の一部に入ると、知らないところでじわりじわりと、確実にその生息域を広め、建物の骨組みである土台や柱、筋交いまでをも食してゆきます。

 

IMG_8144前出の一見なんともないように見えるモルタル+吹付塗装の外壁も、

メス(グラインダー)で切り取ってみるとアワワな状態・・・。

すでに美味しいところは食べつくしたのか、すでにその姿はなく、その暴挙ぶりに人間は落胆します。

モルタルの下地にはラスと呼ばれる厚さ1cm、幅9cmほどの下地用の木材が張られており、

それを釘固定するための胴縁(どうぶち)と呼ばれる2cm×5cmほどの角材があり、通気層と呼ばれる空洞があるのですが、

ラス下がことごとく食害に遭っています。

 

DSC_0006これがラス下が張られている様子。

ラス下-胴縁(通気層)-その向こう側には外張り断熱材である、厚さ25㎜のウレタン断熱ボードがあり、この断熱材が基礎断熱として基礎側面と一体となっており、地面までつながっています。

白アリの侵入経路はこの基礎面に張られた発泡スチロール状の断熱材です。

みなさん、基礎断熱はやっぱりやめましょう!

あまり大きな声をあげると、すでに基礎断熱で建てられた家は全国にたくさんあるでしょうし、シロアリ駆除業者さんからパッシングにあいますので控えめに声をあげておきます。

基礎断熱だから必ずシロアリにやられる、というわけではないので誤解を招き、混乱するのも不本意ですから、

小さな声でもう一度言っておきます。「基礎断熱はおっかない」と。

IMG_0062構造上重要な部材である”筋交い”がやられています!

スジカイは、普段はおとなしくそこに鎮座しているのみですが、大きな地震の際に建物の揺れを防ぐ、とても大事な部材です。

この状態では少しの揺れで折れてしまうに違いありません。

シロアリの家族はコロニーと呼ばれ、1コロニーで4万とか5万匹になると聞きます。

羽アリとして出稼ぎに向かうのはこの家族のうち数%と言われていますから、GW前後の晴れた日に羽アリを見かけたら、その向こう側には数万のシロアリがいると心得ましょう。

早い段階であれば、こうして解体などせずとも駆除できる場合がほとんどです。

この家の方も、少なくとも5年くらい前から羽アリを見かけていたといいます。

人間の体もそうですが、結局白アリ対策は、「早期発見、早期対策」が決め手です。

 

IMG_0063「数日したら出なくなったので、いなくなったんだろうと思った」

「羽アリがシロアリだとは知らなかった」

そんな声もよく聞きます。

私たち建築に携わる者たちが、こういうことを心得、伝え、建物を定期的に点検してゆかねばならないのだ、

と改めて思うわけです。

新入社員ナカソネは、実家は代々大工で、建築の専門学校を出ていますが、白アリは初めて見たそうです。

みなさんもこのブログを見て、しっかり目に焼き付けて、来年のゴールデンウィーク前後には天気予報を眺めながら、

自宅を気にしていて下さいね。

てちょっと先かな・・・。忘れたころにまた投稿をしますが、続報はまたいずれこのブログで。

2018.7.10 Reborn塩原

 

 

 

 

7年の間に、耐震意識改革はすすんだか

DSCF6184梅雨あけた?

昨日は床下に潜ってダイエットをした塩原ですが、腹筋パリパリで困っています。

蒸し暑い信州ですが、今日明日と松本市で完成見学会を開催中。

本日ご来場いただきましたみなさん、ありがとうございました^^

明日も引き続き10:00~17:00、

ご来場をスタッフ一同、心よりお待ちしております!

なかなかご都合が合わずにご来場いただけない方、

ご来場いただいたにも関わらず手がまわらずご案内できずじまいだった方々のために、

会場で用意しているパンフレットの一部をアップしておきます。

 

スライド4断熱性能の指標となるUa値は0.335です。

開口部(窓)がたくさんある割には頑張っています。

サッシはエクセルシャノンのシャノンウィンドーⅡS、アルゴンガス入りLOW-Eペアガラスです。

先日気密測定を行いましたが、速報値でC=0.7 cm2/㎡でした。

大きな引き違い窓が6本あるなかでこの値はかなりがんばった気密性能だと感じています。

太陽集熱タンクの温水温度は10:00の時点で55℃でしたが、夕方帰るころには75℃になっていました。

タンク内の温水は80℃がマックスで考えていますから、もうじゃんじゃんお湯を使わないともったいないです。

 

スライド5床・壁・屋根・天井の部位ごとのU値など、数字ばかりが並んでいる表も添付しています。

これが読み解けるようなお客さんもご来場していますので、このあたりは欠かせません。

結局ダンネツのことは数字が先にあって、それ通りの性能がだせるように施工もちゃんと手抜きなく行う、それを管理監督する、記録する、

ただそれだけのことです。

どのくらいの性能を出すか=燃費(ランニングコスト)がどのくらいになるか、それは計画段階の設計にかかっています。

設計はつまりイニシャルコストを先行して検討してゆくわけですから、むやみにハイスペックな性能をお客さんに押し付けても、

「無理なものはむり!」

作り手としてはそういわれることが恐ろしいわけですから、お互いに納得をすることが大切だと思うわけです。

 

スライド6珍しくオール電化住宅になっています。

たまたまですが、グリーン化事業のゼロエネ補助金が、「どうですか~?」って回ってきたんで、

太陽光発電システム5.9kWを搭載しています。加えて太陽集熱(LATENTO)も。

誰もまだ暮らしていないこの家ではせっせと発電してすでにそのほとんどを売電し、

太陽熱はもうおなか一杯だというほど熱を蓄え、暮らし人を今か今かと待ちわびています(笑)

 

スライド7たまには、ということで耐震についても触れています。

松本市は向こう30年で震度6弱の地震が来る確率が30%を超えていて、

また2011年には断層型大きな地震も発生しており、地震に対する意識を高く持っていないといけません。

そういえば松本市で発生した地震は7年前の6月30日でした( ;∀;)

あの時私は松本市梓川の新築工事現場の2階のトイレの中で、

たしか脚立に乗って石膏ボードを張っていたのでしょうか、揺れた瞬間動くことができずに、脚立の上で肝を冷やしました。

狭い空間だったので両手を壁につけてなんとか持ちこたえたといえばそうなのですが、耐震が弱い家だったら転落していたかもしれません。

気をつけようもありませんが、やっぱり巨大地震に備え、できるだけ耐震性能は上げておきたいものです。

 

スライド8明日はスタッフ3名で対応します。

社長の坂田は、もう一つの顔、坂田木材での見学会&セミナーに出席のため不在です。

空きもあまだあるようですから、「松本にはいけないけど」という方はぜひいかがでしょうか。

Rebornの社員塩原、内海に加えて、断熱や冷暖房システムの工事を担当していただいた、信越ビーアイビーの国分さんがスタンバイしています。

新人ナカソネは明日、二級建築士の学科試験のため欠席です^^結果やいかに?楽しみに朗報をまちましょう。

 

2018.6.30 Reborn塩原

 

 

長野市築29年住宅・インスペクション

DSC_0066平成元年・築29年の住宅をインスペクションしてまいりました。

60坪を超える大きな事務所併用の住宅。

1階が事務所と玄関、2階が住居です。

困ったのがこの西側の面。

建物外壁が隣地境界線から50cmも離れていません。汗

軒の出のない、ボックス状の外観です。

 

 

DSC_0073隣地境界線にはフェンスが設けられており、

窓には面格子が設置されており、

ふぅぅ~っと息を吸い込んで、呼吸をとめて(笑)、歩を進めました。

排水配管もこのわずかな隙間を通ってきており、このあたりは重要なポイントなのです!

「こりゃ、水道とか排水とかのトラブルがあったとき、どうするんだ?」状態です。

 

DSCF6126外壁はサイディング+吹付塗装です。

過去29年、再塗装や目地コーキングの打ち直しなどは行えるはずもなく、

けっこう大きな口があいていました。

通気工法もまだ世に広まっている時代ではなく、

こうしたコーキング切れは、水が抜けにくくなっており、漏水リスクも高まります。

これから住宅を建てようと計画中のみなさん、

外壁のメンテナンスが可能な、適切な距離を隣地境界から確保してください。

お隣さんの土地を借りないと足場がたたない、脚立すら立てられない、

そりゃイカンです( ;∀;)

DSC_0045 DSC_0046外壁の塗装もだいぶ色褪せ、素手で触ると白い粉が付着します。

この指の短さが塩原の特徴です。

笑わないでください。この手でギターが弾けるのです♬

とにかく!

塗装は15年毎に行いましょう。

事情があったとしても20年以内に!

30年も経つと基材であるサイディングに影響を及ぼしています。

車を洗車・ワックスがけするのもいいですが、家の外壁も気にしてあげましょう!

 

 

DSCF6152今回のインスペ作業の中で、最も緊張が走ったのが屋根の点検です。

2連はしごですれすれ届く高さでしたが、ナカソネの補助はあったものの、

この日はえらく強風が吹いておりまして、2箇所でロープで控えをとっての昇降です。

 

DSCF6136屋根は折半屋根で、サビがけっこう出ています。

サビを放置すればやがて穴があき、雨漏りにつながります。

はやり金属の屋根は、15年くらい毎に塗装をしてゆかなくてはなりません。

普段は決して目につきませんから、どうしてもおろそかになるのです。

しかし建物の寿命は雨漏りが始まると一気に加速します。

もう手の付けようがなくなってしまうのです。

今回、このようにインスペクションをする機会があって、初めて気が付くことも多いでしょう。

 

DSCF6147パラペットのサイディング外壁も、一部ぼろぼろになっていました。

ここまで傷んでいると、壁に中に雨水が入っていても不思議ではありません。

壁の中までは調査ができませんから、あくまで想像するしかないのですが、ここは見過ごせません。

「あ~、ドローンがほしい」

屋根の上でうろうろしている間、心から思いました。

あのはしごに上っている間に震度6の地震が来たら、、、

そんなことまで考えてしまうのは職業病?東京出張へ行くときも、一抹の不安を抱えているほど臆病な塩原です。

 

DSC_0142床下へももちろん。

「あ~、断熱材やっぱないか~泣」

そういえば、インスペクションのガイドラインには、断熱材の有無や気密性など、

断熱性能にかかわることって、まったくチェック項目がありません。

本当は中古住宅の価値って、耐久性ももちろん大事ですが、どの程度の断熱性で、

暖房すればちゃんとあったかいのか、どのくらいのエネルギーを喰うのか、

信州ならばなおさらですが、温熱環境の調査も行うべきじゃないでしょうか。

 

DSCF6113駐車スペースの上、俗に言う「オーバーハング」部分の天井裏も照明器具を外してのぞいてみました。

ポリスチレン25㎜の断熱材もあえなく脱落・・・。落下率50%・・・この上の部屋、冬は相当寒いだろうに・・・北側だし・・・。

オーバーハングっていわば橋の上のようなところ。

普通のアスファルト道路は凍ってなくても、橋の上は路面が凍ってるってこと、よくありますよね。

路面は地熱の影響で、橋の上よりはやや温度が高いのです。

この断熱材を入れ直すのは一苦労です。天井全部はがさないとできません><

 

DSCF6156柱の垂直具合はまずまずです。

レーザーで確認しましたがほとんど傾いていませんでした。

地盤はまずまずよさそうです。

部屋の中は、ご住人様が丁寧に暮らしてくれたため、とてもきれいで、使用に十分耐えられます。

問題はやはり外部か・・・。

平成元年といえば、私がちょうど高校入試の時だった。

あっという間に人生は流れてゆく。

2018.6.14 Reborn塩原

 

この「家」にしてよかった②号発売!

DSCF6086先日、シロアリ調査で小屋裏をもぞもぞしていた時、

まったく別の方(OB)からの電話。

「羽根アリがいる!うちにもシロアリいるかも!」

そして本日訪問。

マイ・スタンダード・ユニフォームである「タイベックスーツ」を身にまとい、

床下調査を実行。3年前にも築後5年点検で潜っています^^

 

DSCF6098残念ですが、いらっしゃいました・・・泣

基礎天端と土台との間、つまりキソパッキンの陰にかくれるようにして。

土のトンネル=蟻道(ぎどう)があります。

蟻道から外れてうろうろしている輩も多数なので、この時期は活気に満ちている様子です。

いったいどこから入ったのか?

このお宅は基礎断熱ではなく、床断熱工法ですが、

玄関内部と浴室部分は内側の基礎断熱工法です。

 

20180517214159-0001若干グロいスケッチですが(拡大表示してみて!笑)、こういうことだと判断しました。

あくまで予測ですが。

被害はまだそれほど広がっていない様子ではありますが、この際きちんと駆除しておきたいので、玄関ポーチのタイルを思い切って斫り解体してみたいと思います。

ばっちり駆除したのちは、再発しないように手段を講じようと思います。

 

先ほど、「マイ・スタンダード・ユニホーム」と書きました。

最近自分でも不思議なくらい、似合っていると思います(笑)

 

IMG_7678先日発売、「この「家」にしてよかった②号」にも掲載されています(笑)

この本のことは以前、ブログでも紹介しましたが、

キューワン住宅に暮らしている全国の人々を、新住協の理事であり、アマチュアカメラマンでもある会澤さんが全て1軒1軒訪問取材し、

話を聞き、リアルな声を綴った、「信じる者は救われる本」となって、密かに世に出回っています(笑)。

第①号は私もすべて読みましたが、これほどまでに分かりやすくキューワン住宅の住み心地を伝えてくれる本を、私はほかに知りません。

 

IMG_7675第②号には、一昨年リボーンで建てた方の声も掲載されていますので、

ぜひ多くの方にこの本を読んでもらいたいと思っています。

 

昨日のブログでも書きましたが、シロアリを予防する100%確実な方法は実はありません。

何と言っても早期発見、早期対策に尽きると思います。

4月下旬~5月中旬、雨が降った翌日の無風で晴れたお昼前後

このとき羽根アリを観たらご用心、これ復習ね^^

 

皆さんも自分の家の床下に、ぜひ1年に1回潜ってみてください^^

タイベックスーツはプロ向けのホームセンターやワークマンで1着500円程度で売っています。

そういいながらも、自分の家はかれこれ5、6年は潜っていないのですが・・・。

 

「人生はドラマチックに。」

本題とは無関係ですが。

 

2018.5.17 Reborn塩原