メンテナンス日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

この「家」にしてよかった②号発売!

DSCF6086先日、シロアリ調査で小屋裏をもぞもぞしていた時、

まったく別の方(OB)からの電話。

「羽根アリがいる!うちにもシロアリいるかも!」

そして本日訪問。

マイ・スタンダード・ユニフォームである「タイベックスーツ」を身にまとい、

床下調査を実行。3年前にも築後5年点検で潜っています^^

 

DSCF6098残念ですが、いらっしゃいました・・・泣

基礎天端と土台との間、つまりキソパッキンの陰にかくれるようにして。

土のトンネル=蟻道(ぎどう)があります。

蟻道から外れてうろうろしている輩も多数なので、この時期は活気に満ちている様子です。

いったいどこから入ったのか?

このお宅は基礎断熱ではなく、床断熱工法ですが、

玄関内部と浴室部分は内側の基礎断熱工法です。

 

20180517214159-0001若干グロいスケッチですが(拡大表示してみて!笑)、こういうことだと判断しました。

あくまで予測ですが。

被害はまだそれほど広がっていない様子ではありますが、この際きちんと駆除しておきたいので、玄関ポーチのタイルを思い切って斫り解体してみたいと思います。

ばっちり駆除したのちは、再発しないように手段を講じようと思います。

 

先ほど、「マイ・スタンダード・ユニホーム」と書きました。

最近自分でも不思議なくらい、似合っていると思います(笑)

 

IMG_7678先日発売、「この「家」にしてよかった②号」にも掲載されています(笑)

この本のことは以前、ブログでも紹介しましたが、

キューワン住宅に暮らしている全国の人々を、新住協の理事であり、アマチュアカメラマンでもある会澤さんが全て1軒1軒訪問取材し、

話を聞き、リアルな声を綴った、「信じる者は救われる本」となって、密かに世に出回っています(笑)。

第①号は私もすべて読みましたが、これほどまでに分かりやすくキューワン住宅の住み心地を伝えてくれる本を、私はほかに知りません。

 

IMG_7675第②号には、一昨年リボーンで建てた方の声も掲載されていますので、

ぜひ多くの方にこの本を読んでもらいたいと思っています。

 

昨日のブログでも書きましたが、シロアリを予防する100%確実な方法は実はありません。

何と言っても早期発見、早期対策に尽きると思います。

4月下旬~5月中旬、雨が降った翌日の無風で晴れたお昼前後

このとき羽根アリを観たらご用心、これ復習ね^^

 

皆さんも自分の家の床下に、ぜひ1年に1回潜ってみてください^^

タイベックスーツはプロ向けのホームセンターやワークマンで1着500円程度で売っています。

そういいながらも、自分の家はかれこれ5、6年は潜っていないのですが・・・。

 

「人生はドラマチックに。」

本題とは無関係ですが。

 

2018.5.17 Reborn塩原

羽根アリ発生!やばいぞこれは!

曜日を勘違いしており、1日遅れのブログです。

愛読者の方、ご心配かけて申し訳ございません。

幸いにも無事で健康です^^

 

IMG_7665さて、この時期は花がきれいですね。

(画像は御代田町のモッコウバラ)

必然、蜂や蝶など、虫もたくさん飛んでいますね^^

花はなぜ人の心を癒すのでしょうか?

蜂はあんなに小さい体なのに、なぜあれほど俊敏なのでしょうか?

何気ない自然の営みも、「なぜ?」と考えてしまうと疑問符だらけです。

まあ、よいではないでしょうか、考えなくても。

 

IMG_7654しかし用心して観てほしいのは、この時期の羽根アリです。

前日雨が降り、翌日風のない快晴の天気のお昼頃、

よ~くあたりを見渡すと、優雅に舞っている羽根アリさん。

この画像は5/14に観察されましたが、4/28と5/6にも別の部屋でいたそうです。

とりあえず掃除機で吸うくらいしかない初期対応。

 

実はここにくるまでの道中、けっこうあちこちで優雅に舞う姿を見かけました。

みなさんもこんな風に家の中で発見されたらご用心!お風呂場なんかよく出ますよ!

そんな場合は白ありの巣がある証拠といえそうです。

よ~く見ると黒い羽根アリにまじって白いシロアリもいることがあります。

この羽根ありを食べようと、鳥も血眼になって飛んでいます。ホントです。

 

IMG_7650このお宅の発生場所は2階の窓枠付近でした。

窓の両脇には必ずと言っていいほど柱がありますから、おそらくその柱が食されていることでしょう。

被害の程度を確かめるために、内側か外側の壁を剥がさないといけません。

聞けばすでに5、6年前から毎年羽根アリが出ているとのことですので、

すでに被害は相当拡大していると思います。

さて塩原、どうするか?(スミマセン、マダドウスルカキマッテマセン)

白あり専門業者からは「建て替えも含めて検討されるべき」という判定をもらっています・・・泣

 

勝手口下蟻道床下に潜ると、ほぼすべての方位で蟻道が発見されました。

大変なことです!

普通白ありの通り道=蟻道(ぎどう)がこんなにある家はありませんのよ・・・。

数か所であれば、消毒駆除&予防消毒はもちろん、ベイト工法による巣ごと根絶させる方法もあり得る。

なんとかこれ以上被害を拡大させないための対策がとれます。

しかし全周、しかも2階の窓上にまで羽根アリがいるということは・・・( ゚Д゚)

 

基礎 化粧モルタル裏 断熱材原因はいくつかあるのですが、なんといってもこれ!

と言って分かる人はだれも居ませんよね・・・。

実はこの家、30年前新築なのに、すでに基礎断熱なんです!

ウレタン断熱材が20mm厚ほどでしょうか、

基礎の外面に張られており土中まで入っています。

ウレタン断熱材の上からモルタルで化粧塗りしています。

これでは蟻道は発見できるはずもありません。

基礎断熱材のウレタンは、そのまま外壁の外張り断熱材と連続しています。

これはやばいです・・・。

ウレタンなど石油由来の断熱材は、シロアリはむしろ好んでひたすら食べ進みます。

近年では防シロアリの薬剤が練り込まれている断熱材も発売されていますが、

「それ使えば絶対来ない?」って白あり業者さんに聞けば、

絶対ではないということを教えてくれます。

まあ、日本じゅう、いや世界中にシロアリは生息していますから、「絶対来ない」はあり得ないのです。

なるべくリスクのない工法をとりつつ、早期発見、早期駆除、定期的に予防するしかないのです。

 

ベランダ外壁クラック加えてベランダからの漏水がどうもあるようです。

手摺壁のクラック、FRP防水でなくモルタル仕上げの土間床のクラック、

通風用にと、手すりの一部にこうした格子を入れたがため、

レンガ調の見切りが入り、その継ぎ目からも雨水がけっこう入っちゃってるんじゃなかろうか。

聞けばベランダはまったく使用していないとのこと。

じゃあ、この際、ベランダは全部解体撤去しちゃうってもんですね!

漏水は、木材を腐らせ、シロアリの生息活動を早めてしまいます。

雨漏りがあったから白ありが入った、とは考えませんが、

「被害の拡大を助けた」、というのが適切だと思います。

 

IMG_7673それにしてもずいぶん日の入りが遅くなりましたね。

この家をどうやってリボーンさせるか、

ここ数日いろんなことを考えて続けて、

ついに夢に出るようになりました。外壁を剥がしてもはがしても蟻道が続いてゆくのです。

♪どぉ~こ、までつづくぅ~よぉ~、どぉ~こまでぇ~もおー♬

が頭から離れません。ひたすら剥がしながら、ずっと口ずさんでいるのです・・・。

 

すこし安らぎの風景で頭を休めた、火曜日の塩原です。

今週末は雨予報。来週の月曜日もひょっとして羽根アリでんのか!???

 

2018.5.16 リ・ボーン 塩原(アシタモブログカキマス、ハイ!)

【このお宅は私どもが建てた住宅ではありません。この家を建てた工務店は事実上廃業されたそうで・・・】

 

長野市箱清水・4/28・29完成見学会

DSC_0038先週末は兵庫県へ。

OB宅へ10年以上ぶりでした。

私が新入社員として入社したその年に建てたポスト&ビームです^^

それにしても木の家にはグリーンが似合います。

言い換えれば外構は必須アイテムだとも。

20年点検で訪問しました。

 

DSC_0034雨に当たりやすい勝手口の木製ドアが腐朽しています。

どの部分か分かりますか?

ドアパネルだけを交換もできますが、抜本的には屋根(出幅の大きいひさし)を付けないといけません。

でも、全般的には木部を中心に、塗装を定期的に行ってきており、

マイホームに対する”愛”を感じますね。

やっぱり日本人って、ほとんど家をメンテナンスしない国民性だと思います。

わたしもそうですから(笑)

でもログハウスのオーナーの多くは、「じぶんち」にけっこう手をかけています。

そして家に関する知識も豊富ですね。

 

DSCF6009屋根は7年前に再塗装したとの事ですが、

コロニアル(薄型スレート)は表面がかなり傷んでおり、

基材もけっこう出てしまっています。

残念ながらこの時代のそれは、少なからずアスベストを含んでいます。

それだけに張り替えはとても高額になります。(産廃処分費や養生費用大)

現在はアスベストを含有した製品は一切が発売中止になっています。

リフォームの場合は我々工事人は気を付けないといけません( ゚Д゚)

 

DSCF6003塗装が劣化して剥がれ、基材が露出してくると、アスベストの飛散も懸念されます。

最近ではカバー工法により、現在のコロニアルを剥がすことなく、

重ね葺きによりリフォームすることが多くなっています。

この様子だと、悲しいことですが、

なるべく早めに対策をすべきタイミングなようです。

 

Exif_JPEG_PICTURE別の家で行った築30年、薄型スレートのリフォームでは、

既存の屋根はそのままに、カバー工法によりディプロマット屋根を更新しました。

まず、既存の屋根はそのままに、ルーフィング(防水紙)を敷いていきます。

下地は木ではないので、粘着シートがついているタイプのものがベストです。

ただ粘着シート付のルーフィングはびっくりするくらい高いので、

安全が確かめられれば、エアーガンによるタッカーでも良しとします。

最終的にはディプロマット屋根材はビスで固定するので、ルーフィングと共に屋根に固定されるからです。

止付けのビスは下穴を開けるようにします。その時の粉に注意!!

 

DSC_0001ディプロマットはカバー工法に適していると考えています。

なんと30年美観保証!製品保証はそれ以上!いったい何年もつのでしょうか。

コロニアル屋根は、一般的に10~15年毎に再塗装を繰り返すべきだとされています。

ディプロマットはメンテナンススパンが延びますから、足場代が浮くはずであり、長い目で見ればお得です^^

 

DSC_0002

話変わって、本日は長野市内で完了検査に立ち会ってきました。

特に指摘事項ももなく無事合格。

屋根はもちろんディプロマットです^^y

こうしてみると、今にも発射されそうなロケットのように見えなくもなく・・・、

ひとりでなぜか「ロケットにブルーの軽トラがよく似合うぞ」と感心してしまいました(笑)

東面(西面)のひさしはマストアイテム化しつつあります。

 

DSC_0038先日ぎっくり腰になったというK大工が復活。

デッキテラスをつくっていました。

まだ全然できていなかったので写真のカットをわざとずらしました(笑)

窓についた手すりは布団を干すために。

最近はベランダ(バルコニー)を付けないことも珍しくなくなってきました。

先日軽井沢町役場に法令調査に出向きましたが、ベランダにかなりの制約を付けています。

景観的配慮から来ているものですが、建物全体もシンプルにすっきりします。

 

DSC_0007ほら、こんな感じにね♪

代わりにといっては何ですが、1階の南側に縁側的に屋根のあるデッキテラスを設けています。

また、付近は善光寺関連の建物が多く、いつもよりも屋根勾配をキツく設計しました。

これが私の頭の中にロケットを連想させたのだと思いますが、ログハウスは徹底的にキツイ屋根勾配を目指しますので、

最近私の勾配感覚も麻痺してきているのだと思われます。

ぎっくり腰大工のK大工さんには、「もう歳だからしょ~がね~ぞな」と声をかけましたが、

ちゃんと週末までにはデッキ終わらせてや。見学会があるそうですからね!

4/28()、29()完成見学会~詳しくは坂田木材のHPへ(予約制だそうです。ご注意ください)

2018.4.24 Reborn塩原

 

 

ダンネツファースト!

DSC_0172長野マラソン終了!

ランナーのみなさまお疲れ様でした^^

Rebornの事務所は長野オリンピックスタジアムの近くなので、

たくさんのランナーとすれ違いましたね、私は車中からでしたが(笑)

さて、久しぶりに松本市の新築住宅の進捗状況をレポートします。

建て方(上棟)してから約2か月が経過しました。

 

DSC_0181大工工事は外部が終了。

1階はウェスタンレッドシーダーざらざら仕上げ板を、

2階はドイツしっくい(プラネット・クイック&イージー)左官仕上げ予定です。

先日プラネット社のY氏より、「クイック&イージーが倍くらいに値上がりする!」

という情報が舞い込んできました。とりあえず怒鳴っておきましたが(笑)、

いずれ値上げは必至。どうするかな~、この先。しばらくは大人買いした在庫でなんとかしのぎますが、今後見積もりする人は上げますよ!

 

DSC_0124内部はこんな感じ。

壁石膏ボードが80%、天井の羽目板は95%、床は40%仕上がりました。

現在床を這っています、あ、貼っています(笑)

大工さんにとって床張り工程はマラソンでいう30km地点か。

しんどい、休みたい、、膝痛い、、、泣きたい(?)、、、、

車中からみる40㎞地点、ホームセンタームサシの界隈では、みなさん少しほっとしたような表情で走ってましたが、

30km地点の顔は(;´Д`)こんな感じ(笑)

すみません、笑ってはいけません。(フキンシンダナコノヤロ)

このお宅では天井はすべて板張り。杉の無節材を採用しました^^

 

DSC_0125床はナラ。当然無垢材です。

最近ナラは相当値上がりしているうえに品薄なようです。

ナラは洋名「オーク」。かつては北海道産のものがごくわずかに流通していましたが、

ここ数年見ていないなぁ(*ノωノ)

オークはフローリングの王様ともいわれ、硬く、変形も比較的少なく、

その木目、力強く頼りがいがあるテイスト、経年と共に増す風格・味わい、

う~ん、、、やっぱキングだわ、そう思わせるなにかが備わっているようです。

 

DSC_01412階はカバさくら。洋名「バーチ」。

キングことオークに比べてやや硬度は劣るものの、

おとなしい木目、白く明るい色、しっとりと上品な部屋に仕上がります。

さながら”フローリングの女王”といったところか。

似たような表情のカエデ(メープル)とは双子の姉妹のようであります。

大工さんはフローリングを張るとき、部屋のはしっこからではなく、

最も長く連続するところからまず張ります。これぞプロの流儀!

 

DSC_0164 DSC_01431階は平天井、2階はオール斜め天井。

いずれも同じ板なのですが、1階を優先的に色合いが等しくなるように配慮してくれている様子です。

無垢の木はやっぱりいいですね。

現場もあの変な臭いがぜんぜんありません。

壁はいずれ西洋しっくいをローラーで塗装仕上げに。

ちなみにキッチンはウッドワンのオーク扉が予定されています(^^)/

 

DSC_0128

どうです、この品のよさそうなしっとり感。

よく考えてみると、木って人間が造ることができないものですよね。

1本1本、一枚一枚、一つとして同じものがありません。

昨今では印刷したものが世の中を席捲していますが、そんなもの、実は誰も好んではいないのではないでしょうか?

ではなぜプリント物がここまでハバを利かせているのか?

一言、「楽だから」、なのではないでしょうか?

作り手も、選び手も、その方が楽だし、早いし、クレーム減るし、小言言わないで済むから・・・。

なんか悲しいですね(*_*;

DSC_0146ユニットバスが据え付けられました。

あ!ここに印刷ブツがあるぞ!

う~む、、、。

良く言えば「使い分け」。

悪く言えば「大妥協」。

みなさんはどう思いますか?

 

DSC_0153今回は特別に、ユニットバスの舞台裏をお見せします。

白いのが浴槽の裏側で、発泡スチロール(ポリスチレンボードという断熱材です)で覆われています。

これが湯船のお湯が冷めにくしている主役。

そしてその下にブルーの断熱材がありますね。

脇役とはいえ、これが断熱的にはずいぶん役立っています。

この「浴槽とその下のあいだ」が室内と同等の温度に保たれ、

つまり20℃前後の空間になっており、湯船のお湯が冷めにくいばかりか、洗い場の床も冷たく感じなくしているのです。

 

DSC_0156サービスでもうワンカット!

カメラを持つ手をぐ~っと狭い隙間に押し込んで撮影。

お風呂の下って、こーなってるんですね。

排水の配管がくねってますが、ところどころ透明の管になってますな。

これはいったいどういう意味があるのでしょうか?

おそらくは配管内のつまり状況がわかるように、ということなのでしょう。

あるいは接続部分の接着状況が目視できるとか、排水の流れる様子を観察できるとか。

こんど水道屋さんのUenoさんに聞いてみることにしよう。

 

DSC_0158ユニットバスがオリの中に入っている様子(笑)

この白いのも断熱材で、15㎜程度でしょうか、

いい値段採ってる割にちゃっちい感じです泣

この「断熱パック」、メーカーによってはオプションになっていると思うのですが、

この断熱材があるからといって、先ほどのブルーの断熱材を省略するのはやめましょう。

(注:必ずしもブルーとは限りません。ダウ化工という会社のそれはブルーですが、他社同等製品ではミントグリーンやアイボリーのものもあるのです)

「お風呂の床が冷たい」、「浴槽のお湯がすぐに冷めて困ってる」、というご相談をいただくことが度々あるのですが、

オーナーさんに床下に潜ってみてもらうと、このブルーな奴がたいてい存在していません。

まさに床下ブルー(笑)

冗談言ってる場合じゃありません。

そのレポート写真がこれ。

IMG_5529某超有名メーカーの家ですら、こうなってます。

お施主さんには、「大丈夫です、床の断熱オプションつけましたから」、

って、これかよ~(´;ω;`)ウゥゥ

あとで潜って手直しする人の身になってもらいたいもんだ!!

『これでも断熱等性能等級4(最高等級)でてるんだから文句いうな』

そう返されて閉口。

断熱ファースト!

暮らす人の身になって家はつくりましょう。

2018.4.17 Reborn塩原

 

長野市松代・築40年インスペクション

おそろしいほどくしゃみが出ます泣

今年はちょっとキツいですね。

花粉症になったのは確か大学1年のころ。

かれこれもう30年近く付き合っているわけですが、薬を飲んでマスクをしても、突然にやってくるくしゃみ連発モード。

「いつくるかわからない」

これが厄介です。

 

お客さんとの緊迫した打ち合わせの時、

地鎮祭の最中、

床下調査を行っているとき、

建て方中、梁の上にバランスを保って平均台的環境下で、

金メダルの授賞式(笑)、etc.

 

そんなときに出てしまうとやばいなぁと思い、その法則性を常に発見しようとしているのですが、いまだ分からず・・・。

なんとなく分かっているのは、空腹のときが割と多いな、ということぐらい。

 

Exif_JPEG_PICTUREいっこくも早く杉花粉の飛散が終了してほしいものだと、松代の山々を眺めながら、

築40年の木造住宅、インスペクションを行いました。

松代は言わずと知れた城下町。

お城の建造・修復のためか、建築に関係する職人さんもけっこう多く、

しっくい壁、瓦が乗った切り妻屋根が数多く存在しています。

近くに防空壕入口がある西条地区へ。

 

Exif_JPEG_PICTURE図面が残っておりませんでしたので、正確な建築時期は不明。

しかし屋根裏にありましたありました。

御幣と呼ばれる棟梁が準備するお守りがやっぱりありました。

昭和五拾弐年、というのがこの家の新築時期。つまりは40年前。

私が4歳の頃ですから、高度成長期と言ってよいのでしょうか。

この時代は住宅がどんどん建てていった時代ですから、つくりのいい家と、そうでない家が混在している時代です。

 

Exif_JPEG_PICTURE小屋裏には部分的に断熱材も敷かれておりましたが、

大部分は断熱材なし。

雨漏りの痕跡はありませんが、換気口が皆無なためか、気温は40℃程でしょうか。長居はできそうにありません。

1階の居間ではファンヒーターが動いていました。その熱気と、屋根面からの輻射熱で、体感温度は50℃といってよいほどです。

小屋組みはいいつくりで、丁寧に作られています。

少し安心しました。

 

DSCF5273すかさず床下へ。

このお宅では床下点検口が存在しておらず、

物入れのべニアを一部くりぬいて点検口をつくりました。

床下は岩がゴロゴロしていて、匍匐前進をする身にとっては非常に手ごわい空間となります。

断熱材は皆無。根太(ねだ)と呼ぶ木の骨もピッチが455㎜(1尺5寸=通称シャクゴ)でした。

おそらくかつては和室だったのでしょう。畳の部屋はシャクゴに、洋間はシャク(303㎜ピッチ)で、というのが通例です。

 

DSCF5285とりあえず白あり被害はなさそうです。

一部侵入できないところもありました。

ややごみが多いかな・・・。

通風性もよく、地面も乾いているので、あまりかび臭くはありません。

状態としては比較的良いほうだと感じました。

 

Exif_JPEG_PICTURE問題は地盤の不同沈下によって基礎が割れている箇所が数か所あり、許容範囲を超えています。

鉄筋も入っていないようですし、基礎の補強あるいは地盤の補強が必要だと感じました。

これだけ割れていると、室内の床にも影響が出ていました。

また、建物全体が傾斜しており、ひとつの目安である6/1000以上となっております。

この辺りをどうとらえるか、今後リフォームするのかしないのかの判断材料になりそうです。

 

Exif_JPEG_PICTURE屋根の上にものぼりました。

トタン屋根ですが、かなり傷んでいます。

何年か前に再塗装をしている様子でしたが、けっこう剥がれており錆が散見されます。

このまま葺き替えるにしても、壁際をどうするかなどの問題が残ります。

かといって現在の塗膜を全部落して再塗装をするのも大変な労力です。

基礎の大きなひび割れと共に、この家の「ムムム箇所」になってしまいました。

 

DSCF5249痛々しい浴室の窓にはめられたスタイロフォーム断熱材。

寒くてどうしようもない住人の叫び声がきこえてくるようです。

多少は寒さが和らいだそうですが、それほど変わっていないようにも思えるそうです。

タイル面には相当の冷気が蓄えられているでしょうから、

焼石に水ならぬ「氷に浴衣」状態・・・泣

今日はあったかい一日でしたが、おそらくカマクラの方が暖かいのではないかとも思えるのです。

 

2018.3.27 Reborn塩原

 

屋根断熱工法

暦というのは本当にすごいですね!

ちゃ~んと毎年春が巡ってくるのですから。

 

この「待つ感じ」、

あるいは「我慢ができる、粘り強い」という日本人の性格は四季によって形成されているのだと感じます。

Exif_JPEG_PICTURE松本市のキューワン新築工事が盛り上がってきました^^

電気配線や水道管や換気ダクト配管工事直前の、

全体的に骨組み状態の写真です。

この家は2階がすべて斜め天井で設計しました。

窓の高さは通常、窓の上=床から2m、というのが標準的ではありますが、

H1.8mに抑え、斜め天井のスタート位置を2mとしています。

耐力壁が白い(モイスTM)ため、非常に明るく軽やかな印象です。

 

Exif_JPEG_PICTUREアメリカ・デュポン社の「タイベック」という商品ですが、

このシートの機能がすごい!

なんと、水は通さないのですが、水蒸気はたやすく通り抜けます。

水と水蒸気、何が違うのか?

「水は物体(液体)として見えるけど、水蒸気は見えない」

はい、正解!(笑) つまり大きさがちがうのですな。

このタイベックを屋根の裏にまず張りましょう。

これで断熱材が風にさらされることなく100%の力を発揮できるのです。

また、室内では常に水蒸気が発生されるわけですが、ほんの小さな穴があると、そこから水蒸気が外恵と向かって入り込みます。

その水蒸気がお外に出やすいように、このタイベックというシートが適しているのです。

 

IMG_3761この後、大工さんにて木で屋根ナリ天井の骨組みをつくり、断熱材を充填。

最後に防湿シートで覆います。

これを俗に「屋根断熱工法」と呼んでいます。

屋根は直接太陽の熱が伝わり易い部分です。

外壁よりも直接、モロに熱が伝わりやすい。

ですから、ちょっと断熱材を厚くする必要があります。

最低でも20cm、できれば30cmほどの厚みがあると、かなりの熱を遮ることができます。

屋根断熱に対して、平天井断熱という設計手法もあります。

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE平天井断熱の場合、一般的にこの上には小屋裏(こやうら)と呼ばれる△の無駄な空間が存在しています。

「無駄な」と書きました。

生活上は不必要で無駄といえばムダですが、家の構造で考えると屋根勾配を形成するのに必要です。また、雨漏りの点検もできますし、はたまたここを小屋裏収納として活用することも可能です。

小屋裏は温熱環境的には”屋外”です。

屋根に受けた熱が直接室内天井に伝わるのではなく、ある意味、熱の緩衝地帯となっているのです。

この屋根裏は常に外の空気が出入りしていることが大切です。

屋根の軒裏に空気が入るスリットがありますね。そこから空気が入ってきます。

DSCF6970屋根のてっぺんには「棟換気(むねかんき)」と呼ばれる空気が出てゆく換気口を設けます。

この画像ではぱっと見分かりませんが、手をかざると屋根裏の暖かい空気が出てくるのがわかります。

真夏だと50℃くらいはあるでしょうか。

軒先から入った外の空気が、いったん屋根裏に滞留し、じわじわ温められ、

気球と同じ原理で、空気は温められると上に昇ってゆきまして、この棟換気から抜けてゆく、

そして出ていった空気とほぼ同等の空気がまた軒先から入ってくる、そんなイメージです。

ですから「無駄」とも言えない働きをしているのです。この一連の空気の動きを「掃気(そうき)」と呼んでいます。

 

DSC_0007断熱的には不利の屋根断熱工法ですが、

それでもこのようにのびやかで広い空間が生まれるのです。

中間に床をつくってロフトを設けたり、斜め天井部分に天窓を付けることもままあります。

ただ構造的には、四角い箱にかぱっとフタをすることができないので、

2階の天井を平らにする方が構造的にはたやすく強くなります。

斜めの天井の場合は、屋根面を強くすることでその代用を検討してゆくことになります。

 

IMG_3767場合によってはご覧の「火打ち梁(ひうちばり)」を設けざる得ない場合もあります。

私たち設計士はいつもこの辺りで悩んでいます。

勾配天井はコストも手間もかかります。断熱材も厚くする必要があります。

しかしお客さんからのリクエストも多く、構造計算を慎重に行い、耐力壁を増やすことで、

耐震等級3が出せるようリクエストに応えています。

最近では自信もつき、積極的に2階の屋根断熱工法をおすすめするにまでなっています(笑)

 

2018.3.24 Reborn塩原

 

千曲市でキューワン住宅始動!

Exif_JPEG_PICTURE三寒四温。

来週からは暖かくなってほしい!

でもスギ花粉は飛んでほしくない!!

なごり雪、といっていいでしょうか。

昨晩はうっすっら雪が積もりました(*_*)

 

Exif_JPEG_PICTURE南向きに姨捨方面を臨む千曲市中(ちくまし・なか)で、

M様地鎮祭を本日執り行いました。

先の日曜日は飯田市で地鎮祭でしたので、零細企業にとってはまさに”怒涛”です。

ちなみにリボーンで設計&坂田木材施工の案件を含めると、今月は5棟の地鎮祭、1棟の上棟、2棟の引き渡しがあります。

どの案件も図面アップが着工直前に。

さしずめ締め切り原稿におわれる小説家のような雰囲気です(笑)

 

Exif_JPEG_PICTUREこの土地を最初に訪れたのは昨年の9月。

草ぼうぼうで、電気関係のごみ(ト、イッテハイケナイガ)が散乱する、

「まじで!?」状態でした。

しかも持ち主が登記簿上4名もいて、住所はあちらこちら散らばっていました。

「これは大変な土地だ」というのが第一印象だったことをこの場で吐露します。

 

Exif_JPEG_PICTURE土地って難しいですよね?

みなさんどうやって購入を決断してるんでしょうか?

ちなみに私は直感で。(笑)

当然予算もありますが、好きか嫌いか。

いや、むしろ、「嫌じゃないかどうか」

そのくらいにハードル下げておかないと、すぐに他の買い手に奪われてしまいます。

ある意味嫁さん探しに似ているようなにていないような・・・(笑)

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこの土地の草を刈って、盛り土を行うとこんな感じに。いっきに開けた日当たりのよい、かつロケーション抜群の、ひろ~い土地に(^_^)/

まさに化けてしまうのです。

おんなのひと、と同じですね(笑)

まあそれは冗談だとして、

土地の大きさや向き、道路との接し方、ロケーション、臭い、騒音、地質、排水性、通学・通勤距離、買い物の利便性、

判断基準は無限と言っていいほどに多岐にわたります。

「雰囲気」というのも大事なポイントですよね^^

なんとなく気持ち悪い、そんなアンテナも持ち合わせたいところ。

 

Exif_JPEG_PICTURE隣地との境に土留め擁壁を造成し、良質土にて埋め戻します。

今回この土地をあつかってくれた、ひかり土地さんは、とても良心的な造成を施してくださいました。

畑用の土を搬入、建物下にはこぶし大の割栗石を詰めていただきました。

盛り土はよく締固められており、不純物もなく、かつ排水性がよく、

しかも基礎工事後の埋め戻しを考慮して、設計GLよりやや掘り下げたところで仕上げてもらっています。

こんな不動産屋さんがあるんですね。

ひかり土地さん、不動産業者の鏡です!

 

Exif_JPEG_PICTUREそうはいってももちろん地盤調査は行います。

申請の関係で、造成中でしたが、ひかり土地さんに無理を言って調査を実施させていただきました。

わがままを受け入れて下さり、ありがとうございました。

結果は、改良なし判定!

いい不動産屋さんには、いい土木屋さんがついているものです^^

「あとはまかせろ!

いいうちつくったるわ!!」

と感情をあまり表に出さないしおはらの心のファイティングポーズです(笑)

 

南東外観 東外観でもそんなMさんも土地探しには相当苦労されています。

インターネットで検索し尽くし、不動産屋さんもたくさん訪問したことでしょう。

これいいぞ、と思って予約をいれようとしたら、

「建築条件付き」ということを初めて通告されガビ~ン・・・( ノД`)

「もうだめかも」

と感じたこともあったことでしょう。

不動産屋さんに対する不信感も募ったことでしょう。

 

それでもあきらめず、

家族のために、粘り強く探し続けたからこそ、この土地に巡り合ったのだと思います。

Mさん、地鎮祭、誠におめでとうございます^^

いっしょに「自称すごい家」、つくっちゃいましょう!

 

完成は今年の秋口。リボーンの御多分にもれず、激しいDIY作業が待っています^^

 

2018.3.10 Reborn塩原(Mサン、ジチンサイノオサケノミマシタカ?)

軽井沢インスペクション

陽射しが春を感じさせます^^

あと1週間で3月に。

長い冬も、あともう少しです!

 

Exif_JPEG_PICTURE先週軽井沢にてインスペクションを行いました。

築26年、木造2階建ての別荘です。

”夏用”として建てられており、断熱材はそこそこに。

サッシはアルミのシングルガラスで室内はキンキンに冷えていました。

床表面温度は推定-3℃です。

靴下2重履きで訪問いたしましたが、オーナーさんの勧めで、モコモコスリッパをお借りしました。

玄関先には早速キツツキ君のいたずらが。

 

DSCF5176住宅寿命のバロメーター、床下へ早速潜入。

この当時にしては珍しく、防湿コンクリートが床下全面に打ってありました。

基礎はぴか一の一級品。クラック皆無でした。

床断熱材は、袋入りグラスウール10K品50㎜厚が、入っていたり入っていなかったり・・・泣

それにしても不思議な現象が。

この真っ白な床束の部分です。

DSCF5198無味無臭のシャーベット。

(食べたわけではないのではっきり分かりませんが)

いったいこれは何でしょうか?

どの箇所にも多かれ少なかれ発生しているのです。

 

ズバリ、「霜」だと思います。

地中に埋められたコンクリート製の束石。

湿気を多く含んだ地面から水を吸い上げ、床下の空気に触れて、結露。

それが凍っているのではあるまいか。

 

DSCF5192断熱材が入っていない床は結露でカビが発生。

軽井沢全域がそうだといえると思いますが、とにかく地盤面の水分が多いと感じます。

湿度が高く、無風の日。急に気温が下がると発生するのは、、、

そう「霧」。

霧が凍ると霜となります。

これだけ地面の防湿をしていても、カビるところはカビるのですね。

 

DSCF5227屋根裏に潜入。

妻面換気口が、何者かによって突っつかれているのは、

外観検査で発見していました。

果たしてなにがいるのか・・・ゴク

蜂?

鳥?

コウモリ?

 

DSCF5228残されたものから推測するに、「鳥」のようです。

死骸やフンもさほどなく、食べカスや羽根が断熱材の上に散乱。

屋根裏には蛇やハクビシンなんかがいる場合もあると聞きます。

慌てた人間が天井を踏みぬいて落下したり、足で天井を踏みぬいてアラマ状態になったり。

床下同様、小屋裏も”恐怖体験アルカモヨゾーン”=リアルお化け屋敷、なのです。

 

DSCF52392階の天井裏には断熱材が中途半端に散乱。

どうしてここまでいい加減にできるのか?

目に見えるところではないから手抜きををする、

そういうことならいっそのこと、何も敷かれていないほうが諦めもつくのにぃ~。

こちらも袋入りグラスウール10K 50㎜厚品。

典型的な、なんとなく断熱状態です。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE今年は軽井沢も雪が少ないようで、陽当たりのいいところに残雪はなく、

落葉樹の多いエリアはすっきりと明るい森になっています。

「軽井沢は冬がいい」

軽井沢に住むOBの方がそうつぶやいていたのを憶えています。

 

追伸~山梨県のMさん、ご出産おめでとうございます^^

2018.2.22 Reborn塩原

長野市中越・1年点検

1年で最も寒いとされる時期になりつつあります。

みなさん、家の中で動けてますか?

寒い信州でも、こたつで丸くなることなく暖かい家に暮らしている人もいます^^

Exif_JPEG_PICTURE長野市中越・K様邸へ。(1/21)

1年半経過しましたが、築後1年点検訪問です。

翌日市内は白銀の世界に包まれましたが、この日は快晴。

日射取得が相当期待できる様相です。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE2階屋根の軒の出が外壁に落とす影の位置に注目!

あの3つのサッシガラスから陽射しが燦々と入っています。

これにより室内気温はじわしわ上昇してゆきます。

太陽さんに大変お世話になっております。

ありがたいことです( ^)o(^ )

 

Exif_JPEG_PICTURE1階の南側のデッキ上はガラス屋根。

この設計して図面を提出すると、ほとんどの方から

「ガラスの掃除はどうするんですか?」という質問を受けます。

「雨や雪で汚れは流れるので、ガラスは掃除しなくても大丈夫です」

と答えていますが、これが証拠写真です!

 

 

Exif_JPEG_PICTUREデッキ床はサワラの無塗装品です。

多少のシミはありますが、大丈夫そうですね^^

デッキの床板は、屋根があれば、腐ることはまずありません。

よく、「デッキは数年毎に塗装しなきゃいけないから面倒だ」という話を聞きますが、屋根がなく、露天にさらされている状態であれば、数年毎に塗装をしていただいてもあまり寿命には関係しません。

Exif_JPEG_PICTURERebornで定番の窓引っ込み納めも、特に窓台下が汚れることなく、

きれいな塗り壁(西洋しっくい)を保っています。

クラックも発見できませんでした。

まだ実績が豊富でないので何とも言えませんが、

KMブラケットによる付加断熱仕様の外壁はクラックがかなり発生しにくいのではないかと感じています。

 

DSCF5161床下にも当然ながら潜りました^^

パネルヒーターのヘッダー&膨張タンク。

床下は通気がよく、床下でありがちなカビ臭はまったくありません。

 

DSCF5165

給水、給湯ヘッダーも異常なし。

ところで「ヘッダー」をご存知ですか?

電気コンセントのタップと同じイメージです。

給水(青いパイプ)の元が一番右。

ちょっとだけ太い。

その他6本の青いパイプがいろんな場所へここから分岐してゆきます。

ピンクの管は給湯です。

全部ポリブデンという樹脂製のパイプです。

ある程度は曲がりますので、地震の時など建物が揺れても破損しにくくなっています。また、青(ピンク)のパイプは、いわばトンネルで、

さや管と呼び、乳白色のポリブデン管はあとで抜き差しできるというわけです。

つまり配管の劣化などが将来的に起こっても交換しやすくなっているのです。

 

DSCF5164経験上、このヘッダー部分はごくまれに、凍ることがあります。

ものすごい寒波が来て、台風並みの風を伴う場合、と、

外の-10℃近い冷気が床下にぐわっと入り込んでくるのです。

床下は地熱&室内の熱がじわりと逃げている、パネルヒーターの温水配管からの放熱もあるので、

特別寒い地域でなければ零下になることはまずありません。

零下にならなければ水道管は凍りません。(正確には、2℃くらいから水は凍り始めるのですが)

長野県だと菅平や野辺山、開田高原、蓼科高原などが私のイメージとして持っている特別寒い地域です。

それでも万全を期すために、袋入りのグラスウールがそっとこのヘッダー部分にたてかかっていました。

水道屋さんのちょっとした心遣いですね。

 

K邸2017年12月室内・屋外の気温を1年間記録し続けてきた「おんどとり」も回収し、

コンピューター上で分析。

K様はやや寒がりなのか、平均的に22℃で冬生活しているご様子。

日中太陽光が室温を押し上げている様子もはっきりあらわれています。

外気温の変動が±5℃以上なのに比べて、室温の変動は±1℃程度です。

 

K邸2017年7-8月夏のデータも観察してみます。

長野県の特徴として非常に昼夜の気温差が大きい。

黄色いグラフが外気温ですが、大きくギザギザになっています。

直射日光を室内にいれない

というのが条件になりますが、断熱性のよい家は、夏も室温が安定しています。

 

「期待通り。本当にあったかくてらくだわ~」

「洗濯物がほんとよく乾いてありがたい」

「やっぱり木の家はサイコーだね。なんでほかの家はクロスや木目調のプリントシートばっかりで、無垢の木を使わないんですかね?」

「このあいだあそこの新しくできた住宅展示場に家族で遊びにいったんだけど、臭くて自分はだめだったわ~」

そんなうれしいお声もきくことができました^^

ご家族も増えて、Kさん、いっそう父親らしくなっていました(^^♪

1年点検時におんどとり回収PDF

 

2018.1.23 Reborn塩原(ミタケウミ、ガンバレ!)

 

 

 

築27年木造住宅インスペクション

Exif_JPEG_PICTURE長野市内でインスペクションをしてまいりました^^

今日は全国的に暖かい一日で、外気温は10℃近かったはずですが、それでもシングルガラスは結露しています泣

クロスで気密化された家では、換気扇を回さなければ室内で発生した水蒸気は結露するしかしょうがありません。

結露し、したたり落ちた水滴はやがて凍り、木の窓台(枠)を濡らし、カビを発生させることも少なくありません。

 

Exif_JPEG_PICTUREいくつかの窓枠でシミやカビが出てしまっています泣

こうならないようにと、ガラスを一生懸命拭くのですが、

毎日数時間おきにそんなことができるはずもありません。

根本的な解決方法としてサッシ自体を交換することをおすすめするわけですが、

「2重窓にしたらだめなの?」ってよく聞かれます。

この木の枠の内々に追加でサッシを付けるわけですが、断熱・気密性の悪いものではかえって結露を助長することもあります。

気を付けてください。

 

Exif_JPEG_PICTURE住宅密集地でお隣りとの離隔距離があまりありません。

こうなると窓カーテンはなかなか開けることはできず、

ガラスが太陽光にさらされることもないので、ガラス表面温度も日中なかなかあがりません。

気づかないうちに結露だけはどんどん進んでいます。

屋根の軒も10cm程で、外壁は窯業系サイディングでしたが、第一塗膜である塗装が劣化していました。

手で触ると白くなります。

 

Exif_JPEG_PICTUREまた、サイディング同士の継ぎ目にはコーキングと呼ばれるゴム状のもので隙間を埋めてあります。

これは10年もすればご覧のように切り離れ、隙間が生じます。

ここに雨水が入り込み、塗装されていない裏面を濡らし、サイディング基材そのものが傷んでゆきます。

これだけお隣との外壁距離が近いと、雨も当たりにくいのですが、

今後の事を思えば、コーキングを打ち直し、サイディングの表面を再塗装した方が良かろうと思います。

 

DSCF5072床下へ潜入。

地面むき出しで、お隣りと近いためか、通気口は必要数あるものの、

通風はあまりよくない感じ。床下に入るとカビの香りに包まれます。

断熱材はグラスウール50㎜袋入りが根太間に入っていますが、

垂れさがっていたり、みっちり入っていないためあまり効いてはいません。

地面と床束(ゆかつか)と呼ぶ木の柱も近いため、シロアリ被害のリスクも相当高い雰囲気です。

 

DSCF5061床下で困ったことが起きました。

なぜなのかは全く分からないのですが、巨大な石が進行方向をふさいでいるのです。

まさか床下で相撲稽古をするとは夢にも思わず・・・( ノД`)シクシク…

明後日ごろ、体の変なところがパンパンになるはずです(笑)

 

DSCN0115ウンウン言いながらどうにか巨石を端に寄せ、さらに進むと今度は給排水管の束が・・・泣

さすがにこれは動かせません。進入禁止バリケード状態です。

 

DSCN0114あまりよろしくないのですが、

配管が基礎を貫通するところも構造的にどうなのか。

あらかじめ配管経路を基礎工事開始前に分かっていれば、こうした配管はしなくてもよいはず。

とにかく後でメンテナンスができない床下空間では意味がありません。

 

 

DSCF5053やっぱり気になるこのたるみ。

グラスウールに限らず、断熱材の落下防止策は万全にしていただきたい。

そうしなければ、断熱材が空中にハンモック状態であったも全く意味がないですから!

 

 

DSCN0135-1小屋裏(2階天井裏)へ~><

ここでも断熱材であるグラスウールが雑然と。

間仕切り上の気流止めも当然ありません。このころにはまだ「気流止めが必要」って認識されていませんでしたから当然といえば当然です。

全国の住宅のすべての家が気流止めを行ったとしたら、とてつもなく省エネになると感じます。

暖房してもここから暖かい空気が出てきてしまうことを、もっと世の中に知っていただきたい。

それはさながら、天井にバスケットボール並の穴が開いているのと変わらないほどであろうと感じます。

 

 

DSCF5066-1一階の床下でもそれに似たような現象が起きています。

この隙間から、床下の冷たい空気が壁の中に吸い込まれてゆくのです。

ここをふさぐとどうなるか。

暖房の効きが良くなる。

いつまでたってもファンヒーターが設定温度まで到達しない、なんてことが無くなるはずです。

こうした木造住宅の根本的な問題点は、最近になってようやく知られることとなってきました。

幸いなことに、私は20年前にそのことを知ったのですが、

”気流止め”をまだ知らずに建てられている新築の家もまだまだたくさんあります。

 

 

「知らないことがまだまだたくさんある」

そうやって勉強してゆく姿勢は、モノづくりに携わり職業としている人間にとって必ず必要なんだとあらためて感じました。

私自身まだまだ知らないことがあるはずです。新しいこと、未知なることの解決のヒントは現場にあるはずです。

床下での巨石にめげず、カビ臭に怖気づくことなく、これからも床下に潜ってゆきたいと思います。

 

2018.1.18 Reborn塩原