メンテナンス日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

【閲覧注意】オバケ屋敷的心理状態

DSCF2318ども!

床下大好き♡しおはらです。

今年も耐震改修や断熱改修が活発で、床下に潜入し調査をちょくちょく行っています!

巷では「インスペクション」とか「現況建物調査」いうう風に呼ばれているのですが、

”点検口から覗く程度”でよいとされていますが、そうはいきません!!

出来るだけこの目で、体の厚さと時間の許す限りで、確認作業を実施しています。

 

 

DSC_0236

私が床下に潜んでいる一方で、山梨県ではこんな作業が行われており、

スマフォを通じて作業の様子をレポートしてもらっていました^^

便利な世の中で、こうして多次元的に現場を確認できるんですな。

丸太の土台がパクパクしているという連絡を受け、部隊は山梨県へ~( `ー´)ノ

まずはポクポク部にざっくりメスを入れたようです。

う~ん、けっこういってるなぁ。でも芯(土台の中央)まではいってないか、よかったよかった。

 

DSC_02375分ほどしてまた写メが。

メールのタイトル「出ました!」が気になり、

床下でうつ伏せの私は手袋を外してスマフォ画面を操作。

その時の写真がこれ。

(自信のある方は画像をクリックし拡大してご覧ください)

・・・・汗

床下の、しかも入口からだいぶ奥まで進んで、

素早い動きがかなり制限されている我が身は、

この瞬間とてつもなく、どうしようもない気持ちに( ;∀;)

 

DSCF2307これが世にいう、「お化け屋敷の心理状態」なのでしょうか?

このあと私は、半べそをかみ殺して床下を駆けずり回ることになりました。

なんでもないのに背中がムズムズしてくるし、

別に気にしていなかった地面と腹の接触。

とりあえず腕立て伏せのような恰好で、深い深呼吸。

シロアリはよく見かけますが、あれはいったい何者なのか?

鳥はあんなの食べておいしいのか?やっぱりプチっとなるものなのか?甘いのか、苦いのか?

 

DSC_0239あ~いやだいやだ。

その後、ホウ酸棒を打ち込んで、

 

DSC_0243ホウ酸水溶液を刷り込ませ、

 

 

 

DSC_0245板金で覆いをつけて工事は無事終了、という連絡は入ったものの、

このおぞましい感覚はその日寝るまで消えることはなかった。

 

たまにはこういうブログがあってもいいでしょうか。

 

2017.6.24 Rebonr塩原(またムズムズしてきた度100)

木の家16年・点検

長野市のど真ん中でイノシシが出没しました~><

どこから?

山に餌がない?

いのししって普段何食べてるの?

ところで今年ナニドシ?

 

不意打ちされ足を負傷したおじさんは確かにお気の毒ではありますが、私たち人間も山奥に行けば逆の立場に。

山菜取りのおばさんがイノシシたちに囲まれ逃げ回る姿を想像。

 

やっぱり領海は犯してはなりません。

 

これから夏にかけて熊の動きも活発になるらしい。

クマよけに鈴をランドセルにつけて歩いたり、ラジオなんかをかけておくとよい、

なんていうことを聞くことがありますが、

今や熊は「おお、そこにおいしいものがあるっぽい」ということで逆に寄ってきちゃうぜ、

なんていう話も一部ささやかれておりますから用心の仕様もありません。

 

さて、過日築16年のログハウス(ポスト&ビーム)住宅の点検に行って参りました。

 

Exif_JPEG_PICTURE木の家はやっぱりいいですね。

「経年の美」というものが確かにあると思います。

新しい、そのままの姿を保ち続けるばかりが美ではないことを改めて確認いたしました。

ケイネンを理解できない方は、木の家はやめた方がいいと思います。

丸太をダイナミックに用いることは最近の家づくりでも流行っているそうですが、

木って、もともとはどれも丸太なんでしたよね?

 

 

Exif_JPEG_PICTURE差しかけ屋根を持つシンプルな切り妻屋根。

いまの私のデザインの根源はログハウス的外観から来ているものだと思われます。

真壁、しっくいの外壁。

家を囲う木々、生垣。

日本の住宅は20年もすると、資産価値はゼロ円に、

なんてもう言わせません。

よく手入れをされた、オーナーが愛を注いだ建物(敷地全体を含めて)はむしろ新築のときよりも価値が上がっているはずです。

 

DSCF2234そりゃあ、傷んでいるところも確かにある。

デッキの先端の床板。

屋根の軒の出が深いといっても、この辺りは雨に濡れるところ。

ある意味しかたありませんが、簡単に交換できるようになっていますのでご安心ください。

塗装をしょっちゅうしていれば腐らない、というのははっきり言って迷信。

塗料は多少耐久性に関係しますが、腐るのは割れ目からや、木の切断面の木口と決まっています。

素材が木なら、表面がまったく割れないようにすることはまず無理。割れの奥まで防腐塗料が行き渡るように塗装すれば耐久性はあがります。

切った木口も、大工さんが塗料を塗ってからデッキを貼る、そして数年毎の塗装の時はいちいちデッキを剥がして木口を塗る。

そんなことが果たしてできるでしょうか?

 

Exif_JPEG_PICTURE丸太の通し柱。

塗装の塗膜が一部剥がれています。

新築後、再塗装をしたのは築後10年で、いまから6年前です。

シッケンズ社のセトールノバテック、という塗料をその時使いました。

2回塗りです。あれから6年が経ちました。

北側は十分に塗膜が生きています。そして、部位によっては塗装がはがれる。

塗料は有機物ですから紫外線で分解され、経年劣化します。

 

DSCF2196屋根も6年前塗装をしました。

黒色は紫外線に対し劣化しにくいのですが、少しずつこうして色が褪せてきます。

再塗装をするなら4年後、つまり築後20年の時でよいとアドバイス差し上げました。

この家のオーナーさんの4年後は定年退職していることでしょう。

その時何をしていますか?

長男は、いい嫁さんを連れてきてくれるでしょうか?

おせっかいおじさんはそんな言葉を掛けながら再塗装時期について報告しました^^

 

DSCF2264もちろん床下、小屋裏の点検も抜かりなく行いました。

最近ちょ~高い懐中電灯を買いました。

1本¥14,000もするやつです。

経理の美里ちゃんにはこの場を借りてご報告いたします(笑)

ものすごく明るくて、床下を匍匐前進する距離が短縮できます。

乾電池式ではなく100V充電式なので、乾電池切れによるアワワの心配がありません。

そしてSOSのモールス信号点灯モードもあります。

Sは・・・(トトト)、Oはーーー(つ~つ~つ~)、なのでそのモードに切り替えると、

ぱぱぱ、びゃ~びゃ~びゃ~、ぱぱぱっ、と点灯します。

床下に潜って、万が一イノシシや熊と面会し、どかん!、あるいはばりばりっとやられたら、すかさず懐中電灯をSOSモードに切り替え、遠ざかってゆく意識のもと、床下通気口から、SOS信号を送り続ける。

夜になってたまたまそこを犬の散歩、もしくはジョギングしている人で、かつモールス信号に心得がある人ならば、この命、もしかしたら助かるのかもしれません!(タカイカイモノヲセイトウカスルワジュツヲサイキンオボエタ)

DSCF2261てなことを妄想しながらこの懐中電灯をにやにやと握りしめ奥の方へと歩を進めます。

ロックウール75mm床断熱。

防湿兼防蟻のためのフクビ アリダンシート。

土台は米ヒバ150×150

16年前にしてはがんばってる仕様ですな。

ほうらね、遠くまでよくみえるでしょ♪

フラッシュ焚かずにカメラ撮影できるんですよy

 

Exif_JPEG_PICTURE庭は自然公園風で、いろんな花が賑やかに咲いていました。

花をみてだれもが美しいとかかわいい、と感じるように、

自然素材の経年変化を見て、だれもが美しい、味がある、

と感じることができるのならば、世の中はずいぶん変わるはず。

木造で、木を構造はもとより、内外の仕上げ材に使い、木材の需要が増え、山は整備される。

そうすればイノシシや熊は市街地に迷い出ることはないのでなかろうか。

領域侵犯はイノシシではなく間違いなく人間であり、

木は腐ってすぐにだめになるもの、みずぼらしくなるもの、いつまでも古くならない、新しいままでいるものを採用したい、などという無理のある自分勝手主義的いえづくり思想が、

もしかしたらイノシシを市街地出張をさせてしまった原因なのかもしれませんな。

 

Mさん、本日はごちそうさまでした!

 

2017.5.27 Reborn 塩原(毒度9.8)

 

定期点検は無償?有償?

春真っ盛り!

気持ちいね!

日が長くなったね!

眠いね!

IMG_6025ついこのあいだ引き渡しをしたなぁ、と思っていたら、もう3年!!(;´Д`)

松本市の店舗併用住宅(美容室)の定期点検に行ってきました。

この家の竣工直後に、それまで個人事業だったRebornの前身、「しおはら住宅デザイン設計」を法人化しました。

とゆうことは、Rebornも設立後3年が経つのですね。

ほんとうにあっという間でしたが、おかげさまで第3期を無事終えることができそうです。

そして、独立開業して早6年。この住宅建築の世界に入って26年(学生時代も入れてのことですが)。

関係者の皆さん、職人さんたち、諸先生・先輩の方々にあらためて御礼申し上げます。

 

IMG_6038外壁は左官塗り。

屋根はS瓦で、まさに南欧風といった様相。

店舗らしい、塩原設計士の風貌からはまったく予測できなかったという評価を当時いただいたと記憶しています(笑)

外観上はあまり変化はありません。

ただ、花壇や植栽、看板などエクステリアが充実してきたのでグっとくるものがあります。

外構は松本市のSOBO多田さんが担当。お元気でしょうか?もう3年くらい会っていないのかもしれません。

あのお方の、くしゃくしゃっと笑うその関西的笑顔に当時はけっこう癒されてました(笑)

「外部は特に問題なし、と・・・。」

 

 

IMG_6033ちょっと気になってしまうのが、建物基礎沿いにつくられた花壇。

「う~ん・・・」

まあ、アリなんですが、シロアリがちょっと心配。

常日頃から注意してみててもらわないといけません。

本当は、10cmでも基礎から離してレンガを積んでもらい、建物と花壇は分離した方がよい。

まあ、そのあたり、どこまでシビアにやるのかは難しい判断ですね。

ここだけ危険、というわけでもありませんしね・・・。

 

IMG_6044新築当時はACQドブグリーンでしたが、いい感じに変色しました。

これコレ♪

こういう感じがいいじゃないですか!

無塗装で30年以上は突っ走れますから!

 

IMG_6041破風のホワイト塗装も意外にもつんですね。

「外部の木は、しょっちゅう塗装しなきゃだめんでしょ?」

ってよく聞かれますが、そんなにこまめに塗装できる人っていないんじゃないでしょうか?

意欲はあっても時間がない。

おカネがあっても時間がない。

意欲も時間もあるがお金がない。

 

塗らなきゃ、と毎週日曜日に義務感を感じるのはつらいものです。

時間を買うと思えば、ACQ加圧注入材は決して高くない、そう思うのです。

 

DSCF2079床下、小屋裏も当然潜ります。

ちなみに、リボーンは現在もそうですが、無償点検ではありません。

点検作業はすべて有償としております。(¥12,000~)

築後1年、3年、5年、10年と時期が来るちょっと前に、点検のお誘いの往復はがきを発送しています。

無償点検とするためには、建築工事費に経費として点検作業費用をあらかじめ見込んでおかなければなりません。

点検の際は当然人間が動きますし、履歴や写真なども長期にわたって保管しなければなりません。保管・保存にはお金が意外とかかるものです。

もちろん、各メーカーさんの無償定期点検を否定するものではありません。

耐久性の見込まれる素材を使用したり、床下や小屋裏でさえも自分で点検しちゃうというオーナーが弊社に多い、ということも影響しています。

各メーカーさんにもよりますが、1回の点検で3~5万円くらい計上したとすると、無償点検用の経費で12~20万程度はあらかじめお預かりしないといけないことになります。

私は過去に自身が勤めていた工務店が倒産したことがあるので、そのような先払い方式に疑問があって、そんな風にしているのですが。

あ。リボーンが倒産するかも、という意味ではありませんのであしからず(汗)

2017.5.16 Reborn塩原 (毒度6弱)

 

 

 

木の家、経年劣化といわないで

DSCF1997新潟県のOB宅、10年点検に。

1階外壁はレッドシーダーざらざら仕上げ+自然塗料(プラネット)塗装、

2階外壁はしっくい左官仕上げです。

再塗装は必要か?

ほとんどの人がこの姿をみて、「早く塗装しないとやばそう」と感じるかもでしょうが、

「いい味でてるね~、うんうん」と感じることができるでしょうか。

 

 

DSCF10281年点検の時の写真が残っていました。

見事な変身ぶりです(笑)

いつまでもこの状態を目指すのは無理というもの。

それは人間が歳をとらずにいようとすることと同義です。

木は屋外で様々な波長の光にさらされ、風雨にさらされます。

温度の変化もすさまじい。

建物の場合「経年劣化」という言葉がありますが、私としては、

「経年変化」とか「熟成を増す家」とか、「熟家」などと呼びたいところです。

 

IMG_3743

3年点検時のものです。

オレンジ色だった木部が、だんだんグレーっぽくなってきているのが分かります。

これくらいの段階で、「うちもそろそろ塗装しなきゃ」と感じるオーナーさんも多い。

しかし3年毎に果たして再塗装を繰り返してゆくことが、経済的にできるでしょうか?

「いつまでも美しく」

それは世の女性にとっても変わらない希望、理想。

建物は毎日お化粧するわけにはいきません。

 

Exif_JPEG_PICTURE

5年点検時。

光の当たり方にもよるでしょうが、3年点検時とあまり変わらないようにも見えます。

ジーンズだったらそろそろ履き慣れてきて、いい感じにウォッシュ状態に、

そんな風に感じてこの建物の風貌を眺めることができるでしょうか。

新築の時はまだ一歳だったお子さんも、もう小学校6年生。

この家で、いろいろな出来事があったことでしょう。

 

 

DSCF1960

屋根が板金でした。心配だったので2連はしごを持参し、屋根上に。

すこし白みがかっていますが、塗膜は生きている様子。錆も全くありません。

薪ストーブはあまり使っていないといいますが、

この家もPSパネルヒーターとマキストーブを併用して暖房。

無理をしないマキストーブライフで、メインはやっぱりパネルヒーターだそうです。

美しく広大に広がる田園風景の中にあるロケーションは、誠にうらやましい限りです。

 

 

DSCF2009「息子がこわした」

というデッキ階段。

屋根の下に収まりきっているとはいえ、濡れることが多い木製のデッキ階段は、

この手の家で最も早く交換が必要になる部材です。

最初から消耗品と割り切っています。

注意しなければいけないのが、木が腐ってシロアリが侵入しやすくなり、

発見が遅れて、建物本体の土台や柱などへ侵入されていしまうこと。

 

DSCF2011

リボーンでは最近ではACQ加圧注入材のデッキ材をおすすめしていますが、

加圧をしていないと、露天下のデッキ材は10年でやっぱり腐ります。

腐りたくないからと、ここをタイル仕上げや、土間コンクリート仕立てにしたい、

という要望をしばしばいただきますが、ログハウスではまずは木製が基本です。

ここに座って、遠くの山を眺める休日の午後、

BBQのときにも大勢が座ることができるベンチとして活躍してきたことでしょう。

 

 

DSCF19745年ぶりに24時間換気扇も清掃をしてきましたw

JBECK社ダッチマン11

ほこりが羽根についているのですよ。

DSCF1976油っこくないので、掃除は比較的しやすいです。

人間は生きていれば埃がでる。

誇りをもっていればなおさらだ。

 

劣化と変化を的確にみわける。

木の家を点検をする上で心得なければならない。

2017.5.1 Reborn塩原

(毒度4.0)

 

 

築35年民家のインスペクション

ようやくしゃべることができるようになってきました。

先週木曜日から風邪と花粉症を併発し、高熱が去った後はせきが止まらず、のどをおかしくして、

かすれた声しか出ない状態が続いています。

電話をいただく御諸兄には、多大なるご迷惑をおかけして申し訳ございません。

今しばらく復活を待ってください。

DSC_5246さて、そうなる直前、

長野市川中島町で、築35年の木造住宅をインスペクションして参りました。

天候は晴れ。いつものスタイルで臨みますが、

今回はサポーターとして坂田木材の内海さんに同行してもらいました。

彼自身これが初めての本格的なインスペクションだったのではないでしょうか。

 

 

DSCF1837まるで地底人です(笑)

 

Exif_JPEG_PICTUREまずは外部から観察をしてゆくのですが、北側に雑草が繁茂。

これはよくありません><

普段人目につかないところは、住人の人も気づかないうちにこんなふうになってしまい、シロアリ侵入のリスクがとても高まります。床下への通風障害、外壁の腐朽、雨樋のつまりなどを併発するに違いありません。

 

Exif_JPEG_PICTURE水道管が度々凍るらしく、おそらくは電気式の凍結防止帯が壊れているのでしょう、稲わらにて断熱保温されていました。

なかなかよいことです。

 

DSC_4744基礎のクラックもけっこう目につきます。

先日NHKスペシャルご覧になりましたか?

建物の耐震性について地盤がとても大きく関係している、という内容でしたが、私もそう思います。

 

 

DSC_4750番組内容のなかで、粘土層が10m~20mくらいの厚みで表層にある場合の危険性について触れられていました。

そのような地盤を持つ場所では、2階建てのような住宅がとても激しく揺れることがあるそうです。

地震波の周期とも関係しているようですが、まだまだ地盤と揺れについては研究がすすんでいないようです。

番組でも言っていましたが、建築基準法は「せめて命だけは」という最低限度の基準で定められています。

しかし、建物を建てるほとんどの方は、巨大地震が起こった後でも暮らし続けることができること、を望んでいるはずです。

私もいち建築士ですから、今後もやはり、”耐震等級3”を、積極的に啓発してゆきたいと思います。

 

DSC_4864屋根の上も、ふつうは目にしない場所。

瓦のずれや、谷板金の錆、雨樋の錆・つまりなどについても注意深く観察します。

阪神大震災以降、瓦葺きの屋根は非常に減りました。

頭が重くなるので、地震時に建物の振幅が大きくなり、筋交いなど耐力壁への負担がとても大きくなるためです。

 

DSC_476135年経った今でも、瓦はとても状態がよいようです。

しかし谷、と呼ばれるV部分はトタンが使われており、ずいぶん錆がでています。

このままではいつ穴があいてしまってもおかしくありません。

 

DSC_4782谷に竪といが存在し、落ち葉もたまっています。

谷部分は、数学的に計算してみても屋根勾配よりかなり緩くなります。

山登りをする人なら直感的に分かるでしょう。

急斜面でも谷がもしあれば登れるはずです。

これでは雨水がスムーズに流れず、最悪は雨漏りします。

 

 

DSC_4772隅瓦が外壁に取りついているところも、ぱっくり割れて大きく穴があいています。

外壁に割れもありますので、過去に起きた地震の際に、大きな力を負担したのだろうと思います。

横殴りの雨が吹けば、必ず雨漏りする箇所となります。

幸い軒の出が90cm程あるために、なんとかなっているのでしょう。

「深い軒はつくり手の良心だ」といった人がいましたが、

こういうのを見ると、なるほど、と思うわけです。

 

DSC_4843でも、瓦ってすごいよね。

1000年以上も前からあったわけだし、形もマイナーチェンジはあったものの、今のとほとんどカワラナイですよね。

細かい詰め物はモルタルやしっくいで行われ、頂部のガンブリって呼ばれる瓦は、銅線でくくられて固定されているんですよ。

屋根は太陽光や風雨にずっとさらし続けられ、建物の部品で最も過酷な環境にある場所。

たまには「大丈夫かな?」って住人の方も視てあげる良心が必要なんじゃないかな。

 

 

DSC_5263屋根の裏側、小屋裏。

こうした木組みが屋根を支えていることをお忘れなく。

雨漏りすれば、こうした骨の部材を腐らせたり、カビさせたり。

さらに、天井はこの骨踏みにぶら下がっているのがよくわかるでしょう。

断熱材は無でした。

35年前といえば、オイルショック後ですから、グラスウール断熱材は市場にあったはず。

でもまだ、入れる人(棟梁さん)、入れない人、まちまちだったようですね。

 

DSC_5278

増築をしたほうには断熱材が敷いてありました。

こちらも同じ大工さんが作ったのでしょう。

使っている材料や部材の大きさに共通パターンを見出しました。

これはこれで省エネ的に前進したわけですが、それでもなお、夏は暑い、冬は寒い、

なぜだろう、という風に1980年代は過ぎてゆきます。

 

 

DSC_5285「そうか!ここから熱が逃げてるんだ!」

と発見し、実証したのは室蘭工業大学の鎌田先生。

現在は新住協の代表理事を務めています。

 

DSC_5287孔を覗くと、そこは壁の中。

暖房したり冷房すると、この煙突的になったピットから、どんどん熱は屋根裏に逃げてゆきます。

今となっては、「なんでそんなことが分からなかったんだろう」という気になりますが、

驚くことなかれ、

今現在でも、これと同じように作ってしまっている人(会社)のなんと多いことか!

「気流止め」、そんな言葉もまだ一般的ではありません。

 

 

文章がまた熱くなってきてしまいました( ;∀;)

のどがまた痛くなってきました。

今回はこのくらいにしておきたいと思います。

2017.4.11 Reborn-塩原 (毒度75)

ユニットバス浴槽のお湯がすぐに冷める

暦の上では春が訪れました。

みなさん、豆まきしましたか?歳の数だけ食べましたか?

恵方巻かぶりつきましたか?

一人暮らしのみなさんもどうぞ抜かりなく。

 

塩原は昨晩後者二つは実行しました。

妻よ、ありがとう^^

豆まきに落花生を用いるのは、故郷松本ではありえませんでした。

結婚して初めて知りましたが、日ごろ、こよなくカレーと豆類を愛する私は、おなかが出ています。

皆さん、豆の食べ過ぎは気を付けましょう。

 

DSCF1470弊社ホームページを通じて、

「お風呂のお湯がすぐに冷めてしまうのですが、塩原さんのブログを見て、見様見真似で、ユニットバスの下に断熱をしてみたのだけれど、どうも効果がいまいちなので見てほしい」というリクエストをいただきました。@長野市

ありがたいことです(^^)/

聞けば5年程前に中古住宅を購入。

浴室も全面更新し、ユニットバスを入れ替えたのだそう。

ご挨拶もそこそこに、いの一番、早速床下に潜りました。

廊下は無断熱です( ノД`)シクシク…

 

DSCF1471ユニットバスの下は床下とつながっている場合がある、

ということで、スタイロフォーム断熱材で、ぴっちりではないですが、フタをしてくれていました。

床下に入る点検口は45cm角と小さいので、どうしてもスタイロフォームも小さくなりますし、細かく切り貼りせざるをえません。

ユニットバスを据え付ける前に行えばなんてことない作業も、後で潜ってやるならば、その手間は10倍以上になると思います。

さらに危険なのはシロアリ被害。

シロアリはほとんどの場合床下から侵入してきます。

ベタ基礎ならばコンクリートで全面おおわれているのでリスクは少ないのですが、地面が土が露出しているとなると、相当にやばいと考えてください。

 

 

DSCF1472フタを外してみると、、、、

う~ん・・・( ;∀;)

袋入りのグラスウールが数枚置いてありました。

これはこれで、空気の対流を少なからず小さくできるのかもしれませんが、奥の方までは体、手も届かず、どちらかというと自己満足型。

ほぼ断熱効果は期待できません。

Sさん、すみません。ご苦労の跡は確かに感じ取れるものの、この程度では断熱効果を得られるほどではないと思います。

 

 

DSCF1475ユニットバスは、こんな感じの金属製の脚、数本で支えられています。

高さが足りなかったのか、わざわざ土間コンを斫(はつ)ってセットされています。

地面に置いてあるわけで、ユニットバスの重量で沈まないのでしょうか??

また、通常よりも10cm程床下空間が狭くなっているわけなので、配管の更新作業に支障も出ますし、

今回のように潜って断熱しようったってできません泣

ハア~

もうこうなるとお手上げです。ちゃんとした断熱をするにはやはりユニットバスをいったん解体撤去せざるを得ません。

 

DSCF1479浴槽の下です。

よくそこまで届いたなぁ、と感心した、浴槽直下のスタイロフォーム。

浴槽には厚さ5mmくらいのポリプロピレンでしょうか、梱包材のような薄い断熱材で覆われています。

これがまさか断熱仕様?

ユニクロのヒートテック的、極薄の断熱材でも効果があるってことか!?

でも床下と通通じゃ、あまりに効果薄ではないか??

 

 

IMG_5764この様子をサーモカメラで見たのがこれ。

浴槽に残り湯があり、5.7℃と、他の部分より暖かいことがわかります。

でも6℃ってほぼ水ですよ。

ってことは他の部分がもっと冷たいのか?

 

IMG_5762 DSCF1485

はい、手が届かない奥の基礎の内面は-2℃。

外気温より低いのです。

朝方の冷気をそのまま蓄えているようす。

地面と右側は断熱材があるのでそこまで冷たくはない。

残念ながら、床下に、溶けてなくなることのない氷があれば、なかなかこの浴室は暖かい部屋にはなりません。

暖かいお湯も、ぐんぐん熱を奪われるわけです。

シロアリも心配です。作業報告と共にその旨伝えたところ、

5年前のリフォーム時に発行されたシロアリ保証書は、

つい先日その有効期間が切れていました。

もうこうなると床下に豆をまくしかありません。(ジョウダンニモホドガアルゾオイ)

2017.2.4 Reborn塩原(毒度8)

 

床下から隙間風|д゚)

2017年スタート!

改めまして、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

約2週間ぶりにスタッフ全員が集まったので、本日は年始のミーティングを行いました。

「選挙の政党マニフェストみたいだね」

「そうだ、約束だからな」

といって読み合わせた企業理念。

昨年の事業計画に対する結果、評価。

そして今年一年の事業計画。

 

今後の建築業界や社会情勢を鑑みて予測。

様々な課題や、クリアすべきポイントを全員が共有して、いざ!

ということでミーティングは終了。

各個人も資格や働き方、時間の使い方など益々の努力目標を持つことができました。

 

さて話は変わって昨年末のあわわな事件をご報告。

昨年新築したKさんから、

「フローリングと和室の敷居の継ぎ目から隙間風がぴゅー、と噴き出してきている!」

というお叱りのご連絡をいただきました( ;∀;)

 

断熱職人を標ぼうとするReborn塩原にとっては由々しき問題。

こみ上げる悔しさと不甲斐なさをぐっとこらえながらK様邸床下へと、いざっ!

 

img_4558工事中の写真です。

和室の床は畳。

畳の厚みは約6cm。

つまり一般部のフローリングとは段差があるわけです。

床材の下には、御多分にもれず、Rebornでも構造用合板12㎜が張られています。

段差が約4cmほどできるのですが、通常は気密シートや気密テープによって連続させ、

隙間が生じないようにしています。

 

dscf1168すぐに床下に潜りました。

ピンク色の大トロのような物体が、床の断熱材である高性能グラスウールです。(140㎜厚)

ただ潜るんでは芸がありませんから、水道管の漏水の有無や、シロアリいないか?、

カビあるか?、換気状態なも随時チェックしながら、床下点検口から最も遠いこの場所へ。

 

dscf1177断熱材をめくり(正確にはカッターでカット)、まずは状況を確認します。

普段使っているフローリングの裏は、実はこんなふうになっているんです。

って、一般の方はなにがどうなってるのか、きっと分かりづらいですよね泣

 

 

 

 

dscf1172接写の様子。

実際は真っ暗に近いので、ちょっとぶれてますが、

分かりますか?

気密シートがべろりとなっていますね。

これが隙間風の原因。

まったく以てだめな納めです怒

 

 

dscf1180予測していたケース1の事象でしたので、気密テープはすでに手元にあり。

木材にこすりつけるように、丁寧に気密テープをL字型に張ってゆきます。

 

dscf1169全てが仰向けの作業です。

翌日、朝起きて、「あ~、今日はおなかが痛いなぁ。なんか昨日変なもの食べたかや?」

と思いましたが、単に腹筋筋肉痛でした。

 

 

 

 

dscf1184約3m分くらの、床下仰向け人間にとっては、母を訪ねて三千里とも感じる、

非常につらい作業でありました(オオゲサヤナオマエ)。

腹筋もそうですが、本当にやばいのは、首筋です。

あれから2週間ほど経ちましたが、いまだに何だか首筋が痛い。

僧帽筋、というんでしょうか。寝違えた時のような感覚です。

ところでこの時期、床下は寒いのか?暑いのか?

当然寒いと思われるでしょうが、意外と暖かいんですよ。

気温でいったら多分10℃前後。屋外は5℃くらいの外気温でした。

床下の方が外より若干暖かい。ついでに言っておくと、長野市内では、床断熱であっても床下はまず零下になりません。

 

dscf1186作業はまだ続きます。

テープが今後剥がれないよう、そして、

フローリングがひのきだったため、ややポワンポワンとした感じがあるとのことで、木材を挿入、固定をしました。

コードレス丸ノコって、こういう時の為にあるんですね。

木材、バッテリー式の丸のこ、直角定規、インパクト、気密テープ、ハンディ照明、鉛筆、ビス、カッター、それらを床下に持ち込み作業を完了。

床下からの隙間風はこれで無くなりました。

隙間風には原因が必ずあります。

 

 

dscf4676断熱性能を高め、気密性も高まると、ちょっとした場所の冷気(隙間風)が非常に目立って感じられます。

 

今回、あえて自社の恥ずかしい部分も公表した訳は、

2度とこうしたケアレスミスを起こらないように施工レベルを関わる職人全員が万全にされたいという希望、

他の工務店やハウスメーカーでも、共通して言える気密の弱点を世にさらす、

あとで修復することは、とっても大変なんだぞ!と、理解してほしい、

そんな想いからです。

 

「床断熱は気密がどうしても出にくい」

そう言われて久しい訳が、こうしたところにあるのです。

だからといって安直に基礎断熱には走りません!

やっぱり怖い、シロアリとカビ問題。これを限りなくリスクゼロにするには、新築工事中に除湿器を回し続ける、とか

基礎断熱材をグラスウールのようなシロアリが好まない素材を用いる→グラスウールが濡れないよう、家の外周に水が近づかないように暗渠排水を巡らすなどせねば理念に沿わない。

防蟻材練り込み発泡系断熱材への100%信頼性はまだ実証されていないのではないか問題、

はたまたコストアップ、

さらに、実は冷暖房ランニングコストアップ問題。

 

世の中の高性能住宅をつくるぜ工務店、ハウスメーカーの多くは基礎断熱工法に流れてゆくのはもちろん知ってもいるし、その方が確実に断熱性能上げやすく気密性が上がるのは知ってます。

 

でも・・・・、やっぱり今の私はまだ踏み切れない。

 

床断熱工法は、こんなところにご用心。

①1階の床に畳があって段差がない場合、

②床の間、

③玄関、勝手口、

④浴室まわり、

⑤柱の下部や筋交いの下部

・・・いっぱいあるなぁ泣

新年、一発目のブログにしては、とばしすぎたか。

反省。

 

2017.1.10 Reborn 塩原 (毒度6)

3年点検@富山

Exif_JPEG_PICTURERebornの前身、しおはら住宅デザイン設計で建てた、富山県南砺市のF様邸へ定期点検に行ってきました^^

 

平屋です。

富山は長野市よりも3~4℃気温高い感じでした。

まだジャンパーは必要なし。

しかし植木はちゃんと冬支度。

この辺りは湿った重い雪が冬じゅう降り続けます。

屋根はディプロマット・オニキス色。外壁はホワイトモルタル左官仕上げです。

 

 

dscf0823屋根がとっても複雑です。

こうみると何が何だか分かりませんが、下屋やカーポート、玄関ポーチなどが込み入っております。

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE低い佇まいの玄関アプローチ。

しっとりとした雰囲気です。

新築時に工事をしてもらったガス屋さんがたまたま検針に。

お互い顔を覚えていて、

「おぉ~^^」となりましたが、両者、名前が出てこず・・・(´;ω;`)ウッ…

 

dscf0857相変わらず床下に潜り、

断熱材チェック

シロアリチェック

漏水チェック

害虫チェック

通風性チェック

床下版ドローンの発売を待つばかりです(笑)

 

 

 

dscf0827屋根裏にも。

今回はロフト利用なのですこぶる点検しやすかったのですy

一部石こうボードを張っておきましたが、コスト節約のため、一部は防湿シートのままになっていました。

しかしタッカーどめが甘かったようで、半分くらいだらんとたるんでいました。

10cmピッチくらいでタッカー止めしておかないとだめなようです。

 

Exif_JPEG_PICTURE約2時間の点検作業を無事終えました。

わぁ~

こんなアプローチすっごいですね。

雪国はなんといっても車からぬれずに家の中に入れることが幸せです。

 

2016.12.1 リボーン塩原

 

丸太の梁が危ない

Rebornには住宅に関する様々なお困りごと相談が舞い込みます。

メールであったり電話だったりするのですが、

「家の中が寒すぎる・・・泣」、「結露がひどくて困っている」などの断熱に関することがトップワン。

次に耐震性に関すること。「耐震診断を受けたはいいが、はて、工事はどうやってやればいいのか?」、といった類のもの。

 

ご相談いただいた方々にはそれぞれの生活があり、志向があり、当然予算もあります。

「こうすればどうか?」、という回答はなかなかその場で答えられないものですが、時間の許す限り現地へ赴き、見えない部分も含め、まずは健康診断的に建物全体を公正に評価するようにしています。

 

断熱や耐震に次いで最近多いのが、ログハウスに関する耐久性に関するご相談。

丸太の梁が腐っていたり、隙間風の悩みだったり・・・。

 

そう、わたくし塩原の前職はログハウスを建てる工務店でしたので、そのOB宅のメンテナンス記事のブログなどをご覧になってのお問合せ、という経緯です。

丸太を外部あらわしに用いた工法は、非常に味わいのある、ぱっと見カフェやペンションのようなかわいらしさがあるのですが、雨仕舞をよくしておかなければ耐久性に欠ける、非常にあやういつくりになっています。

dscf9388DIYで木部の再塗装をしていたところ、ご自身で発見された梁の腐れ。

建物の北側になりますが、けっこう軒が深く出てはいるのですが、胴差(どうさし)と呼ぶ1階と2階の中間にある梁の一部が腐っていました。

 

 

 

dscf9394すでに腐っている部分をえぐるようにして削ってもらっていました。

深さは5cm~10cm程にもなっています。

幸い丸太の中心の方、芯(しん)、といいますが、そこら辺までは到達していませんでしたので、大事には至っていません。

原因は、すでに賢明な読者の方はお分かりでしょうが、

「梁上の水切りの出の不足」、であります。

 

dscf9395ポスト&ビーム工法と呼ばれるこの工法では、今でも普通にこうして水切りが取りるけられている現場を見かけます。

普通に考えれば分かると思いますが、少し風がある日に雨が降れば壁面に雨水が吹き付けます。

壁に当たった雨水は、壁面を流れ落ち、水切り上に垂れ落ち、

この写真のようなつくりでは、次に丸太のアール面に流れ着きます。

そのままポトッと落ちる雨水もあるでしょうが、丸太に入ったひび割れに入る水もあるでしょう。

割れ目に入った水は乾くことなく、いつまでも溜まり、木をじっとり濡らしています。

 

dscf6875正しくはこのように、

丸太の面が真上から見えないほどに出幅を持った水切りを付けるべきです。

斜めに水切り勾配をつけた木の下地を丸太の上に乗せて取付け、

それをカバーするように板金屋さんに加工してもらうのです。

いわば、丸太の雨宿りのための屋根を付けてあげるのです。

こうすれば、よほど横殴りの雨でない限り、丸太は濡れません。

「塗装を頻度よく実施していれば大丈夫だ、とメーカーの人から聞いた」

これもよく聞く真っ赤なウソ。これだけの雨宿りを付けるとなると、結構な手間とお金がかかりますから、施主が「こうやって作って」、と言わない限り、メーカー(工務店、あるいは設計事務所)側は回避することが多いと思われます。

 

 

dscf9391ほか、玄関ポーチの柱が乗った丸太土台も腐れが進行していました。

こんなふうに、土台が先に延びて、柱が乗っかっているところは要注意です。

相当屋根が覆いかぶさっていないと、雨の日はこの辺りがびしょびしょに濡れるわけですが、

丸太の割れに入った水はなかなか乾きにくい。

乾いては濡れ、乾いては濡れ、というルーティーンをこの部分は約20年程繰り返してきました。

腐ったら取り換えればいい、そんな理屈も工務店側にあるのかもしれませんが、

腐った木というのは実に頼りなく、大きな地震が来た時など、そこが弱点になって倒壊しかねません。

 

dscf9389ほうら、手でどんどんむしり取れてゆきますよ~( ノД`)シクシク…

こういう箇所はできるだけ完全にむしり取ってしまいましょう。

腐朽菌の温床です。

これから寒くなってきますから、腐朽菌の活性度は落ちてゆくと思いますが、夏や梅雨時期は要注意。

1か月くらいであっという間にふかふかになってしまうことだってあるのです。

 

dscf9415幸いにもこの程度で済みました。放置すれば菌ですからどんどん浸食してゆくことでしょう。

抜本的な解決方法は、この土台が雨に濡れないこと。

つまりはやはり雨宿り板金をかぶせることになるのです。

柱は意外と腐りません。

割れがたてになりますから、濡れても水がたまらないからだといえそうです。

ただ割れも貫通しているわけではないので、水が停留するような柱はやはり腐ります。

 

dscf7632またマニアックな毒のある記事を書いてしまいましたので、全国各地からお電話があることでしょう。

先日起きた鳥取県の地震。

震源地近くの大山町に、15年前に新築したポスト&ビームの家、Oさん宅があります。

翌日恐る恐る電話をしましたが、何ともないとのこと。ホッとしました。

 

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このお宅は雨宿り板金がついてます(*´з`)

しお「Oさん!だだだ大丈夫ですか!?」

Oさん「塩原さん!びっくりしないでください!!」

しお「・・・・ぅぅ」

Oさん「ほかの家は結構ゆれたみたいですが、うちはびくともしません!」

しお「(*´з`)~~~」

 

正直、15年前は阪神淡路大震災の後とはいえ、耐震については今ほどシビアに考えていませんでした。

しかし、知らず知らずのうちに、かなり耐震性が高い建物の作り方を実はしていたのです。

その秘密はまたの機会にブログで紹介しようと思います。

2016.10.27 Reborn塩原(毒度3)

 

しみの原因

dscf9214長野県某市Kさま宅。

ななめ天井から雨もりがあるので直してほしい、と連絡いただきました。

聞けばもうずいぶん前からあるらしいのですが、

施工した工務店の社長は他界し、建築業界全体に対する不信感もあってか、どこに頼むべきか・・・。

といったところで放置してしまったとのことでした。

「地元の業者はみんなダメ!」

そう思わせてしまった建築業界の悪しき風習。それは一体何だと思いますか?

 

 

dscf9219大きな吹き抜けで開放的なリビングの再頂部、つまり棟木(むなぎ)付近が黒く変色しています。

斜め天井は、はじめ垂木(たるき)と呼ばれる骨組みがむき出しで、断熱材もなく、

「これ以上仕上げません」と工務店にきっぱりと言われ、

「そりゃないでしょうに!」

と迫り、なんとか施工をしてもらった、薄べニア+胴縁(どうぶち)による格子模様の天井。

さて、あのシミは雨漏りか、はたまた・・・・。

 

 

dscf9215棟木付近に黒い影が・・・。

カビですね、これは。

はい。賢明なリボーンブログリーダーの皆さんは、もうお分かりですね^^

そう、結露です。

屋根上に棟換気がなく、暖かく湿った空気がよどんでこの三角頂部付近によどみ、

冬季、冷たい屋根の裏側にそのよどんだ空気が触れると、結露するのは必至。

さらにその結露水が垂木を伝わり、下部にまでシミが拡大。  そんな感じだと思います。

 

dscf9222べニアはあまり湿気を通さない素材ではありますが、防湿シートには全然かないません。

ましてや、その継ぎ目はテープ処理されているわけはなく、断熱材が入っているのかさえも怪しい・・・泣

屋根断熱は、屋根材と断熱材の間に通気層を確保し、再頂部で棟換気!

 

そこんとこ、テストによく出るから、しっかり憶えておくように!(笑)

 

しかし、垂木あらわしで引き渡しとは、すごい工務店があるもんだ。住宅だぜ!

 

2016.10.09 Reborn塩原

 

dscf7807※参考)垂木あらわしのななめ天井。

夏、ちょ~暑い!

そして冬、ちょ~寒い!

あたぼうよ~(*´з`)