松本市Y様邸 | 株式会社Reborn(リボーン)

長持ちする木の家

DSC_0029あと10日後には完成します、松本市蟻ケ崎のY様邸

最終仕上げ工事に突入しています。

玄関ポーチの床には「あらいだし」と呼ばれる工法で、粒の小さいきれいな砂利を敷き詰めている真っ最中。

コンクリートに赤白黒茶色などいろんな種類の、大きさが近い豆砂利(まめじゃり)を混ぜあわせ、

文字通り洗って仕上げてゆきます。圧力が調整できるホースで、強く、時にはなでるように弱く、

豆砂利が入ったコンクリートの床を洗ってゆくのです。水をかけながら3~4回この作業を繰り返すのです。

 

DSC_0026玄関の内側は前日に仕上がっていました。

コンクリートは乾いてくると水が浮いてきます。この浮いてきた水を丹念にスポンジなどで吸ってあげるのがポイントなんだと、左官やさん(荻原プラスター)が教えてくれました。

吸い取ってあげないと白い成分が残り、豆砂利がきれいに発色しないそうです。

「昔はオガコまいたもんだあ~」(オガコ=おが屑~木を切る時に出る木粉)

おが屑はキノコの培養床にされたり、動物のフンを混ぜてたい肥にしたりと、いまだにけっこう実用性が残っています。

最近、密かに、洗い出し土間床が流行っているのかもしれません。10棟のうち1棟~2棟で採用があります。

 

DSC_00192階の寝室はすぎジョウコの勾配天井。

しっくいローラー塗装仕上げの内壁は、光をやわらかく反射しています。

右手、大きな壁には間接照明が設置されます。

よ~く見るとすでに棒状の器具がついています。

来週わたくし自身で、ここに木製のカバーをつけるつもりでいます。

さて、どんなものをつくろうか、考えている最中です。

 

DSC_00152階洗面台はウッドワンの「木の洗面台」シリーズ。

ドアもウッドワンでまとめてコーデされています。

「木の洗面台」はちょっと値は張りますが、

「好きなものに囲まれて生活したい」

という現代のニーズにマッチしていると思います。

人造大理石のボール一体型の天板、オーク(なら)製扉&鏡フレーム。

こういうのはこれまで組み合わせで現場造作でしか成立していなかったのですが、

こうしてようやく大量生産化してくれるようになったのです。

DSC_00162階オール斜め天井を部分的にロフトとして活用。

ロフトはしごはアルミ製ホワイトを初めて採用してみました。

これまでは、とにかく木で、という方針をとってきましたが、

普段は壁に引掛けぶら下げておき、使うときには引掛けなおすので、ロフト用はしごは案外持ち上げる機会が多く、

「これはけっこう重労働で負担になる」、という声がOB筋から挙がってきておりました。

転落防止になるかどうか、一抹の不安はあるものの、手すりにはを用いました。

 

DSC_00131階の洗面台はパナソニックのCラインフロートタイプと造作キャビネットの組み合わせとしました。

タオルや下着、着替えなど、脱衣室ではけっこう大きめのカウンターがほしい、というOB筋の声がよくあります。

それは、スペース的になかなか普通は実現できないのですが、このお宅では3畳の洗面脱衣室を確保。

洗濯機+洗面化粧台+サイドキャビネット+パネルヒーター+外へ出る勝手口ドア+浴室に入る入口、廊下から入ってくる引き戸&ファミリークローゼットへとつながる裏動線引き戸、という、なんとも複雑な動線をうまく処理する部屋となっています。

ここがこの家の設計ポイントだった、そう言いってよいと思います。

 

DSC_0023フラット対面式のキッチンは、

これまたウッドワン製。家電のっかりカウンター、上部吊戸棚もウッドワン製です。

突き当りの壁は、当初見せる収納として飾り棚になる予定でしたが、

工事中急遽かべをブチ抜きました。

これはY奥さんの発案でしたが、きわめて効果的でナイスな設計変更だったと思います。

 

DSC_0009ミーレの食器洗い乾燥機をちらり)^o^

シンクの下はごみ箱スペースとして空いています。

このニーズもけっこうOB筋では高く、鍋や寸胴などの収納場所を他に考える必要はあると思いますが、

料理作業をするうえで、このくぼみは極めて有用性がある!、という方がけっこういると思います。

この手の希望をかなえようとすると、最高グレードのシステムキッチンか、現場組み合わせ製作または特注キッチンにせざるを得なかったのですが、ウッドワンで叶えられるとは!やるじゃんウッドワン!

昔は住建(ジューケン)という会社名で正直ぱっとしなかったんですが、このスイージーキッチンでエッジが効いてきましたね。

DSC_0005ダイニングテーブルの上は2畳大の吹き抜けになっています。

テーブルの上にはペンダントライトが配されるのが世の常なので、

「ここが吹き抜けでいいんでしょうか?」

って設計段階で打合せしたとき、

「う~ん・・・・、じゃあロウソクで!」

って答えたYさん。

思考回路や好みがかなり私と一致していると思います(*´з`)

2018.6.21 Reborn塩原

長もちする暮らしやすい木の家

DSC_0014信州も梅雨入りしました。

でも山にはまだ雪が残っています( ;∀;)

御嶽山のふもと、三岳村OB宅、デッキテラスのリボーン工事が無事終了いたしました。

旅館・黒澤館の部屋からの眺め、最高です^^

撮影したのは新入社員の中曾祢クン。

初めての一人出張でしたね。

 

DSC_0019デッキのつくりかえはほぼ私が行ったのですが、

「あとは頼んだ」と、塗装を任せて一足先に山を下りました。

初日、二日目と雨で塗装がほとんどできませんでしたから、

丸々塗装を彼一人で行うことになったのです。

「クマにおそわれないように」

と言っておいたので、ラジオを聞いていたようです、スマホ&ブルートゥーススピーカーで。

このあたりは現代っ子ですね。あ、ゲンダイッコはすでに使われていない用語でしたっけ?

IMG_7892宿泊した黒澤館のことを書いておきます。

個人的に”かなり”おすすめの宿です。

初めての出張で、こんなところに泊めさせていいものなのだろうか、

そう感じてしまう程でした。

一般的に職人宿は、一泊¥6,000~¥7,000が相場なのだと思っています。

黒澤館はそれに比べると少しだけ高いんですが、

食事の品数、味、バランス、品質、そしてなによりお米がおいしい(^^)/

ビールも”生”がある!キンキンに冷えている!!

部屋も清潔できちんと整っており、大浴場は10人くらいは同時に入れるのではないでしょうか。

 

 

DSC_0005いえいえ、宣伝を頼まれたわけでは決してありません。

ただ声を大にして言いたい。

これからの時代は、こういう旅館こそが生き残るべきだ、と。

ナカソネ君は漬物が食べられません。

この地方には「スンキ」という名産の漬物があるのですが、残念です。

なんとか克服してほしいと思います。

 

DSC_0031さて、

月末完成見学会を開催する松本市蟻ケ崎のY様邸の足場が撤去されました。

サンロードと呼ばれる大通りに面しているので、けっこう目立っています。

今日は30度を超える、とても梅雨入りしたとは感じられない快晴でしたが、

ガリガリクンを食べてなんとか乗り切りました^^

とってもいい家に仕上がってきていますy

 

DSC_0005すでに暮らしているかのように外構が整っている感じですね^^

南側に開口部(窓)をバシバシととっています。

「なんだか想像以上に、かわいいデザインですね。」

という建築主からの感想メールが届きました(‘ω’)ノ

そう、しょっちゅう言われるのですが、

「これって、塩原さんの設計? なんかすごいギャップですね」

 

DSC_0027個人的には、道路に面する東側のこの感じが気に入っています。

美ヶ原が遠くに見え、松本市街地の夜景もきれいに見えるんです(^_-)-☆

見学会のご予約もすでに入ってきているようです。

「長もちする、暮らしやすい木の家」

そんなキャッチコピーになるのかもしれません。

女性スタッフが、見学会の準備を進めてくれています。

ご来場、お待ちしております。

2018.6.7 Reborn塩原

 

6/30,7/1完成見学会@松本市 開催決定。

DSC_0026完成見学会を開催することになりました!

今月末の6/30()、7/1()の二日間、場所は松本市蟻ケ崎です。

詳細はまたいずれアップしますが、 スタッフが少数なため、また駐車スペースにも限りがあるため、

今回も予約制とさせていただきます。

時間は各10:00~17:00です。
ご連絡いただければ日時を確保いたしますので、
[お問い合わせ]よりご一報くださいませ。
案内図や、ご案内チラシをお送りいたしますので、
お名前、住所、お電話番号またはメールアドレスをお知らせください。
原則予約は早い者勝ちです。   IMG_7861
見どころはいろいろとあるのですが、
外観ですと、この家のサッシは色がこげ茶です^^
ホワイトが圧倒的に実は多く、Rebornだと非常に稀なのです。
外壁よりも引っ込んだ窓、アクセント板、既製品ひさしをかわいらしくする裏板、ドイツアルミ製窓台、 このあたりがポイントとなっており、
2階の外壁は西洋しっくい左官仕上げ、
1階はレッドシダーざらざら箱目地、キシラデコール・カスタニ塗装となっています。
足場が近日撤去されるので、近日中にブログでその全貌はご紹介できるはずです。
  IMG_7851屋根上には太陽集熱器LATENTO(ラテント)を搭載。
南向きの屋根面には太陽光発電パネルが乗っているので、
いつもとは反対面の屋根に、鉄製架台で乗っています。
屋根材はいつものディプロマット・オニキス色。
ざらざら効果で、雨音軽減・落雪なし、 軽くて長持ち、でもちょっと高い。
でも長い目でみればお得では?
IMG_7858後ろにまわると、鉄製の架台は割とガッチりしてます。
真空管の中に不凍液が入っているんですが、
波状の反射ミラー板がついています。
その仕組みにより、あらゆる太陽方位からの集熱効果をアップさせているのです。
温水暖房を是とする方は暖房と給湯に。
暖房を必要としない春~秋にかけては、給湯エネルギーのほとんどをコいつで賄えます^^
  DSC_00112階はオール斜め天井で、のびやかな空間となっています。
天井材はすべて杉板のジョウコ。
ジョウコは上小節(じょうこぶし)の業界用語で、「ほぼ無節」、という意味です。
紙クロス=KOBAU(こばう)を張り終えたところです。
ここからしっくいをローラー塗装(2回塗り)してゆきます。
あそこにはロフトがありますね♬
住設機器にはリボーンになって初のウッドワンが多用されています。
ミーレの食器洗付キッチン、木の洗面台、建具ほぼウッドワンです。
DSC_00321階はLDKワンルーム形式で吹き抜けがあります。
こちらも2階と同じスギジョウコの羽目板張りとなっており、上品な仕上がりになっています。
延べ床面積は39坪弱。 外壁付加断熱でUa=0.34W/㎡・K
暖房負荷年間暖房用の熱負荷は5440kWhで、
この電気をヒートポンプ効率2.5として、
5440÷2.5=2176kWhが、QPEXによる暖房負荷となります。
開口部(窓)が多いわりに、1㎡あたり16.5kw/㎡は、けっこういい線いってる感じがしています。
電気代は2176に単価¥28を掛けると、暖房コストになります(約6万円)
    2018.6.5 Reborn塩原

PVの裏側の話

IMG_7423松本市で新築工事中のYさま邸の屋根に、

太陽光発電パネルが載りました。

「こうしてみるのはずいぶんひさしぶりだな~」

というのが正直なところ。

私はあまり好んで太陽光発電パネル(以下PVと省略)を設計に加えません。

理由はいろいろあるのですが、いちばん大きな理由は

「アマモリこわい」、です( ゚Д゚)

 

IMG_7413今回はパナソニックのHITを提案。

5.92kW搭載でゼロエネです。

国交省の省エネ住宅支援~地域型住宅グリーン化事業・高度省エネ型(ゼロエネ)にエントリーいたしました。

この写真では見えませんが、LATENTO太陽集熱パネルも3枚載せます。

暖房はいつもの如くPS社のパネルラジエーターですが、ヒートポンプ式で熱源は電気です。

給湯もヒートポンプ=エコキュート(電気)。

「へぇ~、シオさんもオール電化やるんだ~」

という声も現場からポロリ。

「たまにはやるんです!」

エコキュートは日立のRDシリーズ

知る人ぞ知る、なんと給湯は水道水を熱交換し、浴槽のお湯のみポット式で沸き上げたお湯をつかうという、

「衛生面できるだけがんばりましたよ機種」なのです。

もちろん貯湯タンクは室内置き。

IMG_7427ところで、PVの最大のリスクはやはり漏水。

ディプロマットの屋根に対して、パナソニックさんはなんと!

「ディプロマット屋根はメーカー保証が出ません」

前々から知ってはいたものの、じゃあ保証を出してくれるシャープにしますか?

ということも考えましたが、たかが10年保証。

施工側で工夫をして、屋根に穴を開けない方法をとろうという方針とし、

保証は自社で行うようにと決心しました。

「保証は自社で」、ってかっこつけましたが、

つまるところ、「もし漏水したら自腹で直す覚悟がある」、ということなのであります、ゴホン!

 

IMG_7417屋根に穴をあけない、というのはなかなかタイヘンです。

こんな感じで、屋根材をくわえるようにする金具で架台を固定。

屋根勾配をやや緩くすることくらいしかあとは設計上工夫のしようがありません。

この金具が一生緩まないのか、そうした疑問は残りつつも、

まあ、全部が緩んでPVががぁ~っと落下することはないでしょうが、

10年毎くらいに屋根にのぼって、ナットのゆるみなんかを点検した方がいいかもしれませんね、ドリルでネジ打ち込んじゃうよりは。

 

IMG_7648そしてついに、先日LATENTOパネルも載りました。

夢の競演です(笑)

屋根上の架台も特注製作してもらい、

北側の屋根側に配備されているんですよ~y

屋根上に日本の、いや世界のハイテク機器が搭載されていることになります^^

 

IMG_7646外壁もいよいよしっくい左官仕上げ直前。

ドイツグッドマン社のアルミ製水切り、

軒裏に無垢板を張った既製安価ひさし(LIXILキャピア)を自社でアレンジしてそれっぽくしました。

ガラス繊維でできたクラック防止用ネットを表層に出す仕上げ、

などなど、リボーンらしいこだわりが、実は随所に発揮されているのです^^

 

DSC_0123 DSC_01252階室内は節のない杉板の、オール斜め天井で仕上がっています。

高いところはロフト活用。

屋根には当然みっちり断熱材(グラスウール)が詰め込んであります。

この日、外は30℃を超えるとても暑い日でしたが、家の中はひんやり、

寒いくらいでした。(体感温度は15~16℃くらい)

工期はのこり40日間。

いよいよ仕上げに入ります。

2018.5.22 Reborn塩原

 

モイス・TaイリョクMeンザイ

Exif_JPEG_PICTURE外壁の耐力面材をほぼ100%の家で使っています。

家は地震のとき、大きく揺さぶられます。

ぺしゃんこにならないように、

変形しないように、

壁のなかに何か仕込む必要が当然ですがあります。

そういう壁のことを専門用語で、「耐力壁(たいりょくへき)」といいます。

一昔まではは筋交い(すじかい)が主流でした。

さらにさかのぼると土壁というのも揺れにくくする働きがあります。

もっとさかのぼると、日本の木造建築では貫(ぬき)と呼ばれるものが耐力壁として機能していました。

Exif_JPEG_PICTURE耐力面材はボード状で、さまざまなメーカーから発売されています。

外壁の柱・土台・梁に重ね、釘でとめます。

この釘の長さや打つピッチによってどのくらいの強さが出るのか、

メーカーは実験室で試験をしています。そのデータをもとに壁倍率(かべばいりつ)という強さの指標が数値化されており、

われわれ設計者が、「この壁はこのくらいの強さでいきたい」、「ここはいらない」などと構造計算して設計図に落し込んでゆきます。

 

松本市で新築工事をしています。

このお宅では初めて「モイスTM」という耐力面材を採用いたしました。

ちょっと笑っちゃうんですが、TMと、は耐力(たいりょく)面材(めんざい)のTairyoku Menzaiの頭文字なんだそうです。プププッ

発売されたのはもう10年以上も前でしょうか、調湿作用のある内装用ボードとして発売されたように記憶しています。

 

 

DSCF3675-2内装用はスタンプ印字は当然なく、継ぎ目の目地は残りますが、

黄なり色のマット仕上げ。風合いがよく、臭いもない。

汚れやちょっとした傷は、サンドペーパーで補修できます。

ただ大工さんは大変です。ぶつけないように、割れないように、

基本的にはボンドと針金のような細い釘(フィニッシュ釘、といいます)で、細心の注意を払って一枚一枚はってゆくのです。

「もうこれはやめて!」

そう10年前に言われた記憶があります。

 

モイスの原材料は何でしょうか?

簡単に言うと石の粉です。つまり無機材。

燃えない・湿気を吸放出しやすい素材・土に還せる・劣化しにくい・シロアリに食害されない

などの特性があるようです。

 

Exif_JPEG_PICTURE在来工法の大壁で壁倍率2.7はちょっとお得^^

私は構造計算上安全をみて2.5倍でカウントしています。

許認可申請上は当然2.7倍でみて問題ありませんが、実験用のものと現場では多少異なると考えているからです。

 

現場では移動の時にちょっと角が欠けてしまったり、面の端に打った釘によって面にひびが入ったり・・・。

いろんなことが起こり得るし、事実起こっています。それらをチェックし、修正を指示するのがこの段階では現場監督がすべきこと。

この辺り、現場人でないと分からないのかもしれませんが、設計者の立場としては、耐震については安全をみて(余裕をもって)クリアしておいて損はないからです。

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家は外壁に無垢板を貼って仕上げます。

22条地域(にじゅうにじょうちいき)と呼んでいますが、屋根と外壁に燃えにくいものを使うような制限がある地域です。

長野市、松本市などの主要な市町村の市街地では、ほとんどと言っていいほどこのエリアに属しています。

 

街の中心は防火地域、その周りに準防火地域、さらにそのまわりは22条地域。

その先は制限がない、およそそんなイメージです。

モイスは白いので、現場が明るくていいですね。

仕事をしていてもさわやか青年になった気分で、気持ちがいいです。

 

Exif_JPEG_PICTURE南側の1階デッキに深い屋根をかけました。

これぞ日本、という感じです^^

パッシブハウスのように日射取得を最優先する家では禁じ手といえる設計だとは思いますが、

やっぱりここから離れたくありません。お施主さんも同意だと思います。

日射はソーラーシステムで熱利用。

給湯と温水暖房で利用します。

 

Exif_JPEG_PICTURE今回もシャノン社の樹脂サッシを採用。

付加断熱キューワン住宅で、窓は耐力面材に対して直付け、

最終的な仕上がりは、窓が外壁よりも引っ込んだ状態となります。

サッシ枠を取り付ける前は、防水、気密、枠の仕上げなど様々なことが絡み大変です。

3年がかりでようやくリボーンの標準工法がきまりました。

「こんなにやって意味あるの?」

以前は懐疑的だった職人さんたちももう慣れたようで、

最近ではなにも言わずにちゃっちゃかサッシを取り付けてくれるようになりました(笑)

 

おうちをつくるのはもちろん大工さんはじめ様々な職人さんですが、

どんなモノを使って、どんなふうに納めるのか、

それは設計者の判断にかかっているのです。

 

2018.3.3 Reborn塩原

松本市建て方~桜の木

明日は旧暦の元日です^^

現代の生活にあって、旧暦はほとんど顧みられることはありませんが、

わが社に飾ってあるドでかいカレンダー(坂田木材謹製)は、旧暦の日付も記載されております。

現代の暦と、旧暦を見比べて日々生活してみるのが、今年のしおはらのテーマの一つになっております。

 

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きそうですね。今日は中野市→長野市→松本市への移動を行いましたが、

松本は暖かかったです^^やっぱり風の影響でしょうか。風は体感温度にかなり影響しますね。

その昔人間もサルでした。体の大部分が毛でおおわれていたわけです。

これは進化に影響しているものだとは思いますが、

その昔サル(あるいはチンパンジー)が身に衣服的なものを身にまとい、

やがて体毛が減っていったのか?

普通に考えればそういうことなのでしょうが、

衣服あるいは住居の進歩と共にヒトの進化があったともいえそうです。

「大事なところに毛が残った」

と先日ラジオでだれかが言ってました。

不思議な生き物ですね、ヒトって。

 

IMG_7190本日、松本市で建て方工事がありました。

松本は今年とても雪が少ない気がします。

職人さんの面々、お疲れ様!^^

このお宅も付加断熱仕様で、いわゆるキューワン住宅です。

”太陽光パネル発電&太陽集熱パネル給湯・温水暖房”

という、およそ現代での家づくりにおいて、

いわゆる「ハイスペック」なつくりようです。

 

Exif_JPEG_PICTUREおとなりには、前職で10年前に建てた古民家調、アンティーク調ログハウスが建っています。

外観的にこの家とお友だちになれるような感じでデザインをしました。

また、結構交通量の多い幹線道路に面しているので、防音性を高めたい→グラスウールによる付加断熱、

というのも、どの程度効き目があるのか体感できそうです^^

 

Exif_JPEG_PICTURE非常に見晴らしのいいロケーションで、

晴れていれば弘法山や美ヶ原、そして松本市街地の夜景をみることができます。

軒の出を1000㎜(1m)と深くとりました。

今後も建物のプロポーションを低く、

どっしりとしたデザインを目指してゆきたいと考えております。

 

IMG_7192今日クレーン屋さんから聞いたのですが、

近年クレーンの転倒事故が相次ぎ、かなり資格免許が厳しくなっているそうです。力学を盛り込んだ計算を必要とする国家試験があるらしく、

そう簡単に免許がとれないようになってきたんだそう。

さらに労働基準監督署の抜き打ちチェックも盛んにおこなわれているようで、監視の目が厳しくなっているようです。

まあ、安全に資することなのでそれはそれで非常に意義のある検査なのでしょう。

 

IMG_7187家の北側には児童公園があり、春には桜が咲きとてもきれいです。

しかし噂によると来年度からは閉館になるのだとか。

これも少子化の影響か。

するとこの桜の木はどうなるのか?

この桜を愛でることができるよう和室を配置し、大きな窓を配しました。

なんとか残ってほしい、そう思いつつ児童公園を見ると、子供たちが数人、

寒風の中、無邪気に遊んでいました。

 

2018.2.15 Reborn塩原

信州型ゼロエネ住宅の理想形

DSCF3007来週はまた寒波がくるようです(*_*)

今日明日の晴天は貴重となりそうなので、お休みの方は大掃除をやってしまいましょう。

24時間換気扇が設置されている家にお住まいの方は、給気口のフィルターや本体ファンの羽根についている埃をふき取ってください!

第1種換気扇を採用の方は、2~3か月に1度は清掃していると思いますが、念のため。

第3種換気扇を採用の方は、かなり多数の方が忘れているようです。思い出して!

 

DSCF4700このところちょくちょくいただくメール相談に、

「パネルヒーターのサーモバルブの目盛りはどこがよいのか?」

「温水暖房のボイラーの設定湯温は何℃がいいのか?」

というご質問をいただきます。

「目安として、12月は35℃の温水で、各サーモバルブは1階がⅢ~Ⅳ、

2階はⅡ~Ⅲで使ってみてください。これが基本型です。」

「外気温が日中でも5℃を下回る日が続くようでしたら、温水温度を40℃に」

「サーモバルブはその部屋、その場所をどんな状態にしたいのかによって変えるものですが、都度変えるものではありません」

「初年度は練習試合みたいなものなので、いろいろと試してみるとよいです」

そんな風にアドバイスしています。

温水温度35℃は、パネル表面を触るとやや冷たく感じるはず。体温が36℃前後ですが、手の平はおそらく35℃程度になっているでしょうから。

「ん?これって暖かいの?」って感じるくらいの低温水でも連続で放熱していれば心地いい部屋になりますよ^^

ボイラーは連続運転で、車でいうところのアイドリング状態、または高速道路の80㎞運転が最も燃費がよいそうなので、温水温度は低ければ低いほどよく、入れたり切ったりしない状態が燃費は向上します。

 

DSCF3160さて、

松本市蟻ケ崎で新築住宅が着工になりました。

敷地に隣接して、立派なサクラのある公園が。

リボーン標準のQ1.0(キューワン)住宅、

Ua=034(Q=1.26)

暖房消費量 電気=2,176kWh/年(COP2.5)

灯油ボイラー(効率85%の場合)に換算→622㍑/年=4.72㍑/㎡

という燃費性能です。

窓が多い割りにはUa値がよい、という印象です。

「Ua値だけで競うのはもうやめましょう」、

Ua(外皮平均熱貫流率)はもちろん大事な指標となる値ですが、それだけでは語れない暮らし心地があるのだ、そんな風に自分では思っています。

 

外観南東南側に窓がたくさんあります。

1階の南には、下屋をかけています。

パッシブ設計のキホンと照らし合わせると、この屋根は禁じ手になるわけですが、

日射取得は吹き抜けに面した2階のFIX窓に任せて、1階は使い勝手のいい屋根付きのデッキテラスを優先しました。

冬の直射日光は確かに暖房となりえますが、ここ松本だとオーバーヒートする可能性もあります。

オーバーヒートとは、日射を採り入れすぎて、室内気温が30℃近くまで上昇。結果真冬に窓を開けて室温を調整する羽目に陥ることをさしています。

外壁の断熱を付加断熱として、熱損失を抑える方法で、

なによりも建物のプロポーションがよい感じに。

 

南西外観屋根上には、真空管式の集熱器を約6㎡乗せ、室内に500㍑の蓄熱タンクを。

熱交換をして給湯と暖房へと熱利用します。

さらに太陽光発電パネルを5.9kw分のせました。

これにより、いわゆるゼロエネに。

年間を通して少なくとも10年間は光熱費がZero以下になります。

「少なくとも」と言っているのは、10年後の余剰電力買取り単価が不明だからです。

国交省の地域型住宅グリーン化事業・省エネ型に応募していますので、165万円の補助金を交付申請しています。

これにより、初期投資の回収期間は大幅に短縮され、ある意味10年間の光熱費を税金によって先に支払ってもらった、ともいえるのではないでしょうか。

10年後には、電気自動車や自宅で蓄電することも想定をしていってほしいと思いますし、おとなりの実家にも電力シェアをしていってもらいたいと考えています。

 

南面3

2階空間は斜め天井として、建物の高さを押さえています。

(最高高さ7.6m~なにも考えずに設計すると8mほどになるはず)

地域に根差したデザインを考慮して、なによりもシンプルな切り妻屋根としたかった。

太陽光パネルに頼らないゼロエネ住宅になる、

こんなスタイルの家が、日射の豊富な信州の目指すべき家だと確信しています。

 

DSC_0002すぐとなりには、10年前に私が現場監督として担当させていただいたご両親の家があります。

松本の伝統的なデザインである大屋根スタイルで、”すすめおどり”なんかもついてますね^^

この建物にあうデザインを、

というのが設計コンセプトの第1歩でした。

10年を経過しても古びないこの感じは、木の家だからこそ。

そういえば昨日は冬至でした。みなさんカボチャ食べましたか?

私の家の夕食はカボチャカレーでした^^

2017.12.23 Reborn塩原