山梨県甲府市 M様邸 | 株式会社Reborn(リボーン)

甲府市・床の付加断熱

連日15℃近く気温が上がったり下がったりしています。

みなさん、体調管理にお気を付けください。

ついに秋も終盤を迎え、なんともセンチメンタルな気分。

月の明かりにウるっとと来ます、、、。

 

475先月上棟をいたしました甲府市Mさま邸。

屋根(ディプロマット)が仕上がり、骨組だった形が、だんだん面になって参りました^^

「外観はおとなしめで。ふつうに」

と、初回のヒアリングでそうおっしゃった奥様。

単純な切り妻屋根ですが、軒の出は深くとりました。

 

Exif_JPEG_PICTURE小屋組みと呼ばれる屋根裏の空間。

最近は平らな屋根で軒がない、四角いBOX型の家をデザイン住宅と呼ぶらしいのですが、私はあまりやりません。

片流れの屋根も積極的には採用しません。

この家の場合、小屋裏には断熱材が敷き詰められます。

小屋裏収納としても活用しません。

小屋裏には束(つか)と呼ばれる、高さの異なる柱が規則正しく立っています。

 

Exif_JPEG_PICTURE先週末は、上棟式が行われました。ピンク色のじゅうたんの上で(笑)

私の都合で恐縮であったわけですが、床の断熱材を敷いた直後でした。

そのため仮の足場をつくって、行動範囲が限定される中行われたのです。

実はこの状態での上棟式は生まれて初めて^^

脚の悪い方やちいさなお子さんが参加される場合には危険です。

決して真似しないでください!

 

Exif_JPEG_PICTURE今回も基礎断熱工法とはせずに、床断熱工法としたのですが、

今回初めて、床に付加断熱を採用しています。

「床 付加断熱」というのは聞き慣れません。

通常は床に高性能グラスウール16Kを140㎜、根太(ねだ)間に充填して終わるのですが、

熱橋対策として、大引き間に高性能グラスウール16K 55㎜を付け足したのです。

断熱職人を標ぼうする私としては、「初めてやるときは自分自身でやってみて検証する」

ということで、午後2:00スタート。約20坪ある面積を5時間ほどで作業させていただきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE最初に床下に雑板で断熱材の落下防止板を45cm間隔ぐらいで造ります。

そのうえに断熱材を敷並べてゆくだけです。

断熱材の材料費は3万円いきませんでした。

作業手間としても1人工はかからない程度です。

これによって暖房エネルギーはどのくらい減るのか?

QPEXで計算すると年間で灯油換算▲22㍑(泣)

1リットル¥100としても▲¥2200/年なのであります・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE床の付加断熱工事費¥40,000とすると、約18年でペイする計算となります。

これが良いのか、虚しいのか、

悲しいのか、嬉しいのか。。。

結果は住んでみての体感やサーモグラフィーによる温度分布の検証を待ちましょう。

いずれにせよ、塩原の腰はパンパンになって、1週間たった今ようやく調子を取り戻しました。

ジムへ行ってスクワットするより、朝方ジョギングするよりは、世の中のお役に立ったのかな。

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家では初めて省令準耐火に挑戦します。

梁や柱の構造材はすべて石膏ボードで覆われ、なにしろ燃えにくい設計となっています。

原則、断熱材にグラスウールやロックウールを用いた家が対象となります。

コストアップは多少ありますが、火災保険が激減。

なんと約半額になってしまうのです。

それだけ燃えやすい木造の建物はリスクがあるということか。

 

天井や壁に板を張る場合は、一度石膏ボードを張った上に重ねて貼ればOK。

大工さんには大変な思いをさせてしまいますが、作業量データをとって検証し、今後のお客様に提案して参りたいと考えております。

 

2017.11.4 Reborn塩原(uruファン)

キューワン住宅の建て方@甲府市

山梨は甲府市で新築住宅の建て方を行っております^^

地鎮祭のブログはこちら

建築主のMさんのご両親は二人ともに長野県出身。

加えて新住協会員が山梨県に居ない(!?)ため、昨年末にお声がけをいただきました。

設計打ち合わせ期間は、長野市まで見学会に来ていただいたり、私しおはらが山梨のご自宅に伺って打ち合わせを重ねてまいりました。

あらためてインターネットが発達した現代のすごさを実感しております。

 

DSCF2823-2台風一過で青空がのぞいています。

長野から旧来の大工さんが5人来てくれています。

けっこう車通りの多い道路は一段上がっており、

こうして見下ろすことができる立地条件です。

朝から1階の柱を立て始め、お昼には、1階の梁が掛かり、2階の床面合板が張られました。

甲府市のこの現場までは、Reborn事務所から約2時間。空いている時間帯であれば1時間45分ほどで現着します。

県外なので遠く感じる人も多いのですが、飯田市へ行くのとほとんど変わりません。

 

IMG_6438-2格子状に組んだ4寸角土台の上面には、

あらかじめ「ホゾ」と呼ばれる長方形の孔が開けられています。

その穴に柱をねじ込むといいますか、差し込んで立ててゆきます。

これが建て方の朝一番の様子です。

 

 

IMG_6447-2土台および柱はひのきを用いています。

現場にはあの香りがプンプンのぷん!

柱が立ったところで、次にクレーンを使って梁を渡してゆきます。

自在に動くUFOキャッチャーのような感じで、

20年以上もこの仕事をしていますが、

大工さんがとてもかっこよく映りすこぶるうらやましく、

現場管理人としてはとても気持ちが昂る場面です。

 

DSCF2844-22階の床下地では、厚さ2.4cmの合板を用いています。

15cm間隔で75㎜のけっこう長い釘を使います。

”水平構面(すいへいこうめん)”と言いますが、

この合板を張ると床面が強化され、地震の際、建物がまとまって揺れようとするため、全体として揺れ幅を少なくする働きが期待されます。

木造の架構は局所的に破壊が起こることが多く、巨大地震発生時、まず構造的に弱いところが壊れ、そこをきっかけに全体が破損する、というのがこれまでの地震経験で分かっています。

水平構面という考え方は比較的新しく、おそらく阪神淡路地震以降、木造住宅にかなり広く、早く普及していったように思います。。

 

DSCF2859-22階の床に厚い合板を貼ると、もれなく足元が安全になります。

すぐに使うであろう2階用の材木を乗せて置いちゃったり、

いろんな作業をするうえでとてもありがたい地面となるわけです。

この合板を張らない場合は、仮の足場を作りながら作業を進めてゆくわけですが、

2階の梁を掛ける際に、脚立を立てたり上を向いて歩く場面が多いため、転落の可能性が多分にあるわけです。

雨が降れば多少は濡れてしまうリスクはありますが、工事の安全を考えると、リボーンではこの「ネダレス合板工法」を基本に設計しています。

 

DSCF2826-21階から見上げるとこんな感じに。

実は工事で起こる事故で非常に多いのが、

上からの資材や工具の落下によって下にいる人への直撃なのです。

真上に作業者がいる場合、常に気を付けなければなりません。

腰袋からぽろっとハンマーが落ちてこないとも限りません。

でもこうしてネダレス合板が張られていれば、だいぶ安心感があります。

 

DSCF2832-2秋の建て方は最高ですね。

空気は程よく乾燥しているため、材木もゆるやかに乾きやすく、

人も動きやすい。

クレーン屋さん曰く、

「ナガノの人は、甲府で夏に建て前は無理だわ」

その通りでございます(^ム^)

 

2017.10.26 Reborn塩原(完成予定=来年の3月下旬です)