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樹脂サッシ・玄関ドア・換気扇

2012.02.28

壁の下地工事を終え、工事はもっとも大切な領域に突入してきました。サッシ取り付け、玄関ドア取り付け、電気配線、換気設備工事、給排水設備工事のにげ配管などです。   今回もサッシにはシャノンの樹脂サッシで、もちろんペアガラス・LOW-E・アルゴンガス封入されたタイプです。35坪の住宅で約100万円かかります。アルミ・樹脂複合のサッシだと、おおむね-5万程度で、5%コストダウンにはなりますが、性能は15%程度落ちます。逆に、樹脂サッシでトリプルガラスにした場合は+10万円で性能は5%程度アップ。木製枠でトリプルガラスとした場合、+30万で性能は10%程度アップ。このあたり、設計のキモの部分ですが、ざっくりではなく、窓の大きさや取り付け方位、地域などを勘案して決定すべきです。北側の窓はトリプルガラスに・南側にはLOW-Eではないふつうのペアガラスにして冬場に日射を室内に取り込む、などいろいろな検討がなされます。その地域、その建物の場合で設計士として提案するサッシ・ガラスタイプが変わってきます。 当然金額との勝負になります。いいサッシは性能や見てくれは立派ですが、値段もいいので、サッシ選択にあたってはコストパフォーマンスが優先されるべきだと思います。 長野県などの寒冷地では、最低でも樹脂サッシでLOW-Eペアガラスを採用するのが、正しい選択だと考えています。信州は山や田園など恵まれた景色があります。これらを眺めながら、かつ冬場のエネルギーロスを抑える、この辺が設計のもっとも難しく・顧客との調整が必要な部分です。     あまりにも断熱性能にこだわると、大きなサッシは採用しにくくなります。 さりとて外は眺めたい。外に出たい。 耐力壁という構造上大切な壁もそれなりに確保しなくてはなりません。     当然玄関ドアの断熱性能も大事です。 今回はドイツのレクサンドーレンという木製の輸入ドアです。飯田のナガイ社が輸入販売していて、20万程度~です。定期的にオイルを塗るメンテナンスが必要ですが、”味わいを増す”ということにこだわるならばこの手の玄関ドアになるでしょう。他には、ガデリウス社のスウェドアもいいですね。 国産でも開発が進みつつあるようですが、なかなか金額が高く、採用しにくい・・・。   24時間換気扇の本体=日本住環境社のルフロ400と配管ダクトなどのセットも現場に納入されました。これらの部材を使って工事をします。       大工さんはサッシの取り付けで外と中を行ったり来たり。電気屋さんが室内で配線をしていきます。       サッシが取りついた部屋の様子。グッと部屋らしくなりました。         整理整頓が行きとどいた、いい現場ですね。 大きな窓は2人以上で共同作業です。                              

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