屋根 雪割り・煙突 手直し | 株式会社Reborn(リボーン)

屋根 雪割り・煙突 手直し

暑い夏です。が、中部電力も節電目標を取り下げました。節電節電の意気込みもハシゴを外された感じで、少々戸惑っています。

よく分りませんね、なんだか世の中どうなってるんだか、どっちに向かえばいいのか。いずれにせよ傍観者にならざるを得ない状況ですが、今日も首相官邸前抗議デモは行われるのだと思います。

今朝、ラジオでの話。

「小さなミスを減らすには・・・、みんなで考える。」

福島原発事故の人災を指してのことでしたが、小さなミスが積もり積もって起こってしまった今回の大事故。2度と起こさないようにするため、あるいは現状をどのように回復してゆくのか、という問題について、専門家や政府、電力会社などに任せておけばいいのでしょうか。みんなで考えることによって、さまざまな方向から問題提起がなされるはずです。納得のプロセスを踏めば、気付くこともたくさんあると思いますし、考えること自体が危機に対応することになるはずです。

このことは、建築現場やものづくり現場でも大変に効果があると実感しています。



建築現場では、よく「現場打ち合わせ」が行われます。この写真は、屋根の棟に残ってしまう雪をいかにして落とすか?、頑丈につくるには?、棟換気をどう構成するか?、作業効率や寸法の割り付けなどについて設計者(私ですが)・大工・板金職人と共に打ち合わせしている様子です。

 

 



今年の冬の豪雪で被害をうけた信濃町・M様邸の屋根頂部の雪割り(とんがり屋根)をつくる作業を現在行っています。

 

 

 

 



先ずは下地作りです。あまりにもすごい雪がこのあたりには降りますので。引き抜きやせん断に強い特殊なビスで固定していきます。

 

 

 

 

 

 



45cm間隔で並んでいます。魚の骨のようですね。

 

 

 

 

 



ここに構造用合板を貼ります。室内からの換気機能も持たせるため、上部には隙間を開けます。

 

 

 

 



合板の上にはルーフィングという防水シートを張ります。

 

 

 

 

 



ガルバリウム鋼板を張り上げてゆき、空気が逃げる部材=リッヂベンツ(日本住環境製)を半分に切ったものを取り付けます。

 

 



さらに合板+ルーフィングで2重屋根に。

 

 

 



出来あがりです。相当とんがらせました(笑)これで雪が残らずにスムーズに落ちてくれることでしょう。

 

 

 

 

 

 



続いて、板金屋さんと薪ストーブ会社DLDさんとのコラボで、煙突廻りの作業です。

フラッシングと呼ばれるステンレス製のカバーをなんとか差し込んでいる様子です。難航する作業です。でもここが防水上、非常に大事です。屋根の上からコーキング頼みで被せるのはNGです。

 

 

 

 



職人一同、あれこれ談義しながら・・・。うまくいきました!

 

 

 

 

 



新築時であればなんてことない作業も、既存の屋根を剥がさずにこの仕事をこなすのは、細かい職人技・経験・がなければなかなかできません。まさに協働作業です。

関わる工種の職人が知恵を出し合い、解決していきます。

 

 

 

 



毎日うだるような暑さですが、冬のこの状況を想像しながらの作業です。

 

 

 

 

 



今回はこれで勝負です。

別荘など薪ストーブを冬に使わない環境では、「いかに屋根から雪を落とすか」、ということでしか対策がありません。豪雪地では、煙突をどこに出すか、がとても大事なことです。

 

 

 

 


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