薪200束、「お待ちどうさま」 | 株式会社Reborn(リボーン)

薪200束、「お待ちどうさま」

先ほどから長野市は雪が降ってきました。いよいよ師走も半ばですが、みなさん走ってますか?年末までにいろんなことをやり終えて、すっきりとした気持ちで新年を迎えたい、そう思うのが日本人?しおはら住宅デザイン設計でも、「年内にやっちゃって!」というご要望の工事を急ピッチでこなしてはいるのですが・・・。



愛知県岡崎市のI様改修工事は、デッキの張替え工事、玄関ポーチに屋根を掛ける工事、駐輪場に屋根を掛ける工事が終了し、外部には足場が掛けられました。築11年目の大規模改修です。

 

 

 



家のこと全般を、ご主人が担当していました。昨年の秋に、「築後10年になるので、屋根や外部の木部を塗装したい。」、「子供も成長してきていているので、2階のホールに個室を作ってあげたい。」、「玄関ポーチに屋根を付けたい。」、「駐輪スペースに屋根を付けたい。」、「薪ストーブの薪を保管する薪小屋を作ってもらいたい。」、「床下や屋根裏を含む全体を点検してほしい。」、そんなご相談をいただいていました。

そしてIさんは、今年の1月、交通事故で急逝されました。

遺言リフォーム・・・。亡きご主人の意思そのままに、今回の工事は進められています。

 



「足場を掛けたら、ついでに煙突の中を見てほしい」、そんなこともおっしゃっていました。

奥さまも、薪ストーブ愛用家ですが、「主人があんなふうに言っていたから、煙突の中を点検してもらってからでないと、薪ストーブを怖くて焚けない」ということで、寒い日々を耐えてきてもらいました。

 



煙突トップから覗くと、タールの付着はそれほどでもありません。正式に、「もう焚いても大丈夫ですよ~」と奥様に伝えました。

しかし乾いたマキがありません・・・。

そう、薪となる原木の調達から薪割りは、これまですべてご主人が担当してきたのです。

 



屋根(コロニアル)や板金も、10年経てば、ご覧のように塗料が退色し、白っぽくなっています。今のところ基材までは風化・サビ発生していませんが、やはり10年毎の塗装は必須ですね。

雨樋の内部も、枯葉や泥で詰まっていたので、きれいに洗浄しました。

 

 



乾いたマキが無ければ生活が出来ないので、薪ストーブの取引先であるDLDさんに薪を調達しに行きました。Iさんは、DLDのオーナーズクラブに加入していたので、そのまま奥様が引き継ぎ、広葉樹ミックス乾燥薪を¥360で購入できます。(ただし運搬費は別途です。)DLD長野営業所に200束を引取りに行ってきました。

 



「え~っ!手積みかよぉ~」と思いつつ、ちょっと引き気味な塩原。2tロングのトラックを借りてきましたが、いったいどのくらいの時間がかかるのか・・・。

いっしょに来てもらうはずのM大工さんも風邪でダウン・・・。うむむ・・・。

 

 



DLDさんのラックは30束分なので、200束ということは・・・、これが7ラック。よーい、スタート!

 

 

 

 



2tロングの荷台は巾約2m、長さ4.2mありますが、積んでゆくと約70cmの高さになりました。念のため持ってきたこぼれ止めの廃建具が、役に立ちました。この薪の上にグリーンラックを4台分積んでいかなくてはならないので、丁寧に平たく積みました。手積み込みに、トラック横付けで、約1時間かかりました。いい汗かいた~♪

 



夕方薪を積み終え、夜にグリーンラックを積み込み、早朝出発して高速道路に乗りました。とあるPAにて、「う~む、何屋のトラック?」と思ったら、私のトラックでした(笑)。

 

 

 



この出張のタイミングに合わせて、名古屋市のまんぼう保育園さんに、特注のグリーンラックを納品します。おみこしの屋根のそうなものがソレです。

 

 

 

 



約束の時間をちょっと過ぎてしまいましたが、無事到着。

薪ストーブのある保育園は大変珍しいと思ったのですが、全国には数件あるらしい。園長さんが、インターネットでグリーンラックを見付けて下さり、ご自分で組み立てをするそうです。組立前に園児の皆さんで塗装をするんですって。素敵ですね!

 



玄関入り口に入ると、じわ~んとしたいい感じの暖かさです。長野県の某鉄工所で製作してもらったオーブン付の薪ストーブです。

園長さんは、ご自宅でも薪ストーブを使っていて、保育園に設置する前に、何年も自宅で検証してから導入したのだそうです。ナイスですね!まんぼう保育園!!

 



目的地 I様現場に到着すると、塗装屋さん(松尾塗装)が、屋根のウレタン吹付塗装1回目を施工中でした。

 

 

 

 



外部木部の塗装は、おおむね終了。

シッケンズノバテックを2回塗りました。

塗装に先立ち、先週、足場が組みあがったらすぐの段階で、木部の腐れや、その他不具合がないか念入りチェックを行いました。このお宅は軒の出が深いこと、梁上水切り板金が深く丸太を覆っているので、腐れ部は全くなく良かったです。

 

 

 



玄関ポーチ屋根も立派にできました。

今までなかったのが悔やまれるほど具合がいい、とは奥様談。雨の日でも安心して出かけられます。

また、高低差1mの木製階段に潜む、腐れ問題・滑って転倒の問題も解消します。

濡れないとはいえ、ランバーテック社のマイトレックACQ防腐注入材=長野県産杉を使用。私がこの世にいる間は、交換しないことになるでしょう。

 

 



2階のホールにも、子供部屋が造作されました。壁の上部はあえて空けました。いろいろと理由はあるのですが、子供がさらに成長し、この家を出たあと、この間仕切り壁は撤去されるつもり、のつくりです。

新しいパインの板は白っぽいのですが、数年で天井のようにオレンジ色に焼けて変色します。

 

 

 

 



「この空間、けっこう落ち着くワ。」とおっしゃっていました。子供のために、という名目でしたが、奥様が使っている!?

読書や絵画などに没頭するのにはいい広さですねぇ。

 

 

 

 



それでもって、グリーンラックを2台設置してと・・・。

いよいよ本日のメインイベント、「薪をグリーンラックに納める!」

時間はすでに16:00。昨日夕方の積み込みで、すでにバテ気味なのですが。同行してもらうはずのM大工さん、今日もお休み・・・。

 



トラックは横づけできないので、持ち歩く時間が昨日よりは多くかかることでしょう・・・。

よーい、すったーとぉ!!

 

という一日でした。

 

 

 



薪投入前の写真は撮ったのですが、薪投入後の写真は撮れませんでした。

え?なんでかって?

もう真っ暗だったんだよぉ。

体も果てた感じだったし。

大きな地震もあったし。

重ーい睡魔に襲われながら、レンタカーの返却時間に間に合わせるために、必殺技を駆使しながら、長野まで無事帰還しました。早速今日から、薪ストーブを使ってるんだろうなぁ。天国のI さんも一安心していることでしょう。

 


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