満を持しての解体 | 株式会社Reborn(リボーン)

満を持しての解体

「ユっ!雪がふってきたぁ~!!」

富山県の解体現場からの帰り道。上信越自動車道 黒姫・妙高附近で、それはもうたまげました!雪?ヒョウ?とフロントガラスをワイパーON。しかしきれいになりません・・・。



そう、なんとカメムシの大群の中を突っ切ったようです。まるでなにか接着剤のようにガラスにこびりつき、視界もさえぎられるほどの体液!

うわぁ~~~!ひぇ~~~!

と、ワイパーMAX&ウォッシャー液ぶいぶい噴出しましたが、でめですね。この透明な半液体状のねっとりは・・・。瞬間接着剤にも匹敵するほどの速乾性。「カメムシボンド」なんて売り出してもいいかも。いや良くない!彼らは生き物だ!でも嫌いだっ!

 

生き物ネタでアサッテの方に目を向けてみると、先日調査した丸太を積み上げた塀というか柵が、アリさんの被害に。白も黒もね。仲良く共同暮らしをしているっていうか、まぁ、すごい様子を激写しましたので、興味のある方はご覧ください↓(YouTube)

http://www.youtube.com/watch?v=uGAu5Q9bCcI

お食事中の方はくれぐれも見ない方がいいですよ!

 

さてさていよいよ始まった富山県南砺市の住宅建て替え工事です。

以前金沢市で新築させていただいたお客さまのご実家なのです。

一番初めに打合せをしたのが、雪の降る1月。それが今やカメムシが・・・。

設計打ち合わせ期間約半年を経て、ついに解体工事が始まりました。



建物すべてを壊すのではなく、一部を残しながらの切り取り解体工事。

うまく切り離れるでしょうか?

屋根がこっち向いてるところと、あっち向いているところがカットラインです。

 

 


 

この建物は一見木造ですが、重量鉄骨との混構造。鉄骨は解体後も売れるというメリットもありますが、やはり解体工事費用は高くつきます。

やっぱり木造がエエなぁ、としんみりする塩原です。

 

 

 



解体スタートに先だって、そこに暮らしていた建築主さんと、お酒、塩、米でお浄めをしました。

「40年間、私たちを守ってくれてありがとう。御苦労さまでした。」

そんなふうにつぶやきながら。

 

 

 



この欄間(らんま)は解体しない方にあるのですが、それはそれは見事な木工品です。1ピースの木から削り出して製作されています。ここ南砺市には井波(いなみ)という、全国でも抜群の木工文化を継承している地域です。

そんなこともあって、今回の担当大工は伊那市の工房鬼六=藤田さんに来てもらうことになっています。

 



解体直前の写真です。これが見納め。お施主さんは、「解体してるの見ると、涙出てくるから見ない!」といってさっとご帰宅されました。

きっと、ここでのいろいろな思い出があることでしょう。希望を胸に、思い出をそっと仕舞い込む過程、それが解体工事なのかもしれません。

 



解体しやすい。

リサイクルできる素材をできるだけ使う。

風雨に耐えた木の柱や梁は、アリさんに食べてもらって土に還す。

そんなつくりを我々設計士は考える時代だと思います。



雪が降り始めるころ、完成予定です。


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