断熱工事にもいろいろありますが、グラスウールの丁寧で安心な充填工法だと結構時間がかかります。この住宅は2階がすべて斜めの天井でいわゆる屋根断熱方式。
壁と屋根の断熱工事+防湿シート貼り工事で、のべ12人工(にんく)程度かかっています。2人で約1週間まるまる断熱工事。いいでしょ、それぐらいかけても・・・。断熱工事が終わると、室内に春が訪れます。それまで外の気温と同等で、昼間でも氷点下でしたが、とたんに10度くらいになっちゃう。電動工具の熱や職人の体温、サッシガラスから入る陽射し、工事用の電球から出る熱などで、ジャンバーを着ながらの作業でなくてもよさそうです。室内が氷点下にならないので、左官工事やタイル工事も、ジェットヒーターなしで出来るんですよ。
それはそうと、以前に宿題出した、桁上の先張りシートの件。1枚目の写真を見てもうお分かりですね。貼りにくいところを先にはっておいて、後で楽しましょう、ということなのです。