新築事例 | 株式会社Reborn(リボーン)

「お盆休みは現場です。」

DSC_0065長野県千曲市。

ロケーションのいい場所で、新築工事を担当させてもらっています。

なんと敷地面積130坪( ゚Д゚)!

人気の千曲市において、奇跡的にめぐりあえた土地です!

駐車スペースと建物、それにウッドデッキをつくり、残りの土地はかなり本格的な家庭菜園に。

その面積40坪強(‘ω’)ノ すごい土地です!

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家の建築主のMさんとの出会いは昨年のお盆のころでした。

ずっと私のブログをご覧いただいていたそうですが、しばらく土地探しをしており、

「本格的に購入を検討している土地をいちど見てほしい」

最初のコンタクトはそのようなものでした。

結局その土地は、突然「建築条件付き」の土地だということになり、購入は見送りとなったのですが、

この業界のそうした汚いやり方にMさんは落胆。一時は土地探しもあきらめかけたそうです。

そんな時、突然現れたこの土地。(昨年9月、最初に私が見に行った時のものです)

 

Exif_JPEG_PICTURE良心的な不動産屋さんですのであえて看板も出しちゃいますが、

ここ何年もこんな感じで草ぼうぼう。すっかり荒地になってしまっていました。

普通の人であれば、「パス」する人のほうが多いのではないでしょうか?

広さ=申し分なし。

陽当たり=申し分なし。

接道=問題なし。

水道、下水、電気のライフライン=調べないと不明。

 

DSC_0060まさに土地との出会いは、男女の巡りあいと同じこと(笑)。

行動、タイミング、勢い、そして運。

良心的な不動産屋さんの手続きや造成工事も手伝って、

Mさんにとっては「もうこれ以上のものは絶対にない!」、という敷地となりました。

「買う」

という決断をしてからは、こわいくらいにトントン拍子でした。

 

DSC_0006工事は終盤にさしかかりました。

ちょうど今日は関谷棟梁、1階のフローリングを貼っていました。

さっきまでMさんは現場で玄関ドアや室内ドアの塗装(D.I.Y.)をされていたそうですが、ちょうどタッチの差で会えずじまい。

残念!

 

DSC_0033最近ナラ(オーク)フローリングの値段が上がってきています。

木材全般が値上げ傾向ですが、ナラフローリングは特にです。

また、生コンや左官材、塗料など、ありとあらゆる建材資材が1年前に比べて5%~10%上がった感があります。

建築業界全体の人手不足がかなり深刻化しており、今後は職人さんの囲い込みが加速し、腕のいい職人や気が利く職人は引く手あまたで、人件費も上がってゆくことでしょう。

わたくし共も必死にこらえてはいますが、利益を削るのにも限界があり、残念ながらお盆明けからは大幅に単価を見直しせざるを得ない状況になっています。

う~ん、、、どしよ、、、汗

 

DSC_00172階は大工工事が完全に終わりました。

クロス屋さん待ちの状況になっています。

クロスはクロスでも、Rebornの新築ではビニールクロスはこれまであまり張ったためしがありません。

替わりにちょっと厚手の紙のクロスをプロのクロス職人が張りまして、バトンタッチ。

その紙クロスにしっくいを左官塗りしたり、ローラー塗りしていくわけです、お施主さんが!

強制しているわけではありません。

ビニールクロスを張る材工の金額があれば、紙クロス+しっくいの材料代までは差額なしで提供できます。

問題はやはりお施主さんの時間の確保か。

家づくり期間中の週末はほとんど現場でのDIY作業になってしまいますし、家族旅行もままなりません。

明後日は海の日で、今日も暑かったので、市民プールはごった返したことでしょう。

DSC_0055しかし、しかしです。

家づくりの半年間ほどは、どっぷり大工らプロの職人に混じって、

汗を流し、服を汚して、現場にまみれてもいいのではないでしょうか?

Mさんのお盆休みは、ひたすらしっくい塗装になりそうです。

外部の塗装(これもDIY)はだいたい終わったか。

軒天井のホワイト塗装がちょっと大変だったか。

かなりムラがまだありますよ!Mさん!

2018.7.14 Reborn塩原

 

追伸~土地探しをお手伝いしていますMさん、Kさん。ネバーギブアップです!

そしてHさん、Cさん、土地決定、おめでとうございます( ^)o(^ )

これまでの期間は、やっぱり、ここにたどり着くまでに必要な時間だったんでしょうね。これからが「いよいよ」ですが、いっしょに頑張っていきましょう!

 

施主による自主的な家づくりを。

DSC_0009時代は常に変化しているわけですが、

建築業界というのはここ20年くらいあまり変わっていません。

いや、そうでもないか・・・?

私が子供のころは、こんな風に現場に現場にアミアミはなかったような記憶があります。

通学路の途中で工事現場があり、大工さんと妙に仲良しになり、

木片をもらって香りをかいで帰路についたり、お菓子をもらったり。

ある日あれは工事が最終盤だったのか、大工さんが現場にいない。

DSC_0010

誇らしげにそびえたつ真新しい木造家屋。

いろんな職人さんたちがみんな笑って仕事していたように感じていた。

足場はもっと簡単なもので、工事がどんどん進んでゆく様子が、子供ごごろにうれしかった。

いったいいつからなんだろうか?

工事現場には必ず網がかけられ、中の様子がほとんどわからない。

子気味いい金づちの音も、電気ドリルやコンプレッサーの唸る音が主になった。

 

DSC_0016

そんなアミアミの向こうにいましたいました、塗装職人^^

これ、ひそかに申し上げるのですが、「おせしゅさん」です(^^)/

本日現場で第三者検査がありましたが、検査員の方も完全に気付かなかったね。

ヘルメットに安全帯。刷毛さばきはまったくもって塗装屋さんそのもの。

塗装屋さん、すみません!

仕事を奪ってしまっているのは、おせしゅさんです。

 

IMG_7499

思い起こせばゴールデンウィーク。

近づく建て方工事を目前にして、天井面としてのネダレス合板に、

塗装をしてもらいました。

塗料もご自身で調達した、「いろは」の栗皮茶。

塗料の選定も押し付けません。アドバイスはしますが。

ご自分の家ですから、自分で決めるのが当然、

そういうところからスタートしてほしいのです。

 

DSC_0006

これが現場でこうなってゆくのです。

たしかに・・・。

栗だわ(笑)

合板は厚み24㎜で、もともとは国産のカラマツ材です。

リボーンではこの水平構造材である厚物合板を天井仕上げ材としてそのまま見せることにより、

多少なりともコストダウンに成功しています。材料の発注・加工・配達を先行させたりなど、

現場管理上は少しだけ手間は増えますが、この合板に後から上を向いて塗装するのはとっても難儀です。

DSC_0008

ほれほれ。

まるで床の間みたいではないですか!

そして構造骨組み材である梁もそのまま見せちゃいましょう!

でもこちらは現場塗装で頑張ってもらいます、おせしゅさんに!^^

いろはの栗皮茶、なかなか発色がよくてグッドですね。

 

DSC_0002こちら千曲市の現場です。

建て方工事から約2週間が経ちました。

外部は破風(はふ)、桁(けた)、軒天(のきてん)、玄関ドア、

内部は梁(はり)、窓枠、床、家具、ドア、

あ~たくさんあるなぁ、塗装するところ。

最後は内壁や天井をしっくいで仕上げてもらいます。

 

IMG_7721

ちなみに、飯田市の新築現場でもついにお施主さんによる塗装が始まりましたよ~^^

そう、リボーンでは原則建築主のみなさんに、工事に参加していただきます。

もちろん義務ではありません。

ギブアップもアリです。ちょっとだけでもOKです。

 

「私たちプロが作ったものを譲りうける(買う)」

というのがもう何十年も家づくりの常識ではありました。

安全第一だから施主は現場になかなか入れない、入れない?

工期が最優先だから追加・変更困る?

 

リボーンの工事現場ではアミアミがスケスケになっていることがあります^^

ひとりでもいいから子供にのぞき込んでほしい。

 

2018.5.29 Reborn塩原

 

 

千曲市M様邸キューワン住宅

IMG_7614文字通りの五月晴れー^^

本日千曲市M様邸無事上棟いたしました!

午前中、白馬方面で割と大きな地震が発生し、現場も震度3だったか。

多少ビビりながら(ダイクサンソンナフウニハミエナカッタゾ)の組み上げ作業となりましたが、

建て方初参加の新入社員ナカソネのおかげか(笑)、

深い軒の出の、耐震等級4相当の頑丈な家が姿をあらわしました( ^)o(^ )

 

IMG_7617そういえば私もありましたね、初の建て方参加の時が。

かれこれ20数年前。

ゴールデンウィークのさなか、マシンカットログハウスの建て方でした。

メンバーは私を入れて実質3人。ログハウスは壁に積んだ丸太がそのまま壁になるわけですから、

1段1段積む際に電気配線をしなくてはいけません。

そのため、プラス電気屋さんが1名。

その電気屋さんとは今でも仕事をいっしょにやっていますが、もうおじいちゃんになってます、はい。

あの時はたくましかったな~柳澤さん。

実名を出してしまいましたが、たぶんこのブログを見ることはないでしょうから(笑)安心してください!

20年の時を超えて、柳澤電機さんにはこの千曲市の現場も担当していただきます(^^♪

 

IMG_76223寸勾配の切り妻屋根。

軒の出は全周3尺(約900㎜)。

この道路から見た面は東面なので、向かって左は南。

南の軒の出は4尺(約1200㎜)で設計しました。

バルコニーを覆いかぶさるような大きな軒の出です。

垂木(たるき)と呼ばれる屋根の下地になる骨組みは、

ツーバイシックス(2”×6”)という部材を用いています。

ログハウスでは定番ですが、木造在来工法ではほとんど用いません。

そう、枠組み壁工法(ツーバイ工法)の為の部材なんです。

最近ではホームセンターでも売ってますよね。

ツーバイシックスの断面は40㎜×140㎜です。

ツーバイザイはザンネンながら国産材ではありません。ヨーロッパや北米産です。

ツーバイ材を用いるとなにか良いことがあるのか?

DSC_0075そらぁーあるんですよ(^_^)/

まず長さの規格ラインナップが豊富です。

3m、3.6m、4.2m、4.8m、5.4m、6mと60cm刻みでごく普通に流通しています。

日本では普通3mと4mしかない。5mとか6mといったものは特殊なので、極端に単価が跳ね上がります。

加えて、やはりその価格が魅力的(*‘∀‘)

建築資材を生産管理するということで林業が集約化され、生産性も良い欧米に、

日本の林業や製材業界は完全に遅れをとっているともいえるかと思います。

材1本1本に一定の品質が保証されており、刻印までスタンプされています。

DSC_0064だがしかし!やっぱり私は日本人!

最終的には自分の家族が暮らす日本の為になるようにしてゆかなくてはなりません。

土台は長野県産のひのきを。

柱にはこの地域で伐採されたすぎを。

梁や桁には長野県の赤松にまじって、北米の米松も混ざってはいますが、

出来るだけ日本を木を使うようにしつつも工法の合理化や作業性、コストパフォーマンスも重視しています。

 

DSC_0068ご存知の方も多いと思いますが、

Rebornの社長は坂田木材の専務サンを兼任しています。

地元産の材木の調達は坂田木材で。

多少は安く仕入れられていると思うので(笑)、

その分断熱はぶ厚く、省エネ性能を高める一助になっています。

天井は高性能グラスウール300㎜、屋根は250㎜、外壁は205㎜、床は245㎜。

でも本当に神経を使っているのは実は耐震性。これが悪ければ元も子もありません。

実のところ、これほど欲張りな基本性能を持たせた家は相当コストもかかります。

坪単価80~90万が一般的だと思います。

これをいかに安く作るか。

そんな実験をこの家でも試みてゆきます。

表紙用外観暖房:PS製温水パネルヒーター+太陽集熱器熱交換&補助用灯油ボイラー

冷房:壁掛けルームエアコン

換気:ダクト式第三種全館常時換気

給湯:LATENTO太陽熱集熱システム&補助用灯油ボイラー

これだけ押し込んで、坪単価税別68万はなかなか優れモノではあるまいか。

2018.5.12 Reborn塩原

 

WEB完成見学会~第②編

ひきつづき今回のブログは、甲府市で先週完成したキューワン住宅をみてゆきます。

「うわ~、いつの間に見学会やったの~?」という声をちらほら聴いたからにほかなりません。

今回は室内を中心に紹介したいと思います^^

DSC_0034最近流行りまくっている玄関のシューズクロークですが、

実は2つのルートを通れるようにするということは、床面積を消費します。

高速道路で見かけたことありませんか?

AルートとBルート。東名高速や名神高速にありますわな。

どっちから行っても行く先は変わりませんが、渋滞回避、車間距離の確保には役立っているようです。

このお宅はシューズクロークはありません。

3畳の玄関ホールに、靴を履き替える機能と収納との機能を凝縮しています。

玄関框(げんかんかまち)と呼ばれる段差の切り替え位置は重要です。

少しでも広く見せたいと、ありがちですがL字型で配置しました。

靴だけでなく、多用途の収納を想定しています。

「下駄箱」という呼び方は10年後は死語になるかもしれません。最近では「玄関収納」という呼び方に替わりつつあります。

 

Exif_JPEG_PICTURE玄関ドアはRebornオリジナルのeZ-DOOR(いーじーどあ)。

室内側にはマホガニーという堅い木を、自然オイルクリア―塗装で。

玄関ドアにガラスがないため、どこかに採光用の窓が必要です。

W1650 H350の横長の羽目殺し(FIX)窓を最高高さで取り付けました。

高い位置の窓は結構明るいですね^^画像編集していません。

フック付きの温水パネルヒーターはGHタイプと呼ぶPS社製のもの。

色はシンプルにホワイトですから、木の玄関ドアが映えますね。

フックには帽子やコート、マフラーなんかをかけてください。

パネルヒーターは暖房器具ですが、35~40℃程度の温水が入っているだけなので、燃えたり焦げたりしませんよ。

 

Exif_JPEG_PICTUREカウンター形式の方には手すり兼用となる、こんな丸みを帯びた棒をさりげなく一体化して取付しています。

体重がかかる、けっこうヘビーな部材なので、固定方法にいつも迷いが出るのですが、

今回はマホガニーをラインとしてみせるようにしてビス頭を隠しています。

建具はセンの木のフラッシュで、プラネット社のウッドコート、ライトオーク色だと思うのですが、もちろん施主DIY塗装です。

Rebornの造作家具は、基本パイン集成のフリー板を加工します。塗装をするとかなりぐっときますね^^

色、ってけっこう大事だと思います。樹種によっても、光の具合でもかなり変わってきます。

こだわる方は必ず試し塗りをして、プロに任せるにしても施主自ら立ち会って色を決めたいところ。

 

DSC_0041キッチンの食器棚、家電棚もRebornオリジナル造作品。

シンプルながら、奥行は深いので、見た目以上に収納力があります。

食器棚は奥行が50cmあると、手前と奥とで2列並びますね。

これを「奥の食器が結局使われないからムダだ」、と考える方と、

「お~、それはすごくイイぞ」という反応をする方がいますね。

今回は奥行深いバージョンで(笑)

 

Exif_JPEG_PICTURE引出しはソフトクロージング、扉もスライド丁番のソフトクローザータイプに。

ばったんばったんうるさくありません。ちょっと高いけど、価値のある費用のかけ方だと思います。

特にキッチンは1秒を争う過酷な環境にもなりえますから、この「ゆっくり閉まって静かにパタン」は、

ストレスなく作業をするにはぜひ採用したいところ。

扉の中はすべて可動式の棚板に。奥から冷蔵庫、ごみ箱、炊飯ジャー、トースター、コーヒーメーカー、そしてオーブンレンジが居並ぶことになるでしょう。

システムキッチンの色や扉の種類にかなりこだわりがある奥様方が多いですが、実際のところ、

対面式キッチンの場合、「そこ、ほとんど見えませんから」となります。

それよりこのカップボードって通称言うんでしょうか、こっちの方がはるかによく見えますよ!

常に見えるものは、できるだけ好きな材質、色目にしておきたいところ。

さりげなくグリーン(植物)があるキッチンっていいよね! 飾り棚はぎっしりではなく、ゆとりをもって「好きなもの」を飾りましょう^^

 

DSC_0054次に紹介するのは洗面化粧台。

これまた造作でつくりました。

は、本当はウソ。

50%はウッドワンというメーカーの既製品です。

洗面台天板=人工大理石、水栓金具、下キャビネットがウッドワン。

サイドキャビネットと鏡はオリジナル造作品です。

窓の位置に着目してください。玄関同様、天井付近の高い位置に、横になが~いFIX窓。

収納量が飛躍的に上がります!洗濯機の奥の窓は、手が届きにくいいのでけっこう開閉しません。

ならば採光だけに絞って高い位置にFIXを、という選択をしました。

プロっぽく申し上げると、「北側のハイサイドライトが、この空間を一日中包み込むように明るくしてくれる」

というところでしょうか(笑)

 

DSC_0052水はね部分にキッチンパネルの余り材(過去の家で余ったらもらっておく)を。

タオル掛けの位置、重要です。

そして大きなミラー。額縁は割と細めで、ウッドワンのキャビネットにあわせて、ナラの無垢材です。

カガミ上の照明器具がよく議題となります。

お化粧をするのであれば、これくらいの光の量はほしいところ。

顔の作業をする以上、本当は目の前に照明があれば一番いいのですが、鏡があるのでそういうわけにもいかず、

やっぱり両脇がいいのではないか、という結論に至りました。

ホコリもたまりにくいので、これが造作洗面台の場合の解決策の基準になりそうです。

天板とボールが一体成型されたものがいい、というご要望は最初にヒアリングしたときにすでにありました。

初心貫徹、首尾一貫。奥様にはとても気に入っていただけたようです。(あらためて、聞いていませんが汗)

IMG_7278こういう組み合わせ品のなにが難しいって、

「だれが組むのか?」ということなんですね、実は。

お施主さんDIYによる左官内壁仕上げに先行して、キッチンパネルを私が張り、

内壁が仕上がったところで大工さんがキャビネットを設置し、

造作のサイドキャビネットを合体。巾木その他細部を仕上げて水道屋さんにバトンタッチ。

天板の固定やら水栓金具の取り付けやら、端部のコーキング処理。

そして建具屋さんによるカガミ取付、電気屋さんによる照明器具付け。これでようやくできるのです。

 

DSC_0081トイレの手洗いカウンターもオリジナルでつくりました^^

TOTOのセレクトシリーズという、さながらアラカルト食堂のような、

必要なものだけチョイスするようなものがあるのです。

四角い陶器と首長の水栓金具、見えないですが排水金具はTOTO製。

カウンターはパイン集成材で大工造作、ライトオークプラネット塗装は施主。

床はなんの変哲もないクッションフロアですが、こうなってくるとあら不思議。

なんとなくゆったりできそうな、高級レストルームに様変わり。クッションフロアは内装屋(クロス)さん担当です。

木のタオル掛け、ペーパーホルダーはインターネット購入の施主支給品。

 

DSC_0037テレビ台はソファーやダイニングテーブルとコーディネートして、
Mさん自身が購入。リビングテレビ台背面のアクセント張りは、

玄関ドアで採用されたマホガニーが再び。

今度は横張りで、色のバラつきを意識してランダム配列。

テレビは壁掛け式で当然壁内に下地が入っています。

壁際にダウンライトを配しましたが、いらなかったか?

オーク(なら)のフローリングとマホガニーはまるで夫婦のようで、まことに相性がよいと感じています。

 

DSC_0046左官の壁は、夜が素敵です。

柔らかい黄色味を帯びた光で、少し暗めが落ち着きます。

ご覧ください、天井中央にありがちな丸く白い円盤がありません。

ソファーの脇には、スタンドライトが配される予定となっています。

先日待望の第一子が誕生しました。ですからスタンドライトはちょっと当面無理か!?

こうしてみてゆくと、

建築と家具は、住宅の場合、かなり密接に近づきつつあり、一体化しつつあります。

もうすでにけっこうハマっていますが、今後塩原は家具の方にも傾倒してゆくかと思われます(笑)

Rebornは床や家具など仕上げ材には外国の洋風な木材を、

構造や下地材には国産材を積極的に採り入れ、

あまりイモっぽくない内装を目指しています。

~この家て使われている木の種類~

■構造~ひのき、すぎ、赤松、米松、SPF(スプルース・パイン・ダグラスファーのいずれかの樹種が混ざった流通で合理化している=俗称ツーバイ材)、ラーチ(カラマツ)

■仕上げ材~ひのき、すぎ、栓(せん)、榀(しな)、米杉(ウェスタンレッドシーダー)、マホガニー、オーク(ナラ)、パイン、アッシュ(タモ)、イエローシーダー(米ヒバ)、ヘムロック(米ツガ)、スプルース、ゴム

 

第②編終了。次回はよりマニアックなものも紹介します。

2018.4.5 Reborn塩原

 

甲府市Q1.0住宅_WEB完成見学会~前編

Exif_JPEG_PICTUREリボーン県外新築第1号棟は山梨県甲府市!

昨年の9月からスタートし、約半年間の大事業でした。

内装はフローリングの塗装を含め、壁・天井を西洋漆喰左官仕上げで、

のべ500m㎡を超える面積がありましたが、そのほとんどを建築主Mさんが完工!

Mさんらしい、またRebornらしい、素晴らしい家に仕上がったと感じています。

職人はほとんどが長野から出張。

たくさんの方のご尽力により、

4/1ついに完成引き渡しの運びとなりました。

3/31にはご予約いただいた5組の方のために見学会を開催しました。

ご都合がつかなかった方に向けて、解説を交えながら、WEB上でちょっとその様子をご覧いただきたいと思います。

けっこうカット数が多く撮れました。また塩原のくどいほどの解説も加えてまいりますので、全3回に分けてアップしてゆきます。

 

DSC_0005外観は、シンプルな切り妻屋根。総2階ベースで、玄関を含むフラットルーフな下屋と、

太陽集熱器を搭載した、フラットルーフ下屋(6畳の多目的ルーム~サンルーム風)がくっついている、というけっこう実はシンプルな箱の組み合わせなんです。

軒の出寸法は、壁芯より900㎜としましたが、100㎜厚の付加断熱により、

結果的に外壁より750㎜ほど軒が出ています。

甲府市内ではほとんど樹脂サッシの採用がないようですが、

Rebornの標準仕様であるエクセルシャノンの樹脂サッシで、

ガラスはアルゴンガス入りのLOW-Eペアガラスとし、長野県で建てる場合と変わらないスペックとなっております。(Ua=0.27)

 

Exif_JPEG_PICTUREバルコニーの手すり越しに設置された真空管式太陽集熱器。

ドイツIVT社のLATENTO(ラテント)の集熱パネルCPC-12を3台設置しました。

一般的には、こうしたソーラーシステムは給湯の補助装置として設置される場合が多いようですが、

設置して翌日には、500リットル貯湯タンク内の温水温度は59℃にまでなっていました。

59℃のお湯(不凍液)が入ったタンクの中に、約10mほどにもなるステンレス管をらせん状に通しておき、

その管の中に水道水を通過させると・・・^^

通常お風呂で使うお湯は40~42℃ですから、10mの灼熱トンネルを通過してきた水道水は40℃以上になってしまうのです。

この時期ですでにこんな状態ですから、夏は80℃、いや100℃近くまで集熱するはずです。

「夏はそんなに集熱しても使い切れない」、そんな状態になるはずです。

ですからもったいないのですが、集熱器に遮熱シートをかけるなどして集熱量をセーブする必要があります。

 

それじゃあ、もっと集熱器の面積を小さくしたらどうかって?

いえいえそういうわけにはいきません。

冬がかんじん

 

冬は給湯に加え、温水暖房、つまりパネルヒーター用の熱源として活躍してもらわねばならんのです。

給湯だけならLATENTO集熱パネルが2枚、温水で全館暖房するならやっぱり3枚はほしいところ。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

外壁はいつものごとく西洋しっくい(プラネット・クイック&イージー)左官仕上げです。

ランダムにコテ跡をつける仕上げ。

わずかにグレー色とブラウン色を調合してあります。

窓は外壁面より引っ込めて納め、三方は左官を巻き込み、

下台にはアルミ製の水切り(これまたドイツ製)を。

また、この写真ではわかりませんが、将来的にサッシを枠ごと交換ができるように作ってあります。

30年後、ライフスタイルが変わり、サッシもかなり進化しているかもしれません。

その際には、外部の足場が必要となりますが、外壁をはがすことなく、サッシを入れ替えられるようになっているのです。

 

DSC_00132階の大きな窓には外ブラインドを設置しました。

これもドイツ製で、納期は約3か月かかりました。

一部露天になるウッドデッキは、松本市ランバーテック謹製、

ACQ加圧注入品の杉材で、無塗装で30年ほどの耐久性がある見込みです。

テラスドアからのステップを1段設け、地面から30cmほどの高さに抑えたデッキは、

ベンチとして最適な高さです。

普通ここはリビングからの掃き出し窓にする方が圧倒的に多いのですが、

あえてこの窓を高さ1.37mの腰窓とし、ソファー掛けのリビングに、

落ち着きを与える結果となっています。

 

DSC_0080腰窓の下には定石通り温水パネルヒーターを配して、

コールドドラフトを防いでいます。

このカットは、玄関からリビングに入った時の様子(夜)

左官の内壁は、夜がなんともいい感じです。

やわらかい、というんでしょうか、

陰影が面白い、というんでしょうか。

この辺りはなかなか画像では表現しにくいです。

実際にはソファーの脇にスタンドライトを設けて手元灯とします。

 

世の中には珪藻土やしっくいなど多くの左官材料が存在しています。

なかには珪藻土配合率が20%に満たないような左官材料も、「珪藻土左官材」として販売されているそうで、

気を付けていないと、変なものを塗ることになりますのでご注意を。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTUREこの窓は実際には幅2.6m、高さ1.37mもある大きな窓ですから、

日射の取得も期待できますが、夜は熱ロスが大きくなりやすい。

そこで夜間はスタイロフォーム断熱材が入った断熱引き戸を閉めて、

家の中の熱がガラスに奪われないような仕組みとしました。

パッシブな設計をすると、必ず問題になる大きなガラス面の夜間の冷輻射。

一般的には厚手のカーテンやハニカムサーモスクリーンが用いられる場面ではありますが、

すっきりとしたインテリアを目指した結果の「断熱戸」、でした。

 

Exif_JPEG_PICTURE2階の子供室の南面窓には、外ブラインドを。

日射を遮るには、なんといっても家の外側で行うのが◎です。

羽の角度をかえることにより、室内の雰囲気はガラッとかわります。

ちょっとでもまだ晋作ですね。(たかすぎ)

~前編おわり(全3編の予定)

 

2018.4.3 Reborn塩原

 

 

ローズマホガニー

久しぶりに甲府市の現場レポートを。

Exif_JPEG_PICTURE今週大工工事がいったん終了いたしました^^

残るは足場撤去後のデッキテラスや、内装終了後の手すりや家具の据え付けです。

2階では内装やさんが紙クロスを貼っています。

最初にパテ処理を。

ヤスリで平滑処理後、KOBAU(コバウ)と呼ばれる厚手のドイツ製・紙クロスを張っています。

以降、お施主さんによるDIY左官が約500㎡以上待ち受けています^^

2階のホールは木製手すりがずらりとならび、ゆとりがある間取りとなっています。

 

Exif_JPEG_PICTUREKOBAUが貼りあがると室内は一変!

真っ白な部屋に様変わりします。

これはこれですでに仕上がっている感があります。

水性塗料でじゃじゃじゃんと塗装しても良し、

しっくいをローラーで塗るもよし、

珪藻土やしっくいを左官で塗るもよし。

はたまた収納の中など、これでもうおしまい、もよし。

 

Exif_JPEG_PICTURE造作家具もあちこちに。

主にパインの集成材で箱をつくり、原則固定してしまいます。

家具はマス目がたくさんできるので、こうして据え付けてしまってから左官なり塗装をするとなると、

マスキングや塗り作業がえらく大変になります。

 

内装仕上げ後に家具をセットするよう、造作家具はいちど据え付けて固定の位置を確かめ、

再度そのネジを外してすこし移動し、

内装仕上がり後にこれらの家具を最終的に据え付け・固定するよう配慮しております。

 

Exif_JPEG_PICTURE主な居室であるLDには、アクセントになるテレビ背面壁が。

今回は「ローズマホガニー」

という木で仕上げました。横貼りでランダムに。

仕上げは自然オイルのクリアーをふき取り仕上げです。

 

Exif_JPEG_PICTUREレッドシーダーのような趣がありますが、

ローズマホガニーは広葉樹で非常に硬い木です。

古来より高級家具材として重用されてきました。

この貴重な材が、色とりどりに貼られている様は、

チョーかっこいい!!

ここにはいずれお施主さん厳選のTV台家具(既製品)が据え付けられます。

なんとも贅沢な壁ではないですか~♪

 

Exif_JPEG_PICTURE外部ポーチの柱も急展開。

このお宅は省令準耐火構造となっており、柱や梁など、木の構造材はすべていったん不燃材で覆わねばならない、というルールがあります。

この4寸角柱は白いケイ酸カルシウムボード12㎜で囲われたうえで、

化粧柱としてふたたび木で囲います。

この囲い方にも一工夫しました。

水に強いとされ風呂桶などにも用いられるヒバ材を採用。

問題はその固定方法となります。

 

IMG_7147あれこれ悩んだ挙句に辿り着いたのが、

「ラインをつける」という手法です。

この黒い筋のところはあらかじめ溝がほってありました。

その溝の中でビスを打ちます。

ビス打ち後、その溝にあらかじめ黒く塗装をしておいた細い木を埋めています。

色は自由ですが、あえてラインを強調してデザインとして見せる方針です。

そうやって釘穴を見せないようにしているのです。

これはさまざまな方法を検討し、初めて行ったやり方です。

K大工さんと恐る恐る、引いて観たり、どうだ、どんな感じか、

などと検討しながらやってみました。

案外ヨーロッパ的デザインになっていて、わたし自身ではとっても気に入っています。

建築主のMさんにも気に入ってもらえるといいのですが^^

 

Exif_JPEG_PICTUREぱっと見なんの変哲もないものが、

実は練りに練られ、細かい細工をし、

手間暇かけて作られている。

そう建築主の人が気づいてくれる、

そんな現場運営を目指しています。

仕事や技を理解されることこそが、作り手が最も嬉しいことだからです。

職人離れに歯止めをかけることにつながることだと思います。

 

2018.2.10 Reborn 塩原

 

初・窓のアルミ水切り

Exif_JPEG_PICTURE甲府市M様邸は外部がだいぶ出来てきました^^

長野市を朝出発する際、外気温は-2℃でした。

車で1時間40分程しか離れていませんが、これほどまでに違うものかとびっくり!

上着を脱ぎ棄てて、外部のチェックを行いました。

(今回もお施主さんによるDIY塗装が行われています)

しかしながら夏は恐ろしい甲府盆地。

ぶ厚い断熱は欠かせません。

 

Exif_JPEG_PICTUREKMブラケットによる付加断熱100㎜グラスウールもタイベック防水シートにくるまれ、100年の眠りにつきました。

眠るのか活きるのか。

無機材であるグラスウール断熱材は、劣化することなく、寡黙にその効果を発揮し続けてくれることでしょう^^

KMブラケットは樹脂製です。こちらも熱を伝えづらく、長期にわたり劣化することなく、その役割を果たしてくれることでしょう。

もしも、万が一、火災に巻き込まれたとしても、グラスウールやロックウールの無機材断熱材は燃えにくい、

反対に、ウレタンやスチレンボードなど、石油由来の断熱材は火災発生時の危険性が指摘されています。

 

Exif_JPEG_PICTURE窓サッシはいずれ交換の時期が訪れます。

30年後か。

50年後か。

いずれにせよ躯体や基礎なんかに比べれば耐用年数は少ないはず。

ここ10年で、最も普及がすすんだ住宅建材といえば、

私は窓の樹脂サッシなのではないかと思います。

ここ山梨県ではたまに見かける程度ではありますが、長野県ではけっこう広がりつつあるように思います。

 

Exif_JPEG_PICTUREリボーンでは樹脂サッシを100%採用しています。

シャノンというメーカーのものです。

加えてその取り付け方法も独特です。

外壁よりも10cmほど窓ガラスが引っ込んだ納まりとしています。(窓を外壁からちょっと出す、半外付けも対応しています。その場合、窓が、出窓のようになるってよ)

また、窓の交換をも想定しています。

さらに、このお宅から、アルミ製の窓台を使用しはじめました。

大工さんからは、「施工性バツグンだ」と太鼓判をもらいました。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREリボーンのオリジナルドア(eZドア#02)も取りつきましたよ~♪

こちらも引っ込み納めになっています☆

レッドシーダーの無節であります。

インスタ映えしそうですが、やってません( ;∀;)

受注を開始しました。

全国の工務店、設計事務所にお勤めのみなさんからのご注文をお待ちしています!

Reborn WEBショップはこちら

 

Exif_JPEG_PICTURE天井裏にも断熱材が入り始めました。

水平構面であるネダレス合板をサンドイッチする形で、

合板上には高性能グラスウール16K 200㎜厚マット品を敷き込み、

合板下には、高性能グラスウールのブローイング30K品を180㎜吹込みます。

防湿層は合板の上でとり、換気ダクトや照明器具のための電気配線による気密処理を簡易にできるようにしています。

加えて防火上必要となるファイヤーストップ材を不用としています。

省令準耐火構造とする場合の木造軸組み工法の手法として、練りに練った手法です。

 

Exif_JPEG_PICTURE室内の仕上げは通常天井から仕上げますが、

今回は外周の内壁石こうボードからはじめました。

このことにより、構造的にも大変に強くなっています。

また、この時期太陽高度が下がってきており、

室内に日射が深く入り込んでいます。

これから冬至まで、その深さはどこまでいくのでしょうか。

 

Exif_JPEG_PICTUREサンルームと称している南側の6畳間には、燦燦と日射が入り込んでいます。

長野県も比較的日射は豊富なのですが、ここ甲府盆地は日本でも有数の日射量が見込めます。

太陽光発電パネルと共に、太陽熱ソーラーシステムも搭載しています。

この部屋では、室内の洗濯物干場として、家事室として、子供の勉強部屋として、

など多目的に使える”洋室”としています。

そのかわり、といっては何ですが、

よくある和室の客間はこの家にはありません。

1階のLDK以外のもう一部屋を洋間とするのは、今後のトレンドになるような気がしています。

 

2017.12.7 Reborn塩原

 

甲府市・床の付加断熱

連日15℃近く気温が上がったり下がったりしています。

みなさん、体調管理にお気を付けください。

ついに秋も終盤を迎え、なんともセンチメンタルな気分。

月の明かりにウるっとと来ます、、、。

 

475先月上棟をいたしました甲府市Mさま邸。

屋根(ディプロマット)が仕上がり、骨組だった形が、だんだん面になって参りました^^

「外観はおとなしめで。ふつうに」

と、初回のヒアリングでそうおっしゃった奥様。

単純な切り妻屋根ですが、軒の出は深くとりました。

 

Exif_JPEG_PICTURE小屋組みと呼ばれる屋根裏の空間。

最近は平らな屋根で軒がない、四角いBOX型の家をデザイン住宅と呼ぶらしいのですが、私はあまりやりません。

片流れの屋根も積極的には採用しません。

この家の場合、小屋裏には断熱材が敷き詰められます。

小屋裏収納としても活用しません。

小屋裏には束(つか)と呼ばれる、高さの異なる柱が規則正しく立っています。

 

Exif_JPEG_PICTURE先週末は、上棟式が行われました。ピンク色のじゅうたんの上で(笑)

私の都合で恐縮であったわけですが、床の断熱材を敷いた直後でした。

そのため仮の足場をつくって、行動範囲が限定される中行われたのです。

実はこの状態での上棟式は生まれて初めて^^

脚の悪い方やちいさなお子さんが参加される場合には危険です。

決して真似しないでください!

 

Exif_JPEG_PICTURE今回も基礎断熱工法とはせずに、床断熱工法としたのですが、

今回初めて、床に付加断熱を採用しています。

「床 付加断熱」というのは聞き慣れません。

通常は床に高性能グラスウール16Kを140㎜、根太(ねだ)間に充填して終わるのですが、

熱橋対策として、大引き間に高性能グラスウール16K 55㎜を付け足したのです。

断熱職人を標ぼうする私としては、「初めてやるときは自分自身でやってみて検証する」

ということで、午後2:00スタート。約20坪ある面積を5時間ほどで作業させていただきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE最初に床下に雑板で断熱材の落下防止板を45cm間隔ぐらいで造ります。

そのうえに断熱材を敷並べてゆくだけです。

断熱材の材料費は3万円いきませんでした。

作業手間としても1人工はかからない程度です。

これによって暖房エネルギーはどのくらい減るのか?

QPEXで計算すると年間で灯油換算▲22㍑(泣)

1リットル¥100としても▲¥2200/年なのであります・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE床の付加断熱工事費¥40,000とすると、約18年でペイする計算となります。

これが良いのか、虚しいのか、

悲しいのか、嬉しいのか。。。

結果は住んでみての体感やサーモグラフィーによる温度分布の検証を待ちましょう。

いずれにせよ、塩原の腰はパンパンになって、1週間たった今ようやく調子を取り戻しました。

ジムへ行ってスクワットするより、朝方ジョギングするよりは、世の中のお役に立ったのかな。

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家では初めて省令準耐火に挑戦します。

梁や柱の構造材はすべて石膏ボードで覆われ、なにしろ燃えにくい設計となっています。

原則、断熱材にグラスウールやロックウールを用いた家が対象となります。

コストアップは多少ありますが、火災保険が激減。

なんと約半額になってしまうのです。

それだけ燃えやすい木造の建物はリスクがあるということか。

 

天井や壁に板を張る場合は、一度石膏ボードを張った上に重ねて貼ればOK。

大工さんには大変な思いをさせてしまいますが、作業量データをとって検証し、今後のお客様に提案して参りたいと考えております。

 

2017.11.4 Reborn塩原(uruファン)

1年点検@長野市鬼無里

Exif_JPEG_PICTURE週末蓼科高原に行きました。

もちろんお仕事です(笑)

今年はつつじの赤が痛いくらいに眩しい。

台風を待つ標高1600mの地へ車を走らせました。

標高1000mを超えると、某P社の主力家電である太陽光発電パネルが使えないって知ってました?

第2候補のT社に問い合わせましたが、特に問題ないとのこと。

ただ、パワコンは-20℃に耐えられないとのことで、室内置きにするとのことでした。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE3週間前にもここを通りましたが、紅葉進行度はまだ2回表といったところでした。

たったの3週間で落葉樹・カラマツはそのピークをあっという間に通り過ぎ、

台風21号の直撃もあってか、

すでに初冬の佇まいに。(上:10/4 下:10/29)

「人間の一生もきっとこの紅葉のようなものなのだろうな」、

と、やや感傷的な気持ちで葉が舞い降りる山道を登ってゆきました。

 

 

 

DSCF8735

さて、

長野市鬼無里のMさま邸に、1年点検へ行って参りました^^

ぬいぐるみのように愛くるしいその姿(^ム^)

あ、

これは1年前の完成見学会の時の写真です。

=ぬいぐるみです!

そして1年点検の先週。

ついに本物のキャットウオークをみることができました!

 

DSCF2759DSCF2757 DSCF2756実は私、人生このかた、猫と暮らしたことがありません。

18歳まで過ごした実家では、

インコ(「きいちゃん」だったかや)、

シマリス(兄のケージの開け方に問題があり自然界へ)、

犬1(雑種・「ロボ」・行方不明に)

犬2(チワワ・「ロン」・看取った)、

パンダウサギ(「パンコ」・厳寒期において冷凍)、

カブトムシ・クワガタ(大量に存在したためか共喰い)、

と、人並みにペットと共に暮らしてきました^^

大学進学後、就職後、結婚後は、とんと飼っていないですねえ。

娘たち「犬、飼いたい!」

妻「やだやだ」

娘たち「犬、飼いたい!!」

妻「誰が散歩するの?」

娘たち「うちらがこうたいこうたいでやっるから!」(ちらっと私の方を視る)

妻「無理無理」

娘たち「おとーやーん!何とか言って!」

私「無理、、、、かな」

実は本心では私も犬かいたんですよう。

 

Exif_JPEG_PICTUREああ、前置きが長くなってしまいました。

鬼無里ですキナサ。

外観は1年前とほとんど印象が変わらないですね。

1階外壁はウエスタンレッドシーダー・ベベルサイディング・無塗装。

2階は西洋しっくい左官。うっすら緑色。

Exif_JPEG_PICTURE豪雪地にもかかわらず、屋根雪を落雪させないディプロマットを採用。

昨年の冬は一度も屋根から雪がどどっと落ちなかったそうです。

よしよし^^

外壁も板張りで正解だったのではないでしょうか?

 

「雪が落ちない」

最初は半信半疑だったんじゃないでしょうか。

 

Exif_JPEG_PICTURE雪が落ちないとこのように軒先側にオイルタンクやエアコンの室外機だって持ってこれちゃう。

軒先側はふつうは雪が大量に落ちるので、こうした機器は押しつぶれてしまうので、置くことができなかったんです。

加えて雨樋も問題なく取り付けられます。

エアコンは原則冬季は使わないのですが、雪囲いカバーを。

ACQ加圧注入材でこしらえました。

外観上もグッドですよね。

積雪外観真冬はこんなイメージですからね、鬼無里は・・・。

こんなに降り積もった状態で、耐震等級3を出してます!

 

 

DSCF2788-2床下に潜入。

半地下のようになっています。

匍匐前進することなく、中腰で立って歩けます。

よく乾燥しており、通風性も問題なし。

基礎断熱すれば、なんだかおもしろいことができそうな予感^^

たとえば、将棋対局室。

たとえば瞑想部屋。

たとえば猫の家。あるいはCAT-RUN!

床下温度は17℃もありました。

歴史的には、北海道発、このような空間がもったいない、ということで基礎断熱が始まりました。

その基礎断熱は今や西国へと普及が進んでいます。

しかしシロアリ被害もそれなりに発生。

喜んでいる人の顔が目に浮かびます(笑)

 

DSCF2795-2小屋裏断熱材。

500㎜程吹き込んであります。

床下とはうって変わって、7℃しかありません。ほぼ外気温同等です。

雨漏りなし、コウモリや蜂などの生息なし。

構造材の大きなねじれ割れなどによる損傷なし!

 

DSCF2779-2万が一床下点検中に猫が入ったら大変!

ということで、あらかじめ、それとも最初から?

防ネコネットが張られていました。

その脇には温度計・・・。

漬物樽がいくつか置かれていました。

そうだ、野菜・果物ストッカーですな!

Mさん、流石です!

 

DSCF2775-2Mさんのお仕事はキノコ栽培→出荷。訪問時にはいつもエノキをごっそりいただきます。

Mさん、いつもありがとうございます。

この間寄ったセブンイレブンで、新発売のエノキおにぎりを発見。

あれは誠に美味ですね^^

そう、温度と湿度の管理には普段から敏感なのです。

室内でモニターできる床下温湿度計。

17℃-74%

初年度はコンクリートはまだ乾ききっていませんので、やや湿度は高めか。

おかげさまで、

湿度が高いと、気温が低くても過ごしやすいのだな、と感ずることができました。これはけっこう貴重な体験でした。

 

onndotori-2一年間記録してきた外気温と室温グラフ。

(H26.11.23~H27.10.22の11か月間、「おんどとり」にて)

黄色外気温(北側)

最高34℃ 最低-15.7℃ 平均10.4℃

1/1~3/31の間の平均気温-0.8℃ ( ゚Д゚)

1月:-2.3℃

2月:-2.0℃

3月:1.7℃

赤色室内温度(北側窓辺)

最高28.8℃ 最低15.8℃ 平均22.4℃

 

DSCF2769-3

 

長野市の長野気象台のデータと比較してみるとしよう。(気象庁HPより抜粋)

1~3月の平均気温は1.1℃。その差は約2℃もあるんですね~

なるほど鬼無里は長野市よりかなり寒いところですね。

 

DSCF2769-4仙台です。暖かいですね^^

 

 

おまけです。南極昭和基地。

「あら?そんなに寒くないの?」

って思ったら大間違い。

とんでもないところですね。

次の世代には月面基地の気象データなんかが分かるようになるのでしょうか( ◠‿◠ )

 

 

DSCF2769-5

 

Mさんから光熱費についてのデータをいただきました。

初年度にしては素晴らしい結果となりました。

ほぼ計算値通りなのではないかと思います^^

暖房:灯油ボイラー(室内置き)による温水パネルラジエーター(PS)

給湯:灯油ボイラー(室内置き)コロナ・エコフィール

冷房:三菱電機ルームエアコン霧ヶ峰 MSZ-AXV281

調理:Pananic IHクッキングヒーター

家電:冷蔵庫1台・冷凍庫1台・食器洗い乾燥機

 

siyouryou2017.10.31 Reborn塩原

 

キューワン住宅の建て方@甲府市

山梨は甲府市で新築住宅の建て方を行っております^^

地鎮祭のブログはこちら

建築主のMさんのご両親は二人ともに長野県出身。

加えて新住協会員が山梨県に居ない(!?)ため、昨年末にお声がけをいただきました。

設計打ち合わせ期間は、長野市まで見学会に来ていただいたり、私しおはらが山梨のご自宅に伺って打ち合わせを重ねてまいりました。

あらためてインターネットが発達した現代のすごさを実感しております。

 

DSCF2823-2台風一過で青空がのぞいています。

長野から旧来の大工さんが5人来てくれています。

けっこう車通りの多い道路は一段上がっており、

こうして見下ろすことができる立地条件です。

朝から1階の柱を立て始め、お昼には、1階の梁が掛かり、2階の床面合板が張られました。

甲府市のこの現場までは、Reborn事務所から約2時間。空いている時間帯であれば1時間45分ほどで現着します。

県外なので遠く感じる人も多いのですが、飯田市へ行くのとほとんど変わりません。

 

IMG_6438-2格子状に組んだ4寸角土台の上面には、

あらかじめ「ホゾ」と呼ばれる長方形の孔が開けられています。

その穴に柱をねじ込むといいますか、差し込んで立ててゆきます。

これが建て方の朝一番の様子です。

 

 

IMG_6447-2土台および柱はひのきを用いています。

現場にはあの香りがプンプンのぷん!

柱が立ったところで、次にクレーンを使って梁を渡してゆきます。

自在に動くUFOキャッチャーのような感じで、

20年以上もこの仕事をしていますが、

大工さんがとてもかっこよく映りすこぶるうらやましく、

現場管理人としてはとても気持ちが昂る場面です。

 

DSCF2844-22階の床下地では、厚さ2.4cmの合板を用いています。

15cm間隔で75㎜のけっこう長い釘を使います。

”水平構面(すいへいこうめん)”と言いますが、

この合板を張ると床面が強化され、地震の際、建物がまとまって揺れようとするため、全体として揺れ幅を少なくする働きが期待されます。

木造の架構は局所的に破壊が起こることが多く、巨大地震発生時、まず構造的に弱いところが壊れ、そこをきっかけに全体が破損する、というのがこれまでの地震経験で分かっています。

水平構面という考え方は比較的新しく、おそらく阪神淡路地震以降、木造住宅にかなり広く、早く普及していったように思います。。

 

DSCF2859-22階の床に厚い合板を貼ると、もれなく足元が安全になります。

すぐに使うであろう2階用の材木を乗せて置いちゃったり、

いろんな作業をするうえでとてもありがたい地面となるわけです。

この合板を張らない場合は、仮の足場を作りながら作業を進めてゆくわけですが、

2階の梁を掛ける際に、脚立を立てたり上を向いて歩く場面が多いため、転落の可能性が多分にあるわけです。

雨が降れば多少は濡れてしまうリスクはありますが、工事の安全を考えると、リボーンではこの「ネダレス合板工法」を基本に設計しています。

 

DSCF2826-21階から見上げるとこんな感じに。

実は工事で起こる事故で非常に多いのが、

上からの資材や工具の落下によって下にいる人への直撃なのです。

真上に作業者がいる場合、常に気を付けなければなりません。

腰袋からぽろっとハンマーが落ちてこないとも限りません。

でもこうしてネダレス合板が張られていれば、だいぶ安心感があります。

 

DSCF2832-2秋の建て方は最高ですね。

空気は程よく乾燥しているため、材木もゆるやかに乾きやすく、

人も動きやすい。

クレーン屋さん曰く、

「ナガノの人は、甲府で夏に建て前は無理だわ」

その通りでございます(^ム^)

 

2017.10.26 Reborn塩原(完成予定=来年の3月下旬です)