施工事例 | 株式会社Reborn(リボーン)

甲府市・床の付加断熱

連日15℃近く気温が上がったり下がったりしています。

みなさん、体調管理にお気を付けください。

ついに秋も終盤を迎え、なんともセンチメンタルな気分。

月の明かりにウるっとと来ます、、、。

 

475先月上棟をいたしました甲府市Mさま邸。

屋根(ディプロマット)が仕上がり、骨組だった形が、だんだん面になって参りました^^

「外観はおとなしめで。ふつうに」

と、初回のヒアリングでそうおっしゃった奥様。

単純な切り妻屋根ですが、軒の出は深くとりました。

 

Exif_JPEG_PICTURE小屋組みと呼ばれる屋根裏の空間。

最近は平らな屋根で軒がない、四角いBOX型の家をデザイン住宅と呼ぶらしいのですが、私はあまりやりません。

片流れの屋根も積極的には採用しません。

この家の場合、小屋裏には断熱材が敷き詰められます。

小屋裏収納としても活用しません。

小屋裏には束(つか)と呼ばれる、高さの異なる柱が規則正しく立っています。

 

Exif_JPEG_PICTURE先週末は、上棟式が行われました。ピンク色のじゅうたんの上で(笑)

私の都合で恐縮であったわけですが、床の断熱材を敷いた直後でした。

そのため仮の足場をつくって、行動範囲が限定される中行われたのです。

実はこの状態での上棟式は生まれて初めて^^

脚の悪い方やちいさなお子さんが参加される場合には危険です。

決して真似しないでください!

 

Exif_JPEG_PICTURE今回も基礎断熱工法とはせずに、床断熱工法としたのですが、

今回初めて、床に付加断熱を採用しています。

「床 付加断熱」というのは聞き慣れません。

通常は床に高性能グラスウール16Kを140㎜、根太(ねだ)間に充填して終わるのですが、

熱橋対策として、大引き間に高性能グラスウール16K 55㎜を付け足したのです。

断熱職人を標ぼうする私としては、「初めてやるときは自分自身でやってみて検証する」

ということで、午後2:00スタート。約20坪ある面積を5時間ほどで作業させていただきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE最初に床下に雑板で断熱材の落下防止板を45cm間隔ぐらいで造ります。

そのうえに断熱材を敷並べてゆくだけです。

断熱材の材料費は3万円いきませんでした。

作業手間としても1人工はかからない程度です。

これによって暖房エネルギーはどのくらい減るのか?

QPEXで計算すると年間で灯油換算▲22㍑(泣)

1リットル¥100としても▲¥2200/年なのであります・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE床の付加断熱工事費¥40,000とすると、約18年でペイする計算となります。

これが良いのか、虚しいのか、

悲しいのか、嬉しいのか。。。

結果は住んでみての体感やサーモグラフィーによる温度分布の検証を待ちましょう。

いずれにせよ、塩原の腰はパンパンになって、1週間たった今ようやく調子を取り戻しました。

ジムへ行ってスクワットするより、朝方ジョギングするよりは、世の中のお役に立ったのかな。

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家では初めて省令準耐火に挑戦します。

梁や柱の構造材はすべて石膏ボードで覆われ、なにしろ燃えにくい設計となっています。

原則、断熱材にグラスウールやロックウールを用いた家が対象となります。

コストアップは多少ありますが、火災保険が激減。

なんと約半額になってしまうのです。

それだけ燃えやすい木造の建物はリスクがあるということか。

 

天井や壁に板を張る場合は、一度石膏ボードを張った上に重ねて貼ればOK。

大工さんには大変な思いをさせてしまいますが、作業量データをとって検証し、今後のお客様に提案して参りたいと考えております。

 

2017.11.4 Reborn塩原(uruファン)

1年点検@長野市鬼無里

Exif_JPEG_PICTURE週末蓼科高原に行きました。

もちろんお仕事です(笑)

今年はつつじの赤が痛いくらいに眩しい。

台風を待つ標高1600mの地へ車を走らせました。

標高1000mを超えると、某P社の主力家電である太陽光発電パネルが使えないって知ってました?

第2候補のT社に問い合わせましたが、特に問題ないとのこと。

ただ、パワコンは-20℃に耐えられないとのことで、室内置きにするとのことでした。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE3週間前にもここを通りましたが、紅葉進行度はまだ2回表といったところでした。

たったの3週間で落葉樹・カラマツはそのピークをあっという間に通り過ぎ、

台風21号の直撃もあってか、

すでに初冬の佇まいに。(上:10/4 下:10/29)

「人間の一生もきっとこの紅葉のようなものなのだろうな」、

と、やや感傷的な気持ちで葉が舞い降りる山道を登ってゆきました。

 

 

 

DSCF8735

さて、

長野市鬼無里のMさま邸に、1年点検へ行って参りました^^

ぬいぐるみのように愛くるしいその姿(^ム^)

あ、

これは1年前の完成見学会の時の写真です。

=ぬいぐるみです!

そして1年点検の先週。

ついに本物のキャットウオークをみることができました!

 

DSCF2759DSCF2757 DSCF2756実は私、人生このかた、猫と暮らしたことがありません。

18歳まで過ごした実家では、

インコ(「きいちゃん」だったかや)、

シマリス(兄のケージの開け方に問題があり自然界へ)、

犬1(雑種・「ロボ」・行方不明に)

犬2(チワワ・「ロン」・看取った)、

パンダウサギ(「パンコ」・厳寒期において冷凍)、

カブトムシ・クワガタ(大量に存在したためか共喰い)、

と、人並みにペットと共に暮らしてきました^^

大学進学後、就職後、結婚後は、とんと飼っていないですねえ。

娘たち「犬、飼いたい!」

妻「やだやだ」

娘たち「犬、飼いたい!!」

妻「誰が散歩するの?」

娘たち「うちらがこうたいこうたいでやっるから!」(ちらっと私の方を視る)

妻「無理無理」

娘たち「おとーやーん!何とか言って!」

私「無理、、、、かな」

実は本心では私も犬かいたんですよう。

 

Exif_JPEG_PICTUREああ、前置きが長くなってしまいました。

鬼無里ですキナサ。

外観は1年前とほとんど印象が変わらないですね。

1階外壁はウエスタンレッドシーダー・ベベルサイディング・無塗装。

2階は西洋しっくい左官。うっすら緑色。

Exif_JPEG_PICTURE豪雪地にもかかわらず、屋根雪を落雪させないディプロマットを採用。

昨年の冬は一度も屋根から雪がどどっと落ちなかったそうです。

よしよし^^

外壁も板張りで正解だったのではないでしょうか?

 

「雪が落ちない」

最初は半信半疑だったんじゃないでしょうか。

 

Exif_JPEG_PICTURE雪が落ちないとこのように軒先側にオイルタンクやエアコンの室外機だって持ってこれちゃう。

軒先側はふつうは雪が大量に落ちるので、こうした機器は押しつぶれてしまうので、置くことができなかったんです。

加えて雨樋も問題なく取り付けられます。

エアコンは原則冬季は使わないのですが、雪囲いカバーを。

ACQ加圧注入材でこしらえました。

外観上もグッドですよね。

積雪外観真冬はこんなイメージですからね、鬼無里は・・・。

こんなに降り積もった状態で、耐震等級3を出してます!

 

 

DSCF2788-2床下に潜入。

半地下のようになっています。

匍匐前進することなく、中腰で立って歩けます。

よく乾燥しており、通風性も問題なし。

基礎断熱すれば、なんだかおもしろいことができそうな予感^^

たとえば、将棋対局室。

たとえば瞑想部屋。

たとえば猫の家。あるいはCAT-RUN!

床下温度は17℃もありました。

歴史的には、北海道発、このような空間がもったいない、ということで基礎断熱が始まりました。

その基礎断熱は今や西国へと普及が進んでいます。

しかしシロアリ被害もそれなりに発生。

喜んでいる人の顔が目に浮かびます(笑)

 

DSCF2795-2小屋裏断熱材。

500㎜程吹き込んであります。

床下とはうって変わって、7℃しかありません。ほぼ外気温同等です。

雨漏りなし、コウモリや蜂などの生息なし。

構造材の大きなねじれ割れなどによる損傷なし!

 

DSCF2779-2万が一床下点検中に猫が入ったら大変!

ということで、あらかじめ、それとも最初から?

防ネコネットが張られていました。

その脇には温度計・・・。

漬物樽がいくつか置かれていました。

そうだ、野菜・果物ストッカーですな!

Mさん、流石です!

 

DSCF2775-2Mさんのお仕事はキノコ栽培→出荷。訪問時にはいつもエノキをごっそりいただきます。

Mさん、いつもありがとうございます。

この間寄ったセブンイレブンで、新発売のエノキおにぎりを発見。

あれは誠に美味ですね^^

そう、温度と湿度の管理には普段から敏感なのです。

室内でモニターできる床下温湿度計。

17℃-74%

初年度はコンクリートはまだ乾ききっていませんので、やや湿度は高めか。

おかげさまで、

湿度が高いと、気温が低くても過ごしやすいのだな、と感ずることができました。これはけっこう貴重な体験でした。

 

onndotori-2一年間記録してきた外気温と室温グラフ。

(H26.11.23~H27.10.22の11か月間、「おんどとり」にて)

黄色外気温(北側)

最高34℃ 最低-15.7℃ 平均10.4℃

1/1~3/31の間の平均気温-0.8℃ ( ゚Д゚)

1月:-2.3℃

2月:-2.0℃

3月:1.7℃

赤色室内温度(北側窓辺)

最高28.8℃ 最低15.8℃ 平均22.4℃

 

DSCF2769-3

 

長野市の長野気象台のデータと比較してみるとしよう。(気象庁HPより抜粋)

1~3月の平均気温は1.1℃。その差は約2℃もあるんですね~

なるほど鬼無里は長野市よりかなり寒いところですね。

 

DSCF2769-4仙台です。暖かいですね^^

 

 

おまけです。南極昭和基地。

「あら?そんなに寒くないの?」

って思ったら大間違い。

とんでもないところですね。

次の世代には月面基地の気象データなんかが分かるようになるのでしょうか( ◠‿◠ )

 

 

DSCF2769-5

 

Mさんから光熱費についてのデータをいただきました。

初年度にしては素晴らしい結果となりました。

ほぼ計算値通りなのではないかと思います^^

暖房:灯油ボイラー(室内置き)による温水パネルラジエーター(PS)

給湯:灯油ボイラー(室内置き)コロナ・エコフィール

冷房:三菱電機ルームエアコン霧ヶ峰 MSZ-AXV281

調理:Pananic IHクッキングヒーター

家電:冷蔵庫1台・冷凍庫1台・食器洗い乾燥機

 

siyouryou2017.10.31 Reborn塩原

 

キューワン住宅の建て方@甲府市

山梨は甲府市で新築住宅の建て方を行っております^^

地鎮祭のブログはこちら

建築主のMさんのご両親は二人ともに長野県出身。

加えて新住協会員が山梨県に居ない(!?)ため、昨年末にお声がけをいただきました。

設計打ち合わせ期間は、長野市まで見学会に来ていただいたり、私しおはらが山梨のご自宅に伺って打ち合わせを重ねてまいりました。

あらためてインターネットが発達した現代のすごさを実感しております。

 

DSCF2823-2台風一過で青空がのぞいています。

長野から旧来の大工さんが5人来てくれています。

けっこう車通りの多い道路は一段上がっており、

こうして見下ろすことができる立地条件です。

朝から1階の柱を立て始め、お昼には、1階の梁が掛かり、2階の床面合板が張られました。

甲府市のこの現場までは、Reborn事務所から約2時間。空いている時間帯であれば1時間45分ほどで現着します。

県外なので遠く感じる人も多いのですが、飯田市へ行くのとほとんど変わりません。

 

IMG_6438-2格子状に組んだ4寸角土台の上面には、

あらかじめ「ホゾ」と呼ばれる長方形の孔が開けられています。

その穴に柱をねじ込むといいますか、差し込んで立ててゆきます。

これが建て方の朝一番の様子です。

 

 

IMG_6447-2土台および柱はひのきを用いています。

現場にはあの香りがプンプンのぷん!

柱が立ったところで、次にクレーンを使って梁を渡してゆきます。

自在に動くUFOキャッチャーのような感じで、

20年以上もこの仕事をしていますが、

大工さんがとてもかっこよく映りすこぶるうらやましく、

現場管理人としてはとても気持ちが昂る場面です。

 

DSCF2844-22階の床下地では、厚さ2.4cmの合板を用いています。

15cm間隔で75㎜のけっこう長い釘を使います。

”水平構面(すいへいこうめん)”と言いますが、

この合板を張ると床面が強化され、地震の際、建物がまとまって揺れようとするため、全体として揺れ幅を少なくする働きが期待されます。

木造の架構は局所的に破壊が起こることが多く、巨大地震発生時、まず構造的に弱いところが壊れ、そこをきっかけに全体が破損する、というのがこれまでの地震経験で分かっています。

水平構面という考え方は比較的新しく、おそらく阪神淡路地震以降、木造住宅にかなり広く、早く普及していったように思います。。

 

DSCF2859-22階の床に厚い合板を貼ると、もれなく足元が安全になります。

すぐに使うであろう2階用の材木を乗せて置いちゃったり、

いろんな作業をするうえでとてもありがたい地面となるわけです。

この合板を張らない場合は、仮の足場を作りながら作業を進めてゆくわけですが、

2階の梁を掛ける際に、脚立を立てたり上を向いて歩く場面が多いため、転落の可能性が多分にあるわけです。

雨が降れば多少は濡れてしまうリスクはありますが、工事の安全を考えると、リボーンではこの「ネダレス合板工法」を基本に設計しています。

 

DSCF2826-21階から見上げるとこんな感じに。

実は工事で起こる事故で非常に多いのが、

上からの資材や工具の落下によって下にいる人への直撃なのです。

真上に作業者がいる場合、常に気を付けなければなりません。

腰袋からぽろっとハンマーが落ちてこないとも限りません。

でもこうしてネダレス合板が張られていれば、だいぶ安心感があります。

 

DSCF2832-2秋の建て方は最高ですね。

空気は程よく乾燥しているため、材木もゆるやかに乾きやすく、

人も動きやすい。

クレーン屋さん曰く、

「ナガノの人は、甲府で夏に建て前は無理だわ」

その通りでございます(^ム^)

 

2017.10.26 Reborn塩原(完成予定=来年の3月下旬です)

 

甲斐の山々に見守られて地鎮祭

戦国の大大名、武田信玄の地、甲斐・甲府市にやって参りました^^

信州松代・真田の地からいざ出陣!

9/10は、待望の地鎮祭でした。

DSCF1690もうずいぶん前ですが、初めてこの地を下見をした際の写真。

なんと、現場から富士山が見えます!!

いよいよ具体的な設計に入る段階となって、現地調査をしたわけですが、

塩原のテンションはどんどん高まってゆきました。

陽当たり、眺望ともに良好な地で、日射量も多い。

こりゃパッシブハウスでしょ♪

(ドイツ・パッシブハウス【以下P.H.】の定義は、暖房用消費エネルギー=床面積1㎡あたり15kw以下、など。)

ということでプランニングをスタート。もちろんキューワン住宅です。

 

道路上からファーストプランから太陽熱利用をプレゼン。

どちらかというとどこにでもあるような切り妻屋根でおとなし目の外観。

しかし、南面に大きな窓を配置しました。

北・東・西面は最低限の窓とし、外皮断熱性能はUa=0.27 Q値=1.08

C値=0.2cm/㎡をクリアすれば、確実にP.H.になるであろうスペックとしました。

この段階では第3種換気&ヒートポンプ温水暖房の採用で、暖房負荷=7.6kw/㎡。

うわ~、すごいすごい^^

すでにP.H.レベルではないか!

Q値1.08×延床面積128.36㎡=総熱損失139W

しかし、日射取得がなんと213Wもあるぞ!

・・・・

その後も断熱性能や自然エネ利用についての検討は続いてゆきました。

電気=ヒートポンプによる暖房がよいのか悪いのか?

日射取得と熱損失のバランスをQPEXで確認。

第1種熱交換型換気扇にまつわるエトセトラ。

QPEX最終的にこのようなQPEX計算結果になりました。

マニアックな人はじっくりご覧ください。

あまり普段は意識しない数値であろう日射取得熱がQPEXでは算出されます。

この数字が恐ろしいことを巻き起こします。

スポーツでいうところのダークホース的存在です。

窓を大きくすると熱損失は原則大きくなり、Q値やUa値は悪くなりますが、消費エネルギーは減る

という不可解なことが起きる場合があります。

それこそが日射のしわざです。ぼくらが直感的に知る、縁側のひなたぼっこ状態を数値化しているともいえます。

その後電気式ヒートポンプ温水暖房はパス。太陽熱集熱器+補助灯油ボイラーでの暖房方式としました。

換気はメンテナンスがそうそうできないだろう、ということで第三種換気を採用。

結果、15.5kw/㎡(暖房)というところで落ち着きました。

 

 

外観2初期のプランニングでは玄関の位置が問題になりました。

 

LDKを1階南にずらっと並べたかったし、玄関までのポーチを長くとっています。

1st.PLANは北東の鬼門の方角に玄関を配置しました。

家相的には良くないことも伝え、Yさんに判断を仰ぎました。

鬼門、裏鬼門はたいていの方は気にします。

外観2結果玄関は南東に。

③回目のプランとして提出したこの外観プランが基本的骨格として誕生しました。

太陽熱集熱器は、通常給湯用として計画されるのですが、冬の温水暖房用として積極的に使用する方針に。

冬の太陽高度は30~40°になるため、集熱装置も直立に近い角度まで起こしています。

バルコニーの手すり壁と関連させ、外観上違和感がないよう配慮した外観デザインとしました。

 

内観1検討用の内観パース。

天井に板を張るのか?

色合いは?

室内から見える窓の大きさ感を確かめてもらうのに役立ちます。

 

外観2なんか、あんまり変わっていないように見えるかもですが、

最終的にはこれ。

リボーンでは初めてとなる省令準耐火構造に挑みます。

そのため軒裏に板を張れません。

代わりに火災保険がめっぽう安くなるという特典があります。この話はいずれこのブログで。

 

Exif_JPEG_PICTURE快晴に恵まれたこの日、出席者全員で頭を垂れました。

土地を清め、鎮め、供物を捧げ、Yさまの家が無事完成することを神に祈り、

工事の安全祈願を願いました。

完成は来年の4月上旬。

今現在私が断熱職人として持っている全ての引出しを開けて、全霊を以て取り組みたいと思います。

 

2017.9.12 Reborn塩原

 

 

LET’S DO IT YOURSELF♪@長野市鬼無里

キター!(^^)!

ついに夏の高校野球の始まりです^^

みなさんドキドキしてまっか?

ワクワクしてまっかっ!?

果たして長野県代表はどこだろうか??

今年もまた仕事そっちのけの夏がやってきたぞ~~

 

ところで鬼無里のキューワン住宅新築工事が順調に進んでいます。

DSCF6942外壁1階は、ウェスタンレッドシーダー、べベルサイディング、無塗装仕上げ。

積雪量が半端ないここ鬼無里では、外壁の選定がポイント。

リボーンの標準は一応西洋しっくい左官仕上げなのですが、別に決まっているわけでもなく、MAR様にふつうに提案しましたよ。

縦張りか、横張りか、迷うところではありますが、ヨコはちょっと北欧風に振れますね。

出隅のコーナー部分はけっこう大工さん大変なんですが、うまく仕上がっています。

固定用の釘はステンレスのスクリュー軸、釘頭が丸いもので、1本1本金づちで~フゥ^^

 

DSCF69402階はしっくい左官仕上げ。下地の「らすした」と呼ばれる板を張っています。

ウェスタンレッドシーダー(カナダ杉とか米杉とも呼ぶ)はこの赤茶と白茶のまだらな感じがいいですね。

なんていうか、色っぽい。色は付けないけどイロっぺぇ(笑)

経年変化によりグレーそして最後は黒っぽく変色してゆきます。

 

DSCF6945窓の廻りは5mmくらいの隙間をあけて貼ります。

雨水や虫なんかも入りやすいので、コーキングを打ちます。

コーキング職人は誰だったでしょうか?

ぐふふふふっ。

 

DSCF6946板の表面がざらざらしています。

見えなくなる裏はつるつるです。

張り間違えしないように気を付けましょう。

独特の風合いがあります。

塗装をする場合は塗料の引っ掛かりがよく(この表現、わかるかなぁ)、色もちがよいです。

無塗装でも塗装をしても、耐久性にはあまり変わらないと、実は感じています。

雪国では、1階の外壁にずっと雪がもたれかかっている箇所もあり得ます。特に北側。

 

DSCF6947コーナー部分はこんなふう。

乾燥する過程で必ず離れてゆこうとします。

だからといってL字型のコーナー役物なんかつけてはいけません。

互い違いに勝ち負けをとる場合もありますが、施工性は一気に悪くなります。(大工手間が増えるということ)

頑張りすぎず、素直に、こんなでいいのではないでしょうか?

 

DSCF7251家の中でも仕上げ工事が始まりました。

天窓がある、斜めの天井はパイン。

だ、大工さん・・・・、ウデ真っ赤でっせ・・・( ;∀;)

 

 

DSCF72442階は石こうボードを貼ってます。

いや、フローリングを貼っています。

すでに断熱工事が終わっているため、室内は外よりもだいぶ涼しい。

 

DSCF6958そしてついに始まりました!

MARさん(施主)による塗装工事^^

まずは塗料(プラネット)をまぜまぜ。

よぉ~く、かき混ぜてくださいよぉ~。

メットがナイスです(笑)

 

 

 

DSCF6961安全帯をつけて最頂部の破風を奥様が担当。

凡人ではありません(笑)

高いところというのは、地上で見るより、実際はものすごい怖い世界なのです。

 

 

DSCF6959さぁさぁ、熱い夏がやってきましたよ~。

外部に続き、室内の木部塗装、そして内壁の塗装(今回はプラネット・フェザーフィールローラー&刷毛塗り仕上げを予定)

が300㎡待ってますよぉ~~ww

 

2016.7.9 MAR様邸新築工事

Reborn塩原

 

 

グラスウール断熱の正しい施工

長野県も梅雨らしい天気が続いていますが、九州地方の豪雨は本当に心配ですね。

心よりお見舞い申し上げます。

早速ですが今回は「正しいグラスウール断熱」についてみてゆこうと思います。

ちょうど今現在、長野市鬼無里にてキューワン住宅を作っています。

完成は9月になりますが、上棟から約1か月ほど経った今、まさに断熱工事の隆盛期なのであります!

IMG_4774大トロではありません。

このサーモン色の物体が高性能グラスウールです。

一般の方は、黄色でもっと綿状のものをイメージすると思いますが、高性能グラスウールは体育のマットのような形態を保っており、コシがあるというんでしょうか、木綿豆腐のような感じです笑

これを壁の中、つまり柱と柱の間に詰めてゆきます。

綿をイメージしている方は、綿あめを詰め込むようなイメージを持ってしまうかもしれませんが、この大トロ(高性能グラスウール)を包丁(カッター)でさばき、パズルのように升目にはめてゆく作業になります。

 

IMG_4804どうでしょうか、このおいしそうな大トロ笑

幅が規格品でいくつか種類があり、幅は切らずに、長さのみ切ってゆけばピッチりはまりますので、意外と簡単なのですよ(‘ω’)ノ

上の方はまだはまっていませんが、脚立に乗らずに、ばばばっとどんどんまずは並べちゃうんですね。

 

IMG_4801これが筋交いや余計な木材があると一気に作業効率が鈍化します。

ななめの筋交い、コンセントのBOX・電線、器具取り付け用の木下地・・・。

これだけいろいろあればまさに日が暮れます泣

悪い例としてご覧ください。

 

IMG_4805コシがあるので、ぐにゃっとしません。立ちます。グラスウールは文字通り細いガラスの繊維でできているのですが、その細い繊維の中に動きにくい空気がからめとられて存在し、その動かない空気が断熱効果を発揮するのです。

ガラス自体は断熱材ではないんですね。

「動かない空気」

それをどう実現するか、が断熱の性能を決定づけるのです。

 

時間がある方は動画もご覧ください。



ナイスなBGMがちょうどラジオから流れていましたよ~♪

DSCF6672断熱材を升目にフィットさせたら、防湿シートを貼ります。

気密(隙間風を起こさせない)と防湿(壁の中に湿気を入れない)という二大目的からです。

シートの継ぎ目や、天井とのとりあい部、窓回りなどは気密テープでつなぎ合わせます。

ところでグラスウールの最大のメリットをご存じでしょうか?

そう、「コストパフォーマンス」でしたね。

材料は最も安価で、作業性がよければ(つまりスピードが速くなれば)工事費も安くできます。

DSCF6674コンセントやスイッチがくるところはこんな風に気密・防湿処理をします。

 

IMG_4800断熱材を入れる前はこんな風になっていました。

気密コンセントBOXと呼ばれるプラスチックで成形された箱状のものを使います。

日本住環境、JBECK社などから発売されています。

最近はPanasoncでも発売しているらしい。

 

IMG_4798窓の周りも気密の弱点になりやすいので、サッシをつける前にこのように大工さんに防湿シートを貼ってもらいます。

これを先張りシートと呼んでいます。昔は「なんでおらがこんなことしなきゃいけねぇだ?」ってよく大工さんに噛みつかれましたが、その意味や効果を伝えればちゃんとやってくれるはず。

施工の様子を動画でご覧ください↓



シートの止めつけはタッカーと呼ばれるホチキス的なもので行います。

ぱぱぱぱぱぱん!

これがRebornの標準施工であります。

 

DSCF6699建築主のMARさんからご指摘があった「サッシの大きさが違うのじゃないか」事件。

左は浴室のドレーキップ(YKKではツーウェイ窓という)、右は脱衣室のたてすべり出し窓。

双方窓の規格寸法は同じですが、ガラスの大きさは異なります。

ドレーキップはガラスがめたんこ小さくなりますのでご承知おきください。

窓辺に飾ってあるものも気になりますね笑

 

DSCF6700俗にいう、発泡ウレタンのボンベです。

小さな隙間や細いところなど、断熱材が詰めにくいような場所に用います。

発泡するウレタン。

ウレタン樹脂の中にアワ粒ができ、固まる。

さっきの「動かない空気」を形にしているんですね。

イメージはカマキリの卵。

気密は確保されないので注意が必要。あまり過信できない断熱材ではあります。

 

DSCF6653天井裏ものぞいてみましょう。

「コヤウラ」と呼ばれる、2階の天井と屋根の間の空間です。

ここも防湿シートを貼り、この上に断熱材をのせます。

この時期でも昼頃には40℃以上の気温になっており、サウナのようです。

今回はグラスウールブローイング、という工法で。

設計時は高性能グラスウール16K 厚さ20cmの予定でしたが、

ブローイング550㎜に変更。建築主のMARさんには、この場を借りてご報告申し上げます。

ブローイングの様子動画↓



ついでに、圧送駆動部の動画を。(どんな音がしているのか?)



音がやだなぁ~、ブローイングは泣

DSCF6665使用したのは、パラマウント硝子工業のダンブローちゃん。

こいつを専用の機械に放り込み、ホースに圧送。

屋根裏に送るのです。

こういうのは段取りが大変ですね。

また、専門業者オンリーの施工方法です。

でも工期短縮には確実につながりますね。

 

DSCF6667DSCF6690 DSCF6664 DSCF6669DSCF6675

屋根は高性能グラスウールのブローイング300㎜。野地裏通気に、日本住環境のルーフスペーサーを用いました。

この30cmも必ず効果があがります。

こんな時期ですが、これで現場は格段に過ごしやすく作業効率も上がります(ねっ!宮本さん!)

断熱が夏の現場を救う。

これ本当です^^

2016.6.20

株式会社Reborn しおはら

施工・信越ビーアイビー
木工事(断熱工事協力)宮本建築

 

 

 

 

付加断熱工事~長野市鬼無里MAR様邸

長野市鬼無里のMAR様邸が断熱工事に突入しました。

上棟から約2週間。

垂木野地(たるきのじ)~屋根の下地工事→躯体耐震補強金物取り付け→外壁壁下地→外壁耐力面材取り付け→1階床組→1階床断熱工事→1階粗床→サッシ・玄関ドア取付け→換気配管・電気配線→そして目下外壁付加断熱中です^^

DSCF5517設計図通り金物がついているか?

柱は図面通りの位置にあるか、垂直に立っているか?窓が入るか?

躯体の精度はどうか?

床下のそうじは行き届いているか?

チェックすべき要点は無限に近いほどあります。

 

DSCF5543Rebornでは外壁に耐力面材を全面に貼ることを標準にしています。いまや特別なことではなくなった世の中ですが、「これを貼ると家が一気に固くなる」という実感がありましたから、かれこれもう20年以上も前から何かしらかの面材を貼ってまいりました。

 

ノダ・ラスカットM/ハイベストウッド、大建工業・ダイライトなど各メーカーさまざまな商品や名称があるので、HMや工務店ごと仕入れ値や考え方によってまちまちです。重要なのは透湿抵抗が低いこと。つまり湿気を通しやすい素材であることです。

コンパネと呼ばれる合板は、湿気を非常に通しにくいので、もしこうして耐力面材で使用するならば、所定のピッチに従って穴をあけます。

最近私は大建工業のアセダス耐震ボードなる硬質インシュレーションボードを貼る設計としています。

このボードの特徴は、まず施工性がよい=軽い、加工が楽、へんな切り粉ではなくおがくずなので近隣にあんまり神経質にならなくてよい、廃棄処分は木くず扱い、他と比較してちょっと安い、厚みが12㎜木質系なのでちょっと断熱性能がある、釘打ちピッチが他のものより細かめなので巨大地震に対して安心感がある、一人で運べる、パキッっとわれない、などいくつかの利点があります。

実際には大建工業さんのカタログに掲載されておらず、今はやりの(?)裏メニューなのです笑

 

DSCF55452人の大工さんが足場の上下で「もうちょい上!」、「あっ!行き過ぎ!」、「いまいまいまぁ~」とか言いながら釘打ちしています。

1枚が幅90cm、高さ3mほどもあるボードですから、風が強い日は無理ですね汗

釘打ちは当然ながらテッポウとよぶエア式のくぎ打ち機です。

鬼無里の山郷に、パンパンパンと銃声が鳴り響きます。

この面材を貼ると建物が劇的に揺れなくなります。

実は骨組みの状態では、けっこうグラグラ揺れてるんですね。

屋根屋さんなんかが、屋根上でどんどんと金づちで屋根をたたくとけっこう振動がし、強い風が吹くと、微妙ですが揺れています。

 

DSCF5738Rebornのつくりはちょっと変わっています。

けっこう早い段階で床根太を組みます。しかもツーバイシックスと呼ばれる材を45cm間隔で並べます。

これはツーバイフォー工法に似ていて、先行して床組みをつくり室内の作業性をよくしようという考えからです。

また、床に高性能グラスウール16K 厚さ140㎜とう非常にコストパフォーマンスに優れた断熱材を使用したいという考えもあります。

一般的に木造在来工法は、外壁を先行して進め、1階の床組はけっこう後回しにすることが多いのですが、脚立で上ったり下りたりの作業が増えたり、土台をまたぎながらの作業になるので大変といえばたいへん。これが正解、ということではありませんので、各工務店・HMごとで工程の順番は自由です。

 

DSCF6280MAR様邸の設計命題は、屋根上積雪2mの状態で構造計算をし、耐震等級3をクリアすること。

「耐震等級」という言葉が、普通の新聞紙面にもよくでてくるようになりました。

3は壁のバランス配置と水平構面の強さがキーになってきます。

水平構面(すいへいこうめん)というのは、簡単に言うと床や天井それに屋根など水平の面が、どれほど変形しにくいか。

建物が揺れてひし形になるのを防ぐとともに、揺れを壁に伝えて、変な言葉ですが、「安定して揺れる」ようにする役割があります。耐震の基本は壁に拠るところが非常に大きいのは確かですが、壁が正しく踏ん張るには天井や床も大事なんですね。

ですから大きな吹き抜けがあると水平構面はテキメンに悪くなります。この写真のように細かく梁が入り、そのうえに厚みのある構造用合板を貼ると水平構面耐力はグッと上がります。

 

DSCF6364水平構面である2階の床に貼る構造用合板(厚さ24㎜)もJAS規格で製品認証されているもので、止めつける釘の種類や釘打ちピッチが定められています。

釘がめり込んでいないか、所定のくぎピッチで取り付けられているか確認するのも非常に大事なチェックポイントになります。

75㎜というけっこう長い釘を、15cmピッチでパンパンと打ってあります。

合板の床が24㎜あるので、この上を誰が歩いても大丈夫。

このへんまでくると 、工事中とはいえ、建物の耐震強度は70%程度でていますから、もう震度6強の揺れがきても壊れないだろうと思います。

 

DSCF6363外壁にはサッシが取り付き、付加断熱用のKMブラケットなる点々状のものが取り付けられました。

サッシはシャノンのシャノンウィンドーⅡ。

アルゴンガス入りLOW-Eペアガラス・樹脂スペーサー。

シャノンは樹脂スペーサーが標準ですが、YKKはオプションです。サッシ発注時はご注意ください。

アルミスペーサーでも悪くはないのですが、ガラスの角は結露しやすく、すこしでも断熱性をあげたいところ。室内側のガラス表面温度は1℃前後変わるはずです。

 

DSCF6426このKMブラケットに高性能グラスウール16K 厚さ10cmの断熱材をひっかけるようにして詰め込んでゆきます。グラスウールの幅は60cm。その規格寸法にあわせてあらかじめKMブラケットを取り付けておいたのです。

木で下地をつくる工法(木下地付加断熱工法】もあり、過去に双方を価格・時間・作業性などあらゆる観点から比較検証しました。

費用的にはやはりKMブラケット工法のほうが工事費は高くなりますが、施工時間は大幅に短縮できます。

さらにヒートブリッジ(熱橋)と呼ばれる、熱が伝わりやすい木の部分が窓回り以外にまったくないため、断熱効果が5%程度向上します。

 

IMG_4755KMブラケットはサッシ枠の支えとしても利用できます。

サッシは大きさにもよりますが、重いものだと100kgをゆうに超えます。

長年にわたりサッシが垂れてこないよう、安定して動作するよう、付加断熱をしてサッシを外側に取り付ける場合は、各社模索中だと思われますが、こんな方法もいいのではないかと思います。

こんな風に窓をつけると、「日射が入りやすい」、室内側が「出窓みたいになる」というメリットもでてきます。

 

DSCF6368建物の出隅、コーナー部分はこのような木の下地をつくっています。

決まった大きさなので、思ったより簡単につくれる。

1軒で30~40個ほどつくることになりますが、建物の角を補強する役割も意図せずに担っており、耐震上も評価できるのではないかとひそかに思っています。

 

 

DSCF6421付加断熱をしたら、すかさずタイベック防水シートを貼ってゆきます。

KMブラケットの先端は白色をしていましたが、そのシールをはがすとなんと粘着ブチルテープになっており、タイベックがくっつきます。指でしゅっとこするとタイベックがピンと張れます。さらにその先端は木ねじが効くような強さがあり、次工程の通気胴縁を止めつける下地になるのです。

非常によく考えられた商品だと思います。今後は200㎜用などもっと厚く付加断熱できるようになってゆくことでしょう。



付加断熱工事の動画(ちょぴっと)YouTube

2016.6.13 Reborn 建築士・塩原

 

長野市鬼無里にて上棟^^

♪まっかだな~

♫まっかだな~

♪自分の二の腕まっかだなぁ~

♫うなじのあたりもまっかだな~♫

 

3年ぶりに建て方工事に参戦した塩原です。

DSCF5420普段設計士としてあまり現場でヘルメットをかぶり、カケヤを振りかぶることはしませんが、

現場監督者として、暑い、そして熱い、「タテカタ」に参加して参りました。

「雨男」の汚名は今日で払しょくされたようで、15:00ごろから雨だろうとの天気予報も覆し、

前身ぽっかぽか(ひりひり)です^^

 

 

DSCF5337昨日土台を据えて、1階の柱を立てておきました。

今日はクレーンを据えて、1階の梁から。

「いの一番」

ってよく言いますね。それって建築用語とも重なるってご存知でしたか?

い通りの1番、っていう柱があるんですよね。

土台を据えた後、一番初めに立てる(建てる)柱がいの一番。大昔からの風習です^^

 

DSCF5343どうです?こんなに臨場感のあるブログ書いてる人、あんまりいませんよね(笑)まさに現場レポーター^^

クレーンの操作者(クレーンオペレーター、という職種から、「オペさん」と一般的に呼びます)に手信号で合図を出して、所定の位置に梁を誘導。

いままさにこの梁が納まった瞬間です!

もう何百年、何千年も、この作業はここ日本の家づくりの基本です。

クレーンがない時代は、大勢の人々で、それこそご近所の人や、女ショウまで現場に駆り出されて、わしょいわっしょいでしたね^^

 

DSCF5339大工という職業は、いい仕事だと思います。

もうこの場面を目の当たりにすると、設計士のことなんて頭から消えてしまうお客さんも多いのではないかと想像します。

それにしても、向こう側のお隣の家のスズメバチの巣はでけぇな。

2つもあるけど、いずれも空き家。

ここ鬼無里はかなり過疎化が進んでいて、以前は鬼無里村でしたが、長野市に合併されて、さらに過疎化がスピードアップしてしまったそう(>_<)

場面は通し柱に取り付く1階の外周の梁(これを専門用語で胴差【どうさし】と言います)を合体させようとしているところ。

 

DSCF5353アップで激写しましたが、様子が分かってもらえるでしょうか?

機械加工の通し柱と、手加工の胴差(この白い木=ひのき)の加工精度が微妙にずれており、

先ほどの写真はそれをノミでつっついてお互いが入りやすくしていたんですね、実は。

 

 

DSCF53571階の梁がすべて納まるべきところに収まりました。

Rebornでは標準仕様で耐震等級3を出していますので、2階の床面に、「ネダレス合板」を張っています。

これは地震の際、建物が変形しにくくなる目的が大きいのですが(つまり耐震上有効、ってこと)さらに大工さんたちの足場がよくなり、作業性がぐんとよくもなってしまうメリットも。

建て方の時は、木造建築の中でも最も怪我のリスクが高い。その原因の一つに足場環境がわるく、脚立から転倒・落下。また、2階(3階)から道具や資材の落下により下階の人に直撃、などが多いんです。

 

DSCF5360お昼前にはここまで組みあがりました。

だいぶ家の形になってきました^^

気温も湿度もぐんぐん上昇。

クレーンの首(ブーム、と呼びます)もぐんぐん上昇↖

途中、補強用の金物が不足するという不測の事態がありましたが、なんとかこれをクリアし午前中でここまで漕ぎつけました。

 

DSCF53642階の天井にも、ネダレス合板を貼ります。

当然ではありますが高いところほど恐ろしい。

この面に平らな床ができることは、転落のリスクを大きく減らすことができます。

 

いくら立派で豪華な家でも、いくらデザインがかっこよくても、それをつくる職人らにとって、怪我のリスクが高い工法というのはいただけません。

ネダレス合板を貼らない場合は、ハンモックのような落下防止ネットをはりめぐらすなどの措置が必要です。

私も過去に、何人も落下した人を知っています。亡くなった方はいませんが、あと1m横だったら、そこにはボルトが出ており、、、

なんてしゃれにならないこともよく聞きます。

 

DSCF53652階の天井であるネダレス合板の上には、さらに防湿シートを張ります。

これは単純に防湿・気密層としての役割もありますが、この後もしかしたら降り出すかもしれない雨に備えた措置ともいえます。特に雪がこの段階で降ると、ものすごい滑りやすくなるので注意が必要です。

防湿シートは厚さ0.2mmの、比較的厚手のものに。

この後ここに屋根を構成する下地材が、クレーンで吊上げ、乗っかります。

 

DSCF5391屋根下地です。

俗に垂木野地(たるきのじ)といいます。住宅メーカよっては、屋根をパネル化して、もう屋根材もくっついた状態で何枚かのパネルを組み合わせてボルト締め、あっという間に屋根が出来あがっちう様子をみたことがありませんか?☆

でも普通はこうして地味に、1本1本、1枚1枚、図面通りにその場で、加工をしたり釘やねじで止めたり。

「それとって!」、とか、「そっち上げて!」とか声を掛け合いながら2、3人がペアになりながら工事します。

一人で黙々と夜更けに作業する”設計”とは全く異なる作業環境ですね!

 

DSCF5400夕方行われた上棟式の、直前の一コマ。

ご夫婦で感慨深そうに^^

そのまなざしはすでに冬における雪の心配に向いていたのかも!?

MARさん、ようやく上棟です!

長い1年半だったと思いますが、

これから先はヒジョウに楽しみですね^^

お盆期間中、ぜひご家族みなさんで塗り塗りしましょう☆

 

MARファミリーのみなさん(お子さん)、このブログをたまに観て状況を把握し、お盆には必ず戻ってきてください!

おじさんたちはそれを目標にしばらく頑張りますので!

 

 

 

 

 

 

総堀りベタ基礎

なんなの?この暑さ?

長野市鬼無里で新築住宅が始まろうとしています。

森に囲われたこの地でさえも、午前中30℃近くまでぐんぐん気温は上昇^^

足場を先に組んで、いよいよ明日から土台を敷き始めます。

そういえば、最近では珍しくない(建て方に)先行足場ですが、私がこの業界に入ったころは足場なしで躯体を組み上げ、屋根をやる段になって初めて足場屋さんが建物をぐるっと囲うように足場を組んでいました。

これを後行足場、と言うんでしょうか?よくやってましたね、昔の人は・・・。

 

IMG_4702この建物の建築主Mさんは、1年半前に発生した神城断層地震(俗にいう白馬地震)でここからほど近い鬼無里のご自宅が全壊(>_<)

今回敷地をあらたに購入して、一念発起の新築です。

幸いご家族みなさんに怪我はなかったものの、その瞬間まであった日常生活が、いっぺんにひっくり返るその恐ろしさは、

「その時はその時サ」意識レベルでしかない我々無被害者からは、なかなかどうして想像ができません。

「地震保険に入っていたおかげで、また建てられるだけ、ラッキーだった」

とMさん。昨夏開催、Rebornの新築住宅見学会で出会うべくして出会ってしまったのでした^^

 

IMG_4707この写真をぱっと見て「基礎だ」とわかった方は現場監督の素質があります。

すぐにRebornの門戸を叩いてください!(笑)

高低差のある敷地に計画されたM様邸は、基礎工事にずいぶん費用をかけました。

基礎は文字通り建物の礎(いしずえ)。

耐震上、超重要な部位であることは疑いようもありません。

ふつう住宅を建てる際は、外観デザインやインテリア、省エネ性能や坪単価などがまず最初の営業トークとなりますが、

Mさんの場合は「耐震性と断熱性能をいかにコストバランスよく両立させるか」、という玄人的な議題が持ちかけれれました。

 

DSC_0026こういう土地にどう基礎をつくるか?

今回私が出した答えは、総掘りベタ基礎です。

この写真中の左側の高い土地を、すべての周囲で仕上がり地盤面としたい。

つまりガッツり盛り土。

だけど基礎をつくるのは1mほど下がった低い土地。

通常こんな場合は布基礎としますが、ここは豪雪地、鬼無里。

しかもトテモ寒く、基礎を地中に深く入れる必要性があります(凍結深度~とうけつしんど~といいます)。

 

DSCF4556さて、「総堀りベタ基礎」をどう伝えればいいものか?

べた基礎と布基礎のいいところ取り、のような基礎です、はい。

注意点はただ一つ。家の周りの地面よりも、床下の地面(べた基礎のベタのコンクリート)の方が低いので、止水措置をちゃんとやらないと床下に水がたまっちゃうんです><

 

 

 

DSCF5106これでわかるでしょうか?まるで地下室のような部屋がいくつかできてます。

おもわず床下を何かしらに利用してしまいたくなる衝動に駆られます。

Mさんからもすかさず、暖房用・給湯用のボイラーの床下設置の可能性について検討せよ、と通達が発せられました。

結論的には床下にボイラーを設置することは今回見送りました。排気筒の出口が雪で埋もれないか、とか、今回はあくまで床断熱なので(基礎断熱ではないので)床下はいわば屋外同等環境。家の中(つまり断熱された空間)に置くことの方が熱利用のメリットが出るのではないか? などということで床下積極利用案は採用しませんでした。ま、理由はその他もろもろあるんだけれど・・・。

 

 

IMG_4712今日は坂田木材さんより躯体木材の搬入をしてもらいました。

今回の新築住宅M様邸の、最重要にしてなかなか達成困難なテーマは、

「屋根上に積雪が2m乗った状態で、耐震等級3をクリアするべし」

そしてもちろんキューワン住宅^^

積雪2mでの耐震等級3は初めての試みでしたが、Rebornの標準仕様は耐震等級3なので、そこに積雪荷重を2m見込むとどうなるのか、個人的にも非常に興味がありました。

構造計算の結果、筋交いたすき掛けを数か所追加し、水平構面の強化=ネダレス合板を4周釘打ち仕様~にすることでクリアできました。

外皮断熱性能はReborn標準仕様の高性能グラスウール16K付加断熱100mmでなかなかのグレードに。【Ua値=0.309W/㎡K (Q値=1.09)】

 

温水パネルヒーター全館暖房20℃設定で、灯油600リットル(ここはずいぶん寒いところなんだな~と思わせる数値ですね^^同じ建物を長野市内で建てると430リットルと計算値)第1種換気やヒートポンプ(電気)での暖房熱源も検討されましたが、コスパがやはり灯油がいいとの判断をしました。ちなみにヒーポンでCOP2.5で計算すると、燃費数値で14.6kwh/㎡を得ました。これはなかなかの温熱的高性能住宅といえそうです。

長期優良住宅(耐震等級3)でグリーン化事業補助対象事業(100万円の助成あり)

9月完成を目指します。

屋根にガラス!?@長野市K様邸

早いもので4月も折り返しましたが、結局お花見はできなさそうです・・・

 

こんばんは、おおくぼです。

 

昨日足場撤去のK様邸。

IMG_3691朝から鳶職人さんが賑やかに作業されていました。半分ぐらい片付いているところですが、だんだんとお家の全貌が明らかに☆足場がなくなるといよいよだぞ~とどこからともなく声が聞こえてきます(笑)

 

 

 

 

そして今日はこのお家のポイントの一つ「ガラスの屋根」。

南側の下屋ですが、屋根の2/3がガラスです。ここから暖かい太陽の光が家の中へ入り込み、さらに家を暖かくしてくれます。省エネですしね!

IMG_3695施工中を上から。

 

 

 

 

 

ガラスは、厚さ8mmの強化ガラスです。昔は車の窓にも使われていましたが、その強度から事故の際に頭蓋骨を粉々にしていまい、現在は合わせガラスへと変更されているほど。

この強化ガラスの特徴は、なんと言ってもその強度。通常のガラスの3~5倍程度の強度があり、大人一人二人乗ってもまず安心です。そしてもう一つの特徴は、万が一・億が一割れても安全。インターネットで「強化ガラス 割れた」と調べてもらえば一発ですが、粉々なります。巨大な破片で落ちることはないので、落ちてきても大きな怪我を負う事はありません。

 

ご近所のみなさんも不思議そうな目で施工の様子を見られていました。確かになかなか珍しい光景だったのかと思います。

IMG_3705外部工事も残りわずか。

怒涛の終盤戦!

完成楽しみだ!!!

 

 

 

 

おおくぼ