作業日報 | 株式会社Reborn(リボーン)

火事こわい

先週、火事になってしまった家に行きました。

当然ながら消火後です。

私は前職で、長年工務店に勤めていたことを知る人は少ないと思います。

実はその工務店は7年程前に倒産してしまい(経営者ではありませんでした)、

300棟弱のお客様の大多数から、現在も点検やメンテナンス、増改築のご相談をいただいております。

そんな中の1棟が先々週、全焼してしまいました。

私が入社する直前にお引渡しされたそのお宅(築22年)には、過去に何度かおじゃましたことがあり、

たまたま点けたお昼のニュースで、「ログハウスが火事に」というアナウンサーの声が耳にとまり、じっと画面を見ていたのですが、

まさかまさか・・・。

このことは、このブログで紹介すべきか1週間ほど悩んでいたのですが、

私を含め、みなさんにも同様のことが起こりうることなので、

静かに、

薪ストーブユーザーである自分自身への戒めの意味も込めて紹介したいと思います。

 

Exif_JPEG_PICTUREすでに雪景色となっていましたが数日前には火災現場でした。

現地に到着すると、外観はさほど焼けていない。

骨組みはしっかり残っているし、ログ壁の防火性には驚きましたが、

窓ガラスは吹っ飛んでいるし、煙突や天窓なども脱落。

屋根に穴が開いている様子でした。

 

Exif_JPEG_PICTURE次に家の中に入ると、あの鼻をつくにおい。

そして真っ黒な世界。

木の表面は真っ黒に炭化こそしていますが、表面の1~2cmほどか。

ただ屋根の下地の合板は完全に消失し、屋根板金の裏側が見えています。

このまま雪がもっと降れば、きっと屋根材ごと雪崩のように崩れてしまうかもしれません。

 

出火原因は、リビング先の外のデッキに出しておいた薪ストーブの灰、だとのこと。

完全に火種が消えておらず、デッキの床に燃え移り、たまたま置いてあったガソリンの携行缶に・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE誤解を招いてしまってはいけませんので、もう一度言っておきます。

薪ストーブの灰をビニール袋に入れてデッキの床に出して置いておいた・・・、

それが原因だそうです。

 

きっとこれまでも同じことをしていたんだと思いますが、たまたま火種が残っていた。

 

灰は必ずフタのある金属など燃えない容器に移してください

 

そしてこの写真を、あなたの目に焼き付けておいてください。

 

 

オーナー様ご家族の皆さんは全員無事だったのでなによりですが、

思い出のつまった我が家を失った今の心境を思うと、なかなか言葉がでてきません。

 

近隣への延焼もなく、また地域の方の助けもあって、現在は仮住まい生活を続けていらっしゃいます。

火災保険も加入していたとのことですので、物理的な復興はそれほど難しくないはずですが、

このように寒い時期ですから、どうぞお大事にしてください。

 

大事な書類は引出しタンスに仕舞っていたそうで、

プラスチック製のケースに入れてあったものは跡形もなくなくなってしまったそうですが、

木の引出しにあったものは、おおよそ書類として残ったそうです。

木は表面は当然黒く燃焼しますが厚みがそれなりにあると燃えにくい、ということになります。

 

このブログをみて、「あ、」と思った方は、木の引出に、あるいは耐火性のある金庫に、趙大事な書類なんかは仕舞った方がよさそうです。

 

折しも現在甲府市で、省令準耐火構造の木造在来工法の家を新築工事中。

記憶に新しいロンドンの高層マンションの火災の原因は、外壁通気層から入り込んだ火が、石油由来の断熱材に燃え移ったことが原因だと聞いています。

木造の家が圧倒的に多い日本でも、火災を考慮した建物がもっと研究されるべきだと思います。

工事期間中の建物であっても、弊社ではその建物に火災保険をかけています。

それも大事なことの一つではありますが、

命というものは一つしかありません。

 

燃えにくい、とか

逃げる時間がある、

燃えたとき有毒ガスが出ない、

そういうことも知識としては知っていても、

ぐるり今自分がいる廻り見回すと、なんとも危険といえば危険だと思ってしまうのです。

地震もこわいが火事もこわい。

 

2017.12.16 Reborn塩原

 

防音と高断熱高気密と黄色

長野市安茂里の工事現場に行ってきました。施工:坂田木材(株)

Exif_JPEG_PICTURE現場はまさに大詰め!

大工棟梁は目隠し格子スリットを。

室内ではクロス屋さんが黙々とクロスを張っています。

天気がよさそうに見える写真ですが、

寒波の影響で、風が冷たく、体感的には2~3℃といったところ。

T様、この度は誠におめでとうございます^^

 

 

Exif_JPEG_PICTURE今週末の土日に完成見学会が開催されます。

果たして間に合うでしょうか^^

会場内にある洗濯機パンに目を奪われました。

ウワサでは聞いていましたが、かさ上げ型・排水接続部分に下からアプローチできます。

基本設計中は、洗濯機パン問題がけっこう話題になるのですが、最近はパンを付けない、という方が多い一方、

洗濯機の故障や排水ホースの断裂など万が一に備えておきたい、床を濡らしたくない、

という判断をする方もいます。

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家は、目の前約100m先に新幹線と在来線と国道19号が走っています。

防音という意味でも高断熱高気密住宅とすべきです。

現場監督さん曰く、「新幹線の音が最も静か」なのだそうです。

車両の性能が上げっているためか、遮音壁があるためか、

とにかく家の中はとても静かです。

北欧のテイストが漂う部屋には真四角形のよこすべり出し窓。

 

Exif_JPEG_PICTUREタオル掛け式パネルヒーターは黄色。なかなか思い切ったチョイスだって思うかも、ですが、

わたくし個人的には、木が経年変化でオレンジ色に近くなってゆきますので、

木の家に黄色はけっこうアリだと思っています。

もう少しだけフレーの入った、カラシ色のような色がラインナップしてくれるといいのだが。

それに、なんだかビタミンC的で、元気がでそうな雰囲気があります(笑)

間取りの制約上、1階にある洗面脱衣室には窓が取れませんでした。

天窓とランマ状FIX採光室内窓で、暗さを解消しようとしています。

窓がない部屋の工夫、ということで、このあたりぜひ見学会でご覧いただきたいと思います。

 

Exif_JPEG_PICTURE玄関と客間が共有の2世帯住宅。

1階と2階で世帯を分けています。

玄関と階段を中央にゾーニングすることが、床面積のコンパクト化につながっています。

2世帯住宅を検討している方はもちろんですが、

平屋を検討している方は、この間取りがとても参考になるはずです。

詳しくは坂田木材株式会社のホームページをご覧ください。

2017.12.14 Reborn塩原

 

築26年インスペクション

『今年の年末年始は、新人大リーガー大谷君を見習って、「目標シート」をつくろう!』

個人的に意を決した週末でした(^ム^)

何事も目標が大事、とはよく言われることですが、

その目標を、1年の間、いや数年間のあいだ、ずっと持ち続けて1㎜でも近づこうとする。

なんか大人になると、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしちゃうんですよね>_<

頭の中だけではなくて、やっぱり紙にして、頻繁に目にするようにしないと、いけませんわね。

 

さて、築後26年の木造在来工法の住宅をインスペクション(建物の現状を調査)させていただきました。

3年前の2014年11月22日。

記憶に新しい白馬神城断層地震

長野市内も善光寺周辺を中心に、活断層が刺激され、連動して大きな揺れを観測しました。

Exif_JPEG_PICTUREその時に発生したという壁のクラック。

ガバっと開いてしまっています。

いわゆる木ズリ下地のモルタル+リシン吹付塗装仕上げ。

地震エネルギーを物体が、割れるという形でエネルギーを吸収したともいえます。

インスペクターの判断としては、ここから雨水が入り、壁の中を腐らせる原因になるので、「劣化事象」として扱います。

 

Exif_JPEG_PICTURE基礎にも比較的新しい大きなクラックがありました。

床下への通気を確保するための地窓(ぢまど)の両脇はどうしても割れやすいのですが、

ちょっとここは大きいですね。コンクリート基礎は0.6㎜以上のクラックが劣化事象と判断されます。

外壁同様、ここから雨水などが侵入し、鉄筋コンクリート内部の鉄筋を錆びさせてしまう恐れがあるためです。

実は、私の経験では、ほとんどの家で基礎にクラックが生じています。

コンクリートの乾燥に伴う収縮で割れることは理にかないます。

したがって、0.5㎜以下のクラックは劣化として扱いません。ただし、その割れに雨水が継続的にあたるようなことは避けなければなりません。

今でこそ新築時、地盤調査を行う事が常識化しましたが、26年前は住宅規模の建物であればまず調査は行われませんでした。

ですからこの割れは、基礎のせいではなく、地盤によるものだと考えることもできます。

しかし地盤はもうどうにもならない。

そうなると、いかにこれ以上この割れが進まないようにするか、というところが大事な対策となるかと思います。

 

DSCF3068けっこうおおきな建物でしたので、床下調査には1時間ほどかかりました。

本来であれば、床下点検口からのぞき込み、目視で確認できる範囲だけ調査を行う、

というのがガイドラインにあるのですが、私の場合はどうしても奥まで行ってしまう。

今回も、以前白ありの被害があり、セントリコンという、疑似餌によって巣ごと全滅させる予防対策の真っ最中の様子を垣間見ることができました。

 

DSCF3071床束(ゆかづか)と呼ばれるこの柱にシロアリが侵入した痕跡がわかりますでしょうか?

蟻道(ぎどう)といいますが、おがくずでできているような土状の通路をつくって侵入してきます。

床下だけで10か所以上はありました。

1か所だけあってもオオゴトなのですが、こうもあると驚きや恐怖よりも、好奇心の方が優ってくるから不思議です。

まことに不謹慎な話なのですが、もっと奥まで調査してみたくなるのは罪でしょうか。

 

DSCF3069床下を調査していると、いろんなことが見えてきます。

この家は床に断熱材が入っていません。

図面を見ると、断熱材が確かに入っているのですが、先代の建築主と棟梁が申し合わせたのでしょうか、単に大工さんが手を抜いたのか、

今となっては知る由もないのすが、これでは床が寒いワケです。

加えて地面がけっこう濡れています。

そのため、合板基材の床フローリングは接着剤が劣化し、気を付けないと床を踏みぬくというようなことになってしまいます。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこれが直上の室内側の床。

あぶないところはガムテープでマーキング兼補強(?)をしてあります。

このようなお宅が実は日本中いたるところにあると考えています。

冷たい床は当然裸足でなんか歩けないですからスリッパを。

加えてじゅうたんを敷き、そこにまたダニが発生し、死骸が温風ヒーターでそこいらじゅうに・・・。

 

DSCF3074さらに床下の奥へと歩を進めてゆきます。

歩というよりは芋虫的動きなのですが(笑)

建築時の木くずがあちらこちらに散乱。

これもシロアリの餌食になる可能性が高いのですが、

床下に潜る身としては、白いカビで覆われていたりと何とも気持ちが悪いわけです。

 

DSCF3085

お菓子の包装やトレーなんかもよく見かけますね。

この家をつくった職人の姿勢が床下に垣間見ることができます。

 

DSCF3108

お酒の空き瓶やパックも・・・。

なんかもうやるせない気分で芋虫人間はすすんでゆきます。

 

 

DSCF3088

私がよく連呼している、気流止めというのがこれです。

このように、間仕切り壁の最下端が床下に口を開けています。

 

DSCF3092カメラを差し込んで上方向を撮影した写真です。

このトンネルの中を、床下の湿った涼しい空気が、駆け上がってゆきます。

場合によってはここで結露を生じていることもままあり、真っ黒になっていることも少なくないのですが、

幸いにもここは暖房をあまりしていない部屋の下らしいです。

 

Exif_JPEG_PICTURE最後に問題を。

これは和室の障子の下の方ですが、

いったい何が起こったんでしょうか?

 

開かずの間の障子も、たまには開け閉めしてみてください。

もしかするとあなたの家にも・・・・。

2018年の目標は、「床下をスムーズに動き回る」にしようかとも思っています。インスペクションの機会が、今後も増えてくるでしょうから。

 

2017.12.12 Reborn塩原

 

窓やドアなど開口部の温度ムラ

スライド3今週ついに、Rebornオリジナル木製高断熱ドア=eZ-door(イージー・ドア)がWEBショップで発売となりました。

今のところ全く注文がありませんが、気長に待っています(^ム^)

断熱性能を示すU値=0.9となっており、メチャメチャすごいのです。

そして魅力的なのがその値段。ある意味業界内の価格デストロイヤーになるくらいの気構えでおります。

薪ストーブユーザーにとっては画期的な、木製薪小屋キット=グリーンラックを皮切りに、木製物置キット=木っとハレルヤ、木製駐輪場キット=木ちゃり庫に続く、2年ぶりの新商品です。

これから新築住宅を建てるご予定のある方、玄関ドアをリフォームしようとしている方は、ぜひ一度WEBショップをのぞいていただき、設計者あるいは現場監督さんと採用をご検討ください!

(お施主さまへの販売ではなく、工務店や設計事務所のみの販売となります。配送のことがありまして・・・泣モゴモゴ)

 

このところ長野市は連日朝は氷点下。

昨日は信濃町に行きましたが、あれよあれよと雪が積もり、

2時間ほどお客さんとお話しをしていたら、その間に15cm程積もりました。

「ああ、ついにまた冬になってしまったのだな」

そう実感がわいた塩原です。

 

IMG_6661さて、今回は玄関ドアと窓についての温度ムラについて。

画像はアルミ樹脂複合型のいわゆる断熱型玄関ドアです。

新築住宅の90%以上がこのタイプの玄関ドアだと思われます。

アルミ板に、木目調の化粧シートを両面に貼っており、YKK、LIXIL、三協立山など大手サッシメーカーから、

色やデザインが、いったい何種類あるのか正確には分かりませんが、少なくとも200種類以上は発売していると思います。

公称のU値=2.33

リボーンのeZドアと比べると、2.5倍以上に熱が逃げやすいということになります(2.33÷0.9≒2.58)

多少なりとも、「室内側の表面で結露をしている」という連絡を受け、早速朝8:30、朝方の冷えがまだ残る時間にお邪魔して参りました。

 

FLIROne0009最近では数万円でスマートフォン装着のサーモグラフィーが手に入ります。

東に面した玄関ドアなので、朝日が当たり始めたところです。

この下側の黒いところ、ここが冷たい!10℃を下回っています。

「わ~、いつも結露しているところだ~」とお住まいの方による背後の声。

ちなみに気温計は20℃を示しています。

気温20℃、相対湿度50%の空気の露点温度は9.3℃。

スポット1は9.3℃なので、ぎりぎりといったとこか。

高断熱、と言われる建物であっても、実はこのくらい温度ムラがあるのです。

 

 

IMG_6643もう一つ。

窓下にパネルヒーターが配置されている樹脂サッシ窓のサーモ画像です。

スポット2はガラス表面ですが、22℃あります。

スポット1窓枠は19℃。最も冷たいところで18℃の状態です。

パネルヒーターには35℃の温水が流れていて34.8℃になっています。

この画像だけ見ると結露は起こらないだろう、

うむ、さすがは樹脂サッシだ、という風に評価できますが・・・。

 

IMG_6651問題なのは、引き違い窓の重なり部分。

スポット1は9.9℃になっています泣。

引いた写真だとよくわからないのに、

こうして部分的に計測してみると、サッシの部分部分でずいぶんと温度ムラがあることが分かってきました。

特に気になったのがスポット2の12.4℃。

スポット3(ガラスのフレーム)と比較すると2℃も低温に。

素手で触ってみるとその違いは歴然。

いったいなぜなのか?

 

IMG_6660元の画像がこちら。

この白いレール部分、

なんと、樹脂サッシとうたいながらもであるようです。

引き違いなので2本あります。

う~ん、ちょっとこれにはびっくりしました。

なぜこの部分に熱を伝えやすいアルミが使われているのか、

これまでほとんどの人が気づいていないのかもしれません。

メーカーに対して率直に聞いてみる必要があると考えています。

耐摩耗性なのか?

操作のスムース性を保つためなのか?

 

Exif_JPEG_PICTUREそうと分かった塩原は、いてもたってもいられずに、こんなものを試してみたくなりました。

パネルヒーターの熱を、間接的にこのアルミレールに伝えようとするものです。

(ホームセンターなどで、「両側クリップ」なる商品名で販売していますす。数百円)

果たしてこれでどうなるのか?

 

IMG_6649多少改善され表面温度が+1~2℃あがりました。

これで結露が、「ポタポタ」から「うっすら」に変われば、

「小さな対策、大きな効果」、といっていいのではないかと個人的には思っています。

気温ではあまり温度ムラを感じませんが、このように、

実は窓や玄関ドアなどの開口部には、大変にムラがある、ということを知っておいてください。

そしてこの窓辺の1~2℃が結露するかしないか、大きく影響してくるのだ、ということも。

2017.12.9 Reborn塩原

 

 

初・窓のアルミ水切り

Exif_JPEG_PICTURE甲府市M様邸は外部がだいぶ出来てきました^^

長野市を朝出発する際、外気温は-2℃でした。

車で1時間40分程しか離れていませんが、これほどまでに違うものかとびっくり!

上着を脱ぎ棄てて、外部のチェックを行いました。

(今回もお施主さんによるDIY塗装が行われています)

しかしながら夏は恐ろしい甲府盆地。

ぶ厚い断熱は欠かせません。

 

Exif_JPEG_PICTUREKMブラケットによる付加断熱100㎜グラスウールもタイベック防水シートにくるまれ、100年の眠りにつきました。

眠るのか活きるのか。

無機材であるグラスウール断熱材は、劣化することなく、寡黙にその効果を発揮し続けてくれることでしょう^^

KMブラケットは樹脂製です。こちらも熱を伝えづらく、長期にわたり劣化することなく、その役割を果たしてくれることでしょう。

もしも、万が一、火災に巻き込まれたとしても、グラスウールやロックウールの無機材断熱材は燃えにくい、

反対に、ウレタンやスチレンボードなど、石油由来の断熱材は火災発生時の危険性が指摘されています。

 

Exif_JPEG_PICTURE窓サッシはいずれ交換の時期が訪れます。

30年後か。

50年後か。

いずれにせよ躯体や基礎なんかに比べれば耐用年数は少ないはず。

ここ10年で、最も普及がすすんだ住宅建材といえば、

私は窓の樹脂サッシなのではないかと思います。

ここ山梨県ではたまに見かける程度ではありますが、長野県ではけっこう広がりつつあるように思います。

 

Exif_JPEG_PICTUREリボーンでは樹脂サッシを100%採用しています。

シャノンというメーカーのものです。

加えてその取り付け方法も独特です。

外壁よりも10cmほど窓ガラスが引っ込んだ納まりとしています。(窓を外壁からちょっと出す、半外付けも対応しています。その場合、窓が、出窓のようになるってよ)

また、窓の交換をも想定しています。

さらに、このお宅から、アルミ製の窓台を使用しはじめました。

大工さんからは、「施工性バツグンだ」と太鼓判をもらいました。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREリボーンのオリジナルドア(eZドア#02)も取りつきましたよ~♪

こちらも引っ込み納めになっています☆

レッドシーダーの無節であります。

インスタ映えしそうですが、やってません( ;∀;)

受注を開始しました。

全国の工務店、設計事務所にお勤めのみなさんからのご注文をお待ちしています!

Reborn WEBショップはこちら

 

Exif_JPEG_PICTURE天井裏にも断熱材が入り始めました。

水平構面であるネダレス合板をサンドイッチする形で、

合板上には高性能グラスウール16K 200㎜厚マット品を敷き込み、

合板下には、高性能グラスウールのブローイング30K品を180㎜吹込みます。

防湿層は合板の上でとり、換気ダクトや照明器具のための電気配線による気密処理を簡易にできるようにしています。

加えて防火上必要となるファイヤーストップ材を不用としています。

省令準耐火構造とする場合の木造軸組み工法の手法として、練りに練った手法です。

 

Exif_JPEG_PICTURE室内の仕上げは通常天井から仕上げますが、

今回は外周の内壁石こうボードからはじめました。

このことにより、構造的にも大変に強くなっています。

また、この時期太陽高度が下がってきており、

室内に日射が深く入り込んでいます。

これから冬至まで、その深さはどこまでいくのでしょうか。

 

Exif_JPEG_PICTUREサンルームと称している南側の6畳間には、燦燦と日射が入り込んでいます。

長野県も比較的日射は豊富なのですが、ここ甲府盆地は日本でも有数の日射量が見込めます。

太陽光発電パネルと共に、太陽熱ソーラーシステムも搭載しています。

この部屋では、室内の洗濯物干場として、家事室として、子供の勉強部屋として、

など多目的に使える”洋室”としています。

そのかわり、といっては何ですが、

よくある和室の客間はこの家にはありません。

1階のLDK以外のもう一部屋を洋間とするのは、今後のトレンドになるような気がしています。

 

2017.12.7 Reborn塩原

 

工事よもやま

師走に入って、「年内に!」という工事に追われています。

DSC_0386愛知県H様ウッドフェンス。

1”×6”ウエスタンレッドシーダーにACQを加圧注入。

さらにシッケンズノバテック(オイルステイン)塗装という最高級仕様で、

のべ80m!

非常に見応えがある囲いとなりました^^

 

IMG_0823DSC_0388ここは以前、お茶畑が広がっていました。

しかしあっという間に宅地造成が行われ、

住宅が立ち並ぶ地になってしまいました。

13年前に新築したのですが、愛知県であってもすでにシャノンの樹脂サッシを用いています。

当時まだUa値という概念はなかったのですが、改めて計算してみると、Ua=0.43という外皮断熱性能を誇ります。

天窓が多いため冷房負荷を大きくさせてしまったなぁ、という反省があります。

ダクト式セントラルエアコンがメイン冷房で、1階の居間に壁掛けエアコンを付けました。

暖房はPSのパネルヒーターですが、

「保険で」つけた電気式の床暖房はこれまで1度しか運転させていないそうです。

当時は床暖房がとても流行っていました。(今でも?)

それ以来私は床暖房を導入した家はありません。

これからもきっと導入しないと思います。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE長野市Y様邸では、洗面化粧台のビフォーアフター。

「何がかわったの?」

なんて言わないでください^^

木の集成材天板を、人工大理石に交換しました。

水道屋さんの上野さんに、大工工事までやってもらいましたy

この設備やさん(実はOBです^^)まだまだポテンシャルをお持ちのようです。

 

DSC_0373富山県F様邸ログハウスでは腐れ対策を実施。

ボレートロッドというホウ酸塩棒を予防注射し、

さらに抜本的な対策として雨かかりがないように、

地元工務店の方々に作ってもらいました。これでひとまずは安心か。

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE松本市ではY様邸の地鎮祭。

見事、雲一つない快晴に恵まれました。

長期優良、BELS評価などの申請許可を待って、

いよいよ着工です。

恵まれた立地条件を活かして、太陽光発電パネルを6KW弱。

加えて太陽集熱器を6㎡ちょっと。温水暖房と給湯に利用します。

Ua=0.34で、暖房用消費エネルギーは灯油換算で622㍑(4.7㍑/㎡)

※もしも断熱等級4(一応)最高ランクであるUa=0.75で建てると1440㍑も消費することに・・・汗)

実際のところはオール電化で、暖COP=2.5で年間暖房用消費電力2,176kW(1Kw=¥30として、¥65,000あまり)

メーカーの発電推定量は8,143kW/年

Q1.0(キューワン)で、文句なしのZEROエネ住宅といえるかと思います。

 

外観南東ここ数年で定番化してきた感のあるスタイルで、2階は勾配天井で高さ控えめの外観。

1階南に下屋付きデッキで、日射は2階の大きな窓で吹抜けを。

1階外壁はレッドシーダーざらざら板で、2階は西洋しっくい左官仕上げ。

軒の出を大きくとって、軒天井には無垢板を。

耐震等級3でありながら、2階の小屋組みには火打ち梁がありません。

耐力壁がバランスよく配置できないとなかなかそうはいかないんですよ。

2017.12.5 Reborn塩原

 

窓の結露についてのご相談

29600この時期になると窓ガラスの結露が気になる、という方も多いはず。

気密性が高い家で、加湿器を運転している、室内に洗濯物を干している、

そんな方は常に結露するかしないか、

室内はけっこうギリギリの環境下にある、ということを知っておいた方が良いでしょう。

ご覧の画像は昨年新築した長野市内の西面に向いた和室の引き違い窓。

サッシはYKK ap社のAPW330 樹脂サッシ ガス入りLOW-Eペアガラス

 

IMG_6622外気温は朝6:00頃が最低値になります。

やがて日の出とともに外気温は上昇するため、結露はやがて汗が引くように消えてゆきます。

この画像は朝9:00頃のもの。

ガラスの角部分に結露が残っています。

昔のようなサッシでしたら、ここにゴムパッキンがついていますね。(ビートといいます)

そのゴムにカビが発生したり、劣化してパキパキひび割れしていたものです。

☆4つは最高ランクのガラスとされていますが、いったいなぜ結露?

ウチだけ?

結露させないためにはどうすれば?

お住まいの方がそう感じるのもごもっともです。

現状の把握と原因の探求をするために訪問して参りました。

まずみなさんにもご注意いただきたいのが、お手持ちの温湿度計の正確さについて。

IMG_6617のコピー左はお住まいの方所有の温湿度計。

気温18.8℃ 湿度40%でした。

右は「おんどとり」という商品で、建築業界の温熱について真剣に取り組んでいる方ならばご存知の方も多いはず。

気温22.2℃。湿度はこの画像では確認できないのですが40%でした。

一般的には温度はある程度相違ないのですが、湿度は全く違う値を示すことがきわめて多い。

しかし今回は偶然40%と同じ値でした。

湿度は正確には”相対湿度(そうたいしつど)”といいますが、気温と共に連動して変化する、七変化の魔性の数値です(笑)

 

IMG_6623窓の下にはパネルヒーターが備え付けられていますが、特に結露量が多く発生する和室の窓です。

窓枠内に納まるハニカムサーモスクリーンまで具備しています。

夜はハニカムサーモスクリーンを下げて、この和室で寝ているとのこと。

人の呼気で湿度は高まるはずですが、24時間換気(第3種ダクト式)も連続運転しています。

ここにおんどとりを設置し、しばらくの期間気温&湿度の記録を取ることにしました。

放射温度計も持参しましたので、サッシ・ガラスの内側の表面温度もざっとあたりました。

ちょっとギョっとする数字を入手することになってしまいましたので、工務店さん、サッシメーカーさんと相談して、いずれ近いうちに本ブログで公表ができればと思っていますが、どうなるか。

 

SEK邸の今ちなみにおんどとりは、(機種にもよりますが)設定時間間隔で自動記録をすることに加え、

インターネット環境があれば、自動でデータを送信する機能も備えています。

こんな風に気温・湿度の動きを遠隔で観察できます。

気温と湿度が分かると、露点(ろてん)温度が決まります。

その露点温度を下回る部分があると、そこに結露が発生します。

この画像は自動転送データをグラフで見ていますが、露点温度は12.1℃。

おそらく外気温は0℃前後まで落ちてきているので、あとは断熱の力に頼るのみです!

断熱の力が弱いのは、ガラス、サッシ枠など開口部です。果たして12.1℃以下にならなければよいのですが・・・。

 

う~ん、やばい。

毒がにじみ出てきた・・・汗

そろそろ筆をおかなければ、、、

うううっ・・・

 

 

 

今回のテーマは非常に生活に密接していると思いますので、過日別の方からメールでお問合せいただいたやり取りを掲載しておきます。

長い文面ですが、ぜひみなさんと共有したい情報が詰まっています。

これで今日のところは我慢してください。

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長野市在住M様(の奥様)

題名: 質問!パネルヒーターについて

メッセージ本文:
お世話になっております。
今春、○○にて建てました△△です。
いつもブログ、待ちきれない思いで拝読しています(笑)

今日は、パネルヒーターのことでメールさせてきただきました。
寒くなり、連続運転を開始しました。とても快適です!!全館暖房最高ですね!!!
が、しかし…プチ夫婦喧嘩?の元でもあります(笑)
我が家はパントリーの前に引き戸をつけてもらいました。それは、パントリーに野菜とか果物とか置きたいから。冷暗所を作りたいからでした。
ですが、夫は、パントリーが結露するから引き戸は開けっ放しにするべきだと。
確かにそうかもしれませんが、ゴミ箱も兼ねているので、毎日10回は引き戸を開け閉めしています。それに引き戸のすき間風もあるので、そこまで気にしなくていいのでは?と思うのですが、塩原さんの見解をお聞きしたいです。

また、ついでの質問にはなりますが、今は1階はつまみ(パネルヒーターのサーモバルブ)をⅢ、2階はⅡにしています。
朝方、2階の窓だけ結露しているので、全館合わせた方がいいのでしょうか?
お忙しいところお手数おかけしますが、いつでも構いませんので返信いただけると嬉しいです。
宜しくお願いいたします。

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 塩原より

アンパン好きの△△様(笑)
失礼!Reborn塩原です。

メッセージありがとうございます。
いよいよ本格的な冬が明日から始まりそうですね。

プチ夫婦喧嘩とは!(笑)
以下塩原の見解です。参考にしてください。

まず、パントリーの引き戸を開けるか否かについて。
考え方の”基本としては”、開けておいた方がよいと考えます。
ご主人がおっしゃるように、結露のリスクが減りますので。

20℃・50%の空気の露点温度※は9.3℃です。
キッチンは多少水蒸気が多いので、20℃60%だと、露点温度は12℃です。
同じ気温でも、湿度が高い空気の方が、当然結露しやすくなります。

(※露点温度というのは、空気が水滴になる温度で、結露する境界温度または湿度ということです。20℃60%の空気は、12℃以下の物体に触れると水滴になります)

つまるところ、パントリーの中の壁や床天井が12℃以下にならなければ結露はしません。しかしサッシやドア、ガラスなどは、当然ながらそれ以下になり得ますので、注意が必要です。

野菜や果物の保管に適した温度は10℃前後のものが多いと聞きますが、最適湿度は80~90%ととても高く、高断熱の家でこの環境をつくることは無理だろうと考えています。

外部に、野菜や果物専用の棚などをつくってそこに置いておくのもアリはアリですが、保存するための適温ではありません。天然の冷蔵庫という感じのイメージです。
天然冷蔵庫として屋外を利用するのは信州の特権でもありますしね^^
次に、パネルヒーターのサーモバルブの設定について。

まず前提になるのが、
害のない結露は是である
ということです。
これは私の経験に基づく独自持論ですが、

ガラス面が水滴化し、垂れ、窓枠木部を濡らすほどであれば、カビや腐れにいずれなりますが、水滴化しない結露(ガラスが曇る程度)や、外気温が上がって8時ごろにはなくなる結露であれば問題なしだと思っています。
(外気温は朝6:00頃が最も下がります)

のどが乾かないように、またお肌がカサつかないようにするには湿度50%だとちょっともの足りない。洗濯物を家の中に干せば、60%ほどになり得ます。
このくらいの湿度が本当は体にやさしいのですが、たとえトリプルガラスなど高性能ガラスを用いても、厳冬期のサッシガラス室内側は15~16℃に保つのが限界です。

気温22℃、60%の空気の露点は14℃です。ペアガラスの下側は15℃前後になっている場合がほとんどなので、我々の提供している住宅、実はけっこう結露するかしないか、ぎりぎりのところなんですね。
なので、サッシの下にパネルヒーターを置くことが推奨されているんですね。

最後は換気で調整します。

ルフロのコントローラーが無段階でダイヤル調整できるというのがミソで、他社メーカーの換気扇は、弱・中・強、というようになっています。
ぎりぎり結露しないところまで、換気扇の風量を調整してみてください。目盛り1~2の間ぐらいになることが多いです。

実際のところは、まあ、外気温にもよるところが大きいので、難しいんですが・・・。

20℃50%の空気が一般に多くの人が快適だと机上では言っているわけですが、
就寝時20℃は高すぎると思います。16~18℃くらいが個人的には気に入ってます。湿度は55%あれば理想ですが、3種換気であるため、50%くらいが限界ではないでしょうか。換気扇を止めれば湿度も温度も上がりますが、空気質がどんどん悪くなりますからやめましょう。

寝室は人間の呼気で湿度が高まります。気温も低温。のどが渇くからと、加湿器もほしい。そうなると18℃-65% の露点温度は12℃なので、朝方は窓ガラスが曇ることは当然あり得ます。
では結露しないようにと20℃にすると今度は寝苦しいはずです。子供たちは汗かいたりするかと思います。どっちを取るかと考えたとき、冒頭に述べました、
「実害のない結露は是」です。

ちょっと専門用語がたくさん出てきて分かりづらいかと思います。
この内容がすべてご理解いただけるようでしたら、
プチ喧嘩もなくなって、今度はほんものの喧嘩になるかも(笑)

 

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あんパン好きの△△です!覚えていただけてて嬉しいです!

早々の返信ありがとうございました。
熱い内容で、塩原さんの熱気が懐かしく思い出されました。

パントリーの件は、(悔しいですが)夫の言う通りにします。塩原さんの見解ならば素直に従えます(笑)

結露の件も、全てが悪者ではないと。納得です。確かに朝の8時頃には窓は乾いていますし、Ⅱの状態である現在ですら、子供は布団を蹴飛ばしているので、Ⅲにしたら熱帯夜状態かもしれませんね。
こちらは現状が最適かもしれないということが分かり、安心です。

お忙しいところ付き合っていただきありがとうございました。
また、分からないことがありましたら連絡させていただくかもしれませんが、宜しくお願いします。

これからの季節、体調崩しやすいのでご自愛ください。

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IMG_6627窓に結露を起こさせないためには、トリプルガラスにする、換気量を増やす、ことなども当然考えられるわけですが、

まだまだトリプルガラスあるいはクワトロガラス入りの樹脂サッシあるいは木製サッシはたいへん高価で、

ガラスの性能が上がると今度は枠の方が性能が劣るため、断熱材入りの樹脂サッシや木製サッシが登場してきてはいますが、

なかなか手が届く価格帯ではありません。

換気量を上げると結露はおさまるものの、乾燥が促進され、また熱ロスも大きくなるため暖房エネルギーが当然増えます。

第1種熱交換型換気扇を導入するもの当然検討されるべきですが、2~3か月毎のフィルターの清掃を欠かなさいことが必須条件。

これを生涯にわたって守ることができる方限定です。

 

あ~なんか喉乾いてきた。

はよ帰ってビールのむべ。

あ、山形のジュンちゃん、ポンシュありがと!^^y

 

2017.12.2 Reborn塩原(毒度10)

 

 

デッキの張り替え、ミニマムVer.

Exif_JPEG_PICTURE富士山のふもと、山中湖村にやって参りました(^^)/

デッキテラスからは富士山と山中湖がのぞめます。

最高のロケーション!

今日はデッキの床を一部修繕します。

過日10年点検を行いました。

その時の記事は「シルバーグレイ

デッキにも全面的にレッドシーダーを用いています。

 

Exif_JPEG_PICTUREレッドシーダーは経年の変色に独特の味わいがあります。

しかしいくら耐候性に強い木材とはいえ、露天下にさらされるデッキ床の腐朽は否めません。

最悪は足を踏みぬいて骨折してしまう、なんてことも考えられなくもない。

しかし全面更新するにはまだ早い。

今回は築後10年という節目ではありますが、必要最小限の補修で、

オーナー様と、そういう申し合わせになっていたのです。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREウッドデッキのどこが腐りやすいか?

答えは簡単明瞭。

まず第一に、木口(こぐち)と呼ばれる切断面。木と木の継ぎ目というんでしょうか。

木口は雨水を吸い込み、いつもジクジクしている状態です。

加えて釘あるいはネジが打たれていますから、さらにジクジクが加わります。

第二に釘打ち箇所。第三に表面の割れ、という順番になろうかと思います。

塗装をすれば大丈夫、という人もいますが、私は完全否定。木口やビス孔の中にまで塗装ができないからです。

 

Exif_JPEG_PICTUREミニマム修繕、ということで、私塩原が出動。

使う電動工具は、左から、マルチツール、インパクトドライバー、丸ノコ、です。

どれもコードレス。つまりバッテリー駆動です。

こういった類の工具はバッテリーが命で、機械そのものよりもバッテリーの代金の方が高い、なんてこともしばしば。

工具メーカーも大手は日立とマキタですが、バッテリーは同メーカーであればどんな工具にも使いまわしができるようになっています。

大工さんは、当然どの工具も持っているでしょうから、やはりヒタチ派とマキタ派に分かれます。

塩原はなぜか日立派です。

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTUREまずは丸ノコを使ってデッキをザクっと切ります。

刃の径は小さいものの方が、こうしたデッキ修理の際は便利です。

手すりの際などを切らなければならないときもあるので、

キワギリ丸ノコ、と呼ばれる、ガイドが外れるものがあるとさらにグッド。

切ろうとする箇所に打ってあるビスをあらかじめ、インパクトドライバーで抜いておきます。

サシガネで直角の線を鉛筆で書いておき、ネギを切るように上から刃を入れます。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE丸ノコは刃がまるいので、当然両サイドは切り切れていないので、

マルチツールを使って、切り落とします。

その切断面がこれ。

ビスの孔から腐れがやや進んでいるのが分かります。

切断面は新品そのもの。

あのレッドシーダー独特の香りが鼻を突きます。

 

Exif_JPEG_PICTUREそして木口(こぐち)はというと、かなりの範囲が腐っています。

よ~く見ると、上表面は腐っていません。

これは木材が乾くためだと思います。

この最後の砦が腐ると、この床板は支えを失い、足を踏みぬき、

さらにやばいことに、残った板に足が挟まれることになります。

また、今回はいませんでしたが、この湿った木の腐った部分には黒アリが巣をつくっていることも少なくありません。

急いで卵を運び出す姿や、もう完全にテンパっている大群を何度見たことでしょう。

 

Exif_JPEG_PICTURE表面からはそれほど腐っていないように見えていても、

実はこんなにすごいんです!

全ての木口がこうなっているとも言えません。

程度の差はあります。

木も人間と同じで、水に強い部分もあれば弱い部分もある。

デッキ用の木口防水カバーのようなものが発明されれば、

劇的に木製デッキの耐久性は上がるのではないかと思います。誰か発明して!!

 

Exif_JPEG_PICTURE完全に他人頼みのスタンスになっておりますが、

作業中どんなものがいいだろうかと考えていました。

木はねじれや割れなど寸法安定性が全く期待できないので、アルミや樹脂製のキャップがまず考えられましたが、あまりうまくはいかないでしょう。

では接着剤のような、液状から固形に固まるネバネバ状のものを木口に塗布する、などが考えられます。

木造建築の歴史は1000年を超えますが、ニカワや漆がこれまでにもきっと試されてきたことでしょう。

画像はデッキ材の裏面です。

まだ色も変わっていませんし、素材はまったく劣化していません。とにかく木口ちゃんをどうにかしてあげれば!という想いです。

 

Exif_JPEG_PICTURE継ぎ手をまったくつくらない、というのも設計上考えられる手法です。

この家の場合は8mほどの長さがありますので、このような張り方向だと当然継ぎ手ができ、

木口と木口が突合せになる箇所がたくさんあります。

これをデッキ床材の貼り方向を90°変えてみる。

デッキ材の長さは3mとか4mの材長がありますから、たいていのデッキテラスは奥行が4mもありません。

大きくて3mほどか。

床組構造材の割り振りさえちゃんと設計できれば、その方が長持ちするデッキが作れるかもしれないなあ。

 

Exif_JPEG_PICTUREいつも通り、長野県産杉のACQ加圧注入材(今回は無色透明バージョン)で復旧。

いずれそう遠くない時期に全面更新になってしまうわけですが、この新しい材はその時にも何かしら再利用できるはずです。

デッキの床を踏みぬいて怪我をさせてしまった事例はこれまで何度も報告されています。

10年経ったら不信の目でデッキを見つめなおしてください。

だからといって樹脂製・アルミ製のデッキはどうなんだろうか・・・。

屋根があるパターンの場合は、まず腐ったりしていません。

 

2017.11.30 Reborn塩原

 

岐阜県K様邸10年点検

Exif_JPEG_PICTURE田園にぽつりと建っている岐阜県のポスト&ビーム、K様邸。

築後10年点検に訪れました。

別件でちょくちょく訪問していますが、真剣に点検作業するのは5年ぶりです。

あ。私はいつも真剣です(笑)

全力点検といえば聞こえが良いでしょうか。

 

DSCF8218Kさんは、私にとっては兄貴のようなお人。

私の中では、

「東海帝王(トーカイテイオー)」って呼んでます、心の中で(笑)

何の?、って、薪王(まきおー)ですがな。

すでに5年分くらいの薪を確保されています( ;∀;)

うっ、うらやましすぎる・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE岐阜県にもけっこう薪ストーブがあるようです。

近所にも煙突が何本か立っていました。

この家、家のど真ん中、しかも屋根の頂点に近い位置に煙突が突き出ていますよね。

これが誠によろしい。

2階建てなので、煙突長さは8mほどでしょうか。

煙突の長さは長ければ長いほど燃えやすいって知ってますか?

昨今はほとんど見かけませんが、昔おじさんが小さい頃は、

町のなかに銭湯の煙突が立っていたものだよ。

 

Exif_JPEG_PICTURE周囲への煙害を配慮すると、やっぱり煙突は長く、高いトップ位置が理想です。

10年前ですが、すでにディプロマットで屋根を葺いています。

やや黒ずんでいますが、これは煙突のススが付着しているため。

ざらざら感は新築そのものです。また、色あせもほとんど感じません。

 

Exif_JPEG_PICTUREちょっと高所恐怖症の方にとっては危険な写真かもしれません。

こういう▲の形をした屋根のことを「ドーマー」と呼びます。

ログハウスの世界では、最もポピュラーな「ピークドーマー」。

切妻(きりつま)屋根はやはりカッこいいですね^^

東西南北、この家は田んぼに囲まれています。

 

Exif_JPEG_PICTURE破風(はふ)と呼ばれる屋根の厚みの部分。

一見すると腐っているのでは?という感じの色ですが、ピンピンしています。

やはり破風はなかなか腐りませんね。

ただし塗装はあっという間に剥げます。

風雨にさらされ、太陽光線に一日中さらされていますからね。

この家では、米杉(レッドシーダー)の粗仕上材を2重張りしてありました。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこの迫力がログハウス!

丸太は確か木曽ひのきを使ったような記憶があります。

新築当時はクリア塗装でした。

切り妻屋根の△の方を南北に向けています。

このあたりもログハウスの王道か。

軒の出が深いので、この迫力を出すことができます。

 

Exif_JPEG_PICTURE

ウッドデッキの手すりもゴン太丸太で迫力ありますね。

新築当時から、「いずれ腐るだろう」と踏んでいて、交換ができるような仕組みになっています。

深い軒の出でさほど傷んではいませんでしたが、変色は避けられません。

一度サンダー掛けをしているのでしょうか。

10年経ってこの色はあり得ません。

 

Exif_JPEG_PICTURE風向きによって、あるいは割れの向きによっては、こんな風に腐りつつある箇所もありました。

まあ、構造躯体ではありませんし、いけるところまでいこう、という感じです。

ログハウスでは、このように横方向で使う材の上面の割れが大敵となります。

この上向きの割れ目に雨水が入るとなかなか乾きません。

やがてその水は木を腐らせることになります。

コーキングなどである程度防げるのかもしれませんんが、木の割れ全てをふさぐことは不可能です。

 

Exif_JPEG_PICTURE1年前に、カーポートが増設されました。

まるで車の整備工場のような・・・(笑)

いやいや、屋外でBBQやるにはもってこいだ!

 

DSCF3009床下にももちろん潜りました^^

 

 

 

 

 

DSCF3024屋根裏にも!

 

 

 

 

 

DSCF300724時間換気扇も掃除しました。(JBECK社のダッチマン11、という換気扇です=第3種ダクト方式)

新築後、実は今回が初めて!

10年分のホコリです。

10年でたったこれだけ?って思っちゃいました。換気はやっぱり第三種が安全だよな~( `ー´)ノ

 

DSCF2860

写真を整理していたら、

なんと築後1年点検の時の写真を発見しました。

若いな~、って思ってしまいました。

木の家は経年と共に落ち着いてくるから不思議です。

そして家の風格を決めるのが外構!

みなさんも家ばっかりじゃなくて、これから家を建てる人は、ちゃんと外構にも予算を回してくださいね(^ム^)

 

締めにうちの社長がたまに言う決めゼリフを。

「工業製品は、同じものを大量にすぐに作ることができるけど、木はつくることができない、生まれてくるものだ」

 

2017.11.28 Reborn塩原(いつかログハウスに住みたい)

 

なぜ暖房をしてもしても暖まらないのか

なぜ地球温暖化は止まらないのか、と同義だとも推測されますが、

「暖まらない」にはやっぱりワケがあるのです。

ちょっと毒々しい文章ですが、マイベストプロ信州に、久しぶりに寄稿しました。

ここを塞ぐと現状で入っている断熱材効果が相当アップすることが分かっています。

コラム「なぜ暖房をしてもしても暖まらないのか

DSCF4963ファンヒーターやエアコンのような暖房を運転させると足元がスース―する、

という場合はこのことが主たる原因だと思います。

床下空間が広い場合は潜って行うのが安価で◎。

ただ、作業できるようなスペースがない場合が圧倒的に多く、

床を剥がすことが多いですね。

畳の床の場合はとてもラッキーで、工事費が抑えられます^^

2017.11.25 Reborn塩原