Q1.0研修会@軽井沢 | 株式会社Reborn(リボーン)

Q1.0研修会@軽井沢

dscf9313私も加盟している、新住協(しんじゅうきょう)。

10/12に関東支部主催の”キューワン住宅・工事中・付加断熱の様子・工務店と建築家コラボ”

な現場研修会があり、晩秋の軽井沢へ、軽トラックを走らせました。

工務店は嬬恋の古澤建築さん。設計は軽井沢のLife環境デザイン一級の井野さん。

果たしてどんな家つくってるのか?

他の仲間が何を思って家づくりをしているのか、興味津々(‘ω’)ノ

 

 

dscf93149月の長雨の影響で、外部はなかなか手が付けられず、外壁より先に断熱工事が終わってしまい、

最近ようやく晴れ間がでて、大工さんが杉の外壁を貼っていました。

東西にどえらく長い平屋です。

聞けば建築主さんは、フランス人のご主人に日本人の奥様。それに子供が2人。

軽井沢で森の中に自分たちらしく暮らしたい、という動機だそうです。

今年は紅葉がおかしいですね。

10月中旬の軽井沢といえば、見ごろなはずですが、ほとんどコーヨーってない( ノД`)シクシク…

 

dscf9315屋根はすべて方形で、隅木&垂木が全てあらわしです。

できるだけ屋根を、うすく見えるように設計しているんだとか。

垂木は45*105@303米松KD。

梁桁は多分に集成材です。割り切ってますね~^^

どうやら雨樋はつけないらしい。

森の中の家は、どうしても葉っぱが雨樋に詰まります。

地面で排水処理をするのでしょう。

 

dscf9312参加者は約50名ほどでしたでしょうか。

みなさん断熱ヲタクの人ばかりですから、基本的に黙って見学しています。

その空気がなんだかけっこう塩原的には耐えられなかったのですが、

時折ひそひそと会員同士が発する言葉がおもしろい。

断熱性能はUa=0.31

外壁は高性能グラスウール16K 225mm(120軸間+105付加)

屋根は300㎜、天井は400㎜のグラスウールブローイング。

基礎断熱で、防蟻仕様のポリスチレンフォーム120㎜です。

 

dscf9317基礎断熱は外側でとり、内部立上りにも底盤にも断熱材なし。

窓は基本的に樹脂サッシ。YKKのAPW330(ペアガラス)と、APW430(トリプルガラス)。

LDに木製サッシ(ペアガラス)を配置していました。

暖房はマキストーブ&PSパネルヒーター。換気も第3種ダクト式パイプファン。

こう書いてくると、10年程前に建てた私の自宅とクリソツ仕様です^^

実は私塩原は10年前、キューワン住宅がまだ北海道・東北の一部の人しか建てていない時代に、実験的に相当な性能を誇る自邸を建てたのでした。いや建てさせられた、といった方が正しいでしょうか(笑)

もう、ここまでくると、私が書き連ねたことは何のことなのか、全部理解ができる人はきっと少ないでしょう。

でも、温熱のことを勉強している人は、当然知ってないといけない用語だらけ。

そしてともにこだわりましょう、断熱を。

 

dscf9322マキストーブの煙突が防湿気密層を貫通する部分。

また、ダウンライトが設置される部分。

こんな風にしたほうがいいよ的に、非常に丁寧に施工されていました。

ダウンライトは昨今LEDタイプの安いものが発売されて、非常に採用率が高くなっていますが、

断熱気密をシリアスに考えてゆくと、採用はできるだけ控えたほうがいい、という考え方を私は持っています。

こんなふうに、ダウンライト埋め込み用下地をあらかじめ必要数つくっておくなんて、古澤さんエライな~^^

煙突まわりも、ずいぶん議論を呼ぶ箇所ですが、2重煙突の上の方でブチルテープで気密シートと一体化。

 

dscf9318サッシ廻りの納めは、思い切った合理化を図っていました。

窓廻りの先張りシートは省略。

サッシは躯体付けではなく、付加断熱下地にサッシツバを止めつけていました。

特に重い大きなサッシは、細心の注意が必要です。

古澤さんは、木下地をたてに@455で配置しているそうです。

防湿シートは通常タッカーと呼ばれる、ホッチキスの刃で固定しますが、

隙間をできるだけなくすよう、両面のブチルテープでシートを固定していました。

 

dscf9325ハニカムサーモスクリーンやロールスクリーンが隠れるように、カーテンボックス的なものも造作されていました。

窓廻りの細部の設計はとても奥が深い!

単に明るさや通風性だけで壁に窓を配置するのではなく、遠くが見える位置に窓を設え、どちらかというと、壁をどう配置するかのほうが大事、とは井野さん。

これはなかなか出てこない名言ですね。

当然耐震性も壁の方が大事。

これから私も窓よりも壁に意識を向けようと思います。

この写真で、壁が厚いことがわかりますね。

軒の出が長いのもわかりますね。

斜め天井の断熱吹込みはどの会社が施工したかわかりますね(笑)

 

dscf9327後半は昨年できた発地市庭に場所を移して座学。

古澤さんも井野さんも質問されまくっていました(笑)

関東の人たちの断熱意識がけっこう高まっているのを感じます。

そして同時に日射の遮蔽についても相当気を使って設計をみなさんしているようです。

長野の会員も数社来ていました。

軽井沢が関東に占領された気分を味わうことになってしまいました泣

2016.10.15 リボーン塩原

 


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