グリーンラック製造の裏側 | 株式会社Reborn(リボーン)

グリーンラック製造の裏側

おかげさまで薪ストーブの薪を保管するためのグリーンラック、のご注文がこのところ相次いでいます。ご注文下さる皆様、お問い合わせいただく方々、誠にありがとうございます。



薪ストーブを使っている方々にとっては、そろそろ薪の調達や準備が関心事で、今冬の薪、さらには来年のために薪割りにいそしんでいることでしょう。

私の方も、在庫を切らさぬよう、頑張ってグリーンラックの製造にいそしんでおります。

 

 



今日はひたすら屋根だけを造り続けました。

「木の屋根、ってことだけど、雨漏りしないの?」とか、「自分でも作れる?」といったご質問をよくいただくのですが、今回は特別に、作り方を教えちゃいます!

 

 



屋根フレームはツーバイ材のACQ(防腐剤)注入材を使用しています。おみこしのようでしょ?

屋根には勾配が必要ですから、低い方は2”×4”、高い方は2”×6”を用いています。それぞれが軒桁になっているわけです。

 

 



桁の上面は屋根勾配に合わせて斜めに引き割っています。その勾配面にブチルゴムの両面テープを貼っています。留めつけの釘穴からの防水をする役割と共に、屋根板(杉板)の乾燥収縮の程度を緩やかにして、割れを防ぐ意味もあります。

 

 



桁に杉板を釘止めしてゆきます。野地板、と呼ばれる、住宅建築ではよく下地材で用いられているものですが、節ができるだけ少ない所を選んでいます。

釘は1枚につき4本止めています。開発時期に、乾燥によって割れてしまう可能性が心配されましたが、両面ブチルテープを併用すると比較的よい結果を得ました。

 



杉板を貼ったところです。

軒の出寸法が、配達の関係で前後各70mmずつとしています。できるだけ伸ばしたいところですので、ご希望があれば+100mm程度は応じるようにしています。

 

 



専用のクランプ定規で、軒先をカットします。

 

 

 

 

 



屋根をつくる作業の内で、この工程が私は一番好きです。まさに一発勝負で、きれいに切りそろえられた状態を見ると、「よしっ!」って思っちゃいます。

 

 

 

 

 

 



両側を切りそろえた、この状態で出荷することも可能です。

トタンやポリカーボネイト(タキロン)の屋根仕上げを希望する方は、これで出荷、もアリだと思っています。

 

 

 



開発・設計段階では、これでポリカの波板を載せて、はい、完成!、でいいじゃん・・・という囁きもあったのですが、「木の屋根がステキじゃん?かっこいいじゃん?」という天の声を聞きました(笑)

 

 

 



板の継ぎ目にEPDMゴムと呼ばれる防水パッキン材を貼り付けます。これが意外と高いんだぁ~。

1mあたり100円ほどのこのEPDMパッキンを惜しげもなく・・・。

でもこれが防水上、素晴らしい役割りを果たします。

 

 

 



EPDMゴムは、スポンジのようにふわふわしています。つぶれても復元性があり、材と材の密着性が高く、収縮と膨張を繰り返す、このような木部には最適です。屋外使用にも耐久性が確認されており、建築では窓廻りの気密材として、配管の継ぎ手の止水材として用いられています。

 

 



EPDMパッキンを貼り終えた状態です。

このパッキンを挟み込む形で、胴縁(どうぶち~建築では、壁材を貼る際の下地材)と呼ばれる材木を止めつけてゆきます。

 

 



胴縁の材料は欧州赤松か、杉を用いています。今回は欧州赤松です。

桁に向かって、ステンレスビスを脳天から打ち込みます。ステンレスのビスは普通の鉄+メッキのビスに比べて10倍以上の値段がしますが、サビ、劣化を考えれば、ここはやはりステンレスです。

 



これで完成です。立体感・素材感のある、美しい木の屋根ですね。塗装はお客様に必ずしていただくよう、ご案内しています。

以上のような工程ですので、部分的に張り替えも可能なんです。ゆくゆくは、パーツ販売、あるいは屋根のみ販売もいてゆくことになるでしょう。

 



現在、グリーンラック・大(W3.64m)が6セット、小(W1.82m)が5セット在庫あります。

大は一日2セット、小は一日4セットしか作れません・・・(汗)。

 

 

 



まだ検討段階ですが、とある方から、こんな木の屋根もあるぞ、ということでご紹介をいただきました。長野県産材の杉にACQ防腐剤を加圧注入してあるそうで、無塗装で30年ほどもつそうです。ご希望があれば、値段は要相談ですが、出荷も可能です。

 

 



無塗装で出荷されるグリーンラックですが、塗装をしていただくと、非常に魅力的なガーデニングアイテムになりますね。単管や黒い鉄パイプのラックとは比べようもありません。伐採したばかりの木でも、割って、ここに半年も置いておけば、きちんと乾きます!乾くように設計されています!(出荷前塗装のご要望にもお答えしております)

 


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