読書の春 | 株式会社Reborn(リボーン)

読書の春

4月に入り、長野市も杉花粉が吹き荒れています。毎年のことではありますが、この時期なかなか外に出ることがタイヘンで、ついつい事務所や家の中で過ごすことが多くなります。

ここ半年ほど、司馬遼太郎さんの本をずっと読んでいます。中毒といってもいいかもしれません。



今年1月から一気読みしてきた、「竜馬がゆく」。数年前に大河ドラマをみていたので、どうしてもその時の役者さんと重なります。先に本を読んでから観たかった、という感じです。

文庫本全8巻を先日読み終えました。わたしは、基本的に「いつかまた読み直し」はしませんので、一言一句をなめるようにして読みます。かなりじっくり読む派です。読み進めたい気持ちを抑えつつ、毎日、昼食後に1物語分だけです。司馬さん独特の、あの「余談だが・・・」というくだりが好きで、坂本竜馬をはじめ、幕末の志士たち、彼らを取り巻く家族や仲間の描写と共に、綿密な取材に基づく司馬さんの批評も含まれていて実に愉しい。

幕末といえば、今からさかのぼること150年。

当時黒船が来航し、日本人は初めて欧米文化を目の当たりにし、江戸幕府の衰退と共に長州・薩摩・会津藩が主たるメンバーとなり、各地で内紛が起こり、日本が植民地化されるかどうかの瀬戸際だったのだ。単に小説として読み進めるだけでなく、過去にこんなことがあったのだ、この革命が起こらなかったならば、私は今ちょんまげに脇刀のいでたちだったのか?こうして自由に発言することも、好きなことができるのもなかったのかも。はじめて自由・平等がこの国に生きる庶民に意識されたといっていいのではないだろうか。たくさんの日本人の義によって今の世がある。このこと、決して忘れてはなりませんね。

たくさんの言葉が印象に残りました。まだ読んだことのない方、もしよければ全8巻を差し上げますのでご連絡ください。(舐め読みしていますが、清潔です)

 


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