梁の腐れをどうする? | 株式会社Reborn(リボーン)

梁の腐れをどうする?

築後10年ほどのポストアンドビームの構造体の一部が腐っている!やばい!どうにかシテ欲しい!という情報をいただきました。関東地方です。一見するとあまり被害はなさそうですが、つっついてみるとドンドン剥がれてしまいます・・・。

すでに別の人に見てもらったようで、「梁1本丸ごと交換しましょ!」ということで多大な費用の見積書が出ているようです。

とにかく実態を調査すべく現場へ行きました。
写真部位は1階のベランダの梁です。東向き、妻壁側です。日当たりはさほど悪くはないのですが、米松の梁の上の水切り板金が機能しておらず、丸太表面の割れに、雨水が差し込み、またそれが抜けず、乾かずで腐朽菌が発生。いったいどの程度まで腐っているのか・・・。とにかく足場をつくって、腐った部分を削っていきました。

最初は素手、その後のみ、最後はサンダーで、腐った部分を削り取っていきます。
幸い表面から深いところで7~8cmといったところ。構造体である梁の交換はしなくてもよさそうなレベルです。

数日乾かした後、ホウ酸塩を主成分とする防腐材を塗ります。今回は粉状のものを水で溶かし、2度塗りしました。割れの部分に吸い込ませながら、むらなくしっかりと刷り込みます。
この水溶液は無職透明です。一般にはほとんど知られておらず、普及していないので腐朽が進むことになってしまいます。

今回、この梁1本丸ごとの丸太の丸みの部分(「びんた」と呼んでいます)を削り取り、雨水を受けないようにし、さらに板金で覆ってしまおうということになりました。念のため深くえぐれたり、割れから水が差しそうなところを特殊なパテ(エポキシ)で埋めることとしました。

ホウ酸塩については、またいつか詳しくお知らせしたいと思っています。腐りやすい木部の予防や、腐朽菌の拡大を防ぐ力があります。


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