柱腐れオペ | 株式会社Reborn(リボーン)

柱腐れオペ

昨夜は避難勧告が発表されるなどした長野市内。それはそれはひどいどしゃ降りでした。

これだけの降りは、久しぶりでした。

 

「土砂降り」とはよく言ったもので、今朝朝一番に向かった千曲市への道中で見た千曲川は泥色に染まり、土砂が相当流れ込んでいる様子でした。山の保水力が弱っているとの話はよく耳にしますが、山間地の多い長野県、とっても心配です。今日も小康状態ではありますが降り続いています。

 

 



千曲市T様邸でエアコン設置工事に立ち会ったのちに向かったのは、以前ブログでも紹介した、2階デッキバルコニーの手すりが取りついている柱の腐れの手術です。天気が心配されましたが、涼しい今日がチャンス!

執刀医はわたくし塩原です。

 

 



手すりを外した状態です。大したことないように見えますが、かなづちで叩くとパクパクした感触があります。

手すりがついていたので、発見はなかなか難しいのですが、キクイムシなのか?蜂なのか?飛ぶ昆虫がこのあたりをうろうろし、巣作りし始めたので、お客さんが不審に思い、連絡をいただいて調査をさせてもらい腐れを発見できました。

果たしてどのくらい腐っているのか??

 

 



メス(ノミ)を入れると、腐っている部分は、あれよあれよと削り取られてゆきます。深さは3~4cm、それほど深くはありませんが、柱はそれほど腐らない、という思い込みがあったので、ちょっとびっくり。

引き続き悪性部を切除してゆきます。

 

 

 

 



丸太の割れに沿ってかなり下の方まで腐っています。

とにかくどんどん削っていきます。

 

 

 

 



丸太の樹種はベイマツです。比較的硬い部類の針葉樹です。約30分ほどが経過しました。

普段あまりノミは持たないのですが・・・。

 

 

 

 

 



だいぶ下まで腐っています。

ひたすら切除作業を進めます。

 

 

 

 



1時間ほどでほぼメス作業を終え、グラインダーで仕上げてゆきます。

 

 

 

 

 



このようなエグリ取りになりました。

当初予想をはるかに超えた範囲が腐れていました。

 

 

 

 

 



この患部に、お薬を塗ります。

この液体、私がオリジナルで調合した、ウッドロングエコ(取説PDF16MB)ホウ酸塩水溶液です。ホウ酸塩は木を腐らせる腐朽菌の繁殖を抑えます。

 

 

 



ホウ酸塩水溶液は無色無臭透明ですが、ウッドロングエコを混入することにより、更なる腐朽菌の繁殖を抑える効果が期待できるばかりでなく、白くなってしまった木肌と他の削っていない木肌の色合わせの意味も持ち合わせています。

 

 

 

 

 



お薬は、刷毛で擦り込むように丁寧に、塗りつけます。色の変色を早めるために、私は、その場で調合・水で溶かすのではなく、あらかじめ1週間ほど前に調合しておきます。

緑っぽい、変な色に変わります。

 

 

 

 



30分~1時間の後、乾いた患部にオイルステインを塗ります。(ここではシッケンズ社セトールノバテック)

 

 

 

 

 

 



手すりを復旧し、笠木も載せて約3時間のオペ終了。

この時期、蜂をはじめとする虫たちが飛び交います。その行方を眺めていると、思わぬ発見があるかもしれません。

今回は歓迎すべき発見ではありませんが、なるほど虫たちの方が良く分ってらっしゃる。腐って柔らかい部分の方が巣作りしやすい。蟻害についても同様なことが分っています。

 

 


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