日曜監理人の巡回記。 | 株式会社Reborn(リボーン)

日曜監理人の巡回記。

DSCF6973現場を密かにに巡回しています。

「監理」ということばがありますが、これは図面通りに現場が進行しているか?

施工に問題がないか?をチェックすることを言います。

なかなか平日にまとまった時間が取れないのが悩みの種ですが、日曜日午後、北信地域の工事中現場を巡回しました。

当然ながら、現場は日曜日、無人です。

時にお施主様が「どこまで進んだかな?」というお顔で眺めてらっしゃておりまして、「だいぶ進んできましたね~」などと会話します。

私は図面を片手に、筋交いや金物が図面通りについているか、いい加減な工事がなされていないか、という第3者の目線で。

 

DSCF6997当然大工さんたちに緊張を走らせる存在ともいえる立場で、「あれ?」なんてつぶやくとその場の空気は多少なりとも重くなってしまうわけです。

自意識過剰でしょうか?

そんなこともあって、ゆっくり、じっくり監理するには日曜日がけっこういいのです。

問題があれば月曜日アサイチに現場監督さんに連絡します。

幸い今回も指摘事項は見当たらず、スルーしています。

長野市三輪Kさま邸。2世帯住宅の大きな総2階建てです。

 

DSCF6967住宅密集地で、雪を屋根から落とせません。

こういう場合はディプロマット屋根です。

エバーグリーン。石粒付きのガルタイト鋼板。雪止めいらずです。

30年美観保証で、メンテナンスサイクルを大幅に延長できるので、長い目でみれば非常にお得な屋根材だと思います。

 

DSCF7012長野市浅川のT様邸へ。

こちらは基礎工事が終了し、本日からでしょうか、土台敷き寸前。明日夕方開催予定の上棟式に呼ばれています。

アンカーボルトの位置や基礎の仕上がり状態を確認しました。前日の大雨で、基礎内は10cmほどのプールになっていましたが、作り立ての基礎コンクリートは急激な乾燥を避けなければいけませんので、この状態はむしろ好ましいといえます。基礎の外面には薄手のビニールが張られ、これも好ましい養生手法なのであ~ります。Tさん、ようやく念願の新築ですね^^地震に強い、冬あたたかいおうちにしましょうね!

 

DSCF7028長野市稲田のMさん邸は私にとっても挑戦であり、一言で言って「すごい家」です^^

室内に設えた通し大黒柱は30cm角。坂田木材さんの「唸る材木」のオンパレードです。

ちょっとありえないくらいの大きさの平屋建て住宅です(笑)

化粧垂木・化粧破風・化粧桁・化粧軒桁・・・躯体(構造材)のあらゆるところが仕上げあらわしとなっており、大工さんはこの時期天候との闘いです。

 

DSCF7032天井高さも最低2.7m、というのびやかな室内空間は、こうなると木のジャングルジム。

ヒバ、ひのき、赤松、杉。

信州型・熱帯地方的ジャングルです^^

まだしばらくは屋根下地工事がかかりそうです。

図面を書いても書いても終わらずに、涙を流しながら夜更けまで製図していた日々を思い出します。

自分の書いた図面が、こうして雨をしのげる空間になるのですから、感動でもあり怖いことでもあり・・・。

 

DSCF70941週間前に上棟式を行った須坂市のHさま邸は和瓦が葺き終わっていました。

この1週間は大勢の大工さんを投入して一気に進めている様子です。

蔵の街・須坂にふさわしい堂々たる風格を持つ2世帯住宅。

親世帯は暖房にパネルヒーターを採用。子世帯はマキストーブ。

各世帯が過度に干渉できない間取りとなっており、それぞれが独立して生活する方針です。

「子はかすがい」

その言葉を何度もつぶやきながら、やはり涙を流しながら製図しました。

 

DSCF7107平屋の親世帯(母親ひとり)棟と2階建ての子世帯建屋。それをつなぐ小棟。

当然構造上連続していますので、このジョイント部分の構造計算が大変でした。

地震の揺れは建物の高さで周期が異なります。ですからこういう部分は結構壊れやすいとも言えます。

必然、この家の最重要ポイントになってきます。

だれも気付いてはくれませんが・・・。



 

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設計・監理:Reborn-Studio一級建築士事務所

施工:坂田木材株式会社

2016.6.28 建築士・塩原真貴

 

 

 

 

 

 


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