山の手入れ→薪の調達 | 株式会社Reborn(リボーン)

山の手入れ→薪の調達

「薪ストーブに使うマキの調達をどうするか?」という問題を、もっともシンプルに解決する方法を今日見出しました。2011年の長野県林務部県産材利用促進室のアンケート調査によると、薪の入手で最も苦労することの、最も多い回答が「入手先探し(33%)」。

グリーンラックを販売していて、お客さんのマキの調達先を尋ねたりするのですが、薪ストーブ販売店や通信販売で購入している方が実に多いな~、という感覚を持ってはいました。しかしマキも地産地消が基本形。薪ストーブユーザーの住んでいる場所からできるだけ近い山林から入手するのがいいに決まっています。でも、どうやって里山所有者を見つけるか、伐採作業や山から出してくるのにどうするか、そしていくらで売ってくれるのか?そうしたことをずっと考えてきました。

私が今日得たひとつの解は「マキの調達は、体を貸すこと」です。田んぼの田植えや稲刈りなどを手伝う見返りに、収穫されたお米を相応にいただくのと似ています。

 



今日は、薪ストーブ導入型増築工事をした安曇野市のY様を、11年前に新築していただいたOBのMさんにご紹介しました。

Mさんは松本市岡田でご自分の里山をお持ちです。

 

 



もちろん薪ストーブユーザーですので、22tガソリン式マキワリ機やチェーンソーはもちろん、伐採した木を運ぶクローラーも2台お持ちです。

 

 

 

 



里山の整備は、代々行われてきた作業なので、道具や知識も豊富です。自分の山ですから、どこに何の木が生えていて、今年はどれを切らなくてはならないとかをすべて把握しています。

 

 

 



また、伐採方法や搬出方法なども、ご覧のようなマニアック雑誌で研究・検討をされています。林業のプロではありませんが、それなりにご自身の山を守っていくために必要性があってのことだと思います。

 

 

 



これら林業関係の本の中で、過日知り合いになった、柳沢林業の原さんも登場していてびっくり。

この方、林業・狩猟・そしてヨガに精通しているとのことでした。いやはや!

 

 

 



「そこらへんに倒した木がいっくらでもあるで、自分でチェーンソーで切って持ってってもらう分には構わないよ」

「マキワリ機もガソリン減った分だけ入れてくれれば使ってくれていいで。」

 

 

 



下草刈りや伐採木の搬出作業など手伝ってもらえれば、マキ用の木はタダでいいよ、というお言葉にしっくりきました。やはり山の整備には男手が必要ですし、数人で行った方が作業は楽しく、効率的です。こうした里山所有者が、実は多いのではないのかと思うのです。

 

 



Mさんの薪小屋です。見た目はイマイチですが、1年以上は必ず乾かすそうで、含水率計で測ったところ、10%前後にまで乾いています。

「屋根は絶対必要だでね」とYさんに釘を刺していました。

 

 



竹が生えまくって困ってる・・・、とのことです。手前は自分の所有地。その向こうが他人の所有地。「あっちの人からも管理を頼むわ~て言われてるんだけど、なかなか手がまわらないんだよね」

 

 

 



竹は地上1mのところで伐採するのが最も良い枯らせ方なんですって。知らなかったなぁ~。お土産にタケノコもらっちゃいました。北海道犬ムサシ君もタケノコかじかじ。

 

 

 



含水率計です。マキは15%以下まで必ず乾燥させましょう。そのために感ではなく、このようなものを購入することをおすすめします。巷では25%以下ならOKとか、20%以下でしょ!?といった論議もありますが、つまるところ含水率が低ければ低いほど優秀なエネルギーなのです。思い込みは禁物です。

 

 



携帯番号を交換して、次回の集合を誓い合いました。

薪ストーブユーザーが自宅からできるだけ近い里山所有者と知り合いになり、体を出して整備に協力する、その見返りにマキを持って帰ることができる、そんな現金が飛び交わない協力関係が理想なのではと感じました。

 

実は私の自宅には薪ストーブがありません。しかし近いうちに導入します!これまで住宅建築設計で数多く薪ストーブを導入していただきました。またたくさんのトラブルも経験してきました。先の福島の原発事故を受け、大飯原発再稼働には反対ですが、深夜電力を使った給湯・暖房用の電気温水器を現在も使っています。電気に頼り切った生活スタイルを変えないまま、脱原発を叫ぶことは出来ません。

すでにみなさんご周知のこととは思いますが、深夜電力が安いのは原発のおかげ。深夜電力を用いる設備機器には割引がある、オール電化の家にはさらに割引がある、という電力供給体制そのものが、原発ありきが前提になっているのです。(原発は、間欠的運転が可能な火力・水力発電と異なり、24時間フル稼働させる。深夜は総消費電力が少ないため、余ってしまう。それを安く売りまっせ~、使ってくれたらサービスうんとつけまっせ~、ということ)

大飯原発以外の原発がすべて運転停止になっている現在、深夜電力もほとんどを火力に頼っているのですから、すでに安く売っていい電気ではありません。割引サービスできるものではありません。電力会社の借金を膨らませるだけなのです。脱原発に向かうのであれば、当然このあたりの電気料金や割引体勢も見直されなくてはなりません。しかし説明不足の見直しは深夜電力の恩恵を得ている人々から、また新たなデモが湧き起きるかもしれません。

ひねくれ者の短絡的考えかもしれませんが、デモに行くなら山で汗する方がいいのかもしれません。


コメントは停止中です。