太陽には手が届かないが熱が届くので | 株式会社Reborn(リボーン)

太陽には手が届かないが熱が届くので

IMG_5658ドイツの小話。ホテル編。

エレベータのボタンですが、Eは日本でいう1階。

なのでボタン1を押すと、日本でいうところの2階に到着します。

このエレベーターはずいぶん古いのか、人にやさしいのか(?)閉める・開くボタンがありません。

え~っと、4階だから3のボタンを押してと・・・、(じ~っと待つ)。

そのうちに向こうから、

「乗りたいなぁ」という目ヂカラのすごい大柄のおじさんがにらみつけるので、

戸がゆっくり閉まりかけたらすかさず手を差し入れる。

あっ、これもしかして反応しないやつか!わっ!手が挟まれる!!

と肝を冷やした瞬間に反応。ぶぃ~ん、とまたゆっくり開いてゆくのでした。

ドカンとG馬場的ドイツ人の搭乗。

しばし沈黙。

30秒にも感じられる10秒後、ゆ~っくり閉まります。

 

そうなのだよ諸君。

決して上階にゆくのは焦ってはいけないのだよ。

それが嫌なら階段を使え、と。

上昇スピードも過去乗った中で最もゆぅ~っくり。

工業国ドイツよ!人にやさしいのは分かるが、一度は東京スカイツリーのその安定した高速上昇を体験せよ!

そして世界エレベーター協会よ!(そんな協会があるかはしらない)

ボタンと実際の階数の表示を統一せよ!

じゃないとこのままでは、自分の部屋が見つからずに、

全員がひとつずつ上の階に降り立ち、うろうろする観光客がいつまでたっても減ることなく、

ついにはエレベーター内で半泣きしまう人もでてくるジャナイカ!

 

さてすっきりしたところで本日の本題。

太陽熱をどのように利用するか、ということ。

ご存知太陽光発電にはここでは触れません。今回はあくまで熱利用を考えてみたいと思います。

IMG_5680477リットル貯湯タンク=蓄熱タンクです。建物の規模によって、これを数台連続接続します。

普通の住宅だったら、これ1台だけで冬に温水暖房と給湯を賄うのは厳しいでしょう。

基本的には補助的に用いるボイラーを併用します。

ラテント、といいます。ドイツIVT社製です。

本体はプラスチック製で、ウレタンによる60㎜(くらい)断熱で囲われています。

屋外に置くことは想定されておらず、家の中、ドイツだと地下に置くことが多いそうです。

屋根上の集熱器と銅管でつなげ、不凍液を循環させます。

太陽が昇ると、このタンク内の不凍液がじわじわ、あるいはぐんぐんと温度上昇。不足分はガス(灯油)ボイラーやヒートポンプ、ペレットボイラーなんかに接続します。

このタンク内のお湯は、見方を変えると、宇宙を通過して地球に辿り着いた、太陽エネルギーが液体に変わった姿そのものです。

無駄に冷ますわけにはいきません。当然魔法瓶的な、断熱性能に優れたポットに入れたいものです。

 

IMG_5679このタンクの中に、暖房と給湯、それぞれのステンレス製コブ付きフレキ管をうねうねトグロ巻きにめぐさせ、熱を拾うのです。

表面積を大きくするためのコブつきなんですね~^^

断熱性に優れた家の暖房用の温水は35~40℃あれば十分ですが、給湯だとちょっとぬるいですね。

暖房用の温水と、給湯用の温水は、実は温度帯域が異なる、そこに着目し、

通常タンク内の上の方が温度が高いということもあって、暖房用は下他の方にトグロ、

給湯用は上の方にトグロを巻いている、1つのタンク内でシンプルに使い分けができてしまうんだそうです。

日本ではまだまだこうしたタンクや設備機器を家の中に置くという習慣がないので、今後抵抗勢力があるかもしれません(笑)

しかし暖房も給湯も、最後は熱で利用するわけですから、少しでも逃さず利用したいものです。

 

IMG_5782世の中をサーモグラフィーで覗いてみると、この一番光っているのはエコキュートのタンクです。

ドイツでは、エコキュートのような直接そのお湯を使う貯湯モノは出回っていないそうです。

理由は、衛生面から。

だからトイレのウォッシュレットもありません。

我々一行が、日本の空港でまずすること、

便座に座ること、そしてシュワシュワ、「う~んやっぱ日本だわ」とうなったのは私だけではないはずです。

ちなみにドイツで塩原は、小便をバレリーナのような恰好で用を足すことになってしまうため、子供用の小便器でないとだめなのです。少年の後ろに並んで待つその姿の敗北感は尋常ではありません。

 

Exif_JPEG_PICTURE集熱器は真空断熱管です。

膨張タンク、循環ポンプ、制御盤、いたってシンプルな仕組みです。

熱はやっぱり熱で利用するのが最もシンプルでよろしい。

太陽光発電パネルは、熱を電気に変え、さらに直流を交流に変換し、送電線でロスしながら売ったり買ったり。

挙句の果て、エアコンで暖房。結局熱としてつかてんじゃんかよお!

このまま筆をすすめると、暖炉&五右衛門風呂まで話が及んじゃいますので、今日はこの辺で。

みなさんインフルエンザに気を付けましょう。

明日からまた雪が降り続くようです。カーポートやビニールハウスの倒壊に十分注意してください。

2017.2.9 Reborn-Shiohara(毒度8.2)

 

 


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