ホワイトカラーに騙されるな | 株式会社Reborn(リボーン)

ホワイトカラーに騙されるな

Exif_JPEG_PICTURE上棟から1週間が過ぎました松本市Fさま邸。

本日は構造金物の取付状況を確認すべし、で現場訪問。

降りそうでなかなか降らない雨に備えて、現場はすっぽり白いブルーシート(?)で覆われております。

一口に”ブルーシート”でくくられていますが、実はブルー、ホワイト、ブラック、シルバー、グリーンなどシートの色は多種多様。

新時代(=令和)になりましたから、そろそろブルーシートの呼び名も考えてあげないと・・・。魚のように成長にあわせてね。

道路挟んで反対側には小学校があります。落ち着いた住宅街ですが、子供達の声は自然とやる気が出てきます。

この環境下ではホワイトでしょ♪ 夏はホワイトシートが人気です(笑)

 

Exif_JPEG_PICTURE屋根はディプロマットのエバーグリーン色。山本板金、遠くまでありがと(^^)/

5寸勾配で砂粒付ですから、普通の人であれば手をつかずに歩けます^^

この5寸勾配を活かして2階の部屋を構成しコストダウンを図る、

それがこの家の設計計画のキモでした。

よりシンプルに、より強固に、構造設計と並行してプランニングは進められました。

 

Exif_JPEG_PICTUREその室内はこうです。

登り梁(のぼりばり)と呼ばれる斜めの梁で台形の空間が構成されています。

柱、筋交い(すじかい)、火打ち梁(ひうちばり)、垂木(たるき)、野地合板(のじごうはん)など、構造材がウヨウヨひしめき合って取り合い、この家を形作っているのです。

これら構造材はやがてそのほとんどが隠れてゆきます。

隠れてしまう前に、ちゃんと設計図通りにうまく取り付いているか?

計算によりはじき出された指定金物により補強されているか?

図面や書類を渡して後お願い、と大工さんに任せっきりにすることなく、やはり設計者自身も現場でその状況を確認すべきです。

当然、記録としての写真撮影は必須。帰社して写真も整理・保管も必須。

 

Exif_JPEG_PICTURE1階では床の断熱工事中。

断熱材も当然ながらすかさず隠れてしまうものですから、

いちいちではありますが、確認します。

設計図通りの断熱材か、厚みは確かか?ひょっとして違う現場のモノもってきちゃってない?

丁寧に充填されているか? 床下にごみが残されていないか?

チェック項目はそれはそれは膨大です。ある意味キリがありません。

しかし、住宅の重大なトラブルは、この構造体を含む、「隠れてしまうところ」に潜んでいることが少なくありません。

後になればなるほど、その手直しや修復は大変になりますから、

あらゆることに目を配るのではなく、この段階で確実にチェックすべき項目を確認しておきます。

初心者であればチェックリストをつくって、その項目を順番に✔してゆけばよいと思いますが、本当はそんなチェック項目以外にも数倍の”みておくべきこと”があるはずです。

 

Exif_JPEG_PICTURE冒頭、白いブルーシートに囲まれている、と述べました。

ホワイトシートは室内が明るく、現場の印象がよいです(笑)

そんなホワイトカラーの環境に騙されないよう、

「必ずどこかにミスがあるはずだ」という気持ちで監理にあたります。

重ねて述べますが、「大丈夫だろう」という気持ちでチェックを行うのと、

「必ずどこかにミスがあるはず」という気持ちでいるのとでは、実はかなりの差がでてきます。

疑うことせずに仕事をすることは、それはもはや仕事ではありません。

例え自分自身が行っていることでさえも、

「おいそれほんとうか」と常に第二の自分がそばで見ていることができれば、ほとんどミスは発生しません。

たとえミスが起きていたとしても、それは次の仕事にフィードバックされ、糧になりやがては信頼につながるというものです。

 

IMG_2985別の松本市の現場、M様邸。

先日紹介したヘリンボーンが見事に壁に貼られていました。

かっこよすぎです(笑)

室内は内装仕上げが始まりました。

石膏ボードにパテ処理が施され、厚手の紙クロスが張られてゆきます。

白壁にこのヘリンボーンがことさらに映えてくることでしょう。

 

IMG_29862階では今回も建築主MさんによるDIYしっくい塗装が始まりました。

今日はその初回レクチャーの日でしたが、

どういう道具をつかって、どんな手順で、時間配分は?、もっといい方法はないのか?

一通りのデモンストレーションの後、はやくもMさんはそんな玄人的検討に入っていました。

こういう思考回路を持っている方は、その出来栄えもスピードも、プロも唸る仕上がりになることが多いです。

「もっといい方法はないか」、「同じ出来栄えになるならば、もっと楽にやるやり方はないか」、「手戻りやムダをできるだけ減らすにはどうすればいいか」

お仕事で培われた思考回路だとは思いますが、その作業ぶりを観察して、次の方に教えてあげようと思います。

 

2019.7.2 Reborn塩原


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