秋です^^
ここまで変わるものなのか、信州の気候。
着るものも、布団も、食べ物もがらっと変わって参りました。
住のほうでも、ついこの間までは日中窓を閉め切り、エアコンに頼ってきたわけですが、
窓を開けて風を通し、夜は寒いくらいになっています。
秋といえば読書。
わたくし塩原にとっては、唯一の趣味でもあります。
小説やビジネス・啓発系と共に、住宅雑誌や単行本もよく読みます。
性格が飽きっぽいのか、1冊をぶっ通しで読み切るスタイルではなく、
1章とか1話とか、割とちょこちょこ区切って数冊の本を同時に読む「並行読み」スタイルです。
この読み進め方は、すでに小学校のころから確立されていました。
小、中学校では図書館をたくさん利用していました。
そこで読むことはあまりせずに、4~5冊をまとめて借りちゃう。
でもって、並行読み。
あ、でも、江戸川乱歩シリーズは一気読みしてましたね、唯一。
読むスピードはナミと言えば並だろうと思いますが、じっくり読むほうだと思います。
8月も雑誌を含めると10冊くらいは読み終えましたが、
建築系ではこの2冊を興味深く読みました。
同業他社でもある松尾先生著。
断熱性能レベルをはじめ家づくりポリシーは共通するものが多く、
数値で裏付けられた論理展開はさすがの一言。
一般の方にもおすすめですが、住宅に関わるプロの方々もぜひ読むべきだろうと思います。
「こんなに壁厚くして(断熱材厚く入れて)意味あんのか?」
とか、
「イニシャルとランニングで比較してもコスト的に見合わないのになんでやるの?」
などという意見をプロからも聞くこともあります。
車販売の世界では、TOYOTAのプリウスがダントツで売れている、
「それとおんなじことだよ」
そう答えるようにしています。
それでもピンと来てもらえない雰囲気であったなら、
「将来中部電力に支払う電気代を、今の単価で先払いしてもらってるんだよ」
とも。
「今の単価」というところ、
アンダーライン引いてますのでテストに出ますよ(笑)そこがミソ^^
電気代は毎年数%ずつ値上がりしています。
来年には¥30/kWhになろうとしています。10年後にはいったいどうなっているのでしょうか。
それともう1冊。
電気代を含むエネルギー問題がやがて日本に大きくのしかかってきます。
3.11震災以降に日本でも取り入れられた「自然エネルギー固定価格買取り制度」ですが、
おんなじことをやって事実上制度破綻したドイツの現実を見習い、私たちもそろそろ備えなくてはなりません。
ドイツでは脱原発賛成が74%と大多数を占め、制度崩壊したとはいえ、今なお再生可能エネルギー推進派も69%の国民が賛成だとのこと。
自動車王国ドイツでは、国産であるベンツ・BMW・アウディ・フォルクスワーゲン・ポルシェ・オペルしか基本的に走っていませんが、ごくまれに日本車であるプリウスが走っていました。
プリウスの環境性能の高さはプライドの高いドイツ人にも影響を与えているのだとか。
そこいらじゅうの自動販売機や24hコンビニにプリウスはじめハイブリッド・エコカーがずらっと並んで駐車している姿を、ドイツの方の眼にはどう映るのでしょうか。
両冊ともに、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。おすすめです。
2017.9.2 Reborn塩原(老眼指数7)