ドイツ訪問記⑦ | 株式会社Reborn(リボーン)

ドイツ訪問記⑦

そろそろもうよくね?

そんな雰囲気も漂って参りました、

ドイツ訪問記の第7号。

今回も張り切ってレポートします。まだまだ伝いたいことが山ほど。

Exif_JPEG_PICTUREこの日は、住宅展示場にやってきました。そう、日本でいうハウジングパークというやつです。

50戸くらいがずらり。着ぐるみなし、BGMなし。営業マンはこちらから声を掛けない限り、ずっとデスクワークをしています。

完全に受け身・・・・汗

地震がないだけに自信はあるのでしょうか(笑)スマン

 

ぱっと見、古民家のような和のテイストを醸しています。

ガラスばっかりで寒いと思いきや・・・

 

 

Exif_JPEG_PICTURE当然のようにガス入りLOW-Eトリプルガラス。

樹脂スペーサー、空気層も20mm近くあるかと。

ガラスも6mm厚。

地震がないからできるともいえるのですが、家の中はぽかぽかです。

暖房感はまったくありません。

空調エアコン?

パネルヒーターもない。床暖?え?なに?

 

Exif_JPEG_PICTUREこれぞまさにガラス張りの我が家。

こんなとこに誰が住むの?

なんて嫌味を言う人もいるのが世の常ですが、

全てのサッシ(ガラス)に外付けのブラインドが付いています。

外観もブラインド感をまったく感じさせないよううまく処理されています。

そんなハイスペックな機能を持ち合わせていても、マキストーブというんでしょうか、暖炉というんでしょうか。

炎を観る場所がリビングにありますね。

 

Exif_JPEG_PICTURE太陽集熱です。発電ではありません。

ドイツは一時期、爆発的に太陽光発電パネルが普及しました。

どこかの国と似ています。

田園風景に広がったメガソーラー。

買い取り電力の単価は急降下。

どんどん値上げをしてゆく電力単価。

ほどなく太陽光発電は停滞と反省の時期に入ったといいます。

 

Exif_JPEG_PICTURE

日本よりもはるかに日射量の少ないドイツでさえ、太陽光利用が盛んです。

また、木質燃料(バイオマス)の利用も積極的。

チップ、ペレット、薪を熱として利用し、給湯や暖房に熱交換して利用してゆこうというのがトレンド。

その前提として、相当高いレベルでの外皮断熱。

相当高い、と言いましたが、具体的にあげると、

サッシは木製かオール樹脂のガス入りトリプル。(もうこれは法令で義務)

外壁の断熱は400、500mmは当たり前。基礎断熱は150~200㎜、天井は500オーバー

換気は第1種で、熱交換効率90%超え。20℃の排気が18℃で入ってくる。

外皮の断熱が施工しやすいよう、建物形状はできるだけシンプルに設計する、それが売り手も買い手も合意している。

 

Exif_JPEG_PICTURE対面キッチンのダイニング側のキャビネットに薪。

日本のように、鋳物製の薪ストーブは皆無です。

設備機器、暖房機器、というよりは、建築に埋め込まれたもの。

ヨーロッパにもマキストーブメーカーはいろいろあると思いますが、

数ある展示棟で、1台もなかったなぁ~。

これはいったいなぜなんでしょうか?

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこうなると、炎を観るのは豊かさの象徴ともいえそうで、ファッション的に暖炉があるのかなと思い聞いてみたのですが、

聞けば意外と実用的にみなさん使用しているそうで。

バスから見る民家も、ほとんどの家に煙突が立っており、バイオマスの利用は特別なことではないようです。

日本では、火気使用室といって、マキストーブやキッチンのコンロなど、

裸火を使用する部屋には木が張れなかったりします。(内装制限~ないそうせいげん、といいます)

数年前にずいぶん緩和されましたが、それでもややこしい計算式が必要であり、設計者を泣かせます。

建築基準法が悪いという話ではありません。長屋や集落密集の日本の住宅事情から、延焼を防ぐということでたどってきた道だとおもうからです。

 

Exif_JPEG_PICTURE日本でもかつては囲炉裏がありました。

火を使う場所は、人が集うところであり、皆が顔を合わせ、その家の象徴ともいえる場所です。

これだけハイテックな時代になっても、

必ずしも必要性のない暖炉であっても、

そういうものは残そうとする意志、牧歌的感情を大事にするのがドイツ人なのかもしれません。

バイオメタノール燃料でのガラス張りの箱=炎ディスプレイなんかも最近輸入建材屋さんのカタログに載っています。

この写真のブツもそういったもののようです。

 

Exif_JPEG_PICTURE引戸も大胆にスライスした板、そのまま使用していました。

上吊り金具も大胆ですが、マッチしてます。

どの展示場もクロスは一切なし。

紙のクロスに、無機質の材料を塗装または左官で塗るのが当たり前だそう。

ドイツの奥様方は、あまり料理をしないそうです。

でもキッチン設備には相当なお金をかけるのだとか。

世界で一番最初にシステムキッチンを開発したのはドイツなんだそうです。

どうりで、どの家のキッチンもシンプルながら金がかかっていそうな感じです。天板高さは90cmが標準かと。

 

Exif_JPEG_PICTURE結局、2時間で、10戸くらいしか見れませんでした。

消化不良ではありますが仕方ありません泣

各社相当なレベルで造り込まれ、現実的な規模で建てられています。

そして、「うちのコダワリはここです!」みたいなものが、明確にある。

日本人20名ほどが場内をうろうろする中、

真剣なまなざしで外壁の断面サンプルを眺めている、赤ん坊を抱いた母親の眼が印象に残った。

2017.1.31 Reborn塩原(毒度5)

 


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