デッキ&土台腐れ・敗因と考察 | 株式会社Reborn(リボーン)

デッキ&土台腐れ・敗因と考察

「デッキが腐ってんだぁ」、というご連絡をいただき、長野県北端の信濃町へ。

晴天に恵まれましたが、まだまだ雪は残っています。今日でだいぶ溶けたそうですが・・・。

築後15年ほどです。以前から腐れは確認できていたそうですが、冬は当然のことながら雪に埋もれており、最近除雪し、その姿が再び顔を出しました。「そのままにしておくとどうなっちゃう?」とおっしゃるご主人。



土台は米松の90角でクレオソート塗装品でした。新築当時、オイルステインを塗ってありますが、その後塗装はしていません。鬼門にあたる北東の角です。冬の間は雪に埋もれ、日光にはさらされません。屋根はなく、露天型のデッキで、建物の雨水が常に落ちるデッキです。(雨といはない)

 

 



デッキの裏です。根太(ねだ)や根太掛けも朽ちています。根太はツーバイフォーSPFのクレオソート塗装、デッキ床板はウェスタンレッドシーダーの無塗装です。床板は腐っていませんでしたが、根太はダメです。

 

 



デッキ床板です。カラマツの葉が常に降り積もり、目地はどこもかしこもカラマツ葉で詰まっています。これも根太が腐る原因の一つです。当然ですが水はけが悪いということにもなります。

 

 

この写真で、土台に目が行った人、鋭いです。実はこの丸太土台、一部が腐っていました。拡大して、よ~く見ておいてください。この土台は緊急手術しなくてはなりません。外見上は、いかにも腐ってぼろぼろ~ではありませんが、叩いてみると、ぽくぽくした感触がします。

今日は、手術はしませんでしたが、近いうちにオペします。

デッキ、特に露天のデッキは遅かれ早かれ腐ります。塗装をしても、木の表面には割れがあります。そこから入った水はなかなか抜けず、いずれ腐ります。割れにできるだけ水がはいらないように、どのようにつくるか、が耐久性に大きく影響します。樹種よりも塗装よりもこれに勝る予防はありません。他の現場のものですが、こうなっていると考えられます。



 

 

 

 

 

 

 

ログハウスに住む方、要注意です。デッキは作り直せばいいのですが、土台は取り替えが非常にタイヘンです。取り替え工事は壁をいったん解体しなくてはならず、生活にも支障をきたします。かといって放置すれば柱がずどん!地震の時には特に、柱と土台はオシクラマンジュウしますし、筋違い(すじかい)があれば、なおさらです。

まずは腐っている部分を削り取り、進行を食い止めます。進行の程度により、土台を交換するか、補強するか、防腐処理(ホウ酸塩塗布など)と共にベターな方法を選択します。白ありに食べられているかもしれません。正しい判断には、豊富な経験と知識が求められます。



 


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