シンジュウキョウ | 株式会社Reborn(リボーン)

シンジュウキョウ

2/13岡谷市で新住協(シンジュウキョウ)の長野支部研修会へ行ってきました。

知る人ぞ知るこの新住協。全国各地の工務店や設計事務所、建材メーカー各社が、木造住宅の、より良い室内環境やデザイン、工法の研究・検討、意見交換を行っています。



以前勤めていた会社でも加入していて、10年近く活動に参加してしていました。入会したころは、まだまだ高断熱住宅が信州には普及しておりませんでした。たまたま松本市で、セミナーが催され、たまたま参加した私は、冬暖かく、夏涼しい家の作り方の情報に、「うわぁ~!欲しかった情報はこれだ!」と心が躍ったものでした。

 



新住協は、いわゆるフランチャイズのようなものではなく、入会費と年会費さえ払えば、このような技術情報誌を提供されたり、頻繁に行われる研修会に参加できます。ここで得られる技術情報や見聞きできることは、そのすべてが実践的で貴重なものばかりです。

独自のプログラムソフト=QPEX(キューペックス)により、設計段階で暖房で消費される灯油(および電気)エネルギー消費量が明確になります。

「あなたのこの家は、灯油が年間で〇〇リットルかかります」ということが誤差なく伝えることができるのです。これは画期的なことだと思いませんか?しかも経験的に誤差はあまりありません。良くできたプログラムです。

 

 



独立開業して、改めて入会しなおし、長野支部の研修会に初参加です。以前より見知った方々が多く、さながら同級会のようでした。

講師には仙台本部から、会沢さんという、非常に素晴らしい方をお招きしています。

 

 



会議室での勉強会後、会員でもある向山工務店の社長宅の、冬季の室内温度分布を、サーモカメラでチェックしてみよう、ということで。

以前にも数回こちらにお邪魔していますが、信州らしい、堂々とした外観です。

 

 



開放的なつくりでありながら、室内はまったく寒くありません。むしろ暑いくらい。いたるところをサーモカメラで検証しましたが、温度分布は、ほとんど20~22℃で均一です。1階北側の掃出し窓の下の方でも18℃程度でした。

 

 

 



こちらのお宅にも薪ストーブがあります。(国産~岩手県釜石市石村工業株式会社のクラフトマン)

基礎断熱で、床下に温水式の床下放熱器が配されています。窓前の、床スリットから暖気があがっています。

2階には暖房なし、とのこと。

 

 



暖房と給湯のエネルギーには、ATO社の薪ボイラーが利用されています。夕方一輪車1台分の建築廃材を投入し、水(不凍液)を80℃程度まで温めます。そのお湯の中に、ステンレスのフレキシブル管を20m分とぐろ巻状に浸してあり、熱交換(いわばアツカンですね)して、暖房の熱・給湯の熱として利用しています。薪はやはり建築廃材。不安定にならないように、灯油ボイラーへ入力しています。灯油は年間で200リットル程度で済んでいるとのこと。場所をとってしまうのが難点ですが、シンプルながら、とてもいいシステムです。

 

 



近所に、ものすごい火の見やぐらがありました。消防署のようです。

この日は天気もよく、気温も10℃近くまで上がりました。サーモカメラを使っての検証をする、という目的にとっては、あいにくの天気でした。

 

 

長野県は、いよいよ再来年度から、建築主に対して「設計された住宅に対して、予想されるエネルギーの使用量を明示する」施策がスタートします。全国でも初めてです。きっと新住協会員では当たり前に使っているQPEXが活躍することでしょう。

また、新住協会員が多数参加する、全国一斉見学会も2/23、24で行われます。明日の朝日新聞に、でかでかと告知広告が掲載されるそうです。(長野県は2/16掲載。他府県は17のところもあるそうです)

来年こそは暖かい家で冬を過ごしたい、新住協の会員がつくる家の真価を体験したい方は、ぜひ各会場に足を運んでください。寒い時期にわざわざやっているのですから。来年は、私も参加したいと考えています。

新住協のホームページへ~見学会情報



 

 


コメントは停止中です。