ひろぉ~く感じる家のお手本のような家~長野市松代町 | 株式会社Reborn(リボーン)

ひろぉ~く感じる家のお手本のような家~長野市松代町

昨年設計を担当させていただいた長野市松代町のIさま邸。

施工は坂田木材さんです。城下町松代という土地柄、道路間口は約11m。奥行は40mもある!笑

DSC_0072細長~い土地に住宅が2棟、それと農機具などを収納する納屋、それに土蔵が建っていました。

このたび、通りに面したこの建物を解体し、新築するというプロジェクトです。

細長い土地ゆえ、奥へと進入する通路が当然ながら必要で、間口8m×奥行16mの長方形の土地に、30坪程度の若夫婦用の住宅と駐車スペース2~3台分を、という条件からスタート。城下町の風情を壊さない外観デザインと、暗くなりがちな室内をできるだけ明るくする、という方針から設計をスタートさせました。

 

DSC_0053お隣さんとの離隔距離が極度に近くなるので、窓位置に注意します。

またここ松代でも、冬の間何回かは50cmほどの積雪がありますので、屋根雪が落ちてやばくないようにしなくてはなりません。

 

DSC_0128で、いきなり時間が飛んでしまうんですが、本日無事に完成の時を迎え、完了検査に備えて仕上がりの確認を。

外壁は1階が木調の窯業系サイディング、2階が西洋しっくい左官仕上げですy

防火的に外壁に板を張るのはなかなか勇気のいることで、隣家もとても近いので、これがベターな選択かと思います。

 

DSC_0122屋根は石粒付の鋼板製ディプロマット葺きで、屋根からの落雪を防ぎます。

経年によるメンテナンスを極力減らすよう、破風もガルバリウム鋼板巻きとし、1階サイディングのコーキング目地打ち以外は30年間ほどは手がかからない素材を選定しました。

 

DSC_0046室内は坂田木材さんらしく、天然木がこれでもかっってくらい、ふんだんに使用されています。

子供部屋は淡いウグイス色のクロス+パイン壁、床は薄いピンク色のカバサクラ。

カジュアルな感じで仕上がっています。観葉植物がとてもよく似合いそうですが、子供部屋ですからそういうのはあまり現実的ではないかもしれませんね。

パネルヒーター、火災報知器もばっちりついていました。

 

DSC_0059寝室はヒノキの天井板で品がある感じです。勾配天井+北側面の天窓で、北側の部屋なのにとても明るい。

寝室にはもったいない感じもしましたが、寝室こそが住宅のなかで一番長く過ごす部屋だと思いますので、塩原的にはどのお宅もけっこう重要視してポジションどりしています。

 

DSC_00522階のホールです。天井にある四角いくぼみは物干し掛けの格納BOX。電動式で竿が降りてきます。室内物干しスペースのみならず、造作カウンターを長~く配置し、多目的に使える場所としました。

 

DSC_00502階の南東角に設けた4帖ほどの吹き抜けが、下階のリビングに明るさと解放感をもたらします。

シーリングファン、エアコンにより全館冷房をエアコン1台で賄おうというもの。手すり越しの引違い窓は、YKKのAPW330で、ロックするクレセントが戸先にあるので安心開閉&施錠も楽ちんです。

 

 

DSC_0062建物の中心にあるストレート階段。これもまた2階の採光上優位な窓や、吹き抜けにある大きなFIX窓からの光を、家の中心部に送り込もうとする意図です。

階段もまた吹き抜けとして考えることができます。

 

 

昨今では集成材率100%に近い階段材ですが、坂田木材さんはこだわってますね^^

このお宅も地元の赤松材無垢でつくられています。

松は曲がりに強く、階段のように板がしなるところには大変よろしいと思います。

また適度にヤニがあるので滑り止め効果もあり転落を防止します。

私ら野球人はバットのグリップに松脂をべたべた塗りたくり(スプレーで吹きかけ)、その黒くなった独特のビンテージ感を大事にしてきました(笑)

真っ黒に、いい感じになってきたグリップ。その木製バットが折れてしまった時のあの喪失感。わかるかなぁ~?

 

 

DSC_0085階段はオープンで、室内が広く感じます。延べ床面積32坪ですが、この2か所の吹き抜けがあることによりずいぶんと広く感じられ暗くなりがちな1階がとても明るいイメージに仕上がります。

 

 

 

DSC_0079キッチンは白い壁でかわゆい感じ♪ ダイニングにはスポット的に、ひのき板(無節(*^。^*)が色合いをバランス良く配列されていました。ひのきを張ると和のテイストになりがちですが、ここIさま邸は北欧のテイストを感じます。貼り方向が横だからでしょうか?

2階は桜フローリングでしたが、1階はナラです。無塗装品で、クリーニング終了後塗装をします。

 

 

DSC_0073キッチンの奥には1坪の家事室兼パントリーがあり、洗面などの水周りに連続しています。

最近は回遊性とかっていいますが、つまりは通り抜けられるキッチン、ということ。

家の主役舞台となるキッチンを家の中心部に据え、洗濯機へ、ダイニングテーブルへ。

さながら航空管制塔ですね、ここは。

随所に収納が分散されて配置されており、コンパクトながら大変に使い勝手がよさそうな家だと感じました。

けっして床面積の数字だけ見ると広い家だとは言えませんが、家全体をくまなく利活用でき、全館PS温水パネルヒーターにより家中温度ムラがなく、暮らしやすい家だと太鼓判押せます!

 

 

DSC_00755/7・8の二日間、Rebornの完成見学会と完全にカブってしまいましたが、お客様のご厚意で、こちらのお宅をご覧になることができるそうです。

詳しくは坂田木材さんのHPをご覧ください。

坂田木材完成現場見学会

リポーター:しおはら(建築士)

 

 

 

 


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