いや~すごかったですね今日の風、雨。信濃町の別荘地は空からけっこう太目の枝がぼろぼろ落ちてきて、ケッコー危険でした。急激に雪が溶けてきています。それと共に今年の豪雪による被害が、次々に明るみになってきます。
道路を車で走っていると、ガードレールがなぎ倒されている光景を良く目にしませんか?
冬場の除雪機が壊したものも少なくありませんが、雪のカタマリと一体になったガードレールやカーブミラー、標識が、雪溶けと共に傾き、やがて横に寝てしまう、そんな様子がここ何日かで急激に進んでいます。山の斜面や勾配がある土地にあるものは、根こそぎやられています。ガードレールは衝突の衝撃をやわらげる意味もあって、非常に柔らかくつくってありますからねぇ。
また春になったら、一つ一つ直したり、新調するのでしょうね。やっぱりガードレール無いと、運転してて怖いですもんね・・・。しかしまあ、なんか、どうにかできないんでしょうかね~、この壊れちゃー直すというサイクル。
本題です。
屋根にあったはずの煙突がもげてしまった様子は先日のブログでお伝えしました。今日はその応急処置です。屋根屋さんを呼んで、ぺったんこの煙突をまず外しました。
けっこう棟(むね~屋根の頂上)に近い位置でしたが、雪割り(△の形をした、煙突の水上に付ける雪が割れて落とすためのもの)もろとも、もぎ取られていました。
地上(というか雪上)に落下した雪割りと煙突部材(フラッシングという部材)です。まだ積雪は2m以上あり、屋根にはひょいっと登れました。
煙突の屋根を貫通する部分の部材です。私がつぶしたわけではありません。筒状のものがこんな風に壊れるのは、相当な力が加わっていた証拠です。
モチロン2重煙突ですよ~。
眼を横に移すと、玄関先のデッキの手すりが壊れています。雪はふわふわではなく、ガチガチの氷の状態に近い感じです。今日は割と暖かく、雨が降っておりましたが、夜になれば、凍るにちがいありません。この時気温は4℃でした。手すりの向こう側の雪の壁。あれは屋根に残って踏みとどまっていた雪です。嫌な予感・・・。
予感テキチュウ。この写真は屋根の裏側です。谷と呼ばれる部位です。
裏手に回ると、まだ雪が屋根に乗っています。というより落ち切れていません。基礎も約1mと高いのですが・・・。
この雪が溶けるときは、また第二の危険が。(ガードレールと同じように、屋根が引っ張られるぅ~)
あっ!!
ガラス割れてねぇか?
コッパミジンコです・・。アンダーセンの高級木製建具ガァ・・・。早く気付いてよかった・・・。
この面は妻側と呼ぶ、△の面です。雪はそうは落ちないのですが、雪というか氷の塊がアタックしたんでしょうね・・・。
室内に入ると、煙突がこんな感じ。当然室内は雨もりです。
本体の上が錆びてしまっていますが、床がびしょびしょになっているわけでもなく、ひと安心。
発見が早くて良かった。ご別荘をお持ちのみなさん、出来るだけ早く、現状確認をお願い致しますよ!
ふと横をみると、
ん?何だこれ?ミニミニカーペットか?
ん?
ギャーアーーーーーーーーっつ!!!!
久しぶりにでっかい声で叫んでしまいましたっ!
廻りを見渡すと・・・
こっちも・・・
こちらにも・・・
こちらにも・・・。
お食事中の方は絶対に見ないでください、ってもう見てしまったかな・・・。すみません。
拡大はしない方が・・・。
おおお・・あまりにショックで外に出てきました。「塩さん?どうしたぃ?えれーでっかい声出して?」
雨の中、ご、ゴクローさんです!
ひとまず雨が入らないよう、板金でふたをしました。
また同じことが起きないよう、考えてみます。
無残な姿の煙突のトップ。
窓にも応急でコンパネを貼りました。車に積んでてよかった―。
■教訓!
・別荘でも必ず雪害対応の火災保険を掛けておきましょう!
・屋根は、雪が速やかに落ちるような造りにしましょう!谷をつくることは危険!
・別荘といえど、家の周りの除雪を定期的に行いましょう!屋根と地上がくっつかないこと!
・煙突やアンテナの設置位置は細心の注意を払うこと。雪割りを付けたからと言って、それを上回る積雪が屋根に残ると、落雪時、雪と煙突・アンテナが一体となって落ちるので。
・横積みのログハウスは隙間だらけなので、昆虫と仲良しになれる根性を!
・薪を室内に置いておくのはダメです。卵がいっぱいあって、孵化します。
・雪が接する窓には雪囲いという横板で、ガラスを守りましょう!危険です。
・豪雪地の薪ストーブ煙突は、ほとんどのお宅で被害がでる!(別荘)煙突が不要の薪ストーブってないかな?