昨年秋より工事を行っておりました、長野市青木島町の住宅が完成へ。
設計:Reborn
施工:坂田木材(株) 坂田木材HP・見学会のご案内へ
お客様のご厚意で完成見学会を開催させていただきます。
K様、誠にありがとうございます。
完成間際の現場に行って参りましたので、設計者として補足をくわえながら、見どころ等を解説します。
敷地の形状が整形ではなく、土地情報の書類を最初に見たときは
「い、イ、インベーダー!??」、という印象でした。
そんなこともあって、建物は2つのブロックに分けて検討しました。
この面は南側です。結果的に平屋のブロックにLDKとしました。
こちらは北東から見た外観。
木の柵になったところは木製デッキになっています。
2つのブロックを、外部空間ではありますが、つなげています。
洗濯物干し場として、
リビングダイニングの延長として、
和室の広縁として、
敷地の変形部位を、うまく活用出来ていると思います。
方角的にもここから、長野市えびす講煙火大会を観ることができます。
まだ基礎工事中ではありましたが、こんな情景が見えることを確認済み。
仕上がりもツートンに窯業系サイディングを張り分けています。
三角デッキも床面積に入りますが、延床面積は36坪ちょっと。
三角デッキを含めない室内床面積は31.62坪です。
昨今は総2階ずどんの建物が多く、コスト的に有利なことは、一般の方も理解しているところではありますが、
やはり外観デザイン上は変化がほしい。
昨今では木造に見えない、四角い、箱のような家も流行っていますが、今後どうなってゆくのでしょうか。
わたくし個人的には、できるだけ切り妻屋根の家でいきたいと思っているのですが・・・。
工事途中ではありますが、北東より。
デッキのすぐ目の前には、農業用水路が流れています、
目の前には畑が広がっています。
将来的にも建物が建つ可能性は低いだろうと思います。
デッキテラスはとかく南側につけるのが常識化していますが、そんなことはありません。
北側、東側、西側、それぞれ眺望や室内との関連性で、どこでもいいと思っています。
屋根付きがいいですね。昼寝、読書、月見、そして花火をみる。
室内より三角デッキを窓越しに見る。
デッキに面する和室。
とんでもなく幅のおおきい1間幅の襖(ふすま)がつく予定。
現場監督さんからも、建具屋さんからもクレームがくることを覚悟で図面におとしましたが、
やってくれるでしょうか?
天井には源平杉の羽目板張り。こういうのもなかなかいいですね。
6帖の和室は客間として位置付けていましたが、お子さんが小さいうちは家族寝室にして、平屋づかいで生活ができそうです。
LDK
屋根勾配なりの斜め天井
空中には化粧梁
パイン羽目板縦張りの内壁
淡いパステルカラーのクロスづかいといい、照明器具のセンスといい、
これはきっと北欧風と呼んでいいのではないでしょうか。
1階から2階にあがる際、階段からもリビングが覗き見れるようになっています。
1階と2階をゆるくつないでいます。
目玉のように見えるのは、まだビニール袋にくるまった照明器具です。
完成見学会では、照明器具に要チェックしてください。
建築主さんの好みが出ていて、どんな人が暮らすのか想像してみてください。
2階にはこんな照明もついていました^^
夜、ランプが灯った時の影がおもしろそうですね。
1面の壁にパインを張った子供室。
将来的に中間で仕切る予定です。
2階はとにかくシンプルになっています。
トイレもつけていません。
全体の延床面積に占める2階の割合が約30%。
総二階建てが50%ですから、ずいぶん1階の方が大きいんですね。
2階のドアやトイレには、ぐっと濃い色を使っています。
外壁にも濃い色を使っていますからね。
両日ともに、10:00~17:00
長野日本無線さんの近所です。
2017.4.25 Reborn 塩原(毒度2.0)