来年新幹線で長野市とつながる金沢へ~。
築15年のポスト&ビームです。
いろいろと未熟な部分があり、心配な現象があります。
今日はその現地調査。
一見なんともなさそうな部分ですが腐っているところがあるんです。
50という数字が見えますが実は深さ50㎜まで腐朽がすすんでいます。
原因は「水切りが浅い」ことなんです。
丸太柱の根元です。
ここもパッと見はあまり目立った外傷はありませんが・・・。
切れないドリルを押し当て回し、どの程度の深さまで腐朽しているか調査します。
この部分は80㎜までダメでした(泣)
ここから室内に漏水している可能性もあります。
柱の割れにコーキングをするはやめましょう。
かえって腐れを助長する恐れがあります。
この柱の割れ部分も約3cm程深くまで腐れが進んでいました。
屋根裏もチェックしました。
このころは天井断熱材=グラスウール10K 100㎜厚でした。
正直、
いまだからこそ天井断熱っは最低200mm程だと思うのですが、このころはこれくらいが標準でした。
申し訳なさ、50%です(>_<)
こんなふうに見えるところあれば気を付けて!
思いのほか深くまで・・・。
材木の割れ目にコーキングするのは控えた方が良さそうです。
経年のうちでで全く意味のない行為だと思います。
耐久性というと、とかく再塗装のことが筆頭に挙がりますが、
実のところ「壁に雨水ができるだけ当たらない」、
「もし当っても、ちゃんと水が切れる水切りがついてるか」
、といいうことが大事です。
この家を、長期にわたり健全に保ってゆく、ということは私たちのように情報やノウハウの積み増さねが出来ることですね。