このたび発売することになった「グリーンラック」
旧来からの薪ストーブオーナー様とのつながりもあり、お蔭様で好評です。
「いや~、これなら安いね!」
「組み立てらくだね、こりゃいいわ」
「しっかりしてんねぇ~、見栄えもいいじゃん。木の屋根ってのがいいじゃん。」
そんなお声をいただいております。同時に
「薪は売ってねぇだぁ?」
「薪も結構(¥)するじゃねぇだ?」「今なかなか薪がねぇっていうじゃんかぁ」
「なんで設計屋さんが薪ラックだだぁ?」
そんなお声も聞こえてきます。
薪とは何なのか?
なぜ薪にこだわるのか?
今回から数回に分けて、薪ラック・薪棚・薪小屋 開発の裏側情報をお伝えします。

1.8m幅 屋根付き
第①回
知ってるようで知らない、薪のこと
薪ストーブが調子よく燃えるためには、薪がよく乾いていることがポイント。
屋外用薪ラック・薪棚に収納してばっちり乾燥させましょう。
薪ストーブは
もっとも環境に優しい暖房装置です・
■日光や風といった
自然エネルギーだけで生活エネルギーに生まれ変わるのは薪ストーブだけ。薪割や運搬に使う化石燃料はわずかですみます。
■
薪ラック・薪棚・薪小屋 が、薪を効率よく乾燥させることで暖房力をアップさせます。
薪ラック・薪棚・薪小屋 は水分を取り除きストーブがしっかり働けるようにします。ストーブは薪が乾燥しているほど効率よく燃えます。そしてストーブにつながる煙突部分は熱くなって室内を暖めることに役立ちます。(これを熱交換器といいます)
最近のストーブの性能の差は数%ですが、薪の乾燥具合は数十%も違います。
薪の乾燥具合は暖房効率に大きく影響します。
■
ストーブは、薪の乾燥が命
薪は炎の中にくべられると加熱されて、まず乾燥が始まります。乾燥するまでに数分~数十分間かかります。
次に薪が蒸発して気体になる段階があります。温度が上がると可燃性のガスが出始めます。薪のガス化です。
最後にガスに引火してようやく発火します。そして炎がつぎつぎと薪をガス化することで燃焼が継続します。
調子よく焚くためには、いかに素早く薪をガス化するか、にかかっています。薪がよく乾いていると補充するはじから燃え始めます。
■薪が湿っているとどうなるか
以前ブログでも紹介しましたが、水の入った紙コップは焼かれても燃えません。薪も湿っていると燃えません。燃えても暖房効率はかなり悪くなります。そればかりか煙突を詰まらせます。蒸発した水蒸気は煙突内で水にもどり、ススを壁面に付着させます。そのため煙が抜けにくくなり燃えは悪くなってススが増え、という悪循環におちいって煙突が詰まってしまうのです。
!湿った薪は絶対に焚いてはいけません。
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