10年前に竣工引き渡しをした長野市高田K様邸。過日10年点検を実施しました^^
吹抜のあるリビング。この写真で猫さまの存在を感じられたあなた、スルドイです!
宙に浮く化粧梁・火打ち梁。
そこに到達するためのステップ、窓台。
「ちゃんと上まで行けるのか?」
秋はやっぱりキノコですね( ^)o(^ )
でも今年は誰に聞いても不作のようです。
加えて台風19号による水害。流域にはきのこ栽培農家がけっこうあるのだそう。
10年前、会社の倉庫をアサって出た材木を削り出してつくった”キノコ・キャット・ウォーク”
たしか引き渡しの日に「この辺でいい?」って聞きながら取り付けた覚えがあります。
猫さまにではなく、もちろん建築主さんにですがね。
当時は猫おひとりでしたが、現在は2名に。
しかしこの両者の相性がひどく悪いらしい。
飼い主のKさんとしてはもちろん仲良くして欲しいと願ってはいるものの、いっこうにその気配なし。
仕方なく1つの部屋を専用CATルームとし、お互いが接触しないようにしていたそうです。
ナワバリの仕切りとなっているのがこの引き戸。
参考までに、新築時と10年経った現在の写真を並べてみます。
こんなに色が変わったんですねー。材種は「すぎ」です。
比較的赤身の濃い方か。上吊り方式のオフセット。
「この引き戸を閉めていると、冷房がこの部屋に届かずかわいそうなので」
(右の写真をクリックして拡大表示すると、奥の方にエアコンが見えますね^^そして扇風機によってサーキュレイション!)
この引き戸を改造して部分的に格子を入れるとか、雪見障子的にするとか、
いろいろ検討していただいた末にたどり着いたのがこれ。
ダブル引き戸(ツーウエイ)。
場面ごとに使い分けて使用でき、通風量も可変できる優れもの。どっち側からもロックがかけられます(猫さま、引き戸は普通に開けることができるのだそう)
よく「エアコン1台でいいって聞くけど、夜寝るときはドア(引き戸)開けっ放しにしなきゃなんですよね?」
という質問を人間から受けることしばしば。
こういう方法もあり得ますね。
ウッドワンというメーカーにはドアの上がランマになっているものもあります。
住戸全体外皮の断熱性能を高めると、一棟まるごとワンルームのような扱いができます。
エアコンが1台もしくは階ごと1台ずつで冷房を賄うことができるわけですが、そのためには個室のドアや引き戸を開けっ放しにしておく必要があります。
”プライバシー確保ということでせめて寝るときだけは仕切りたい”
そんな要望があったら、これまではランマで対応してきました。
こういう発想はこれまでしたことがなかった(‘ω’)ノいやはやネコサマサマである。
2019.11.21 Reborn塩原