身長168cm、体重70Kgある私ですが、42cm×42cmの入口があれば、まだ床下へ入れます!
自分でもなんだか信じられませんが、こんなちっぽけな穴から入れるのか?
と最近思っているわけですが、
「私はこびと。いや小学生、うん、小学低学年生なのだ」
と、自分で自分に言い聞かせるようにしています。
それにしても今日の床下点検は大変でした(>_<)
聞けば建築したメーカーが倒産してしまったそうで、床下に換気扇が設置されており、正しく運転されているのか?白ありや漏水なんかも心配なんです、とオーナーさん。
私の床下侵入通常スタイルはこんな感じです。
ワークマンなどで売っているタイベックスーツを身にまとい、
不織布の帽子、マスク、ヘッドライト、ランタン、それに携帯電話は必須です。
カメラは僕の場合、出来るだけ一眼レフ+広角レンズを道ずれにしちゃってます。
実は前回、トライに失敗しています。
元々あった点検口を開けると配管やらダクトが床下にたくさん!
ここからは入れないんです!
今日はリベンジ。
手塚大工さんに床下点検口を造ってもらいます。
この位置決定はとても大事。
侵入できなかった前回の点検口から頭だけ逆さ吊状態で覗き見、基礎や大引きのアリカを把握し、ある意味予測で「ここだ!ここしかない!」と決めるのです。
絶対に失敗は許されません。
祝・侵入!
行ってきま~す(^_^)/~
このお宅は基礎断熱で、室内側にスタイロフォームⅠ種Bが50㎜。
もうちょっと頑張ってほしかった感じですが、仕方なし。
ダクトや上水・排水などが、愛のない配列によって、私の行く手を阻みます。
慎重に歩を進めます。もちろんホフク前進なんですが笑
時にはこんな障害物も(T_T)
あやうく床下で流血するところでした!
こんな棘はもうあちらこちらにあるわけです(画像をクリックして拡大してみて!)
基礎断熱における床下は、完全に室内扱いなので、この時期でもぽかぽか暖かいんです。もうこれははっきり言って「ダイエットそのもの!」(笑)
青いのが給水
赤いのが給湯
グレーの太いのが排水
左の2本並行になってるのが暖房用の温水配管
これらも行く手を阻んでくれます。
なんかもうすごいことになっている床下です。
とりあえず使用上は問題ないんでしょうが、もう少し分りやすく配管できないんでしょうか!?
幸いにして漏水やシロアリ被害はなく、カビの発生もありませんでした。
閉所恐怖症の人はきっとダメでしょうね、床下は。
僕も床下に潜れなくなったら、もう現役引退を覚悟しています。
こればっかりはなかなか他の人にお願いできませんし、胃カメラのようにラジコンを使って遠隔操作するでは、正確で確かな診断ができないように思います。
湿度、温度は機械で計測できると思いますが、臭いや木の乾燥具合など、やっぱり生身の人間でないとだめのような気がします。
「潜らなくても診断できる!」なんて夢も、これだけ配管がたくさんあると当然夢のまた夢になてしまうのですが・・・。明日は腹筋が痛いはずです。
サンタクロースは煙突からやってくる、というなんとも夢のある感じですが、
サンタクロースが床下からやってくる、なんて子供に刷り込むのは、やっぱり夢のまた夢なんだろうなぁ(+_+)