デッキの張り替え、ミニマムVer. | 株式会社Reborn(リボーン)

デッキの張り替え、ミニマムVer.

Exif_JPEG_PICTURE富士山のふもと、山中湖村にやって参りました(^^)/

デッキテラスからは富士山と山中湖がのぞめます。

最高のロケーション!

今日はデッキの床を一部修繕します。

過日10年点検を行いました。

その時の記事は「シルバーグレイ

デッキにも全面的にレッドシーダーを用いています。

 

Exif_JPEG_PICTUREレッドシーダーは経年の変色に独特の味わいがあります。

しかしいくら耐候性に強い木材とはいえ、露天下にさらされるデッキ床の腐朽は否めません。

最悪は足を踏みぬいて骨折してしまう、なんてことも考えられなくもない。

しかし全面更新するにはまだ早い。

今回は築後10年という節目ではありますが、必要最小限の補修で、

オーナー様と、そういう申し合わせになっていたのです。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREウッドデッキのどこが腐りやすいか?

答えは簡単明瞭。

まず第一に、木口(こぐち)と呼ばれる切断面。木と木の継ぎ目というんでしょうか。

木口は雨水を吸い込み、いつもジクジクしている状態です。

加えて釘あるいはネジが打たれていますから、さらにジクジクが加わります。

第二に釘打ち箇所。第三に表面の割れ、という順番になろうかと思います。

塗装をすれば大丈夫、という人もいますが、私は完全否定。木口やビス孔の中にまで塗装ができないからです。

 

Exif_JPEG_PICTUREミニマム修繕、ということで、私塩原が出動。

使う電動工具は、左から、マルチツール、インパクトドライバー、丸ノコ、です。

どれもコードレス。つまりバッテリー駆動です。

こういった類の工具はバッテリーが命で、機械そのものよりもバッテリーの代金の方が高い、なんてこともしばしば。

工具メーカーも大手は日立とマキタですが、バッテリーは同メーカーであればどんな工具にも使いまわしができるようになっています。

大工さんは、当然どの工具も持っているでしょうから、やはりヒタチ派とマキタ派に分かれます。

塩原はなぜか日立派です。

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTUREまずは丸ノコを使ってデッキをザクっと切ります。

刃の径は小さいものの方が、こうしたデッキ修理の際は便利です。

手すりの際などを切らなければならないときもあるので、

キワギリ丸ノコ、と呼ばれる、ガイドが外れるものがあるとさらにグッド。

切ろうとする箇所に打ってあるビスをあらかじめ、インパクトドライバーで抜いておきます。

サシガネで直角の線を鉛筆で書いておき、ネギを切るように上から刃を入れます。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE丸ノコは刃がまるいので、当然両サイドは切り切れていないので、

マルチツールを使って、切り落とします。

その切断面がこれ。

ビスの孔から腐れがやや進んでいるのが分かります。

切断面は新品そのもの。

あのレッドシーダー独特の香りが鼻を突きます。

 

Exif_JPEG_PICTUREそして木口(こぐち)はというと、かなりの範囲が腐っています。

よ~く見ると、上表面は腐っていません。

これは木材が乾くためだと思います。

この最後の砦が腐ると、この床板は支えを失い、足を踏みぬき、

さらにやばいことに、残った板に足が挟まれることになります。

また、今回はいませんでしたが、この湿った木の腐った部分には黒アリが巣をつくっていることも少なくありません。

急いで卵を運び出す姿や、もう完全にテンパっている大群を何度見たことでしょう。

 

Exif_JPEG_PICTURE表面からはそれほど腐っていないように見えていても、

実はこんなにすごいんです!

全ての木口がこうなっているとも言えません。

程度の差はあります。

木も人間と同じで、水に強い部分もあれば弱い部分もある。

デッキ用の木口防水カバーのようなものが発明されれば、

劇的に木製デッキの耐久性は上がるのではないかと思います。誰か発明して!!

 

Exif_JPEG_PICTURE完全に他人頼みのスタンスになっておりますが、

作業中どんなものがいいだろうかと考えていました。

木はねじれや割れなど寸法安定性が全く期待できないので、アルミや樹脂製のキャップがまず考えられましたが、あまりうまくはいかないでしょう。

では接着剤のような、液状から固形に固まるネバネバ状のものを木口に塗布する、などが考えられます。

木造建築の歴史は1000年を超えますが、ニカワや漆がこれまでにもきっと試されてきたことでしょう。

画像はデッキ材の裏面です。

まだ色も変わっていませんし、素材はまったく劣化していません。とにかく木口ちゃんをどうにかしてあげれば!という想いです。

 

Exif_JPEG_PICTURE継ぎ手をまったくつくらない、というのも設計上考えられる手法です。

この家の場合は8mほどの長さがありますので、このような張り方向だと当然継ぎ手ができ、

木口と木口が突合せになる箇所がたくさんあります。

これをデッキ床材の貼り方向を90°変えてみる。

デッキ材の長さは3mとか4mの材長がありますから、たいていのデッキテラスは奥行が4mもありません。

大きくて3mほどか。

床組構造材の割り振りさえちゃんと設計できれば、その方が長持ちするデッキが作れるかもしれないなあ。

 

Exif_JPEG_PICTUREいつも通り、長野県産杉のACQ加圧注入材(今回は無色透明バージョン)で復旧。

いずれそう遠くない時期に全面更新になってしまうわけですが、この新しい材はその時にも何かしら再利用できるはずです。

デッキの床を踏みぬいて怪我をさせてしまった事例はこれまで何度も報告されています。

10年経ったら不信の目でデッキを見つめなおしてください。

だからといって樹脂製・アルミ製のデッキはどうなんだろうか・・・。

屋根があるパターンの場合は、まず腐ったりしていません。

 

2017.11.30 Reborn塩原

 


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