ブログ | 株式会社Reborn(リボーン)

築27年木造住宅インスペクション

Exif_JPEG_PICTURE長野市内でインスペクションをしてまいりました^^

今日は全国的に暖かい一日で、外気温は10℃近かったはずですが、それでもシングルガラスは結露しています泣

クロスで気密化された家では、換気扇を回さなければ室内で発生した水蒸気は結露するしかしょうがありません。

結露し、したたり落ちた水滴はやがて凍り、木の窓台(枠)を濡らし、カビを発生させることも少なくありません。

 

Exif_JPEG_PICTUREいくつかの窓枠でシミやカビが出てしまっています泣

こうならないようにと、ガラスを一生懸命拭くのですが、

毎日数時間おきにそんなことができるはずもありません。

根本的な解決方法としてサッシ自体を交換することをおすすめするわけですが、

「2重窓にしたらだめなの?」ってよく聞かれます。

この木の枠の内々に追加でサッシを付けるわけですが、断熱・気密性の悪いものではかえって結露を助長することもあります。

気を付けてください。

 

Exif_JPEG_PICTURE住宅密集地でお隣りとの離隔距離があまりありません。

こうなると窓カーテンはなかなか開けることはできず、

ガラスが太陽光にさらされることもないので、ガラス表面温度も日中なかなかあがりません。

気づかないうちに結露だけはどんどん進んでいます。

屋根の軒も10cm程で、外壁は窯業系サイディングでしたが、第一塗膜である塗装が劣化していました。

手で触ると白くなります。

 

Exif_JPEG_PICTUREまた、サイディング同士の継ぎ目にはコーキングと呼ばれるゴム状のもので隙間を埋めてあります。

これは10年もすればご覧のように切り離れ、隙間が生じます。

ここに雨水が入り込み、塗装されていない裏面を濡らし、サイディング基材そのものが傷んでゆきます。

これだけお隣との外壁距離が近いと、雨も当たりにくいのですが、

今後の事を思えば、コーキングを打ち直し、サイディングの表面を再塗装した方が良かろうと思います。

 

DSCF5072床下へ潜入。

地面むき出しで、お隣りと近いためか、通気口は必要数あるものの、

通風はあまりよくない感じ。床下に入るとカビの香りに包まれます。

断熱材はグラスウール50㎜袋入りが根太間に入っていますが、

垂れさがっていたり、みっちり入っていないためあまり効いてはいません。

地面と床束(ゆかつか)と呼ぶ木の柱も近いため、シロアリ被害のリスクも相当高い雰囲気です。

 

DSCF5061床下で困ったことが起きました。

なぜなのかは全く分からないのですが、巨大な石が進行方向をふさいでいるのです。

まさか床下で相撲稽古をするとは夢にも思わず・・・( ノД`)シクシク…

明後日ごろ、体の変なところがパンパンになるはずです(笑)

 

DSCN0115ウンウン言いながらどうにか巨石を端に寄せ、さらに進むと今度は給排水管の束が・・・泣

さすがにこれは動かせません。進入禁止バリケード状態です。

 

DSCN0114あまりよろしくないのですが、

配管が基礎を貫通するところも構造的にどうなのか。

あらかじめ配管経路を基礎工事開始前に分かっていれば、こうした配管はしなくてもよいはず。

とにかく後でメンテナンスができない床下空間では意味がありません。

 

 

DSCF5053やっぱり気になるこのたるみ。

グラスウールに限らず、断熱材の落下防止策は万全にしていただきたい。

そうしなければ、断熱材が空中にハンモック状態であったも全く意味がないですから!

 

 

DSCN0135-1小屋裏(2階天井裏)へ~><

ここでも断熱材であるグラスウールが雑然と。

間仕切り上の気流止めも当然ありません。このころにはまだ「気流止めが必要」って認識されていませんでしたから当然といえば当然です。

全国の住宅のすべての家が気流止めを行ったとしたら、とてつもなく省エネになると感じます。

暖房してもここから暖かい空気が出てきてしまうことを、もっと世の中に知っていただきたい。

それはさながら、天井にバスケットボール並の穴が開いているのと変わらないほどであろうと感じます。

 

 

DSCF5066-1一階の床下でもそれに似たような現象が起きています。

この隙間から、床下の冷たい空気が壁の中に吸い込まれてゆくのです。

ここをふさぐとどうなるか。

暖房の効きが良くなる。

いつまでたってもファンヒーターが設定温度まで到達しない、なんてことが無くなるはずです。

こうした木造住宅の根本的な問題点は、最近になってようやく知られることとなってきました。

幸いなことに、私は20年前にそのことを知ったのですが、

”気流止め”をまだ知らずに建てられている新築の家もまだまだたくさんあります。

 

 

「知らないことがまだまだたくさんある」

そうやって勉強してゆく姿勢は、モノづくりに携わり職業としている人間にとって必ず必要なんだとあらためて感じました。

私自身まだまだ知らないことがあるはずです。新しいこと、未知なることの解決のヒントは現場にあるはずです。

床下での巨石にめげず、カビ臭に怖気づくことなく、これからも床下に潜ってゆきたいと思います。

 

2018.1.18 Reborn塩原

 

 

サーモで検証!厳寒期の見学会開催決定!

突然ですが、長野県庁に行って参りました!

IMG_7013なんと記者会見です( ゚Д゚)

すでにお申込みをいただいている方もいらっしゃいますが、

近日、SAH会で出版する本が出版されます。

出版に併せて、「出版記念セミナー」を、

1/25(木)@長野市TOIGOで、

1/27(土)@岡谷市で行います。

PRを兼ねて本日県庁の会見場で記者会見を行いました。

右:信州大学・高木先生 左:長野高専・西川先生

 

新聞記者さんたちもけっこういらっしゃったので、早ければ明日の新聞に掲載されるやもしれません。

IMG_7016

「いや~、ついにできたか~」と、ご満悦の塩原。

今月末までには平安堂や蔦屋書店に並びますので、ぜひみなさんも買って読んでくださいね~♪

税別¥1,000です。上記両先生による断熱や窓など温熱性能に関わる記事と併せ、

SAH会会員である工務店10社による実例も掲載。

全ての物件の取材は信州大学の現役女子大生またはOGによるもの。

女子目線で暖かい家を綴ってもらっています^^

それにしても本を1冊出版するというのは大変なことなんだと改めて思うわけです。

数百円~2、000円くらいで、ほとんどの本が買えるわけですが、本当に本って安い!

個人あるいは団体が考えていること、創作していることが、こんなにも安くていいものなんでしょうか??

 

20180116212925-0001ところで、冬あたたかい家が”欲しくない”、という方はいないと思いますが、

現実的にはなかなか入手困難なのかもしれません。

”住んでみて初めて分かる”

というのがこれまでの定説でした。

では、一体どうやったら、あたたかい家を、確実に手に入れられるのでしょうか?

 

 

 

お金?

専門書で勉強?

展示場や見学会にたくさん行く?

いろんな人の話を聞く?

気になるメーカーのカタログ読破?

インターネット情報むさぼり読み?

 

 

IMG_0080ある程度の基礎知識や論理をお客様自身が持つことは確かに大事だと思うのですが、

世の中にはいろいろな工法や口伝が乱雑に飛び交っています。

 

A社では、「○○工法でないと決して暖かい家になりません!」といい、

B社では、「床暖房が最高です!それ以外は決していいとはいえません」といい、

C社では、「そこまでやって意味があるんでしょうか。ウチは省エネ基準の最高ランクをクリアすれば十分だと思います」

などと、専門家でさえ意見が分かれているのが現実です。

結局お客さんからすれば、

「どの会社を、あるいは誰の、言っていることを信じるか」

というところに落ち着くしかありません。

 

IMG_5453はたしてそうでしょうか?

最近はサーモグラフィーで室内の表面温度を簡単に測定できます。

暖かいか暖かくないか、あるいは熱ロスがないのかあるのか、

そのことが簡単に視覚的に分かる世の中になっています。

これを使わない手はないと思うのですが、いざ住宅展示場や見学会会場で一般の方がそれをやろうとすると、

かなりいやな顔をされるかもしれません。

しかし自信のある会社は「どうぞどうぞ」となるかもしれません。

 

どうぞ遠慮なくサーモグラフィーでご自身の眼にて確認してください。

IMG_59892月3日()&4日(

@長野市篠ノ井塩崎

2年前に新築したキューワン住宅OB様にご快諾いただきました。

サーモグラフィーを2台とレーザーポインターによる放射温度計を準備しておきます。

 

「サーモグラフィ―で検証! 厳寒期のQ1.0(キューワン)住宅見学会」

を開催します!

ご希望の方には、後日になってしまいますが、サーモグラフィーを無料で貸し出します!

ぜひご自宅や他社のソレと比べてみてください。

 

DSC_6124どこがどのくらいの表面温度なのか?

トリプルガラスの室内側の表面温度は?

玄関の土間床はいったい何℃?

温度ムラの様子が分かる!

この家のなかで、一番冷たいところはどこか?

など、私自身にとっても試験的かつ挑戦的な試みです。

 

SAHセミナーフライヤー-1ぜひ「信州の快適なすまいをつくる本」と併読して、ご体感いただきたいと思います。

ちなみに、セミナー来場者のみなさんには、会場で本を無料で差し上げることになっています。

SAHセミナーフライヤーPDF

マイベストプロ信州 予告記事by塩原

 

開催まであと1週間と迫って参りました。

会場には私もスタッフとして常駐していますので、もし発見したら冷やかしてくださいね!

 

 

【以下見学会会場(住宅)の温熱性能スペック】

相当延床面積:127.94㎡

Ua値=0.35   Q値=1.30(第3種換気)

天井・屋根断熱:セルローズファイバー300㎜

外壁:セルローズファイバー210㎜

床:セルローズファイバー170㎜

サッシ:樹脂トリプルガラス APW430

暖房:マキストーブ1台 場合によっては壁掛けエアコン2.8k

QPEXによる計算値で、年間暖房用エネルギー=灯油換算で671㍑/年

設計:Reborn

施工:坂田木材(株)

 

場所その他は、後日このブログで公開します。

(1/25,27のセミナー会場では案内チラシを用意しておきます)

ぜひぜひ暖かい家を手に入れたい方はご来場くださいませ^^

 

篠ノ井の見学会ご来場の方にも、「信州の快適なすまいをつくる本」を無料で差し上げます。

(セミナーに出席した方はすでに本を入手しているはずですから、スペシャルプレゼントを用意しておかなくてはいけませんね!)

 

20180116213209-0001苦しくも同日、

メルパルクでこんなシンポジウムも開催中( ゚Д゚)

なんと、高木先生もパネラーに・・・。

セミナー ⇒ サーモ見学会 ⇒ シンポジウム

この3つを渡り歩けば、信州であたたかい家をつくる体勢は盤石かもしれません(笑)

この時期だからこそ得られるものは何か。

 

2018.1.16 Reborn塩原

 

2018年度リフォームの補助金情報

大河ドラマ「西郷どん」がはじまりました。

実はこう見えて私は、けっこうドラマ好きでヨナヨナ見ています。

もちろん録画でですが。

朝の連ドラ「わろてんか」も、欠かさず見ています^^

風太とおときが結ばれそうで、大変うれしく思っています。

それにしても高橋一生さんはカメレオンに似ていますね。余談ですが(笑)

 

IMG_7008本も読んでいます。

司馬遼太郎の「翔ぶが如く」

5年程前から手元に準備してねかせておいたのですが、ついにこの時がきました。

「竜馬がゆく」を超える全10巻。年末年始に1巻を読み終え2巻に突入したところです。

司馬さんの文体は非常に面白いですね。

「余談であるが」と断りつつ、あっちにいったりこっちにいったり、、、。

読者を興味の渦へと巻き込んでゆきます。大河ドラマと平行して、味わいながら読み進めてゆきたいと思っています。

 

1さて、肝心の2018年度のリフォーム向け補助金情報を。

1月10日発行の業界紙「新建ハウジング」より。

 

高性能建材を使用する断熱リフォーム(「断熱リノベ」と呼んでいるようです)に、最高120万円。

対象工事の1/3が補助されるので、合計で360万円(税別)以上の断熱リフォームのボリュームがあればMAXもらえます^^

この補助金は経産省予算のもので、かれこれ5年ほど連続して続いているシリーズものです。例年4月下旬に公募が始まります。

断熱材そのものとそれに伴う工事、例えば解体工事や復旧工事も対象工事になります。(クロス工事など仕上げ材は補助対象外に)

樹脂サッシ&その取替工事費など、判断材料として”省エネに貢献するリフォーム”に対して補助金が与えられます。

 

平成29年度断熱リノベHP(環境共創イニシアチブ)

平成29年の断熱リノベ公募要項PDF

 

2要件のハードルは比較的低く、公募開始と同時に応募すれば

多少の減額があるかもしれませんが、だいたい手中におさめることができます。

今年の3月末くらいまでにリフォームの工事計画をしっかり固めておき、工事費の見積明細書を手元において準備しておきましょう。

申請は私どものような建築士や現場監督さんのような人が代理で行うのが一般的です。

ちなみに新築には使えません。

新築の場合は、ネット・ゼロ・エネルギー=ZEH(ゼッチ)で、太陽光発電パネルがマスト。

そのうえmax=75万円。

「リフォームの方が金額が大きいなんて・・・」

なんとなく理不尽な感じは否めませんが、それだけ既存住宅のほうがエネルギー垂れ流してるでしょ、

効果あるでしょ、って背中押されている気がします。

 

3そのほかには、例年通り耐震リフォームにも。

いつもの如く市町村が窓口になります。

最高100万円。

対象耐震改修工事に対して8割補助という驚異的な補助率です。

長野市HPより「既存木造住宅の耐震改修工事補助金について

例年新年度スタートの4月中旬ごろに各市町村のホームページで公募要項が発表されます。

市町村によって金額の大小があり、また公募をおこなっていないところもあります。

予算が非常に少ない傾向があり、5月~6月に「予算に到達したため、今年度の公募は終了します」となるのが通例です。

4このあたりが是正されるとよいのですが、、、。

他にも、今年度は長期優良住宅化リフォームで250万円いただいた方や、

住宅ストック循環支援事業で30万円ゲットの方がいらっしゃいました。

得られる補助金はぜひともゲットしていただきたい、

そのためには新年度前のこの時期に計画・見積もりを固めておくこと

それが確実に補助金を得ることにつながります。

また、計画には適切な現状の調査が欠かせません。

この既存住宅の調査を『インスペクション』と呼んでいます。

修繕がすぐに必要なところ、いずれ近いうちに修繕が必要になるところを発見して評価し、中古住宅の売買が安心して行い易くなる、という目的ではありますが、

耐震性能のことや断熱性能のことも同時に考えることができ、補助金の活用ができれば、

一挙両得的な、良心的リフォームが行えるのではないでしょうか

20180113192647-0001この記事が掲載された業界紙=新建ハウジングにRebornの取り組みが紹介されました。余談ですが(笑)

メッセージをいただいた仲間のみなさんに、日ごろお仕事をご一緒いただいている職人のみなさんに、

この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 

翔ぶが如く第1巻、古本ですがご希望の方先着1名様にお送りできます。メールください。

司馬遼太郎さんの本を電子版で読むとすると、今回のブログのようにリンクがたくさんになっちゃうのかもなあ。

 

2018.1.13 Reborn塩原

 

この既この存木造住宅の耐震改修工事補助金について

既存木造住宅の耐震改修工事補助金

スタンダード半丸

山梨県甲府市の新築住宅M様邸のレポートです。

Exif_JPEG_PICTURE建て方・上棟から2か月余りが経ちました。

外部木工事はほぼ終了。

室内は天井、床が仕上がりました。

工事はいよいよ終盤を迎えます。

これまでは下地(したじ)作業ばかりでしたが、

これからはそのまま見える「仕上げ」工程になります。

 

Exif_JPEG_PICTURE1階の床はナラ(オーク)無垢

無塗装品でしたが、MさんによるDIYで自然オイルをすかさず塗ってもらいました。

床にはプラネットジャパンのハードクリアオイルを塗りました。

ふき取り仕上げです。

プラネット社では、床用の塗料として、ハードクリアオイルとラッペンワックスというものがラインナップされています。

ハードクリアは液状、ラッペンワックスはドロドロの半固形状です。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE2階は節有りのひのきをご採用。

ひのきの香りが室内に充満しています。

 

ところでここ甲府市は、周囲を見渡しても建物にテレビアンテナがほぼありません。

なんと、ケーブルテレビの加入率が80%を超えているとのこと。

地デジアンテナではNHKと民放1局しか見れないのだそうです。

「なぜそんなことが!?」

「山に囲まれてるから電波が届かないだと!?」

「加入料と初期配線で10万だとっ!??」

 

県外者の私たちは甚だ疑問に思い、いろいろ調べてみたのですが、どうやら政治的な力が働いている模様。

こういうところがあるのですね・・・現代でも・・・汗

 

 

Exif_JPEG_PICTUREリビングの窓辺からは富士山をのぞめます。

しあわせしあわせ^^

それにしても甲府は雨が降らないです!

12月は1日か2日しか雨がふっていないんだそう。

こんなことは珍しいそうですが、それにしても冬の晴天率は長野市と比較になりません。

ここM邸でも太陽集熱器&太陽光発電パネルを併用します。

なんともうらやましい環境ですな。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこういう地域は当然パッシブハウスが考えられるわけですが、

日射遮蔽をちゃんと考えておかないと夏はひどいことになります。

 

ところで雨樋に、ちょっといつもと違うものを付けてみました。

タニタハウジングの「スタンダード半丸」というやつです。

かねてより気になっていたのですが、これはなかなか良い商品です。

 

Exif_JPEG_PICTURE内吊り式になっており、受金具が地上より見えません。

加えてその質感が◎。

今回はブラックとしましたが、艶消しですこしざらざらしている感じ。

まるで鋳物のような質感です。

一般的には鉄に塗装、または鉄に樹脂被膜のものが主流ですが、このスタンダード半丸はガルバリウム鋼板なんだそう。

費用的には当然ながらアップですが、費用対効果は抜群のように感じています。

タニタハウジングという会社は一般の人にはほとんど知られることがないメーカーだと思いますが、

雨樋のことを「雨のみち」と呼んでいる、ちょっと変わったメーカーです。

個人的には好きです♡

 

2018.1.11 Reborn 塩原

2018年ごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

今年はもうすぐ平昌オリンピックが開催されます。

ここ長野でも20年前に冬季オリンピックが開催されました。

「あれからもう20年も経つのか」という感覚です。

人生というのは、本当にあっという間ですね。一日一日を大切に生きなくてはなりません。

選手たちはこのときを目指して日々鍛錬していることでしょう。たのしみです^^

 

さて、

今年も塩原は、皆さまのお家づくりやメンテナンス、暮らし方など、住宅にまつわるお役立ち情報を定期的にブログで発信してゆきたいと思っています。

更新のノルマは毎週火曜日、木曜日、土曜日。

並行して「マイベストプロ信州」にも月に1度以上は、コラム記事を掲載してゆきたいと思います。

多少の毒がはいることもあろうかと思いますが、ご愛読の程よろしくお願い申し上げます。

 

SAHセミナーフライヤー-1昨年末のブログでも告知しましたが、

私も所属する、長野県のフロントランナー工務店が集うSAH会が、本を出版します。

断熱・省エネ性能を軸に、信州の家で求められる住宅性能とは、というようなことを勉強・研究・評価している会です。

この会の発足30周年記念として本を発刊。

長野市で1/25(木)、岡谷市で1/27(土)、

2会場で一般の方向けに出版記念セミナーを開催し(入場無料)、

ご来場の方には、この本を無料で差し上げてしまおうという大盤振る舞い^^

 

お申込みは下記をダウンロードしてください。

電話・FAX、メールで受け付けています。

実際には人数を把握したいだけなので、お名前だけのご記入でもOKです。

SAHセミナーパンフレットPDF

 

「信州の快適な住まいをつくる本」の掲載工務店(10社)

・青木ハウジング

・ホクシンハウス

・しなのいえ工房

・ミツヤジーホーム

・井坪建設

・細澤建設

・山の瀧澤建設

・森建築

・Reborn

・ヴァルト

 

2018.1.9 Reborn塩原

2017年を振り返る

今年一年、ブログご愛読誠にありがとうございました。

また、設計、工事などいろいろな形で関りを持たせていただいた皆様に、心より感謝申し上げたいと思います。

いま、2017年(平成29年)を手帳を見ながら振り返っています。

五日目 ホテル ヒルシュ外観1月は初めてドイツに行きました。

エコノミーの機内でノートPCで製図をしていましたね( ;∀;)アレハマジキツカッタ

しかし、省エネ先進国である独国で見聞きしたもは、あまりにも大きく、重く、

塩原の腑に落ちるものばかりでした。

いつかまた近いうちにぜひ行きたいと考えています。

 

Exif_JPEG_PICTURE2月はとっても忙しかったなー。

地鎮祭、竣工、契約などイベント事で土日が固められています。

このころ打ち合わせしたいた方が現在建築中ですね。

先日ブログでも告知しましたが、SAH会という組織で本を出版します

このころ取材や紙面内容の打ち合わせを開始しています。

雪など天候の具合で予定がずれたり振り替えたりした形跡があり、手帳欄がごみごみしています。

 

Exif_JPEG_PICTURE3月は建て方や引き渡しなど、例年並みに賑やかでした。

この時期、花粉症の塩原はあまり体調がよくありません。

仕事が一気に増えてきて完全にマンパワー不足になりつつあり、求人に力を入れ出したのもこのころです。

インターネットの転職サイトからはあまり反応がなく、あちらこちらの知り合いやツテに声をかけ始めました。

(結果的に、来年4月から若い男子が入社してくれることになりました^^)

 

IMG_59014月は戸隠のガレージ新築現場において、

「あぁ・・・・まだこんなにあるのか~( ノД`)シクシク…」

という状況の中で基礎に着手しようとしていました。

今年は雪が多かったのか、山の方は結局ゴールデンウィークまで残っていましたね。

現在工事を行っている方々も。このころファーストプレゼンを行っています。

ほんと、一年はあっという間です。

人生とはなんと短いものであろう。一体あと何棟の家をつくることができるのか。ちょっと刹那的になってきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE5月はなんといっても富山市でのログハウス建て方です。

昨年の12月31日19:00まで、事務所でこのログハウスの図面を書いていました。

許認可申請も大変でしたが、ログの加工も約5か月かかったことになります。

富山は暑く、まるで夏のようでした。

この時期に着工した方々は、みなさん年内に完成引き渡しを迎え、年末までにご入居し、

「全館暖房サイコー」って今ごろ叫んでいますね^^

ほんと家があたたかいって、幸せですよね。

 

Exif_JPEG_PICTURE6月は秋田・西方邸見学が印象的でした。

長野市を始発の新幹線で出発し、能代市にはお昼過ぎに到着。

駅前通りはあまりに広く、不気味なくらい人影がなく、

ひょろっと入ったお寿司屋さんの三色丼のおいしさが蘇ってきました、ゴク(笑)

 

IMG_50027月はなんといっても高校野球ですね。手帳に対戦相手と球場名が書きつねられています(笑)

私には息子がいません。中2と小6の娘がふたりです。

しかし、兄の息子、つまり甥っ子が強豪校で活躍していました。

また、私の母校(松本深志高)もダークホースとささやかれ、

野球部OBの身としてはいてもたってもいられない状況なのでした。

結果的には両校ともにいいところまで行きながらも敗退。

そのひたむきで、負けた瞬間号泣する姿に26年前の自身を重ね合わせ、

「やっぱ高校野球はいいよな♪」と勇気と感動を支えにしながら仕事に戻る、そんな日々でした。

 

Exif_JPEG_PICTURE8月は灼熱のなか、完成見学会をお盆前に行いましたね。

昨日、建築主のSさんからメールいただきました。

「塩原さんをはじめ、家造りに関わっていただいた皆様のお陰でこうして快適な生活を送らせていただける事、本当に幸せです。

塩原さんも年末年始はゆっくり休んでいただき、来年も進化していって下さいね!応援しております^^」

Sさん、ありがとうございます(^^)/

私も応援してますから、来年はぜひ一度どっかで飲みましょう!(*‘∀‘)

 

DSCF26549月は10年ぶりに訪問した、OB宅=山中湖の山荘が印象的でした。

ウエスタンレッドシーダーの経年変化が、ここまで美しいものかとウットり。

板壁外壁の可能性について自信を深める訪問となりました。

時を同じくして、横浜へ勉強に行ったのですが、けっこう海沿いの地域では木の外壁ってアリなのですね。

湘南エリアにはレッドシーダーが盛んに用いられているのだそう。

雪国信州も、もっと外壁に木を使うべきなのではあるまいか?

 

スライド210月は、Rebornオリジナル玄関ドアの開発をしていました。

試作やデモ撮影、パンフレット作製など、11月の発売に向けて夜な夜なやっていましたね。

上棟あり、引き渡しあり、キノコ狩りありと、

手帳の予定表が真っ黒です(笑)

今年一年で最も充実していた月でした^^

 

 

IMG_651911月は、「恐怖の吹抜けシーリングファン、本体交換」が印象的でした。

約4mのスパンに2”×6”でブリッジをつくり、プルプル忍び足で決行!

ご主人&受験前の息子さんと共に楽しいひとときを過ごしました汗

OB宅の定期点検にあちこち回り、ハイエース月間移動距離は推定1万km。

自身が最も活動できる秋は、あまりにも建築士と呼ぶにふさわしくなく、

「少し痩せたかな?」

と期待して半年ぶりに載った体重計は、なんと2kg増加!

う~ん、どうすればいいのかよく分かりません・・・。

 

そんなこんなでもう年の瀬に。

「住宅産業大予測2018」なる本を読んでいます。

 

読者のみなさんも感じていることでしょう、「いちねんはあっという間」のこの感覚。

人生はまさに「光陰矢の如し」

目標を立て、それに向かって行動することの大切さが身に染みます。

 

今年一年ありがとうございました。

2018年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

ゆく年くる年、よいお年越を!

 

2018.12.30 Reborn塩原

 

省令準耐火に挑む

IMG_6788暮れなずむ南アルプスの山々。

(12/28  中央道八ヶ岳PAより)

2017年もあとわずか・・・;汗;

みなさま、今年はどんな一年だったでしょうか?

韓国、米国、フランスで大統領が変わったり、

はたまた上空をミサイルが通過したり、政治的に忙しかったような印象。

 

IMG_6785(同じく12/28  中央道八ヶ岳PAより~八ヶ岳を臨む)

住宅業界では、ZEH(ゼロエネルギーハウス)や、断熱を厚くした低燃費住宅の推進へと一歩駒を進めた感があります。

また働く環境や人手不足など、労働環境について、お客さんや業者の方々と話す機会が多かったように感じます。

実際に現場サイドでは大工をはじめ、いろいろな業種で人手不足が深刻化していて、

おおむね工事をこのくらいにやりたいと建築主との同意を得て、工程表をつくるタイミングで各業者さんに声をかけておかないといけないぞ、

という雰囲気になってきています。

 

 

IMG_6761甲府市の現場では今日が仕事納め、ということで現場の片づけや、新年からの工程確認をしてきました。

長野市内は20cmほどの積雪がありましたので、ハイエース屋根上の雪はすべて解けることなく甲府・現場着。

「12月に雨が降ったのは25日の午前中だけなのではないか」

と大工さんがいうくらい、ここ甲府盆地は雨が少なく、空気が乾燥しています。

今日もご覧のような快晴で、あらためて

「パッシブ設計をやらなきゃ損だなコリャ!」

と感じました。

外部の大工工事はほぼ終了。外壁は来年2月に左官屋さんが長野市から出向きます^^

 

IMG_6705空腹だと唾液がこみ上げるチョコ色の外壁アクセント板壁(笑)

冬至を少し過ぎましたが、太陽の光が室内に差し込んでいる様子がよく分かります^^

塗装は建築主のMさんの奥さんにより、3度(?)塗り。

プラネット社のウッドコート、色はダークブラウンです。

基材の木材はレッドシーダー・ラフソーン(粗仕上げ)。

窓:シャノンウインドーの色=ロイヤルブラウンとの同化を目指しました。

 

 

IMG_6769上棟からちょうど2か月。

室内では1階の床フローリング(オークほぼ節なし)が張り終わっていました。

さすがフローリングの王様ですね・・・。

ここに自然オイルでクリア塗装すると、グフフです♡

フローリング材はたいていの場合長さが決まっていて1.8m。

継ぎ目をあえてそろえず、ランダムに貼っています。

当然ながら無垢材は木目や色目が一枚一枚違いますから大変な作業なんですよー。

 

Exif_JPEG_PICTUREそしてブログ今号のテーマである、「省令準耐火構造」について。

実は自身初めての試みなのですが、木造軸組み工法による準耐火構造でつくっています。

いつもと何が違うのか?

ポイントは大きく2点。

 

1、室内の天井という天井にすべて厚さ12.5㎜の石こうボードを張る。

1階(上に床があるところ)は「強化石膏ボード」というより燃えにくい素材が混入された石こうボードを。

下地である木の棒=野縁(のぶち)はいつもより細かめに(@303)。2階はいつも壁に使っている厚さ12.5㎜のふつうの石こうボードを。

 

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE2、間仕切り壁の最上部に、ファイヤーストッパーと言っている、

「火が壁の中を走り抜けてゆかない措置」をするということ。

写真は床から天井を見上げたアングルのショット。

ここではグラスウールが入っています。

省令準耐火構造とする前提として、天井や外壁で使う断熱材は、グラスウールやロックウールなど、

”不燃材”であるものでやらないとダメです。

ネオマフォームやスタイロフォームなどの石油由来のものは当然NGですが、セルローズファイバーもNGです。

 

Exif_JPEG_PICTURE2階の天井の断面。

上から、高性能グラスウール16K マット品、厚さ20cm

防湿・気密シート

ネダレス合板24㎜

高性能グラスウール35Kブローイング、厚さ18cm

石膏ボード12.5㎜厚

という構成になっています。これは初めての断面設計なのですが、非常にうまくいきました。

小屋裏にマット品を用いることで小屋裏の点検がしやすい上に、断熱性能も相当高く、U値=0.10です!

 

Exif_JPEG_PICTUREこの家の設計では、家全体で暖房し、暖まった熱は、窓から全体の38%が逃げてゆきます。

それに対して、天井からはわずか7%。

旧来からの木造住宅は、実のところ、圧倒的に天井から熱が逃げていっています。

まあ窓からもそれ同等、いやそれ以上に熱が逃げています。

逃げるスピードも相当なもので、暖房してもしても設定温度に辿り着かないこともあるんんだということは皆さんも体験したことがあるかと思います。

 

Exif_JPEG_PICTUREご覧ください!このいかにも熱が逃げなそうなこのさまを!

 

このところ、私も斜め天井の家を多く設計しますが、

やっぱり2階は平天井とした方が、コストをかけず断熱性能を出しやすいと感じています。

変化のある空間としたり、家全体のプロポーションを低く抑えることは当然できるので、2階斜め天井は好みで自邸もそうしていますが、

コスパの良さでは圧倒的に2階平天井が優位です。

 

Exif_JPEG_PICTURE大工のKさんいわく、

施工上の問題はほとんど感じないとのこと。

省令準耐火構造とすることにより、石膏ボード12.5㎜は重く、下地も少し手間が増えますから、作業量としては全体で2,3人工ほど余計にかかるかもしれません。

また、普通の石こうボードに比べて、強化石こうボードは金額的に倍します。

このあたりを勘案すると、35坪ほどの住宅で、コストアップは¥4,000~5,000/坪だと踏んでいます。

延べ床面積35坪の家だと¥140,000~¥175,000アップ

それに対し火災保険が約半額になります=T構造が適用。

 

火災保険加入期間を35年だとすると、その差額はなんと約100万!!

省令準耐火構造の家は、ランニングコストに優れていると言わざるを得ません。

当然ながら燃えにくい材料や工法でできているので、火事には強い=逃げる時間がある、延焼防止、火の回りを防止etc.

ということが言えます。

これら壁や天井に石こうボードを張ることが前提とはなりますが、この上から木の板を張ることはまったく問題となりません。

ただ、古民家風に構造体である梁を室内にあらわしにしたりはできませんのであしからず。

参考資料PDF~省令準耐火(公庫仕様)

 

2017.12.28 Reborn塩原

Reborn通信プレゼントキャンペーン抽選発表!

この度はReborn通信プレゼントキャンペーンに

たくさんのご応募を頂きまして、誠にありがとうございました!

日頃の感謝の気持ちを込めまして、

マキタ充電式クリーナーを3名様にプレゼントさせていただきます。

 

こんなにもたくさんの皆様からご応募頂きました!(約70通)

IMG_8416

貴重なご意見・ご感想、

写真やかわいらしい絵を描いて

いただいたりと

1枚1枚じっくり読ませて頂きました^^

 

ありがたいお言葉の数々に塩原は

「これだけでお酒を呑めるよ~」と。。。しみじみ

 

本当にありがとうございました。

 

それでは・・・大変お待たせいたしました。

【Reborn通信プレゼントキャンペーン】の抽選結果発表です!

※3名様が当選です

 

じゃんじゃかじゃーん、

じゃじゃじゃじゃんじゃかじゃーん

 

抽選塩原

1番目の当選者様は・・・

松本市 ごっちゃん 様

 

2番目は・・・

塩原と目が合った方、残念でした。。。笑

長野市 フミカ 様

 

最後は・・・

山梨県北杜市の ごよくん 様

以上、3名様です。

 

おめでとうございます!!

賞品発送につきましては、準備完了次第お送りさせて頂きます。(1月上旬)

 

今回ご応募頂きました皆様に社員一同、心より感謝申し上げます。

また皆様から頂戴いたしましたご意見やご感想をもとに

これからのReborn通信をもっともっと盛り上げていきたいと思いますので、

今後ともよろしくお願いいたします。

 

ありがとうございました^^

本を出版します☆

SAHセミナーフライヤー-11年がかりでつくった本を出版します!

「信州の快適な住まいをつくる本」

 

弊社も所属しておりますSAH会(=信州の快適な住まい考える会)

の設立30周年ということで、会員である工務店が費用を出しあって、本を出版します。

新年1月の中旬には平安堂や蔦屋書店で店頭に並ぶ予定で、

今もなお原稿の最終チェックに追われています(汗)

 

 

 

この本の出版にあわせ、なんと!長野県副知事である中島恵理さんをお招きし、

1/25(水)13:00~15:00 @長野市TOIGO

1/27()13:30~15:30 @岡谷市障害学習室

の2会場で出版記念セミナーを開催します。

SAH会は信州大学と長野高専の学と、私ども地元工務店、それに高性能建材を製造販売、工事を行っている産学協力体制のもと、長年にわたり信州の高性能住宅を引っ張ってきた会だと自負しています。

これから家をつくろう、できれば省エネ性能がいいほうがいいな、小燃費で暖かい家がいいなあ、

という方々にぜひこの本を手に取って読んでいただきたいと思っています。

セミナー来場者には、この苦労本を無料で差し上げることになっていますので、ぜひお誘いあわせの上ご来場いただきたいと思います。

パンフレット(申込書つき)PDF(460KB)はこちら↓

SAHセミナーフライヤー

 

 

年末年始は実家に帰るという人も多いはず。

本を読む時間10分ありませんか?

実家、異常に寒くないですか?

 

「寒い家と暖かい家はなにが違うのか!」

「実家を断熱リフォームして暖かく暮らせるようにしたい!」

「本は読みたくないけど、マンガならば」

 

そんな方のためにマンガで構成されたなかなかいい本を無料で差し上げます(送料も弊社で負担します)

先着10様とさせていただきます。(おひとり様1冊でお願いします)

ご希望の方は住所・氏名・電話番号を明記して、メールで「断熱リフォーム物語 希望」とお書き添えいただきご応募ください。

実はこのマンガ、新築版とリフォーム版がございます。

この際、両方でも、片方でも構いません。

「どっちも」、でもOKとします!

 

IMG_6734IMG_6735IMG_6733さらに!

 

先日北関東地方で発行された、「北関東の高断熱住宅 第6号」に、今回もRebornが取り上げられています。

かなりマニアックな本ですが、すごくいい本です。出稿者として30冊ほど手元にあります。

 

ご希望の方は、こちらも無料で差し上げますので「北関東の高断熱の本希望」とお書き添えの上、メールでお申し込みください。

 

お申込みフォームはこちら

2017.12.26 Reborn塩原

 

信州型ゼロエネ住宅の理想形

DSCF3007来週はまた寒波がくるようです(*_*)

今日明日の晴天は貴重となりそうなので、お休みの方は大掃除をやってしまいましょう。

24時間換気扇が設置されている家にお住まいの方は、給気口のフィルターや本体ファンの羽根についている埃をふき取ってください!

第1種換気扇を採用の方は、2~3か月に1度は清掃していると思いますが、念のため。

第3種換気扇を採用の方は、かなり多数の方が忘れているようです。思い出して!

 

DSCF4700このところちょくちょくいただくメール相談に、

「パネルヒーターのサーモバルブの目盛りはどこがよいのか?」

「温水暖房のボイラーの設定湯温は何℃がいいのか?」

というご質問をいただきます。

「目安として、12月は35℃の温水で、各サーモバルブは1階がⅢ~Ⅳ、

2階はⅡ~Ⅲで使ってみてください。これが基本型です。」

「外気温が日中でも5℃を下回る日が続くようでしたら、温水温度を40℃に」

「サーモバルブはその部屋、その場所をどんな状態にしたいのかによって変えるものですが、都度変えるものではありません」

「初年度は練習試合みたいなものなので、いろいろと試してみるとよいです」

そんな風にアドバイスしています。

温水温度35℃は、パネル表面を触るとやや冷たく感じるはず。体温が36℃前後ですが、手の平はおそらく35℃程度になっているでしょうから。

「ん?これって暖かいの?」って感じるくらいの低温水でも連続で放熱していれば心地いい部屋になりますよ^^

ボイラーは連続運転で、車でいうところのアイドリング状態、または高速道路の80㎞運転が最も燃費がよいそうなので、温水温度は低ければ低いほどよく、入れたり切ったりしない状態が燃費は向上します。

 

DSCF3160さて、

松本市蟻ケ崎で新築住宅が着工になりました。

敷地に隣接して、立派なサクラのある公園が。

リボーン標準のQ1.0(キューワン)住宅、

Ua=034(Q=1.26)

暖房消費量 電気=2,176kWh/年(COP2.5)

灯油ボイラー(効率85%の場合)に換算→622㍑/年=4.72㍑/㎡

という燃費性能です。

窓が多い割りにはUa値がよい、という印象です。

「Ua値だけで競うのはもうやめましょう」、

Ua(外皮平均熱貫流率)はもちろん大事な指標となる値ですが、それだけでは語れない暮らし心地があるのだ、そんな風に自分では思っています。

 

外観南東南側に窓がたくさんあります。

1階の南には、下屋をかけています。

パッシブ設計のキホンと照らし合わせると、この屋根は禁じ手になるわけですが、

日射取得は吹き抜けに面した2階のFIX窓に任せて、1階は使い勝手のいい屋根付きのデッキテラスを優先しました。

冬の直射日光は確かに暖房となりえますが、ここ松本だとオーバーヒートする可能性もあります。

オーバーヒートとは、日射を採り入れすぎて、室内気温が30℃近くまで上昇。結果真冬に窓を開けて室温を調整する羽目に陥ることをさしています。

外壁の断熱を付加断熱として、熱損失を抑える方法で、

なによりも建物のプロポーションがよい感じに。

 

南西外観屋根上には、真空管式の集熱器を約6㎡乗せ、室内に500㍑の蓄熱タンクを。

熱交換をして給湯と暖房へと熱利用します。

さらに太陽光発電パネルを5.9kw分のせました。

これにより、いわゆるゼロエネに。

年間を通して少なくとも10年間は光熱費がZero以下になります。

「少なくとも」と言っているのは、10年後の余剰電力買取り単価が不明だからです。

国交省の地域型住宅グリーン化事業・省エネ型に応募していますので、165万円の補助金を交付申請しています。

これにより、初期投資の回収期間は大幅に短縮され、ある意味10年間の光熱費を税金によって先に支払ってもらった、ともいえるのではないでしょうか。

10年後には、電気自動車や自宅で蓄電することも想定をしていってほしいと思いますし、おとなりの実家にも電力シェアをしていってもらいたいと考えています。

 

南面3

2階空間は斜め天井として、建物の高さを押さえています。

(最高高さ7.6m~なにも考えずに設計すると8mほどになるはず)

地域に根差したデザインを考慮して、なによりもシンプルな切り妻屋根としたかった。

太陽光パネルに頼らないゼロエネ住宅になる、

こんなスタイルの家が、日射の豊富な信州の目指すべき家だと確信しています。

 

DSC_0002すぐとなりには、10年前に私が現場監督として担当させていただいたご両親の家があります。

松本の伝統的なデザインである大屋根スタイルで、”すすめおどり”なんかもついてますね^^

この建物にあうデザインを、

というのが設計コンセプトの第1歩でした。

10年を経過しても古びないこの感じは、木の家だからこそ。

そういえば昨日は冬至でした。みなさんカボチャ食べましたか?

私の家の夕食はカボチャカレーでした^^

2017.12.23 Reborn塩原