| 株式会社Reborn(リボーン)

ドイツ¥40/kWh

秋です^^

ここまで変わるものなのか、信州の気候。

着るものも、布団も、食べ物もがらっと変わって参りました。

住のほうでも、ついこの間までは日中窓を閉め切り、エアコンに頼ってきたわけですが、

窓を開けて風を通し、夜は寒いくらいになっています。

 

秋といえば読書。

わたくし塩原にとっては、唯一の趣味でもあります。

小説やビジネス・啓発系と共に、住宅雑誌や単行本もよく読みます。

性格が飽きっぽいのか、1冊をぶっ通しで読み切るスタイルではなく、

1章とか1話とか、割とちょこちょこ区切って数冊の本を同時に読む「並行読み」スタイルです。

この読み進め方は、すでに小学校のころから確立されていました。

 

小、中学校では図書館をたくさん利用していました。

そこで読むことはあまりせずに、4~5冊をまとめて借りちゃう。

でもって、並行読み。

あ、でも、江戸川乱歩シリーズは一気読みしてましたね、唯一。

読むスピードはナミと言えば並だろうと思いますが、じっくり読むほうだと思います。

 

8月も雑誌を含めると10冊くらいは読み終えましたが、

建築系ではこの2冊を興味深く読みました。

 

Exif_JPEG_PICTURE同業他社でもある松尾先生著。

断熱性能レベルをはじめ家づくりポリシーは共通するものが多く、

数値で裏付けられた論理展開はさすがの一言。

一般の方にもおすすめですが、住宅に関わるプロの方々もぜひ読むべきだろうと思います。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE「こんなに壁厚くして(断熱材厚く入れて)意味あんのか?」

とか、

「イニシャルとランニングで比較してもコスト的に見合わないのになんでやるの?」

などという意見をプロからも聞くこともあります。

 

 

車販売の世界では、TOYOTAのプリウスがダントツで売れている、

「それとおんなじことだよ」

そう答えるようにしています。

 

Exif_JPEG_PICTUREそれでもピンと来てもらえない雰囲気であったなら、

「将来中部電力に支払う電気代を、今の単価で先払いしてもらってるんだよ」

とも。

「今の単価」というところ、

アンダーライン引いてますのでテストに出ますよ(笑)そこがミソ^^

電気代は毎年数%ずつ値上がりしています。

来年には¥30/kWhになろうとしています。10年後にはいったいどうなっているのでしょうか。

 

 

IMG_6306それともう1冊。

電気代を含むエネルギー問題がやがて日本に大きくのしかかってきます。

3.11震災以降に日本でも取り入れられた「自然エネルギー固定価格買取り制度」ですが、

おんなじことをやって事実上制度破綻したドイツの現実を見習い、私たちもそろそろ備えなくてはなりません。

 

ドイツでは脱原発賛成が74%と大多数を占め、制度崩壊したとはいえ、今なお再生可能エネルギー推進派も69%の国民が賛成だとのこと。

自動車王国ドイツでは、国産であるベンツ・BMW・アウディ・フォルクスワーゲン・ポルシェ・オペルしか基本的に走っていませんが、ごくまれに日本車であるプリウスが走っていました。

プリウスの環境性能の高さはプライドの高いドイツ人にも影響を与えているのだとか。

そこいらじゅうの自動販売機や24hコンビニにプリウスはじめハイブリッド・エコカーがずらっと並んで駐車している姿を、ドイツの方の眼にはどう映るのでしょうか。

両冊ともに、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。おすすめです。

 

2017.9.2 Reborn塩原(老眼指数7)

9/16・17見学会のお知らせ@長野市稲田

粘りに粘った8月ですが、明日から9月。1日は防災の日です。

各地で起こる中規模の地震、集中豪雨やミサイルまで、私たちは常に自然災害や人災に囲ま生きています。

そうした状況を見つめ直し、備えの意識を高めましょう。

 

Exif_JPEG_PICTURE長野市稲田のサンロード沿いで工事中の長期優良住宅化リフォーム。

いよいよ仕上げ段階に入ってきました。

通常現場の様子は足場シートで見えないのですが、この現場はあえてシースルーの状態で進めています。

交通量の多い通り沿いなので、最初各職人さんたちは

Exif_JPEG_PICTURE「なんか恥ずかしいんですが( ・´ー・`)」

という感じで戸惑っていましたが、もう慣れたかな^^

リボーンとしては、なかなか進まない耐震化率やエネルギーをガンガン消費している既存住宅に対して、「少しでもリアルに性能向上リフォームを知ってもらおう」という意気込みを感じて、みなさんに観てもらいたかったんです。

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE既存の外壁に付加断熱する形で、高性能グラスウールを10cm貼り付け、通気層を確保したうえで、今回は樹脂サイディングを採用。日本ではあまり馴染みのない素材で、お客さんにサンプルを提示すると9割方「いやいや・・・」という顔をしますね。

コーキングレスで、再塗装する必要もなく、重量もすこぶる軽い。

耐震化を考えるとき、あるいは付加断熱を考えるとき、外壁の軽量化によるメリットは相当あるんです。

今後は新築でも採用が増えてゆくだろうと考えています。

 

Exif_JPEG_PICTURE室内は大工工事がほぼ終わり、クロス屋さんにて石膏ボードのパテ処理が行われています。平行してお施主さんによるDIY塗装。

このあとクロス屋さんにて紙クロス(プラネット・KOBAU)を張り終えたのちに、DIYしっくい塗装が始まります。

相当の面積がありそうですが、季節もちょうどよくなりますし、満を持して実施したリフォームですから、気合の入り方はハンパありません。

8月上旬にはRebornの新築住宅・完成見学会を行いましたが、これまでリフォームの見学会を開催したことがなかったなぁ、ということに気が付きました。

 

Exif_JPEG_PICTUREかねてより話題にはなっていましたが、リフォームの場合はどうしても工期がパツンパツンになってきますから、見学会を開催するゆとりがなかった、というのも本音ではあります。

そしてこの度、施主Yさんの了承をいただき、完成直前、DIY作業中の現場をお借りして、

ついに、リフォームの家の見学会&相談会を開催させていただきます!!

 

 

テーマはずばり、

新築か。リフォームか。

玄人でもこの判断は非常に難しいとされています。

普段見えない部分の状態も非常に重要な判断材料になります。

9月16日()10:00~17:00

9月17日()10:00~16:00

駐車場が4台分しかありませんので、今回もご予約いただいた方を優先的にご案内させていただきます。

もちろん予約なしでもご来場いただくことはできますが、毎回見学会をやっていて思うのは、

「みなさん一気にきちゃうんだよなぁ( ;∀;)」

 

リフォームか新築かを迷っている方に対して、これまでの具体事例や、判断の勘所などを解説してゆきたいと考えています。

図面や写真画像などがあれば具体的なリフォーム方法や補助金が使えるかどうかなど、アドバイス差し上げることができます。

 

また、リボーンで定番となっているDIY作業についても、生で見る機会ははっきり言ってこれまでありませんでした。

どんなふうに作業するのか、ぜひあなたの眼で見てほしいのです。

今お住まいの家でも、クロスの上から仕上げる方法もアドバイスできます。

ぜひご興味のある方は、ご予約の上、ご来場くださいますようお願い申し上げます。

 

スライド1スライド2

 

 

 

 

 

 

 

ご予約状況は随時更新して参ります。

ご予約は電話 026-274-5485 (土曜日・日曜日・祝日はつながりにくい)

FAX 026-274-5486  24時間OK

メール info@reborn-nagano.co.jp

または お問合せフォームへ

 

完成直前見学会ご案内パンフレットPDF(953KB)

 

~予約状況~

9/16(

10:00~11:00  長野市N様ご予約・残り1組様

11:00~12:00  長野市N様ご予約・残り1組様

12:00~13:00  2組様

13:00~14:00  長野市O様ご予約・残り1組様

14:00~15:00  2組様

15:00~16:00  2組様

16:00~17:00  2組様

 

9/17(

10:00~11:00  千曲市M様ご予約・残り1組様

11:00~12:00  千曲市M様ご予約・残り1組様

12:00~13:00  2組様

13:00~14:00  2組様

14:00~15:00  2組様

15:00~16:00  2組様

 

ご予約お待ちしております!(2時間とか3時間、30分単位でもOKです!)

(9/14 13:20 更新)

2017.8.31 Reborn塩原

ボクサーとひのきづくし

Exif_JPEG_PICTURE週末に坂田木材さん主催で行われた完成見学会@千曲市も盛況だったそうで、大変うれしく思います^^

性能(断熱や耐震)のいい家で、かつ、木材やしっくいなど自然素材がふんだんに使われている家は、意外と珍しいのではないでしょうか。

私どもは、毎度このような家づくりをしているので、造り手としては視覚的にも肉体的にも感覚的に完全にマヒしてしまっています。

それでもやっぱり新築の時のヒノキの香りはすげ~、って感じちゃいます。

Sさんのお宅はまさにヒノキ尽くし。材木屋さんらしいいいところが発揮されていて、設計者ながら「なかなかいいぞ」と思うわけです。

 

Exif_JPEG_PICTURE実はこの完成見学会開催の40時間前に完了検査が行われ(無事に合格したのですが)、

検査員の方も入ったなりにクンクンしていました( ˘ω˘ )

「木の家はやっぱいいやさな」

「こりゃ大工さんも大変だわさな、おい!」

「やっぱ本物はいいねぇ~、ったく」

とお褒めいただきました^^

 

Exif_JPEG_PICTUREしっとりとした8畳の和室を1階に死守したプランニング。

「あ~、も~、6帖にしてくんないかな~」

って思ったことは何度も(笑)

プランニングは最後、ご予算とのタタカイになる訳で、

さながら試合前のボクサーのように、ストイックな減量が必要となるのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE大きな吹き抜けも耐震上の弱点になりやすく、構造計算ソフトとのタタカイも待っています。

注文住宅の場合、一つとして同じ間取りというのものはないので、

その都度カット&エラーを繰り返すのも、ボクサーでいうところのスパークリング練習のようなものでしょうか。

何度やってもダメなものはダメなのですが、

チキンな性格の私は、毎回プランを立案しながら、耐震等級3が確実に取れるかどうかを検証して、「大丈夫そうだ」というプランしかお客さんに出せません><

 

Exif_JPEG_PICTURE家も工業製品といえばそうだと言えるので、

設計図が何よりもまず大切になると考えています。

当然現場をすすめながら変更する点や、工夫する箇所は出てくるでしょうが、スムーズに事が運ぶためには図面に確実性が無くてはなりません。

それでも「イメージが違う」ということが起きやすいのは当然の事。

仮想空間である図面と現実の食い違いが起きないためには、イメージパースや模型、スケッチなどが役には立ちますが、

何と言っても見学会が一番分かりやすいのではないでしょうか。

 

Exif_JPEG_PICTUREできればただ漠然とほうぼうを見渡すのではなく、メジャーで測ったり、照明器具とスイッチがどのような関係でついているかとか、建具を操作してみたり、壁や床や天井の表面温度を計ったり、自分で計画中のプランと照らし合わせたりしながら見てみたいものです。

人間は、立体物を見て瞬時に相当量の情報を読み取ることができる動物ですし、鼻も耳も皮膚も、さまざまな情報を読み取ります。

雑誌やネットでの平面画像・写真では絶対に分かりません。

香りも当然分からないし、空気感もぜんぜん。

床の硬さ加減や素材感、音の聞こえ方、光の入り方、

現場見学会では五感で感じ取ることが”唯一”できうると思うのです。

 

DSCF2575 DSCF2569あいにく私は見学会の開催会場に当日行くことができませんでしたが、同日とあるお宅の住宅診断をしておりました。

窓からの漏水や外壁の劣化状態に不安が募るお客さん。そして床下点検では、こんな状態でした( ノД`)

同業者として本当に腹正しく悲しい思いをしながらの匍匐前進でしたが、見えないところにこそその会社の本質が見えるというもの。

実害がなければなんでもあり、では決してないと思うのです。

 

DSCF2586給水管に巻いてあった保温材もご覧の通り。

デッキが腐って、住み手の方自身で一部撤去していたらシロアリがいたので床下を点検してほしい、

というのがこの床下に潜った動機ではありましたが、言葉をなくしました。

 

 

今度完成見学会に行く機会があれば、ぜひ床下点検口から床下を覗いてみてほしいと思います。

出来れば、このときの私のように全身をタイベックスーツで包み込み、ヘッドライトとマスクがあれば完璧です。

そういう見学希望者がそろそろ現れてくるのかもしれないなあ。

 

 

2017.8.29 Reborn塩原(腹筋ピクピクワンダーコアマジカウカ?)

Rebornのオリジナル小屋シリーズはどのように活用されているのか?

棚の追加などご主人自らカスタマイズ

棚の追加などご主人自らカスタマイズ



170728_049「お客様の声」コーナーに、Rebornオリジナルの薪小屋キット=グリーンラックや、木製物置キット=木っとハレルヤを掲載しました。

生活舞台の一部としてご活用いただき、非常に嬉しく思います。

軽井沢・福岡さまの声

軽井沢・高田さまの声

いろんなお話が聞けて、読み応えのある面白い記事になっています。ぜひご一読を!^^

2017.8.26 Reborn塩原(取材:ライター&カメラマン=はたまちsan^^)

軒の出は太陽60°で検討すべし

子供たちも学校に行き始めました。

少年少女が激しい西日と闘いつつも家路へ向かうその姿は、1か月前よりずいぶんたくましくなったではないか、と感じさせる眼をしています。

 

Exif_JPEG_PICTUREナイスロケーションに建つ平屋チックな木の家。

道路から5mほどでしょうか、2段高い位置に低い感じで建っています。

南面には大きな窓が連なっています。

 

Exif_JPEG_PICTURE

今日は完了検査が2棟あり、その合間を縫って、

「8月下旬におけるひさしの日射遮蔽効果」を確認して参りました。

太陽熱を室内に採り込もうという発想のパッシブハウスでは、冬は太陽高度が30°、夏は78°で考えがちになります。

30℃は冬至、78°は夏至のお昼頃の地平線からの太陽高度です。

しかし夏至は6月22日。梅雨の時期です。気温は30℃近くまで行く日もありますが、何と言っても一番暑いのは8月上旬。

そしてお盆明け8月下旬は残暑が厳しく、今日も32℃くらいまで上がったのではないでしょうか?

そして本日のお昼頃は太陽高度62°(長野市)。ちなみに8/6は65°。

何が言いたいのかというと、夏至の78°基準ではなく、9/10頃の60°基準でひさしや軒の出は検討すべきだということです。

この写真は午後1時の軒の出がつくる影の状態。ちゃんと軒の出が役割を果たしています^^

 

Exif_JPEG_PICTURE西側、子供部屋の窓。この時間はひさしによって窓全部が影になっていますね。

この後陽が傾くにつれて直射日光が入ってくるので、そこはやっぱりすだれなどが必要になってきます。

 

Exif_JPEG_PICTUREところで先ほどの窓からはこんな眺望が。

千曲川越しに、北信濃の山々をのぞみます。

窓は光を採り込んだり、風を入れて換気する、という機能がありますが、

「外を見る」という重要な役割があります。

街並みを見渡すと、この時期カーテンで陽射しをシャットアウトしている南側の窓がなんと多いことか。

この窓は、人の眼を気にする必要もない好条件が備わっています。

逆に冬の晴れた日は、この窓から燦燦と日光が入ってきます。

1月20日のお昼の太陽高度は33°。カーテンを開けて美しい冬の山並みを臨めるのも、高性能なガラスのおかげだと言えるでしょう。

 

Exif_JPEG_PICTUREリビングダイニングは勾配なりの、非常にのびやかな、どこか北欧の香りのする杉板張り天井に。

登り梁は構造材です。

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE8月もあと残り1週間。

ここしばらくは天候不順で、この家のまわりのリンゴの生育にも影響しているそうですが、

実り多い秋にするには、この1週間の踏ん張りが大事なんだと、40歳を過ぎたあたりから自己認識しています。

 

太陽高度を調べたサイト

 

2017.8.24 Reborn塩原(本日の虫刺され箇所数、推定20)

8/26.27完成見学会@千曲市

一戸建て専用住宅の完成見学会を坂田木材主催で行います。

8.26()10:00~17:00

8.27()10:00~17:00

断熱や耐震の基本性能を高いレベルで実現しつつ、無垢の木をふんだんに内外装にする新築住宅を検討いただいている方に、ぜひご覧いただきたいと思います。

設計:Reborn-Studio一級建築士事務所 塩原真貴

施工:坂田木材株式会社

2017年8月26日・27日完成見学会チラシ PDF(905KB)

南東外観昨年9月に提示したファーストプランの外観イメージパースがこちら。

基本プランをその後8回練り直し、打合せは今年1月まで続きました。

建築主のSさんとはたしか、昨年のお盆休み前後で最初にお目にかかったと記憶しています。

 

 

外観 2こちらが最終的な完成予想パース。

間取りと建物の外観は当然ながら密接に関係していますが、

ご意向により計画当初は1階がとても大きく(広く)、2階が少ない間取りでした。

コスト的なハードルが立ちはだかりましたが、優先順位を明確に設定し、妥協のない平面計画になったのではないでしょうか。

 

燃費性能

 

Ua=0.41(QPEXによる計算)

Q値=1.3(第3種換気)

 

PSパネルヒーターによる温水輻射暖房

年間暖房用エネルギー消費量は781㍑と試算。

床面積1㎡あたり6.0リットル

↑この数値がとても大事!(車を買うときの燃費と同じです)

 

 

断熱性能外皮(建物の外面)で最も熱損失が大きいのはやっぱり外壁(57)。

次に窓・玄関ドア(44)。天井は(12)、床は(13)、玄関と浴室の土間(8)の順となります。

窓はYKKAPの樹脂ペアガラスLOW-Eとはいえ、それなりに頑張っている仕様。(ここから先はトリプルガラスの使用も考えられますが、いかんせん高価で、種類が少ない!)

こう見るとやはり外壁からの熱がけっこう逃げているのだぁ、と感じるわけです。外壁は150㎡以上もありますから・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE◆設計者よりこの建物についてコメント

・1階南面に下屋を設け夏の日射遮蔽をとりつつ、南面に大きな吹き抜けを配して冬の日射取得を目論んでいる。

・吹き抜けが大きくなると(4.5畳)構造計算上とても不利になるが、水平構面(2階の床面)の強化や、一部キャットウォーク的通路を設けることにより解決している。

・2階にベランダを設けていないため、外観がシンプルになる。ただ、布団を干したいというニーズが高く、引き違い1間窓に木製手すりを外部に設けて布団が干せるよう対策している。この木製手すりは外観イメージのアクセントにもなるが、無垢ヒバ材で厚み、幅もバランスよく設定されている。

・1階洗面脱衣室に隣接して「洗濯干し場(2.5畳)」があり、冬場の室内洗濯もの専用スペースがある。しかも内壁・天井・床は全てヒノキ板張り。これは他の人からするとウラヤマしい限りなはず。

・計算機を何度も叩いて確認したが、これで延床面積36坪なのだからお買い得である(笑)

 

 

2017.8.22 Reborn塩原(当日、見学会会場には居ません)

 

 

 

 

耐え難い、失笑。

Exif_JPEG_PICTURE 夏もひと段落したようですね。

実りの秋を目指して、果物がどんどん膨らみ期待もコノ腹も、膨らみます( ^)o(^ )

お盆の直前、千曲市に姿を現したH様の、

リンゴ畑の中に建つキューワン住宅、建て方直後の現場を訪問して参りました。

長野道上り、更埴ICから姨捨SAの高速道路の途中でチラ見できます^^

 

Exif_JPEG_PICTUREリンゴは個人的に大好きな果物です。

中学の時は、学校近くのリンゴ園で、生徒一同が摘果(てきか)作業を行いましたね。

リンゴ1つを収穫するのに、こんなにも繊細に根気がいるものかと、少年心にズシンとくるものがありました。

父親・母親の実家(塩尻市)では共にブドウをつくっており、幼少期お盆休みに訪問すると、ナイヤガラでしょうか、

とにかくひたすら高校野球を見ながらちゅっちゅしていた記憶があります。

あれはれで最高の贅沢な時であったな、と大人になってから分かるというもの。世の常ですな。

 

Exif_JPEG_PICTURE施工は坂田木材さん。

長期優良住宅、耐震等級3、外壁には付加断熱を施します。

なんかさらっと述べてしまいましたが、けっこうこれらを全てやっちゃうのってすごくない?

Hさんはさらに一歩足を踏み出し、太陽熱を給湯に利用する、いわゆるソーラーシステムをご選択。

さらにさらに、暖房はマキストーブなのであります。

こんなに地球を想ってくれている人がほかにいるでしょうか?

Hさんは学校の先生。

「自分がやらなくて誰がやる!」

そう意気込んでくれたのだと思っています。

最近は、坂田木材さんも営業段階でQ1住宅を提案することもしばしば。

採算性という点ではまだまだだと思っていますが、

「誰かがやり始めなきゃ、何も変わらない」

そう信じています。

現在プランニングを進めている方へもこんな風に押し付けようとしています(笑)

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付加断熱の費用対効果のことは、先ほど申し上げました通りなのですが、
防音性や躯体保護、熱橋レスによる温度ムラのない室内壁面など、数字に表すことのできない良さもございます。

国が示す次世代省エネ基準は、もう20年前の基準です。家電製品が家庭内になだれ込んできたとはいえ、家庭部門におけるエネルギー消費量は増え続けるばかりで、その主たる犯人は”暖房エネルギー”です。

次世代省エネ基準だ、高断熱だと叫んで全館暖房する家が増え、結果的にこれまで我慢しつつ「さみーさみー」と言いながら住んでいたアパート時代に使っていたエネルギーの何倍も消費しているのが実情だと思います。

ですので、私自身その反省もありますし、住人が住み始めた以降の光熱費が軽くなることは、建築技術者からのサプライズ的なギフトだと思っています。ケッキョクヒヨウヲハラウノハセシュナノデアルガ・・・
あと3年もすれば、次世代基準の次の基準が待っています。(期待を込めて)
(それでもきっと長野市はUa=0.5程度だとは思いますが)

手が届くのであれば、Ua=0.3前後は30年後くらいの基準だと思いますが、耐久性を含め長寿命の家を目指す方に、ぜひご採用していただきたいと願っています。

「次世代少年少女基準」と、個人的には言っています(笑)

ウィキペディアより
次世代省エネルギー基準(じせだいしょうエネルギーきじゅん)、もしくは、住宅の省エネルギー基準(じゅうたくのしょうエネルギーきじゅん)とは、1999年3月に、建設省により改正された日本の断熱化基準の通称である。
この基準により、先進国の中では最低だった日本の住宅の断熱基準が、やっと欧米基準の最低レベルに達するようになった[1]。ただし、次世代省エネルギー基準も、多くの先進国の断熱基準よりゆるく設定されている上、法的拘束力が無いため、日本の住宅の断熱化率は先進国の中でも最低である[要出典]。
2010年にドイツで行われたパッシブハウスカンファレンスにて日本の次世代省エネルギー基準の値を発表したら会場から笑いが起こった。さらに、この基準が義務ではなく努力目標であり、住宅の30%以下しか達成出来ていない事を発言したら会場から失笑を買った[2]。

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Exif_JPEG_PICTUREところでH様邸、築数十年の旧家と隣接しています。

そう、一部を「切り取り解体」をしました。

そして解体したところに新築したわけです。

今後、建て替え2世帯住宅が増えてゆくのだと思っていますが、

実はこういう、「もともと住んでいた人が、住み慣れたところをずいぶん残した増築的2世帯住宅」が本当は理想だと思っています。

確かに全部を建て替えちゃった方がすっきりさっぱりしちゃうのかもしれませんが、必ずしもしっくり生活ができないのだろうとも思うのです。

あくまでもケースバイケースではありますが。

 

Exif_JPEG_PICTUREさてさて歳をまたぐであろう大事業。

完成は来年の春になる見通し。いやはや年号もまたぐことになりそうですな。

これからの「暮らし方」のお手本となるような気がしています。

無事に進行してゆくことを、陰ながら支えてゆきたいと思っています。

今年の1月ドイツに行きましたが、ドイツの建築技術者に、「日本の住宅の断熱レベルは最低だ!だけど大工技術は世界で最高だ!!」

と褒められました。

その融合を図るべきです。

 

2017.8.19 Reborn塩原(食いしん坊度85)

 

千曲市木の家見学会(8/26-27)

 

Exif_JPEG_PICTUREなんだか気候が変なお盆休みでしたね。

休日前に比べ、あまりにも涼しく、適度な湿度。

「30年前はこれが普通だったよね~」などと、わたくし塩原は、松本市と長野市の実家へ行き、

体を休め、高校野球を中心に四方山話をし、どっぷり家族と過ごすことができました。

 

Exif_JPEG_PICTURE休みに入る直前、千曲市で建築中、もうすぐ完成の家を覗いてきました。

(施工:坂田木材(株))

内外、仕上がりの確認を。

大きな吹き抜けをリビングに持つ、木の香りがとても濃密なS様邸。

白い3枚羽のシーリングファンは、Sさんらしさが出ています。

1階は珪藻土左官塗り仕上げ、2階はクロス仕上げなので、吹き抜けの中間で見切っていますね。

吹抜けの照明器具はいつも悩ましいところ。壁付けのホワイトブラケットでした。

 

Exif_JPEG_PICTURE吹抜けに面する、2階のホール。

”手すりこ”がずらり。ぴしっと、カシッとできていました^^

手すりは冬場、最高の物干し掛けになり得ます。

布団だって、シーツだって干せます。

音は筒抜けですが、これぞまさに一体館、って感じです。

 

Exif_JPEG_PICTUREさすが材木屋さんがつくる家だけあって、いたるところに無垢板が。

洗面脱衣室はひのき尽くし。

住み慣れると感じなくなってくる木の香りですが、

ヒノキはけっこう香り続けます。

杉やパインはあまり香りを出し続けません。

新築できたての時は結構香るのですが、香り成分がもともと少ないのか、住み慣れて感じなくなるのか。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこちらのお宅では、洗濯干し専用ルームがあります。

ここもやっぱりHI-NO-KI

ぜいたくだわあ~

パネルヒーターによる全館暖房。

Ua値=0.41

年間暖房用灯油消費量は780㍑と試算されています。

1㎡あたり6.2㍑。

次世代省エネ基準仕様だと約9㍑/㎡ですから、かなり優秀な省エネ性能を具備しています。

 

Exif_JPEG_PICTUREトイレは腰壁仕様になっていました。

写真ではすご~く細長いように見えますが、畳1枚分です^^

トイレの床や内壁はどんな素材にするか、

皆さん結構迷って決めてますね。

尿の飛沫、ファールボールは、この狭い空間では非常に掃除がしにくくなります。

かといって「汚れが目立たなきゃそれでOKなのか?」

という疑問もわいてきます。

清掃性という点ではビニール素材のものの方がいいように感じるわけですが、ま、ま、それだけじゃない。

トイレにはリラックスしたり、考え事をしたり、唯一「まるっきりひとり」になれる場所でもあるのです。

某メーカーは「レストルーム」と位置付け、高級便器も最近は売れ筋なのだとか。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE外観はやや和風か。

ディプロマット屋根

西洋しっくい(プラネット・クイック&イージー)左官仕上げ

軒裏はパイン羽目板

で彩られています。完全に洋素材で固められているはずなのですが・・・。

敷地が広いので外構も楽しみ。

8/26()、27()で完成見学会です。

詳細はこちら、坂田木材HPへ

 

2017.8.17 Reborn塩原(ハラマワリ860)

長野市木の家10年点検

いよいよお盆休みが近づいて参りました。

体重が増えたためか、どうも腰の調子がおかしい。

腰回りにぬるいカイロを入れているように、なんだか熱いのです。

これは数年前にも経験しました。

その時は、その数日後にぎっくり腰になりました。

針治療で何とか中一日で復帰できましたが、あと数日でお盆休みだ、という状況まで似ています。

 

台風が去った後の昼下がり、長野市内に住む仲良しのTさん宅へ10年点検へ。

Exif_JPEG_PICTURE深い軒の出、木とヌリカベと白いサッシが特徴のRebornの家と酷似しています。

このころにはすでにシオハラ的外観デザインは確立していた様子。

Tさんとはいまも公私を通じていいお付き合いをさせていただいております^^

この仕事の何がいいって、建築主の奥さんとも必然的にたくさんのお話しをするわけですし、当時は3歳ほどのお嬢ちゃんもすっかり大人びていて、お声がけするにもオソルオソル・・・。

「元気そうだね」って切り出すのが精一杯なのであります。

 

DSCF2509玄関先も経年の美を感じます。

やっぱり本物素材はいいですね。

「アジ」といっては一言で済んでしまいますが、

時間と共に良くなるものは、やっぱりあるんですね^^

植物もそのひとつ。

木の家にはグリーンがとても良く似合います。

 

DSCF250610年前に敷設した枕木。

端っこの方は朽ちてきていますが、こういう表情が誠によい。

人間もこうやって命を燃やしているのです(笑)

 

「劣化しているのに美しい」

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE10年を待たずに、3年前に再塗装した外観は、締まって見えました。

「木の家はメンテナンスが大変!」ってよく聞きますが、

木の家でなくとも建物のメンテナンスはそれなりにお金がかかります。

建てたら建てっぱなしじゃなく、やっぱり月に1万円くらいは積み立ててゆくべきだと思います。

 

 

DSCF2501目地なし左官ヌリカベはやっぱいいわぁ~^^

 

 

 

DSCF2519床下は約20℃。

束の間の休息・・・。

「おちつくわぁ~」

って、変態でしょ!

この穏やかな表情の自撮り(笑)

シロアリはここもやっぱり居ませんでした。

 

 

DSCF2504気をつけなきゃいけないのは実はデッキの裏。

ここにいろんなものを置いている人がいるけれど、

デッキはシロアリ保証の対象外です。

ここから家の中に侵入したら、それこそ自腹で修繕しなくてはいけません。

 

 

この記事を書いていてぞっとしました。

床下に潜っていて、もしもぎっくり腰になったらどうしよう・・・。

なったことがある人だけが知っているあの激痛と情けなさ。

 

2017.8.10 Reborn塩原(ハラマワリ850)

 

柱の腐れにご用心

先週末に行われた完成現場見学会は無事終了いたしました。

ご来場いただきました皆様、そして会場を快く提供していただいた建築主のSさん、

誠にありがとうございました<(_)>

 

さて、今年も台風シーズンが到来したようです。

まだ5号ですが、これから毎週のようにやってくると思うとぞっとします。

大きな被害が起きなければいいのですが・・・。

 

台風といえば22年前を思い出します。

大学4年生(正確には5年生!?汗)の夏休みに、一人で自転車で四国一周(お遍路さんと逆回り)の旅に出ました。

今でこそスマフォなど情報の仕入れはたやすいのですが、当時まだ携帯電話ですら持っていませんでした。

(なぜか一人暮らしのアパートに固定電話はありましたが・・・)

懐中電灯がついたラジオを持っていましたが、自転車に乗りながらラジオは原則聞きません。

なるほど、四国の海岸沿いの景色は素晴らしいものがありました。

 

室戸岬に到着したのは出発してから1週間後くらいでしたか、野宿生活にも慣れ、浜辺の公園でテントを張って、ウィスキー片手に、

懐中電灯で椎名誠の本を読んでいました。そう、ラジオはつけずに・・・。これぞマイホームといわんばかりに・・・。

 

深夜、、、

いったい何時だったのでしょう?

ものすごい突風がマイテントを揺らし、眠りから覚めます。

次の瞬間、テント、いやマイホームが宙に浮きました(”Д”)

 

幸いにもペグで四隅を固定しておいたので、そのままモモンガ状態でばさんばっさんと、

そしてすぐそこには波が打ち寄せ、

「あわわ、、なんで??」

・・・

あの時が人生で最も死に近かったのかもしれません。

ペグをひっこ抜き、テントごと引きずって、

50m先のネズミ色のブロック造公衆トイレに逃げ込みました。

 

それから夜が明けるまでずっと、大いに荒れる海や、これこそが台風、といった感じの渦巻く真っ黒な雲を眺めていました。

 

情報がない生活を続けると、

ラジオを聞かないと、

五感を研ぎ澄まして気候を読まないと、

大変なことが起きる典型的な例。

皆さんもせっかくスマフォやパソコンやテレビやラジオを持っているならば、

天気予報ぐらいは、ね。(^_-)-☆

 

S__7012359週明けの月曜日は関西でオペを。

柱の根っこが一部腐っていました。いっけん何の問題もなさそうな柱の根元部分。

少し黒ずんではいますが、まさか・・・。

 

築7年。まさか自分の家がこんな風になっちゃうなんて、

って、Hさん感じたのではないでしょうか?

カナヅチで叩くとパフパフした音が・・・。

 

進行度合いはステージ2といったところでしょうか。

部分補修で済む範囲でよかったです。

 

S__7028738

バールや-ドライバーで簡単に削れてゆきます。

シロアリ被害ではなく、腐れ。

つまり腐朽菌が木を食べてゆくのです。

 

 

 

 

DSCF2461丸ノコやノミ、マルチツールを使って、腐朽部分を削り取り整形。

これがあまりにも範囲大だと、柱の交換も考えなければなりません。

幸いにも深さは最大約7cm。

柱が18cm角なので、部分的に補修でよいと判断しました。

 

DSCF2464消毒液であるホウ酸水溶液を、刷毛で刷り込むように塗っておきます。

ホウ酸は無機材で、木に染み込み、留まる性質を持っています。

医療でも消毒液としてけっこう使われているらしい。

水に溶けると無色透明。臭いもありません。

 

患部にネチネチとこすり付けます。

 

DSCF2467念のため、ホウ酸が棒状に固化されたロッドも打ち込んでおきます。

 

DSCF2469形を整えるために、ACQ加圧注入された木材をはめ込みます。

 

DSCF2474約2時間のオペは無事終了。

これでひとまず安心です。

今回は、家主さんの早期発見に尽きると思います。

自分の家に関心を持ち、定期的に点検することが大切です。

リボーンでも築後1年、3年、5年、10年、15年、20年と点検を行うべく、ご案内をお客さんにしていますが、毎年点検はお客さんの費用負担もさることながら、リボーンのマンパワー的にもできません。ぜひ1年に一回は、家主自身の手で、金づち片手に、家の周りをコンコンしてみてください。

 

IMG_6288そして天気予報や台風進路についても定期的にアンテナを立てましょう。

最近はテレビを見ない、新聞もとらない、という方が増えていると聞きます。

見るのはニコニコ動画やYouTube。マンガやLINEのみの生活では、”今”がわかりません。

 

自分の実は自分で守らなければならない。

22年前のあの光景を思い浮かべながら、土砂降りの名神高速を東に向かって走りました。

 

ん?

なんか矛盾してる?

 

2017.8.8 Reborn塩原(情報を得たうえでどう行動するかは最終的に自己責任なのだ)