| 株式会社Reborn(リボーン)

GW期間休業のお知らせ

弊社のゴールデンウィーク期間の休業を下記の如くとさせていただきます。

 

カレンダー通りですが、
4/29(土)~4/30(水)、5/3(水)~5/5(金)はお休みを頂きます。
※5/8より通常営業いたします。

 

何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社Reborn
スタッフ一同

ひのきログハウス加工すすむ

IMG_5947これな~んだ?

鉄のオブジェのような道具、

クレーンで丸太を吊るヤツです。

冬からひたすらに加工が続いているログハウス。

ついに9段目にさしかかりました。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE辺りにはひのきの香りがプンプン。

ログビルダーたちはみな感じていないそうです。

おかしなもんですな、人間の鼻というものは・・・。

この日は建築主のRさんにおこしいただき、

アーチカットと呼ばれる、開口部のアーチを、どんな感じに加工するかの打ち合わせ。

奥様、お子様ともに加工の様子を見学されました。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE本当は、自分で丸太を輸入して、

自分で加工して家をつくるつもりだったそうです。

しかしご自身で経営されている会社もあり、時間がない。

いろんなログハウスメーカーを巡ってきたそうですが、

私たちを選んでいただいて、ありがとうございます。

国内で加工ができるところが減ってきており、ログハウスは完全にニッチな産業となりました。

しかし、静かに、コツコツと、ログハウスを建てる人はいるんです。

 

IMG_5951チェーンソーをぶいんぶいん言わせながら丸太を削る姿に、

男らしさ、とか、野生、とか、感じてしまいますね。

生産性、効率化とは全く逆の方向性の建物です。

けっこうできてきて、Rさん、奥さんも目を細めていました。

あと一か月後、5月の下旬には、富山市へ嫁ぎます。

2017.4.27 Reborn塩原


Exif_JPEG_PICTUREIMG_594_1Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

4/29・30完成見学会@長野市青木島町

昨年秋より工事を行っておりました、長野市青木島町の住宅が完成へ。

設計:Reborn

施工:坂田木材(株) 坂田木材HP・見学会のご案内へ

お客様のご厚意で完成見学会を開催させていただきます。

K様、誠にありがとうございます。

完成間際の現場に行って参りましたので、設計者として補足をくわえながら、見どころ等を解説します。

 

南西外観敷地の形状が整形ではなく、土地情報の書類を最初に見たときは

「い、イ、インベーダー!??」、という印象でした。

innbe-da

そんなこともあって、建物は2つのブロックに分けて検討しました。

この面は南側です。結果的に平屋のブロックにLDKとしました。

 

北東外観こちらは北東から見た外観。

木の柵になったところは木製デッキになっています。

2つのブロックを、外部空間ではありますが、つなげています。

洗濯物干し場として、

リビングダイニングの延長として、

和室の広縁として、

敷地の変形部位を、うまく活用出来ていると思います。

方角的にもここから、長野市えびす講煙火大会を観ることができます。

まだ基礎工事中ではありましたが、こんな情景が見えることを確認済み。



Exif_JPEG_PICTURE仕上がりもツートンに窯業系サイディングを張り分けています。

三角デッキも床面積に入りますが、延床面積は36坪ちょっと。

三角デッキを含めない室内床面積は31.62坪です。

昨今は総2階ずどんの建物が多く、コスト的に有利なことは、一般の方も理解しているところではありますが、

やはり外観デザイン上は変化がほしい。

昨今では木造に見えない、四角い、箱のような家も流行っていますが、今後どうなってゆくのでしょうか。

わたくし個人的には、できるだけ切り妻屋根の家でいきたいと思っているのですが・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE工事途中ではありますが、北東より。

デッキのすぐ目の前には、農業用水路が流れています、

目の前には畑が広がっています。

将来的にも建物が建つ可能性は低いだろうと思います。

デッキテラスはとかく南側につけるのが常識化していますが、そんなことはありません。

北側、東側、西側、それぞれ眺望や室内との関連性で、どこでもいいと思っています。

屋根付きがいいですね。昼寝、読書、月見、そして花火をみる。

 

Exif_JPEG_PICTURE室内より三角デッキを窓越しに見る。

 

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTUREデッキに面する和室。

とんでもなく幅のおおきい1間幅の襖(ふすま)がつく予定。

現場監督さんからも、建具屋さんからもクレームがくることを覚悟で図面におとしましたが、

やってくれるでしょうか?

天井には源平杉の羽目板張り。こういうのもなかなかいいですね。

6帖の和室は客間として位置付けていましたが、お子さんが小さいうちは家族寝室にして、平屋づかいで生活ができそうです。

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURELDK

屋根勾配なりの斜め天井

空中には化粧梁

パイン羽目板縦張りの内壁

淡いパステルカラーのクロスづかいといい、照明器具のセンスといい、

これはきっと北欧風と呼んでいいのではないでしょうか。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE1階から2階にあがる際、階段からもリビングが覗き見れるようになっています。

1階と2階をゆるくつないでいます。

目玉のように見えるのは、まだビニール袋にくるまった照明器具です。

完成見学会では、照明器具に要チェックしてください。

建築主さんの好みが出ていて、どんな人が暮らすのか想像してみてください。

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE2階にはこんな照明もついていました^^

夜、ランプが灯った時の影がおもしろそうですね。

 

 

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE1面の壁にパインを張った子供室。

将来的に中間で仕切る予定です。

2階はとにかくシンプルになっています。

トイレもつけていません。

全体の延床面積に占める2階の割合が約30%。

総二階建てが50%ですから、ずいぶん1階の方が大きいんですね。

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE2階のドアやトイレには、ぐっと濃い色を使っています。

外壁にも濃い色を使っていますからね。

両日ともに、10:00~17:00

長野日本無線さんの近所です。

 

2017.4.25 Reborn 塩原(毒度2.0)

 

窓、引っ込み思案

4月20日が過ぎました。例年ですとこの日を暖房シーズン終了の日と位置付けています。

ここ信州では時折寒い日もありますが、ようやく桜が見ごろになっています。

杉花粉もそろそろ収束に向かっている模様で、ようやく鼻が常時通るようになってきました。

 

今回は前回ブログのつづきで、

「グラスウールによる付加断熱におけるサッシの取付」

に関しての情報です。

DSCF1934現在工事進行中の長野市SS様邸での様子をみてゆきます。

外壁に耐力面材として、大建工業のアセダス耐震ボードを張り終えました。

樹脂サッシはエクセルシャノン社の「シャノンウィンドーⅡs」

固定用のツバに付属のステンレススクリュー釘で壁に固定したところ。

奥の方にKMブラケットが取り付き始めています。

そういえばシャノンのタグが最近変わりましたね。

青地に白い文字。割と控えめなタグで好感が持てます。

 

DSCF1936

窓廻は、防水上最も大切な箇所です。

ちょっと値は張りますが、タイベックシートで有名なデュポン社のストレッチガードというものを用いて万全を期します。

 

 

 

DSCF1939ブチルゴム粘着シートでありながら、一定方向に伸縮性があります。

裏の剥離紙もはがしやすく、とても親切な商材です。

ブチルゴムは耐候性に優れ、外部や木材がしなったりねじれたりするような動きのあるところに用いるとかなり有効。

シートの上から釘やねじを打っても、その穴から水が入るリスクが少なくて済みます。

大工さんは爪の間が真っ黒くなるからと嫌いますが、ここは大事なところでありますし、これ以上に良い防水方法が私には思いつきませんでしたので、ある意味無理強いをしております(笑)。

 

特にこのコーナーの部分をどう曲がってくるか。

普通はここでいったん切って、90°方向を変えるのですが、伸縮性を活かして、カーブしながら折り返すことができるというすぐれもの。

 

DSCF1941第1コーナーをうまく回りました。

窓廻りの木枠を先に回してしまうと狭くなりますので、

まだ木枠を取り付けていないことが意外と重要なチェックポイント。

剥離紙が2分割されていることも、この商品の大きな魅力でもあります。

 

DSCF1944ぐるっと一周したら次に木の枠を回します。

KMブラケットが100㎜ですから、幅100mm厚さ30mmの木材を使用します。

間柱(まばしら)は通常105㎜×30mmですから、5mmほど引き割ることになります。

本当はKMブラケットが105mmあれば引き割る作業は必要ないんで助かりますが、、、。

 

DSCF1945この木枠を壁に固定するためには、

ドリルのしいたけだぼ錐が便利です。

これで座彫り穴をつくっておき、90mm長さの汎用ビス(コーススレッド)でがっちり固定できます。

 

 

DSCF1949伸縮粘着シートを傷つけないように、

4方向に固定します。

両サイド、そのあと上下、の順がよいでしょう。

残った剥離紙を剝がしながら木の枠に、こすりつけるようにして貼り付けます。

 

DSCF1953

窓 1か所あたり30分程度はかかります。そのくらい手間をかけていいところだとも思っています。

窓が引っ込んでいる、という、意匠上大変魅力的な外観デザインのキモは、この部分をいかに丁寧に行えるかどうかにかかっています。

こうした「窓引っ込めおさまり」はまだこの業界でも一般化しておらず、このやり方も誰に教わったわけではありません。これまでもいろいろな方法で試してきました。冬に行ったドイツバウ展でも、さまざまな方法が提案されていました。

 

Exif_JPEG_PICTURE大工の小山君は手先が器用で、こんなにきれいにできました。

これができそうでなかなか出来ない。

付加断熱グラスウールを納めたら全体にタイベックシートを張り、ブチルテープで連続させます。

 

 

IMG_5927

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

 


IMG_4756また一方で、窓を引っ込めずに取り付ける方法もあります。

サッシは見た目よりもとても重いので、KMブラケットを用いて木枠を補強する方法です。

これはこれでとても効率のいい取付方法です。

室内側は出窓のように、窓台が20cm以上にもなります。

どちらも一長一短あり、私は建築主さんと打ち合わせしてどちらにするか決定しています。

SSさんは夜も寝られないほど、悩みぬいた末に「窓が引っ込んでいる」をチョイス。

個人的には私もこの方がかっこいい外観に仕上がるにでおすすめです。

しかし、作業手間がちょっと掛かるのと、あの伸縮テープがけっこう高価、さらに外部用の窓台も用意しないといけないので、コストアップは避けられません。

このあたりをどう折り合いをつけてゆくのか。

グラスウールによる付加断熱・窓引っ込み思案は続くのであります・・・。

 

IMG_5934家の中では、建築主SさんによるDIY塗装が始まりました。

天井はプラネットのシーダー色(ネダレス合板下地)、

化粧の梁は同じくプラネットのホワイトです^^

ちょっと北欧の香りが漂って参りました(^_-)-☆

 

2017.4.22 Reborn塩原 (毒度2.4)

 

付加断熱をグラスウールでやることに意味はあるのか

DSCF1921まだまだ普及が進まない付加断熱。

「付加(ふか)す」

という言葉は、一般的ではないにしても誰もが聞いたことがあるでしょう。

付加断熱(ふかだんねつ)とは、

通常の「壁の中に断熱材を詰める」に、ふかして、

外側、あるいは室内側に、さらに断熱材を付け加えるということを意味します。

 

 

リボーンでは、「KMブラケット」という商材を使って、グラスウールを付加断熱しています。(弊社標準工法)

 

DSCF1911色はペンギン、あるいはクールミントガムを連想させる青色で、FRPとポリカーボネートが主剤、つまり堅くて強いプラスチック製です。

プラスチック製、というのがミソでして、非常に熱が伝わりにくい素材であるがゆえ、外壁から熱が逃げにくい。

強度的にも十分で、試験データでも好成績です。1㎡あたり、100~130kgの重さの外壁に耐えることができ、

外壁の材料選定は多種多様に対応でき、モルタルや厚い窯業系サイディングはもちろん可能。

タイルや平板石の仕上げも可能となります。

ただ一つの難点は、金額が高いということ。今後このKMブラケットがたくさん出荷されるようになれば単価は落ちるでしょうが、

リボーンが数千個買ったところで、単価は落ちることはないでしょう。

世の付加断熱に取り組んでいる諸兄たちよ、ぜひとも採用されたし!(笑)

 

 

DSCF1916これを耐力面材が貼り終わった外壁に、柱めがけてビスでとめてゆきます。柱にビスが到達しないと手ごたえで感じるはずです。

今年はリフォーム現場で、既存ALC外壁に対してKMブラケットを打ってみようという試みも実行する予定です。

 

使用する断熱材の大きさによって取付ピッチはかわります。

この現場では425mm幅の高性能グラスウールを使用しますので、

KMブラケットも425mm間隔で固定されています。

 

まるでボルタリング。

思わずへばりつきたくなった人は、KMブラケットを買ってください!(笑)

 

 

DSCF3480建物の角が問題になります。

 

そこで、木でL字型の部材をつくりまして、角が構成できるように工夫しています。

またもや登りたくなってしまいましたねお兄さん!(笑)

 

 

DSCF6418KMブラケットを付けることが目的ではありません。

そう、付加断熱をどうやってやるのか。

KMブラケットに引掛けるようにしてピンクのグラスウールをパズルのようにはめ込んでゆきます。

あ、超簡単なのでパズルとはいいませんね。まあ、1歳児パズルと呼んでおくことにしましょう。

あらかじめ電気配線や換気給気口、エアコンスリーブなどは施工しておく必要があります。

グラスウールの長さを切るのみの加工ですから、作業はどんどんすすみます。

 

 

IMG_1053グラスウールをKMブラケットに引掛けたら、すかさず防水シートを張りましょう。

KMブラケットの先端には粘着テープが付いています。

剥離紙をはがして、シートをくっつけます。

風が強いと剥がれる恐れもあるので、速やかに通気胴縁を打ちます。

木の棒でシートを抑えるわけです。

KMブラケットはビスが打てます。壁には425mm間隔で点状ではありますが、ねじが打てる、というわけです。

 

 

ところでなぜ付加断熱材としてグラスウールを用いるのか?

 

世の中には、ボード状の、もっと薄くて性能が高い断熱材があるではないか。

 

事実、付加断熱を行っている他の工務店やハウスメーカーのほとんどは、カネライトフォームとか、ネオマフォームなどといった商品名のプラスチックボードを使って付加断熱しています。厚みは40mmとか50mmのボードを、長いビスを使って通気胴縁と柱でボード状断熱材を挟み込むようにして、壁に固定しています。

 

20170416200159-0001

この方法について、私が問題視している点が3つ。

①長いビスが、重い外壁を半永久的に支え続けることができるのか。地震など建物の揺れに対して安全といえるのか

②外部に石油由来の、とても燃えやすい素材を用いてよいものか。家の周りで万が一火が出た場合、通気層があるが故、いとも簡単に外壁に火が延焼するとイメージできる

③高温になる外壁材の直下にあって、有機材であるプラスチックボードは、断熱性能の低下は当然として、経年劣化、収縮し、固定しているビスが緩むのではないか

 

 

ではグラスウールで付加断熱することは何がよいのか?

 

①素材はガラス繊維=無機材のため、屋外気温差が厳しい環境でも劣化しにくい

②素材は不燃材であり、つまり外壁が火に強い。有毒ガスが出ないので、プラスチック断熱材が燃えるよりも逃げる時間が長く見込める。

③安価。だれでも、どこでも入手可能。専門工事業者を必要としないので、大工さんでも施工可能。リフォームなどでも応用が効く。

 

この記事だけを読むと、付加断熱は当然グラスウールやあるいはロックウールなどといった素材の方が良いように聞こえますが、

いったいなぜグラスウールによる付加断熱が少数派なのか疑問に思う方も多いはず。

 

それには次のような理由が考えられます。(ほとんどが設計者(工法や素材選定の決定権者)や工事作業者の思い込みによるものだと感じていますが・・・)

 

・グラスウールの施工(作業)は切ったりが面倒。チクチクしていやだ。さわりたくない。時間がかかる。

・特に窓まわりの納まりが一般的でない感じになるので時間がかかる。その分の施工単価を元請けからもらえない。

・最近は軒が短いことが多いので、雨が降った場合グラスウールのような綿状の断熱材ではやばい。雨が当たってもボードなら問題ない。

・いまどきグラスウールだなんて、「時代遅れだ」という固定観念がある。「新しいものはみないいものだ」という発想。

・火事のことなんて設計士や工事店には関係ない。火事になっちゃえば、燃えるスピードなんてカンケーない、と自分事として考えない

・ボード状断熱材は薄くて高性能。グラスウールを使う意味が分からない。(考えてみない)とにかく工期短縮が優先。

 

今号は非常に毒のあるコラムでしたが、次回のコラムは、その「面倒な窓廻り」について見てゆきたいと思います。

2017.4.20 Reborn塩原(毒度9.9)

 

4/29・4/30見学会&Q1.0住宅解説相談会

IMG_5911長野マラソン、お疲れ様でした^^

今年は晴天に恵まれ、選手のみなさんにとっては熱くてキツかったと思いますが、

42kmも走るなんて、すごい!

出発点は私の自宅の近所の運動公園、

市内あちこちを回って、ゴールはリボーンの事務所近所です。

先週末は、ファーストプレゼンが2案件続きました。

今回も2~3週間もかかって練り上げています。

ひとつの案件は、久しぶりに模型をつくりました^^

 

IMG_5920土地に半地下室がつくれそうな勾配があり、今ある建物を一部解体、

残した建物に寄り添う形であらたに平屋を合体させるという新発想を提案しました。

「模型つくれるんですか?」

という声も聞こえてきそうですが(笑)、ふっふっふっ、実はできるんです!

最近は3Dパースが画面上で簡単に早く作れるので、ほとんどの提案は紙で行えるのですが、

傾斜地利用や、離合集散が関係するプロジェクトはやっぱり模型が分かりやすいかな、と。

材料はおカネをかけずに、そこいら辺にあるもので・・・(苦笑)

 

IMG_5915北欧風を目指しましたが、どうでしょうか?

木の質感は模型ではとうてい出せませんが、立面図コピーを貼り付け、ジオラマ樹木でごまかしています;|д゚)

計画地は豪雪地。雪をどこに落とすか、乗用車や除雪機はどこに仕舞っとくのか?

雪の吹き溜まりはこのあたりにできるかも、長靴や濡れたコートはどこに?etc.

とにかく冬のことが計画の中心になります。

「もう雪をかまうのがしんどくてしんどくて」

というのは大変によくわかりますので、今回は雪を屋根からあえて落とさない計画を提案させていただきました。

「そ、そ、そんなことできるの?」って感じで受けとめていらっしゃいましたが、

あとは信じるかどうかですよ、Tさん。

 

IMG_5909雪国では、屋根形状は大変重要です。

とにかくシンプルに屋根形状をつくること、

それが20年以上携わってきての答えです。

除雪のしやすさ、(除雪機動線)、雪の置き場、場合によっては融雪・消雪装置。

 

しかし、当然、春や夏もあるわけで、克雪第一ではあるけれども、

季節のいい時期にどういう生活をしたいか、どういう風景をみたいか、というのも当然大事なわけであります。

 

 

IMG_5917平面図にちょこっと壁を立てただけでも、空間イメージがつきやすくなる、模型マジック。

凝りだせば、数日~数週間かかるであろう建築模型。

「コンピューターで3D-CADの入力に時間をかけるより、簡単でもいいので模型をつくるようにしている」

そう言っていた同業者の建築士もいました。

最近では3Dプリンターなるものが存在するらしく、立体の物もプラスチック成型できるのだとか。

そういう時代がもうすぐそこにあるような気もしていますが、手作り感があるこんな感じの模型や、手書きの設計図もよいもんですよね^^

 

 

【予告!】

4月30日()8:00~19:00 、長野市高田でキューワン住宅工事中現場を、わたくし塩原の解説付きで直接ご案内いたします。(すみませんが予約制でいきたいとおもいます)

キューワン住宅(省エネ基準よりも燃費が半分以下になる)にとても興味がある、ずば抜けた断熱性能の住宅を”なる安”で建てたい、断熱・耐震同時リフォームをやろうかどうか迷っている、など、ちょっと普通の工務店やハウスメーカー仕様では満足ができないマニアな方がいらっしゃいましたら、工事中の現場を実際に見ながら解説させていただきますので、下記までご連絡ください。

メール:shiohara@reborn-nagano.co.jp

電話:090-1121-3993

 

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTUREまた、4/29()・4/30()の2日間、長野市青木島で、Reborn設計、施工:坂田木材さんの新築住宅・完成見学会が開催されます。

見学会情報はこちら

両日10:00~17:00

こちらのお宅も大変に興味深い住宅に仕上がっておりますので、ぜひご見学いただけると参考になるでしょう。

インベーダーのような土地形状でしたが、うまくまとまった良プランだと手前みそですが思っています。

 

2017.4.18 Reborn塩原(毒度1.2)

 

北海道基準の家で育ったのだと本人は自覚していない

熊本地震から1年。

皆様、あらためて防災意識を高めましょう。

1週間停電になったらどうするか?

10日間、断水になったらどうしようか?

1か月間、避難所生活を強いられたらどうしようか?

 

電力を必要としないストーブの準備、

発電機、

ラジオ、

ペットボトル入りの飲用水、

カセットコンロ、

などなど。

万が一を想定すれば、用意しとかなきゃアイテムは無限です。

ご自身のライフスタイルや周辺環境、近親者との距離、建物の構造などと鑑みて、

備えましょう、憂いましょう。

 

そして、耐震性に問題がある建物に住んでいる方は、

ぜひとも県で行っている無料診断を受けましょう。

 

今年度は耐震改修工事の補助金額が、上限100万円に引き上げられました。

巨大地震が起こると、仮設住宅や避難所など、それだけ行政の負担が重く、

なるべく自宅で生活ができるようにすることが望ましいとの考え方が、より強まっているともいえます。

リボーンでも耐震改修工事を行っています。計画、申請から工事、受給手続きまで一貫してできますので、無料耐震診断後はぜひお声がけくださいね☆彡

 

Exif_JPEG_PICTURE話変わって、大学生の話。

実はわたくし塩原の甥っ子が、愛知県の某大学で建築の勉強をしております。

4月に4年生になり、就職先もほぼ決まったらしいのですが、

「まさきおじさんはどんな仕事をしているのか?」

「工務店って、どんな仕事をするのか?」

興味があるらしく、今年年始の正月に実家で会った際、

「春になったら長野に来て、現場を見学しようか」という風に申し合わせておりました。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE若者らしく、

「すげぇ。やばい。」を連発していましたが、

やはり机上で見聞きする建築現場は、学外研修で見学に行くようなゼネコンさんの大規模現場と違い、

職人の息遣いが感じられ、木材の香り、生活感がなんとなく漂い出したリアルさなど、

想像していたものとは異なったケンチクの世界を感じることができたのではないでしょうか。

各現場の大工さんはじめ職人の面々と、ひとつふたつ会話をさせましたが、

家をつくるってことは、ただ箱器を作ることではなく、人対人、チームとして、各分野のプロフェッショナル達が協業して造るものだということを感じてもらえたならば良いのですが。

 

外壁(南側①)ちなみに彼の実家は佐久市にあるのですが、

こういう家で、15年ほど前に、当時私が勤めていた会社で新築しました。

今でも十分通用するスペックとなっており、

断熱性能は、高性能グラスウール&シャノン樹脂サッシ使用でQ値1.6、パネルヒーターによる全館暖房、24時間全館換気(第3種)、

いわゆる北海道レベルの高断熱高気密。

今でこそ、多くの工務店が取り組んでいますが、15年前の世間は高断熱高気密というものにまだ懐疑的で、中断熱中気密がいいんだとか、

グラスウール断熱材は家を腐らせるとか、室内側に防湿シートを張るなんて窒息するからトンデモナイやりかた、などと言う人もたくさんいる状況でした。

 

IMG_0989あのとき6歳だった少年は、いまや21歳となり、いよいよシャカイジンになるのかぁ~。

某ハウスメーカーより内定をいただいているそうだが、住宅の設計や建設に携わるこの業界の先輩として思うのは、

「できるだけ早く、世の中に必要とされる人になりなさい」

建築士としてお客さんの希望をよく聞き、気持ちに寄り添うのは当然として、粘り強く、継続して勉強を続け、考える、まねる、盗む。

とにかく経験を多く積んでもらいたいと思います。

 

あぁ~あ、ほんと、めんどくさいおっさんになったな、おれ。

2017.4.15 Reborn 塩原(純度90%)

板壁普及促進企業

IMG_5900戸隠(とがくし)に行ってきました。

冬の間にガレージの計画をすすめ、

春になったらはじめよう(^^♪!

ということになっておりました。

そろそろ・・・、

ということで行ってみましたが、

雪、まだけっこうありますね汗

 

聞けば、前日にも約10cm程降ったそうで、あやうくノーマルタイヤで行くところでした(´;ω;`)ウゥゥ

今年はなかなかタイヤが履き替えられませんね。

 

さて、昨年末より工事を行って参りました上田市のガレージ&断熱改修工事&外構工事が最終コーナーを回り、

ゴールテープが見える最後の直線に差し掛かりました。

DSC_0413無彩色の住宅街に突然ログハウス風の木の家が!

白い窓とレッドシーダーのざらざら板壁。

永遠のカップルともいえそうです(笑)

本当は戸隠の山中のようなところが似つかわしいんでしょうが、

まあ、これはこれでいいのはないでしょうか。

隣地に存在するブロック塀とのコントラストが、ザ・無機材とザ・有機材の組み合わせの妙で、

一般の方はふつう、ブロックの方が長持ちするものだという固定観念がありますが、

これがなかなかどうして、意外といい勝負だと感じています。

DSC_0282-1板壁の下には、サーモンピンクのもこもこ断熱材(高性能グラスウール16K 90mmが隠されています。

そう、これぞまさに、ザ・付加断熱。

ツーバイフォー材で壁を膨らませております。

こののち、タイベック防水透湿シート張り、横胴縁と続きまして、

樹脂サッシを付け足して、

ようやく板を張っているのです。

今年流行しているという、ぼろぼろ穴あきジーンズの下にウルトラライトダウンを着ているような!?

いやまて、板壁=穴あきジーンズ、というところは誤解することなかれ。

味がある素材、という意でとらえておくんなまし。

 

2017.4.13 Reborn塩原

築35年民家のインスペクション

ようやくしゃべることができるようになってきました。

先週木曜日から風邪と花粉症を併発し、高熱が去った後はせきが止まらず、のどをおかしくして、

かすれた声しか出ない状態が続いています。

電話をいただく御諸兄には、多大なるご迷惑をおかけして申し訳ございません。

今しばらく復活を待ってください。

DSC_5246さて、そうなる直前、

長野市川中島町で、築35年の木造住宅をインスペクションして参りました。

天候は晴れ。いつものスタイルで臨みますが、

今回はサポーターとして坂田木材の内海さんに同行してもらいました。

彼自身これが初めての本格的なインスペクションだったのではないでしょうか。

 

 

DSCF1837まるで地底人です(笑)

 

Exif_JPEG_PICTUREまずは外部から観察をしてゆくのですが、北側に雑草が繁茂。

これはよくありません><

普段人目につかないところは、住人の人も気づかないうちにこんなふうになってしまい、シロアリ侵入のリスクがとても高まります。床下への通風障害、外壁の腐朽、雨樋のつまりなどを併発するに違いありません。

 

Exif_JPEG_PICTURE水道管が度々凍るらしく、おそらくは電気式の凍結防止帯が壊れているのでしょう、稲わらにて断熱保温されていました。

なかなかよいことです。

 

DSC_4744基礎のクラックもけっこう目につきます。

先日NHKスペシャルご覧になりましたか?

建物の耐震性について地盤がとても大きく関係している、という内容でしたが、私もそう思います。

 

 

DSC_4750番組内容のなかで、粘土層が10m~20mくらいの厚みで表層にある場合の危険性について触れられていました。

そのような地盤を持つ場所では、2階建てのような住宅がとても激しく揺れることがあるそうです。

地震波の周期とも関係しているようですが、まだまだ地盤と揺れについては研究がすすんでいないようです。

番組でも言っていましたが、建築基準法は「せめて命だけは」という最低限度の基準で定められています。

しかし、建物を建てるほとんどの方は、巨大地震が起こった後でも暮らし続けることができること、を望んでいるはずです。

私もいち建築士ですから、今後もやはり、”耐震等級3”を、積極的に啓発してゆきたいと思います。

 

DSC_4864屋根の上も、ふつうは目にしない場所。

瓦のずれや、谷板金の錆、雨樋の錆・つまりなどについても注意深く観察します。

阪神大震災以降、瓦葺きの屋根は非常に減りました。

頭が重くなるので、地震時に建物の振幅が大きくなり、筋交いなど耐力壁への負担がとても大きくなるためです。

 

DSC_476135年経った今でも、瓦はとても状態がよいようです。

しかし谷、と呼ばれるV部分はトタンが使われており、ずいぶん錆がでています。

このままではいつ穴があいてしまってもおかしくありません。

 

DSC_4782谷に竪といが存在し、落ち葉もたまっています。

谷部分は、数学的に計算してみても屋根勾配よりかなり緩くなります。

山登りをする人なら直感的に分かるでしょう。

急斜面でも谷がもしあれば登れるはずです。

これでは雨水がスムーズに流れず、最悪は雨漏りします。

 

 

DSC_4772隅瓦が外壁に取りついているところも、ぱっくり割れて大きく穴があいています。

外壁に割れもありますので、過去に起きた地震の際に、大きな力を負担したのだろうと思います。

横殴りの雨が吹けば、必ず雨漏りする箇所となります。

幸い軒の出が90cm程あるために、なんとかなっているのでしょう。

「深い軒はつくり手の良心だ」といった人がいましたが、

こういうのを見ると、なるほど、と思うわけです。

 

DSC_4843でも、瓦ってすごいよね。

1000年以上も前からあったわけだし、形もマイナーチェンジはあったものの、今のとほとんどカワラナイですよね。

細かい詰め物はモルタルやしっくいで行われ、頂部のガンブリって呼ばれる瓦は、銅線でくくられて固定されているんですよ。

屋根は太陽光や風雨にずっとさらし続けられ、建物の部品で最も過酷な環境にある場所。

たまには「大丈夫かな?」って住人の方も視てあげる良心が必要なんじゃないかな。

 

 

DSC_5263屋根の裏側、小屋裏。

こうした木組みが屋根を支えていることをお忘れなく。

雨漏りすれば、こうした骨の部材を腐らせたり、カビさせたり。

さらに、天井はこの骨踏みにぶら下がっているのがよくわかるでしょう。

断熱材は無でした。

35年前といえば、オイルショック後ですから、グラスウール断熱材は市場にあったはず。

でもまだ、入れる人(棟梁さん)、入れない人、まちまちだったようですね。

 

DSC_5278

増築をしたほうには断熱材が敷いてありました。

こちらも同じ大工さんが作ったのでしょう。

使っている材料や部材の大きさに共通パターンを見出しました。

これはこれで省エネ的に前進したわけですが、それでもなお、夏は暑い、冬は寒い、

なぜだろう、という風に1980年代は過ぎてゆきます。

 

 

DSC_5285「そうか!ここから熱が逃げてるんだ!」

と発見し、実証したのは室蘭工業大学の鎌田先生。

現在は新住協の代表理事を務めています。

 

DSC_5287孔を覗くと、そこは壁の中。

暖房したり冷房すると、この煙突的になったピットから、どんどん熱は屋根裏に逃げてゆきます。

今となっては、「なんでそんなことが分からなかったんだろう」という気になりますが、

驚くことなかれ、

今現在でも、これと同じように作ってしまっている人(会社)のなんと多いことか!

「気流止め」、そんな言葉もまだ一般的ではありません。

 

 

文章がまた熱くなってきてしまいました( ;∀;)

のどがまた痛くなってきました。

今回はこのくらいにしておきたいと思います。

2017.4.11 Reborn-塩原 (毒度75)

(*_*)ダウン

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一昨日より体調不良がつづいており、本日のブログはお休みさせていただきます。

来週からはまた復活できると思いますので、引き続きご愛読くださいますようお願い申し上げます。

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リボーン 塩原(花粉症33.3%・風邪33.3%・過労33.3%)