| 株式会社Reborn(リボーン)

豪雪地におけるガレージ@長野市戸隠

雪がようやく溶けました!

IMG_59021か月前はまだ1m近くありました。

4月の中旬。

あれから一か月が経過し、戸隠は水芭蕉が咲き誇っています^^

すがすがしい空気の中、我々おじさんたちは、

「雪に埋もれてもよいガレージ」

をせっせと作っております。

 

 

DSC_01425月半ばに上棟いたしました。

ガレージといえども、ちょっとした小さな家の様相です。

片流れ屋根で、軒の出をほとんどとっていません。

このあたり、積雪2mはゆうに超え、3mほどになります。

幸いにも道路は除雪されるので、とにかく最小限の雪かきで敷地内にパーキングさせ、カッパを着込み、かんじきを履いて50m先の家に辿り着かねばなりません。

 

IMG_5777「冬は戸隠」といわれるように(イワナイカ・・・)、一面が真っ白の銀世界(イマ、マッシロ、ッテユウタノニ、ギン、トハナニユウテンネン)は心がスカッとします(ソンナヨユウナイカ・・・)。

オーナーさんは名古屋の方で、昨年はせっかく冬に来ても車を停めるところがなく、来ているあいだずっと路上駐車するわけにもいかず、駐車するためのスペースをつくるために、一日中雪かきをする羽目になっていたそうです。

ちょっと雪かきをすれば車を停めることができる。

冬の戸隠で少しでも長く暮らしたい、

それがこのガレージの基本コンセプトです。

(写真は2月の様子~ヨクゾケイトラックデ、ココマデクルユウキガアッタモノダ)

 

DSC_0144山登りの8号目の山小屋という感じというんでしょうか。。

登頂アタックをするための準備を行うベースキャンプなのであります。

雪の重みで建物がつぶれることは当然避けなければいけませんし、

最も恐ろしいのは、雪どけ時です。

屋根の軒先にもたれかかった雪が凍り、それが解けると、地面方向にものすごい力で軒先を引っ張り、最悪屋根が折れてしまいます><

 

Exif_JPEG_PICTURE外壁はしおはらにしては珍しくガルバリウム鋼板がメインで、一部に米杉ざらざら板を貼ります。

建て方後、1週間が経ちました。

豪雪地においては、短い春。

薫風香しく、一年で最もいい季節ですね。

 

Exif_JPEG_PICTURE内壁はひのきの合板で、棚やフックがカスタマイズしやすいようにするとともに、

あの合板臭さを避けたかったため。

坂田木材から仕入れましたが、もうこれで在庫終了~、とのことでした。

屋根の垂木をあらわしにして、やはり合板で下地をとり、完全に箱状になっています。

 

Exif_JPEG_PICTUREいましたいました、おじさんが(笑)

空間の高いところに作ったロフトへのはしごを作っているところでした。

声が高めの、テヅカ大工さんです。

愛すべきキャラで、とにかく手がはやい!(^_^)/

私が思うに、一般の方々がイメージする大工さんに、最も近いのではないかと思います。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE窓は最小限に。

豪雪地は、冬季、窓に雪囲いという板を張り巡らしガラスが割れないようにします。

 

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平日にも拘わらず、戸隠はけっこう人がいました。

皆さん水芭蕉ハイキングとそばが目当てのようです。

意外と若いお嬢様ペアが多いように感じます。

女性が視界に入ると、俄然張り切るおじさんたち(笑)

どうかクマに襲われないようにしてください。

 

2017.5.25 Reborn塩原(毒度1.2)

 

 

なかなかすんなりいかない

上棟おめでとうございます。

なかなか上棟式に参加ができずに申し訳ありません><

冬の間に設計打ち合わせならびに製図を行ってきた住宅が、続々と登場してきています。

Exif_JPEG_PICTURE連日30℃を超え暑い毎日で、大工さんをはじめ職人さんたち、

おつかれさまです!

スノコ状の横スリットが外観のポイントとなるTさま邸。

無事の上棟、おめでとうございます。

完成は秋になるでしょうが、こつこつと、手作り感のある、上質な建物をお願いいたします。

スキップフロアの書斎もうまい具合に空間がとれましたね^^

 

 

Exif_JPEG_PICTURE市街化調整区域で、ここまでこぎつけるのは正直大変でしたが、

こうして無事かたちになって、私も感無量でございます。

代々受け継いでいってもらえるような建物になってくれればいいなぁ、と思います。

施工:坂田木材株式会社

 

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長野市篠ノ井Y様邸

上棟から1週間、ダイライト耐力面材が貼り終えていました。

金物の取りつけ状況や筋交いの有無を確認。

いいペースで進んできますね。

ロフト=小屋裏収納があるので、3層の床になります。

 

Exif_JPEG_PICTUREこちらもやっぱり完成は秋。

土地探しの段階で挫折がありましたが、粘り強く辛抱したから、神様が見ていてくれたんですね。

よい土地に恵まれ、こうして形になり、やがてはここで暮らすことがきっとできることでしょう。

おじさんはこころの中でガッツポーズです。

施工:やっぱり、坂田木材株式会社

 

季節は春から夏へ。

私たち設計は、秋から冬にかけて形になるであろう案件を、いま書いています。

2017.5.23 Reborn塩原(毒度2.0)

IMG_6075 Exif_JPEG_PICTURE IMG_6085 IMG_6082 Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

木製物置が庭にあると便利

Exif_JPEG_PICTURE春になりましたので、長野市で外構工事に取り組んでいます。

昨年竣工のK様邸。

満を持してのスタートです。

カーポート+土間コンクリート

アプローチ、フェンス、

木製物置(Rebornオリジナル物置=木っとハレルヤ)

客土入れ替え、砕石敷きなど。

 

Exif_JPEG_PICTURE外構が整うと家の外観がぐっと良くなるのは当然ですが、敷地全体が機能しはじめます。

カーポートはコストパフォーマンスを重視し、LIXILのアルミ既製品。

木製フェンスは耐久性を重視し、デッキでよく用いるACQ加圧注入材(長野県産杉)。

木製の物置は、3.3m×1.8mで収納量が豊富です。

カーポート設置後、昨日土間コンクリートを打設しました。

この時期は空気が乾燥しているので、硬化スピードとの闘いです。

木の色と青い空、そしてグリーン。やっと役者が整いました。

 

Exif_JPEG_PICTUREアプローチには、やはりここもACQ加圧注入した角材を4本立ててアクセントにしています。

根元には宿根草なんかを植えていただきたいと思います。

玄関ポーチとカーポートは隣接しており、雨天でもほぼ濡れることなく車から家の中に直行できます。

コンクリートが完全に乾いて固まるまではご覧の仮設通路でしのいでもらいます。

 

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家庭菜園と木製フェンス。

ブロックや土留めはおろか、束石をも設置せずに、角材を直接杭のように地面に埋め込んでいます。

ACQ加圧注入材ならではといえますが、木材の中までしっかりACQが染み込んでいるからOK。

さもなければ数年、いや数か月でシロアリの餌食になる可能性もあります。

 

Exif_JPEG_PICTURE木っとハレルヤも設置が完了しました。

坂田木材製の杉の羽目板にプラネットカラー(シーダー色)塗装です。

幅3.3mとし、中央引戸、両側に棚板が設けられるようにしました。

サッシのフレームがちょうど田の字になり、偶然ですが、なんとなくいい感じ♪

もちろん鋼製の脚は特許取得のレベルフットで高さ調整が容易です。

物置というと不用品を仕舞うものだと我々は思いこんじゃってるわけですが、こうして見るに堪える物置だと、不用品はもちろん、使用震度の高いものを利用しやすい、敷地の南側に持ってくることも違和感がありません。

 

Exif_JPEG_PICTUREこれまではデッキの下に雑然と置かれていた長いものや園芸用品、

さらには自転車やタイヤなどがすんなりと納まることでしょう。

物置は面積も重要ですが、意外と高さも重要な要素です。

雪かきやスキー板、昆虫採取用の網など長い物体は実はけっこうあるもの。

内寸高さはできれば2mは最低確保したいところ。

木製であるが故、とも言えますが、床高はできるだけ高いほうが床下の通風が良く長持ちするものだと考えます。

そうなるとどんどん背高になっていってしまい・・・汗

 

IMG_6062屋根は、ホームセンターでも一部販売しているオンデュリン。

屋根屋さんに工事を依頼しなくても加工や設置が容易です。

なみなみの意匠もアクセントになり、個人的にけっこう好き。

でも屋根の上で、かがんでネジを打ったりするのはけっこうコタエマス。

おまけにお昼を食べた直後はお腹がつっかえて、うっ、く、くるしい・・・( ノД`)

 

Exif_JPEG_PICTURE室内は間柱&タイベックあらわしです。

棚板はネダレス合板で、お客さんに高さを聞いて(悩ませて)、ぱぱぱっと付けちゃいます。

まあ、あまり作り込まずに、できればお客さん自身でカスタマイズする悦びを味わっていただきたいと思います。

床はふつうの合板12mm厚。

断熱材を入れて、床もフローリングを貼れば、絶対住めるレベルです。

引きこもり部屋として、お父さん、おひとついかがですか?(笑)

 

IMG_6060オンデュリン屋根施工のついでに、ガラス屋根の様子を紹介します。

強化ガラス8mm厚。人が乗ってもびくともしません。

ほらね、もうこの時期で、直射日光が家のなかに射し込んでいません。

 

IMG_60592階の屋根の軒の出もわりと深いので、直射日光を窓から室内に入れていません。

この日は外気温が5月にしては非常に高く、28℃まで上がりました。

こうなると高断熱の家だと直射日光は窓から入れてはなりません。

室内温度はぐんぐん上がって、帰ってきたら30℃に、なんてことになりかねません。

 

Exif_JPEG_PICTUREこれから家を建てようと考えている人は、

建物と共に外構をちゃんと考えて、家づくりの計画をしましょう。

一般の住宅では、150万円くらいを目安に。できれば200万確保できればけっこう満足度の高い外構工事ができます^^

 

2017.5.20 Reboorn塩原(毒度4.2)

 

 

ログビルダー・マッキー

眞子さまご婚約おめでとうございます。

核ミサイルだとか、東芝どうなる?とか、○○殺人とか、

なんとなく殺伐として、暗いニュースばかりが目立つ世の中ですので、久しぶりにポッと明るいニュースが舞い込んできました。

お相手は大学生の後輩だとか。

年齢25歳と同じのようですからイチロウしてたんでしょうか?

あ、いや、余計なことを言ってしまいましたね。

 

わたしの25歳といえば、もうそれはそれはログハウスづくりに首ったけでした。

寝ても覚めてもログハウス。

全国展開していましたので、車中泊は当たり前。

独身でしたから、なんといっても洗濯が問題になります。

下着や靴下は連日コンビニで買い求め、当時おそらく100パンツくらいはあったのではないでしょうか(笑)

 

お客さんとの打ち合わせ→木拾い(図面から材料を全て拾い出す)→工程表の作成→業者選定、見積もり依頼→材料や工事の発注→工事中も幾度となく施主打ち合わせ

 

躯体であるログ以外の材木のほとんんどを2tトラックで現場に納入し、残ったものはすべて自ら引き揚げる

そんな繰り返しの日々でした。毎月2棟ずつくらいは新たに建てていましたから、首ったけもいいところです。

 

夢の中で、材料を運んでいて、どこに降ろしていいか分からず困って、、、

目を覚ますと布団の上で材木を抱えた格好で直立している、

そんな25歳のほほえましい独身男性でした^^

 

Exif_JPEG_PICTURE昨年の大みそかに書いた、このログハウスの設計図。

年明けとともに皮むき加工をスタートしましたが、半年近くかかってようやくここまできました。

来週いよいよ富山県に嫁いでゆきます。

入梅前には屋根をかけてしまいたい考えです。

屋根の下地工事まで当方で行い、そのあとの作業全ては、原則お施主さん自らが行います。

入居できるようになるまでは数年かかることでしょう。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE木の迫力がハンパない!

それを「圧迫感」と呼ぶ人もいますが、これこそがログハウスの醍醐味。

目がくらくらしてくるほどのひのきの芳香。

なんという贅沢。

なんという悦び。

効率や経済性ばかりを追い求める現代の生産社会に対する断固たる反抗(笑)

 

 

Exif_JPEG_PICTURE木というものは四角いものではなく、

かといって丸いものでもなく、

螺旋を描きながら大地から太陽に延びてゆく、生命が持つ向上心が物質化したもの。

物体でも材料でもなく、生命そのものなのです。

 

むむむ、なんか今日はおかしいぞ、塩原が(笑)

 

 

Exif_JPEG_PICTURE加工は最終段にさしかかりました。

連日おがくずにまみれ、真剣なまなざしでチェーンソーを振るうログビルダーの姿をうらやましく眺めてきました。

いつか、もしも生まれ変わることができるのであれば、次はぜひやってみたい職業の一つが、「ログビルダー」です。

ログハウスの神と称される一人に「アラン・マッキー」がいます。

私も中学まではあだ名がマッキーでした^^

そういうことも、もしかすると潜在意識をくすぐっているのかもしれません。

木も遺伝子もらせん状にできていますから。

2017.5.18 Reborn塩原

定期点検は無償?有償?

春真っ盛り!

気持ちいね!

日が長くなったね!

眠いね!

IMG_6025ついこのあいだ引き渡しをしたなぁ、と思っていたら、もう3年!!(;´Д`)

松本市の店舗併用住宅(美容室)の定期点検に行ってきました。

この家の竣工直後に、それまで個人事業だったRebornの前身、「しおはら住宅デザイン設計」を法人化しました。

とゆうことは、Rebornも設立後3年が経つのですね。

ほんとうにあっという間でしたが、おかげさまで第3期を無事終えることができそうです。

そして、独立開業して早6年。この住宅建築の世界に入って26年(学生時代も入れてのことですが)。

関係者の皆さん、職人さんたち、諸先生・先輩の方々にあらためて御礼申し上げます。

 

IMG_6038外壁は左官塗り。

屋根はS瓦で、まさに南欧風といった様相。

店舗らしい、塩原設計士の風貌からはまったく予測できなかったという評価を当時いただいたと記憶しています(笑)

外観上はあまり変化はありません。

ただ、花壇や植栽、看板などエクステリアが充実してきたのでグっとくるものがあります。

外構は松本市のSOBO多田さんが担当。お元気でしょうか?もう3年くらい会っていないのかもしれません。

あのお方の、くしゃくしゃっと笑うその関西的笑顔に当時はけっこう癒されてました(笑)

「外部は特に問題なし、と・・・。」

 

 

IMG_6033ちょっと気になってしまうのが、建物基礎沿いにつくられた花壇。

「う~ん・・・」

まあ、アリなんですが、シロアリがちょっと心配。

常日頃から注意してみててもらわないといけません。

本当は、10cmでも基礎から離してレンガを積んでもらい、建物と花壇は分離した方がよい。

まあ、そのあたり、どこまでシビアにやるのかは難しい判断ですね。

ここだけ危険、というわけでもありませんしね・・・。

 

IMG_6044新築当時はACQドブグリーンでしたが、いい感じに変色しました。

これコレ♪

こういう感じがいいじゃないですか!

無塗装で30年以上は突っ走れますから!

 

IMG_6041破風のホワイト塗装も意外にもつんですね。

「外部の木は、しょっちゅう塗装しなきゃだめんでしょ?」

ってよく聞かれますが、そんなにこまめに塗装できる人っていないんじゃないでしょうか?

意欲はあっても時間がない。

おカネがあっても時間がない。

意欲も時間もあるがお金がない。

 

塗らなきゃ、と毎週日曜日に義務感を感じるのはつらいものです。

時間を買うと思えば、ACQ加圧注入材は決して高くない、そう思うのです。

 

DSCF2079床下、小屋裏も当然潜ります。

ちなみに、リボーンは現在もそうですが、無償点検ではありません。

点検作業はすべて有償としております。(¥12,000~)

築後1年、3年、5年、10年と時期が来るちょっと前に、点検のお誘いの往復はがきを発送しています。

無償点検とするためには、建築工事費に経費として点検作業費用をあらかじめ見込んでおかなければなりません。

点検の際は当然人間が動きますし、履歴や写真なども長期にわたって保管しなければなりません。保管・保存にはお金が意外とかかるものです。

もちろん、各メーカーさんの無償定期点検を否定するものではありません。

耐久性の見込まれる素材を使用したり、床下や小屋裏でさえも自分で点検しちゃうというオーナーが弊社に多い、ということも影響しています。

各メーカーさんにもよりますが、1回の点検で3~5万円くらい計上したとすると、無償点検用の経費で12~20万程度はあらかじめお預かりしないといけないことになります。

私は過去に自身が勤めていた工務店が倒産したことがあるので、そのような先払い方式に疑問があって、そんな風にしているのですが。

あ。リボーンが倒産するかも、という意味ではありませんのであしからず(汗)

2017.5.16 Reborn塩原 (毒度6弱)

 

 

 

国産ペレットボイラー視察@高遠町

桜の名所として名高い伊那谷・高遠(たかとお)。

「さくらの湯」に行って参りました。

 

「おや?

久しぶりにゆっくりしてきたのかい?」

 

そんな声が聞こえてきそうですが、お風呂ではなく、その熱源のボイラーについての視察です。

残念です。

 

Exif_JPEG_PICTUREまだ桜の花びらが少し残っていました。

まさに早春、といった感じです。

空気がおいしい。

山が笑っている、

というのはこういう風景のことなのでしょう^^

さくらの湯は、地元の方(おばば・おじじ)で平日にもかかわらすたいそうな賑わいぶりです。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE一昨年前に、それまで重油ボイラーだった熱源。

長野県の補助金に背中を押されて、いざペレットボイラーに。

総額4000万(2000万自己負担・2000万長野県の税金)の設備です。

せっかくだからと、静岡県磐田市の二光エンジニアリング社の国産ペレットボイラーを採用。

燃料となるペレットは、地元の木を間伐して製造された、上伊那森林組合製のピュア1号。

かつては外国産のペレット&外国産のペレットボイラーにシェアを奪われていた日本ですが、

地産地消を目指すその姿勢、その理念に共感し遠路はるばる見学に行ってきました。

 

Exif_JPEG_PICTUREシステムの説明を聞いています。ボイラー製造メーカーさんがわざわざ説明に来てくれました。

しくみはいたってシンプル。

大型サイロにペレットをがさっと入れておき、らせん型の芯棒が入ったパイプのなかでペレットが移動し、

燃焼室にペレットが投入されます。種火によって着火。送風して完全燃焼に。

ペレット(おがくずを固めたもの)を燃やすと、当たり前ですが、熱がでます。

いや、当たり前ではないのかもしれません。

木が燃えると熱が出る。燃えるという現象は不思議といえば不思議。

 

その熱が伝わるような直上タンクに水が入っており、水をお湯にしてくれます。

このお湯をそのまま湯船に流すのではなく、水道水(この温泉では源泉)に熱交換(熱の移動)しています。

 

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超、しっかり燃えています

中のしくみは企業秘密のため、ピンボケにしてあります(ウソ)

 

Exif_JPEG_PICTURE

すぐそばに配管がうねうねしています。

熱交換器があるの分かりますか?

(ワカンネェダロウナァ~)

昨年は1年間を通して約90トンのペレットを使ったそうです。

1日平均280kg。けっこう燃やすんだなぁ、というのがわたし個人的感覚。

小錦(こにしき)1人前です。

そんでもって、最終的に出る灰が、わずか1kg/日!!

 

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温泉に来る人に無料で分けているそうです。

土壌改良材(肥料的な)や融雪剤として利用しているんだそうです。

まさに骨の髄まで。魚の骨を天ぷらにして食べるのと同じです(オナジジャナイッテ?)

これが小錦3人分の灰です。

こんな風に書くと、なんだか禁断の話のようになるので、これ以降小錦は控えます。

直感的ですが、

この灰は、もしかすると、内壁に塗るしっくいに混ぜると面白いかもしれません。

 

Exif_JPEG_PICTURE

外のペレットサイロ。

5トン分入るそうで、1か月に2回、森林組合さんが放っておいても入れに来てくれるそうで、世話がありません。

ペレット製造工場は、全国で約140か所あるそうですが、この地で造られるペレット=ピュア1号(という商品名)は最高レベルの品質だそうで、品質の良さが灰の出方に大きく影響するらしい。良質なペレットは、灰として残存する量が重さで0.5%以下だそうで、ピュア1号は280kgで1kgですから0.35%と計算できます。

これはまじですごいことだそうで、日常的に行われるべき”灰かき”にかかる世話がとても楽で、さくらの湯を運営する側の人で、簡単にでき、メンテナンスコストが軽減。

1週間に1回程度の灰清掃ですんでしまうのだとか。

う~ん、なんとか家庭用の良質なペレットボイラーがないもんでしょうか?

早速質問してみましたが、「うちはいまのところつくっていない・・・」だそう><

今後の商品開発に期待です!

 

Exif_JPEG_PICTURE午後は、上伊那森林組合に移動し、ペレット製造過程を拝見しました。

この地では、原料のほとんどがカラマツと赤松だそうです。

間伐材をまずはおがくずにします。

赤松は黄色、カラマツは赤身のおがくずになっていました。

なんだかイメージと逆です。

 

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みよ!

アカマツの滝を!

触るとちょっとべたつく感じで、やや生暖かい。

 

Exif_JPEG_PICTUREこっちがカラマツのおがくず

 

Exif_JPEG_PICTUREこのおがくずを、

①温風で乾燥させる

②圧縮成形

③不良品をはじく(選別)

④袋詰め

⑤出荷準備

おおきくはこんな工程を経て、全国に出荷されます。

 

Exif_JPEG_PICTUREできたてほやほやは80℃くらいの高温で、

接着剤は全くなく、

リグニンという木の持つ成分のみで形成されるそうです。

なんとなくドッグフードのようね・・・。

おなかすいて、、、、

きませんね・・・・。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE見たことある人もいると思うけど、最終的には10kgの袋詰めで出荷されています。

ピュア1号

価格は10kg袋入りで486円(消費税込み、配送料別途)

重油や灯油、そして電気は非常に価格変動が大きい昨今ですが、

ここ数年、ほとんど変わらないペレットの販売価格。

使用量が増えてゆけば、むしろ値下がりしること間違いなし。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE悪口ではないのですが、お米の袋に入ったペレットもあるらしい。

つまり品質や製造会社の理念もバラバラだ、ということ。

また、ペレットストーブも、ペレット材との相性がとても重要らしい。

燃料としての品質安定も、全国的にみれば、ペレットの大きな課題ではなかろうか。

 

Exif_JPEG_PICTURE住宅の高断熱化(Ua値=0.4程度)がすすめば、

ペレット1袋(10kg)/日で十分に暖房は賄えると考えています。

10kg×暖房期間5か月(150日)として、150袋。

400円/袋として¥60,000

それはそれでいい感じではないでしょうか?

さらに、太陽集熱器+補助熱源として小型ペレットボイラーにより熱を蓄え、熱交換し温水暖房&給湯なんてどうでしょう。

あと5年以内に、そんな真にエコ設備を信州の住宅に採り入れたいと夢見ているのです。

 

2017.5.12 Reborn塩原(毒度7)

長野市高田キューワン住宅、効率化工法

黄砂によるものでしょうか。

あちらこちらがジャリジャリしています。

この黄砂、中国大陸から偏西風に乗ってはるばるやってくるんだそうですが、

よくぞいちども海の上に落ちず日本にまでやってくるものだと、小さいころから驚嘆と不思議さが混じった思いでニュースを見ていました。

想像力が人一倍豊富なわたし(?)は、空想で中国大陸に渡り、

万里の長城を空から眺め、ブルースリーを見、図書館で三国志を読みふけるような、変な子供でした。

 

その後この業界に入り、

黄砂が玄関ドアのカギ穴に侵入してキーが回らなくなったり、

せっかくきれいに塗装した面につぶつぶが付着したりと、

とにかく黄砂には面くらっています。

花粉症がようやくおさまってきたこの時期に、再び目がカイカイ、鼻水ずるずるは許せません!

やはり砂漠化はよくありません。

 

さあ毒を吐いたあとで、現場レポートを。

Exif_JPEG_PICTURE上棟から約1か月が経過した長野市のSS様邸。

断熱工事が終わり、工事は早くも折り返し地点を過ぎました。

2階のネダレス合板&小屋梁あらわし工法。

壁には高性能グラスウール205㎜(充填&付加)

防湿シートを室内側に施工。

 

Exif_JPEG_PICTURE下屋屋根断熱のための通気層確保用ルーフスペーサー(日本住環境)。

通称たまごパック(笑)。

 

Exif_JPEG_PICTURE不織布でできています。

断熱材内に入ってしまった湿気が容易に通過できるよう、そして、屋根の裏側で通気スペースが、断熱材でつぶれずに確保できるように、ということで商品化されています。

他社製品では段ボールでできているものや、グラスウールがコの字状になっているものなど、役割は同じと言えど、各社開発段階でいろいろ考えられております。

過去私もいろんな商品を採用してきましたが、施工の簡便さ、コスパ、丈夫さで、ここ数年はルーフスペーサをひいきにしています。

 

Exif_JPEG_PICTURE必要な断熱材の厚さを確保するだけのスペースをとった後は、木で下地をつくり、

あみあみネットを貼り、グラスウールを吹き込む工法を取りました。

この家では高性能グラスウールのブローイング(吹込み)で200mm厚としました。

 

Exif_JPEG_PICTUREあみあみネットにところどころ穴を開けて、ホースをつっこみ、つぶつぶグラスウールをつめてゆくのです。

詰め終わったのちに、やっぱり防湿シートを室内側に張り巡らします。

 

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屋根裏でブローイングをしている様子。

こちらは厚さ300mmですが、暑さとの闘いでもあります。

一面がふかふかの物体に覆われます。

換気ダクトは必ず断熱層の内側になるようにします。

2階の天井はネダレス合板なので、人間が乗っても平気です。

作業性もよく、防湿シート張りも容易です。

リボーンでは建て前直後の雨養生として、ネダレス合板を貼ったらすぐに防湿シートを大工さんにて貼っちゃいます。

 

Exif_JPEG_PICTURE断熱材は、パラマウント硝子工業のサンブロードライ。

密度は18kg/立米。イメージは羊毛ふとんの綿(ん?)の感じです。

 

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室内は天井をはったり、

 

Exif_JPEG_PICTURE床をはったり、

 

Exif_JPEG_PICTURE壁をはったり、

どんどん進んでゆきます。

 

Exif_JPEG_PICTUREいちばん最初の写真の状態から約1週間後には、こんなふうになってしまいます。

 

 

2017.5.11 Reborn 塩原(毒度8.6)

キューワン住宅なのにばりばりの木の家

北朝鮮とアメリカの一触即発的ムードに、日本人としてどのあたりに心を落ち着ければよいのか。

はたまたフランス、韓国と大統領選挙が行われ、世界的にもなんとなく混沌としている感じではりますが、黄金週間明け、皆様いかがお過ごしでしょうか。

淡々と日常生活を送る安寧に感謝し、毎日を丁寧かつ情熱をもって生活してゆきましょう。

 

Exif_JPEG_PICTURE黄金週間中も、長野市で建て方(上棟)がありました。

設計:リボーン  施工:坂田木材

敷地の2面が道路に接しています。長期優良住宅~耐震等級3仕様。

構造材は全て長野県産材で、ひのき、あかまつが用いられています。

暖房の燃費が非常に良い、「ぶあつい断熱」仕様で、暖房エネルギーが、通常の高断熱高気密住宅の半分以下になります。

建物の断熱性能を計るものさしにQ値(キューチ)というものがありますが、

燃費が半分になるスペックが、Q値=1.0前後になることから、キューワン住宅と呼んでいます。

 

Exif_JPEG_PICTUREなんだか木だらけ、といった感じの現場の様子。

今のところ木と鉄とコンクリートしかありません^^

長野県の無垢の木をふんだんに用いながら、断熱性能や耐震性能はトップクラスに。

私たちのポジショニングが次第に明確になってきました。

そしてその理念に共感してくれる方々がたくさんいてくれて、本当に励みになります。

 

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2階のせり出した部分は床面積算入ではありますが、

外部空間のベランダ。

プランニングで、浴室+脱衣室は2階に割り振られました。

洗濯物干し場としてのベランダと、洗濯機が設置されている脱衣室がつながっています。

暖房機器はPSパネルヒーター。灯油式温水ボイラーは室内置きです。

完成は10月の後半になる予定ですから、季節は春から夏、さらに秋と工事期間中に3シーズンを経験することになります。

 

 

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Ua値=0.3 ηA=1.0

年間暖房用灯油消費量:595㍑(QPEXプログラムによる)

あなたの街にもじわり、キューワン住宅。

今月はぞくぞくとたたります。

 

2017.5.9 Reborn 塩原(毒度2.0)

 

木の家、経年劣化といわないで

DSCF1997新潟県のOB宅、10年点検に。

1階外壁はレッドシーダーざらざら仕上げ+自然塗料(プラネット)塗装、

2階外壁はしっくい左官仕上げです。

再塗装は必要か?

ほとんどの人がこの姿をみて、「早く塗装しないとやばそう」と感じるかもでしょうが、

「いい味でてるね~、うんうん」と感じることができるでしょうか。

 

 

DSCF10281年点検の時の写真が残っていました。

見事な変身ぶりです(笑)

いつまでもこの状態を目指すのは無理というもの。

それは人間が歳をとらずにいようとすることと同義です。

木は屋外で様々な波長の光にさらされ、風雨にさらされます。

温度の変化もすさまじい。

建物の場合「経年劣化」という言葉がありますが、私としては、

「経年変化」とか「熟成を増す家」とか、「熟家」などと呼びたいところです。

 

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3年点検時のものです。

オレンジ色だった木部が、だんだんグレーっぽくなってきているのが分かります。

これくらいの段階で、「うちもそろそろ塗装しなきゃ」と感じるオーナーさんも多い。

しかし3年毎に果たして再塗装を繰り返してゆくことが、経済的にできるでしょうか?

「いつまでも美しく」

それは世の女性にとっても変わらない希望、理想。

建物は毎日お化粧するわけにはいきません。

 

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5年点検時。

光の当たり方にもよるでしょうが、3年点検時とあまり変わらないようにも見えます。

ジーンズだったらそろそろ履き慣れてきて、いい感じにウォッシュ状態に、

そんな風に感じてこの建物の風貌を眺めることができるでしょうか。

新築の時はまだ一歳だったお子さんも、もう小学校6年生。

この家で、いろいろな出来事があったことでしょう。

 

 

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屋根が板金でした。心配だったので2連はしごを持参し、屋根上に。

すこし白みがかっていますが、塗膜は生きている様子。錆も全くありません。

薪ストーブはあまり使っていないといいますが、

この家もPSパネルヒーターとマキストーブを併用して暖房。

無理をしないマキストーブライフで、メインはやっぱりパネルヒーターだそうです。

美しく広大に広がる田園風景の中にあるロケーションは、誠にうらやましい限りです。

 

 

DSCF2009「息子がこわした」

というデッキ階段。

屋根の下に収まりきっているとはいえ、濡れることが多い木製のデッキ階段は、

この手の家で最も早く交換が必要になる部材です。

最初から消耗品と割り切っています。

注意しなければいけないのが、木が腐ってシロアリが侵入しやすくなり、

発見が遅れて、建物本体の土台や柱などへ侵入されていしまうこと。

 

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リボーンでは最近ではACQ加圧注入材のデッキ材をおすすめしていますが、

加圧をしていないと、露天下のデッキ材は10年でやっぱり腐ります。

腐りたくないからと、ここをタイル仕上げや、土間コンクリート仕立てにしたい、

という要望をしばしばいただきますが、ログハウスではまずは木製が基本です。

ここに座って、遠くの山を眺める休日の午後、

BBQのときにも大勢が座ることができるベンチとして活躍してきたことでしょう。

 

 

DSCF19745年ぶりに24時間換気扇も清掃をしてきましたw

JBECK社ダッチマン11

ほこりが羽根についているのですよ。

DSCF1976油っこくないので、掃除は比較的しやすいです。

人間は生きていれば埃がでる。

誇りをもっていればなおさらだ。

 

劣化と変化を的確にみわける。

木の家を点検をする上で心得なければならない。

2017.5.1 Reborn塩原

(毒度4.0)

 

 

窓、引っ込み思案②

先日ブログで紹介した「窓、引っ込み思案」に、大きな反響がありました。

「こんなに大変なことだったとは・・・」

とは建築主談。

「どうやってやるのか、大変参考になった。盗みます」

とは、同業他社。

 

やっぱり外壁よりも窓が引っ込んでいると”カッケー”ですね^^

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1月に行ったドイツでは、ほぼ100%の窓が引っ込んでいます。

こちらはフランフォーファー研究所。

日本でいうところの建築研究所にあたる影響力のある研究機関が、外壁や窓まわりの劣化状況を、かなり長いスパンの期間で暴露試験をしている様子。

ここでも窓は当然引っ込んでいました。

日本では、ほぼすべての家で、外壁よりもサッシの方が出ています。

壁材とサッシ枠の隙間は5~10㎜ほど離してコーキングを充填する、というのが一般的な方法。

コーキングは10年程で劣化しますから、将来的にはこれをやり直したり、補修する必要があります。

 

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雪がふる場所では、こんな風に窓台の上に雪が残りますから、劣化対策や防水対策が非常に大切です。

外壁が塗り壁の場合は、とてもすっきり、かつ重厚な印象を与えます。

ドイツでは引違いサッシや網戸はほとんどつけることがないと聞きますから、窓の大きさや取付位置が建物のデザイン上とても重要になってきます。

網戸がない窓は、とてもすっきり見えますね。

網戸をオプションにするハウスメーカーもあるそうですが、ヨーロッパ住宅を起点に発想する建物ならば当然かもしれません。

網戸の網もまた、建物の中では劣化が早い部品です。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREリボーン新築物件より~

外壁左官下地の「ラス下」と呼ばれる木材を貼り終えました。

ラス下は「ガラ板」とも呼ばれ、厚さは一般的に12㎜。

これを3cm程度、間をあけながら横方向に、通気胴縁(つうきどうぶち)に対してとめつけます。

昭和の時代には、ガラ板は胴縁(縦方向の角材)にとめることなく、柱に直接打っていました。

通気工法という概念がなかった時代です。

現在では90%以上のハウスメーカー・工務店が、外壁通気工法を採用していると思います。

白い防水シートと外壁材との間を15~30mm程度あけることを通気工法といいます。

万が一壁材の奥に雨水が入っても下の方へ抜ける仕組みです。

また、壁の中で結露を起こさせない役割も併せ持ちます。

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壁の一番下には、防虫網と呼ばれる、棒状の金網をつけておきます。

そうすることで、壁の中に虫が入るのを予防しています。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE窓まわり、上、両サイドにスタイロフォームを貼りました。

窓台には、ACQ加圧注入材の杉。

当然雨や雪にさらされますから、

一般的には木の下地に対して、ガルバリウム鋼板あるいはカラーステンレス鋼板を加工して取りつけます。

しかし防腐処理技術が進んだ現在、できるだけ木をそのまま素材として使うことを念頭に設計していますので、

わたしは”木の窓台”、としています。

木の窓台には2寸勾配(10cmいったら2cm下がる)に傾斜をとり、水が流れ落ちるようにしています。

この水が流れ落ちる先が問題になります。

このままだと水の表面張力によって、裏側に回り込んでしましまいます。

 

Exif_JPEG_PICTURE木の先端にスリットを入れました。

ここにL字型のアルミバーを挿入します。

窓台は好みに応じて塗装します。

軒の出が短い家は、この方法はあまりおすすめしません。

リボーンの家は、軒の出が深いため、外壁に雨がかかりにくくなっています。

 

 

 

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仕上がりはこんなふうになります。

こうすることで外壁に水が回り込む前に水が下に落ち、

壁に雨シミができにくくなります。

外壁材はプラネット社のクイック&イージーという商品に砂を混ぜて左官仕上げ。

石灰が主成分なので強アルカリ性。カビや藻が発生しにくい素材です。

 

2017.4.29 Reborn塩原(毒度6.2)